元気と笑顔をお届けする東北応援。私たちにできることを一丸となって全力で

課外活動の一環である學習院大學應援團は、リーダー部、チアリーダー部、吹奏楽部の三部により組織構成されています。各部ごとの競技大会やコンクール、演奏会もありますが、各運動部の試合や四大学運動競技大会などでは学習院が栄光を勝ち取れるよう行う応援、各部の演舞・演技・演奏を披露するリーダー公開、そして献血や学内清掃などの奉仕活動など、主たる年間の活動は三部が一体となって展開しています。

東日本大震災が発生した平成23(2011)年。創團60周年を迎え、記念式典にてリーダー公開を開催しましたが、このとき、各部の有志たちは、被災した現地の方々に應援團として何かできることはないかを議論し、翌平成24(2012)年、東北応援を決行。心が通じ合えた手応えが忘れられず、平成26(2014)年には部費の蓄えを資金に、2度目の東北応援を行いました。平成27(2015)年もまた行きたい想いはいっぱいでしたが、資金が乏しく諦めかけていたとき、事情を知った卒業生や地元桜友会の関係者から厚き支援をいただき、3回目の東北応援が実現できました。

應援團に限らず、すべての課外活動は、勉学からは得られない、さまざまな貴重な体験を通じ、社会に役立つ人格を形成していく場です。今この若い日々だけに与えられたすべての課外活動の時間を力強く後押しできるよう、そして應援團の東北応援が長く継続できるよう、皆さまの温かいご支援をお待ちしています。

平成24(2012)年8月29日・宮城県七ヶ浜町立七ヶ浜中学校にて。
恥ずかしがっていた生徒たちが、最後は笑顔になって初めてのチア体験を楽しんでくれた。

平成26(2014)年9月12日・高久第4仮設集会所前駐車場と福島県いわき市立中央台南中学校にて。
仮設住宅に住むおばあちゃんが「ありがとう」と駆け寄ってくれた。(写真は仮設集会所前駐車場)

平成27(2015)年11月4日・福島県いわき市立勿来第一中学校にて。
リーダー部の迫力ある演技に、チアの大技に、吹奏楽部の華麗な演奏に、生徒たちの歓声と拍手が・・。

  • 本記事は、平成28(2016)年1月に行われたインタビューを掲載しています。
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