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院長からのメッセージ

 

これからの学習院

学習院長 波多野 敬雄


学習院らしさとは
 

 学習院が明治23年に授業課目を制定した際、時の三浦院長は、各教課を通じて特に養成したい資質として知力、体力、道徳、気品の4つを挙げました。知力と体力は他の学校と変りませんが、これと並んで道徳と気品が特筆されているのは学習院の特色と云えます。更に私はこれに「おおらかさ」を加えたいと思います。幼稚園から大学までの一貫教育で塾に通って入試準備に明け暮れする必要もなく、伸び伸びと自分の性格と才能を育てて魅力ある人間を造るのです。私はこれ等を含めて「品格あるおおらかさ」と呼んでいます。学習院大学と学習院女子大学の就職力が抜群に優れているのもこの「学習院らしさ」が採用者側に好感と安心感を与えているからなのです。


グローバル性


 今はグローバル化の時代です。今後益々この傾向は強まっていきます。このような時代に対応して学習院は国際競争力ある人材を育てます。留学するならば海外に多数の協定校を有しており種々の便宜を図ります。夏休みには英語の夏季学校の他、新興国でのボランティア体験を勧めています。現在のところタイの田舎での村起し運動の他ラオスの田舎での民宿体験は希望者が多くて対応出来ない程の人気です。カンボジアでの小学校支援活動もありこれ等は、今のところ学習院大学と女子大学が夫々別個に実施していますが、今年のモンゴル植林「元気プロジェクト」等は両大学に加えて男女高等科にも参加を呼びかけます。


楽しい学生生活


 そして初等科から大学までを通じて学生生活は楽しくありたいものです。私自身の経験からもこのため有効なのは課外活動、部活以外のサークル活動も結構。これにより楽しい中にも社会に出てから必要な人間関係、例えば先輩・後輩との付き合い、礼儀、勝負の厳しさ、チャレンジ精神、フェアプレー等を身に付けます。特に初等科から高等科までは人間形成に重要な時期なので、課外活動を含めてこの時期の指導・教育には念を入れて充実を図っています。

 

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