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教育方針

科長 加川紀代子

科長 加川紀代子

本校は、明治18(1885)年、皇后陛下(昭憲皇太后)の「女子にも独自の教育を施す」という思し召しによって「華族女学校」として開設されました。その後学習院女学部、女子学習院、そして現在の学習院女子中等科・女子高等科と学校の名称や校地は変わりましたが、現在に至るまで一貫して「その時代に生きる女性にふさわしい品性と知性を身につける」ことを目標として女子教育を行って参りました。
その教育理念は明治20年に皇后陛下から賜りました御歌「金剛石・水は器」に表され、現在も入学式に歌い継がれています。その御歌には「金剛石もみかかすは 珠のひかりはそはさらむ 人もまなひてのちにこそ まことの徳はあらはるれ」とあります。この一節には自ら学習に励むことの大切さが示されています。 この御歌を指針として、ダイヤモンドの原石である生徒たちが自らの能力を磨き上げるとともに、一人一人が個性を輝かせ、互いに切磋琢磨する六年間となるよう教職員一同力をあわせ、支援して参りたいと考えております。

生徒たちは自然豊かな広々としたキャンパスで、四季折々の花々が咲き乱れるなか、自由闊達な校風に包まれ、のびのびと学校生活を過ごしております。学習活動に加え、活発な委員会活動・部活動、学校行事、様々な校外行事において生徒同士、あるいは生徒と教員との人間的なふれあいを持つ機会が潤沢にあります。 そのような校風を通して、自分を大切にする心、他を思いやる心、また、礼儀作法を重んじ、美しい言葉を用いるという本校の伝統が自然と継承され、育まれていきます。
本校の教育理念とは、「金剛石・水は器」の皇后陛下の御歌や、第十八代院長 安倍能成先生の「正直と思いやり」そして同院長による院歌のお教えを実践する中に存在します。これらのお教えを指針として、時代の流れに翻弄されることなく、社会のため、世界のために貢献できる人材を育てて参りたいと願っています。

球技会、運動会、文化祭、学芸会、クラブ活動そして各学年の行事等一年を通して様々な元気あふれる生徒の活動を見ておりますと、一人一人の生徒から成長したいと願う溢れんばかりのエネルギーを痛感させられます。
その一人一人のエネルギーにじっくりと向き合い、丁寧に成長を促し、生涯の宝物となる日々を過ごせるよう力を尽くして参りたいと存じます。