体育科心と体を育てる

学年に応じた運動を仲間と共に取り組むことで、楽しんで体を動かし、粘り強く取り組む心や思いやりの気持ちを養う授業を行っています。

バランスのよい運動領域

下記の表のように、運動の領域はかたよりのないカリキュラムを組んでいます。そして、学年に応じた内容の指導を行い、段階を踏みながら次の学年へと発展させていきます。

初等科の運動領域の構成
学年 1年・2年 3年・4年 5年・6年
領域 基本の運動(陸上も含む)
器械運動
水泳
ボール遊び ボール運動
表現運動
* 保健

基本の運動

すべての運動領域に必要な身体能力を学年に応じて養います。また、ルールを守り、楽しく仲良く運動ができるようにしています。

走る、跳ぶ、投げる、縄跳び、体ほぐし、ラジオ体操、二人組体操、手足走り、サイドステップ、各種ステップ、サーキットトレーニング、集団行動など

ラジオ体操は、朝礼時に全校で行います。また、冬の時期には、全校でのなわとび大会や高学年の朝マラソンの期間も設けています。

器械体操

器械体操
器械・器具を安全に工夫して使い、逆さ感覚・平衡感覚、回転運動、巧緻性、力強さを学年に応じて指導します。
また、中学年からは、仲間の技能を知り、正しい補助ができるようにして互いを高めるよう指導しています。

校庭にある遊具類や鉄棒は、休み時間はもちろん、体育の授業でも使用することがあります。これらの固定遊具施設にはすべて落下による怪我を防止するためのセーフティーマットが敷きつめられているので、児童は思い切ってダイナミックに挑戦することができます。

鉄棒運動、マット運動、跳び箱運動、
のぼり棒、ろくぼく運動など。

体育館には、冷暖房設備の整った大アリーナと小アリーナがあり、利用するクラスが重なっても、授業の計画が崩れることはほとんどありません。

水泳

伝統の継承を重視した水泳授業を行っています。

初等科では、スイミングスクールで習うような競技中心の泳ぎではなく、自然の水に接した時に対応できる泳ぎ(平泳ぎ・横泳ぎ・立ち泳ぎ)を中心に指導しています。

低学年では、水に慣れることから始め、6年生では、初等科水泳の集大成として沼津海浜教育を行っています。刻々と変化する自然の生きた水である海で隊列を組み、自分の周りの状況に合わせながら、長時間泳げることを目標にしています。

学習院沼津游泳場の建物は明治時代に建設された木造瓦葺きの日本家屋ですが、団体生活を通して、蚊帳を吊り、和船の周りを泳ぎ、男子は赤ふんを締めるといった日本の伝統的な文化も体験しながら学んでいます。

実際の水泳では、教員の他に、卒業生による水泳指導の支援組織である学習院沼津游泳会(日本泳法小堀流踏水術の流派を受け継いでいる)から助手が参加し、指導や補助に当たっています。プールでの授業では10名前後、6年生の沼津游泳では30名前後が参加していますが、児童の能力の違いに細やかに対応した指導環境を実現しています。

プールは、室内の可動床です。学年に応じた適切な水深を設定して授業を行うことができます。また、水泳に不安を持つ児童でも、水深を浅く設定することで、安心して授業に取り組むことができるようになります。

  • 水泳(1)
  • 水泳(2)
水泳(3)

ボール運動

低学年では、ボールをころがす・つく・なげる・とるといった基本的な操作から巧緻性・敏捷性を養います。具体的には、ループ投げ、一人でつく・なげる、二人組でパス・ドリブル、サンドイッチボール、中あてなどをしています。

中学年以上では、学年に応じたスキルアップをはかっています。

ボール運動(1)

ゲームでは、仲間を思いやる気持ちを大切にしています。また、ゲームの流れの中で、問題点を分析し、課題を明確にして、次の機会につながるように指導しています。
具体的には、ドッジボール、キックベースボール、サッカー、ポートボール、バスケットボール、バレーボールなどをしています。

ボール運動(2)

校庭は軟らかいウレタンで全面舗装されています。また、サッカーコートとトラックはゴムチップを充填した人工芝になっています。
そのため、どちらもセーフティーマットと同様の効果が得られ、転倒による怪我は少なく、児童は思い切った活動ができます。
また、水はけがよく、すぐに乾くため、雨があがればすぐに使用することができます。

表現運動

音楽のリズムにのって楽しく踊ったり、目的とするものになりきったりして、のびのびと身体表現をします。
そして、仲間とともにひとつの作品を協力して創りあげています。

「初等科祭」や「雪の学校」などの行事では、その場の雰囲気を大切にしながら、思い出作りの一つとして、学校や学年全体で、フォークダンスを楽しみます。

フォークダンス、運動会ダンス、模倣遊び(忍者ごっこなど)

表現運動

保健指導

3年生から保健の授業を行っています。
健康の大切さ、体の発育、思春期の体つきと心の変化、交通事故も含めたけがの防止や手当ての仕方、病気の起こり方、生活習慣病などについて指導しています。
性教育導入や月経指導については、養護教諭が授業を担当しています。

また、学童期の6年間は、乳歯から永久歯への交換期にあたります。
そのため初等科では、保健の授業の一環として、毎年6月の「歯の衛生週間」に合わせて、3年生児童に対して歯科校医が授業を行っています。