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教育の質を高めるために

学習院初等科の教員はそれぞれが専門分野を持ち、研究会や研修会などの機会を捉えては、その専門性を掘り下げることで自己研鑽に努めています。
初等科の教育目標である「真実を見分け 自分の考えを持つ子供」を目指すために、平成20年度は「学びあう学習」を取り入れた全教員参加の授業研究を、学期に1回ずつ実践しました。
校内での授業研究では、互いに授業の様子を見ることにより、児童への接し方や発問の仕方、授業展開の方法などについて指導力の向上をめざして話しあっています。
1学期には、5月21日(水)の6校時に4年東組の児童を対象に、図工科の授業を行いました。
単元名
「プロペラ船」~初めての木工作
授業のねらい
(1) 電動糸のこぎりを正しく扱うことができる。
(2) 飾り付けの注意点を意識して、自分のイメージにあった飾り付けができる。
(3) 友達の作品の良いところを見つめることができる。
(4) 班の友達と協力をして作業に取り組むことができる。
当日は、どの児童も授業者の注意を真剣に聞き、電動糸のこぎりを上手に使って、友達の良いところを認め合いながらプロペラ船を作っていました。
「プロペラ船」~初めての木工作(1)
「プロペラ船」~初めての木工作(2)
「プロペラ船」~初めての木工作(3)
2学期には、12月4日(木)の6校時に5年西組の児童を対象に、国語科の授業を行いました。
単元名
「外国の人と理解し合うために」
授業のねらい
(1) 学級での話し合いをもとに、筆者の答えに近づきながら自分たちで読みを深めることができる。
(2) 本文を理解したうえで、筆者の考える答えに近づけるように、文章をもとに学級全体で意見を出し合い、話し合うことができる。
(3) 筆者の答えを見ることにより、自分たちの考えてきたことの相違に気づくとともに、話し合ってまとめ上げてきた答えや友達の意見や考えも尊重することができる。
当日は、隠された答えをさがすために、5~6人の小グループに分かれて話し合い、その結果を発表しました。発表を通して、筆者の考えにせまるような話し合いが行われました。最後に筆者が本文に載せている答えの文を見て、自分たちの考えた視点との相違や、その相違のおもしろさに気づいた児童が多かったようです。
「外国の人と理解し合うために」(1)
「外国の人と理解し合うために」(2)
3学期には、2月5日(木)の6校時に5年南組の児童を対象に、家庭科の授業を行いました。
単元名
「食生活を考えよう」
授業のねらい
(1) 基礎食品群の役割を再認識し、献立は栄養のバランスが必要であることを知る。
(2) 栄養を意識しないで食事を取ろうとすると、栄養のバランスは偏りやすいことに気づく。
(3) 主食・主菜・副菜がそろうことが栄養のバランスと関連があることに気づく。
当日は、紙上バイキングで選んだ物について、好きや嫌いという理由だけでなく、栄養のバランスがとれているかについて活発な話し合いが行われました。その結果、主食・主菜・副菜の良い組み合わせが、栄養のバランスを良くするということを学び合うことができました。
授業研究には全教員が参加します。授業後の協議会では、授業についてさまざまな角度から検討し、互いに忌憚のない意見を出し合い考察しています。そうすることで、研究テーマとしている「学び合う子供」の育成に必要な教材の扱い方や発問の仕方、授業の進め方や児童との接し方などを研究し、日々の実践に役立てています。