新着情報
平成22年度入試説明会について
身体表象文化学専攻の入試説明会を開催します。日時:平成21年10月24日(土)13:30〜14:30
場所:学習院大学西1号館208教室
※事前予約は不要です。
平成22年度入試情報
【博士前期課程(募集予定人数10名)】●秋期入学試験
出願期間:平成21年8月31日(月)〜9月3日(木)
試験日 :平成21年9月26日(土)・27日(日)
●春期入学試験
出願期間:平成22年1月8日(金)〜14日(木)
試験日 :平成22年2月18日(木)・19日(金)
●試験科目
外国語(英・独・仏のうちから1言語)、選択した領域に関する論文※、口述試験
※選択する領域は演劇、映画、マンガ・アニメーション、身体表象文化論(ジェンダー表象含む)のいずれかひとつ
【博士後期課程(募集予定人数3名)】
●春期入学試験
出願期間:平成22年1月8日(金)〜14日(木)
試験日 :平成22年2月18日(木)・19日(金)
●試験科目
外国語(英・独・仏のうちから1言語)、選択した領域に関する論文※、口述試験
※選択する領域は演劇、映画、マンガ・アニメーション、身体表象文化論(ジェンダー表象含む)のいずれかひとつ
→入試要項および願書の請求はこちら
講演会情報
現在予定している講演会はありません。
コラム
日本のマンガとアニメーションが世界的に高い評価を受け、また、産業としても大きな分野に成長したため、にわかに世間の注目を集めています。大学のなかにもマンガやアニメーションの学科を設けているところも少なくありません。しかし、それらは、マンガやアニメーションの実作者(技術者)を効率的に社会に送りだすことを目的として、実作の経験者を教授や教師として招いているところがほとんどのようです。本専攻は、そうした経済・産業のための人材育成に偏らず、マンガやアニメーションの新たな芸術的創造性に注目して、これを本格的な学問領域に高めようと考えています。文学や美術や音楽と同じように、マンガ・アニメーションは高度な芸術であり、現代芸術の最も先端的な形態です。その創造力の秘密を学問的に解明していこうと思っているのです。
しかし、これは簡単なことではありません。多くのマンガ・アニメ学科が実作者を教授として呼んでいるのは理由のないことではありません。日本にはマンガ研究者の名に値する人材がきわめて少ないからです。
しかし、そのなかでも、本専攻の専任教授として大学院で初めて教壇に立つ夏目房之介教授は、ほとんど独力でマンガ表現論という分野を開き、マンガ研究を真に学問と呼びうる領域に育てたパイオニアです。その業績に対して1999年に手塚治虫文化賞が授与されています。
夏目教授を中心にするマンガ・アニメーション研究の分野は、本専攻の演劇・映画と並ぶ重要な柱となります。
現代が視覚優位の文化世界であり、そのなかでも身体の表象(イメージ化)やパフォーミング・アート(舞台芸術)が重要な位置を占めていることは誰でも知っています。したがって、演劇や映画と並ぶ視覚芸術であるマンガ・アニメーションを大きな文化的枠組みのなかで研究することは、現代世界の本質的な理解になくてはならない学問領域といえるでしょう。本専攻はそうした大きな<知>の基盤を学生に提供し、さらに新たな専門的研究へと進んでもらうことを目的としています。
ところで、マンガとアニメーションは並列的に論じられることが多いのですが、マンガは静止した空間芸術、アニメーションは動く時間芸術で、まったく対照的な世界を繰り広げています。また、アニメーションは映画のサブジャンルでもあり、その研究のためには映画史や映画理論の知識が不可欠です。
その点で、本専攻は中条省平教授や山田宏一講師を中心にして映画研究の講義も充実しており、また、日本アニメーション史研究の第一人者・津堅信之講師の演習もあり、アニメーションの世界をマンガや映画との本質的な連関の上で、広く深く学ぶことができます。
マンガやアニメーションにしか興味のない学生がそれ以外の大きな芸術世界の興奮を知ることができ、同時に、映画にもアニメ・マンガにも演劇・ダンスにも興味のある学生がそれぞれのジャンルの恐ろしいほどの深さに戦慄を味わう。そのようにして芸術と学問の新たな段階に上がることができる専攻なのです。

