法曹として活躍する修了生

同期や後輩との絆は、現在も私の誇りとなっています。

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小原 麻矢子千代田麹町法律事務所

 現在、私は、千代田区一番町にある千代田麹町法律事務所で執務しています。仲の良い友人でもある兄弁が「企業法務を手伝ってくれる人を探している」と声を掛けてくれたのが入所のきっかけです。
 扱っているのは、企業法務をはじめ、労働、家事、外国人、刑事、一般民事まで様々です。日々、勉強の毎日です。尊敬できる温厚なボス、優秀で寛大な同僚、腕利きの秘書さん達に、いつも感謝しています。
 学習院大学法科大学院の魅力としては、素晴らしい教授陣、少人数教育、環境の良さが挙げられます。講義はよく練られ、緊張感があり、司法試験にも実務にも直結しています。膨大な判例研究と双方向の授業によって厳しく訓練されます。
 法科大学院在学中に出産した私は、妊娠中意識を失うなどのトラブルに見舞われ苦労しました。当然ながら単位の免除などはありませんが、先生方に本当にお優しくお声を掛けて頂きました。合格時には共に喜んで下さって涙を流し、修了後も師弟の温かい交流を育んでいます。
 受験生の中に妊婦が混ざり、周囲は随分大変だったと思うのですが、常に同期と後輩が寄り添い、守ってくれました。力強い励ましと絆は現在も続き、私の誇りとなっています。
 木々のざわめく美しい学習院のキャンパスを訪れると、当時の思いが甦り、幸せな気持ちで満たされます。受験のプレッシャーは辛いものでしたが、出産しながらも奇跡的に乗り切れたのは学習院大学法科大学院だったからこそと確信しています。

弁護士として出発したばかり。これからも勉強の日々が続きます。

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向 多美子東京丸の内法律事務所

 現在、私は、東京丸の内法律事務所で、弁護士として執務しております。東京丸の内法律事務所は総合法律事務所ですので様々な分野の法律問題を取り扱っており、私も、一般民事、家事事件や刑事事件なども担当していますが、特に知的財産権に関する紛争を担当しています。
 私は、大学の理学部物理学科を卒業後、総合電機メーカーで、14年間にわたり、核融合装置、加速器などの先端科学技術装置の研究開発を担当しておりました。仕事の一部として、開発した装置の特許戦略の検討や特許係争の業務に関与していく中で、次第に知的財産権に興味を持ち、私の経験を特許の世界で生かし研究開発に携わる方々のお役に立ちたいと考えるようになり、一念発起して学習院大学法科大学院に進学しました。
 学習院大学法科大学院は、1年次はわずか学生15名であり、毎日、少人数での緊張感あふれる授業を受ける中で、未修者である私も、しっかり法律の基礎を学ぶことができました。また、著名な先生方が数多くおられ、学生の質問にも一つ一つ丁寧に説明してくださり、最先端の法的問題点や実務の考え方にも直接触れることができました。
 法科大学院修了後も、在学中にご指導いただいた先生方にお会いして、法律に関する新しい知見・問題点についてお話を伺っています。修了後も、先生方に直接お会いしてお話を伺うことができるのは、少人数の法科大学院であるからこそだと改めて実感しています。

弁護士の実務に必要な法的思考力を、徹底的に鍛えることができました。

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五條堀 岳史世田谷綜合法律事務所

  世田谷綜合法律事務所は、下北沢駅前の法律事務所です。自分の裁量で自由に働ける部分が多く、やったことがそのまま結果につながっていくので、とても充実しています。
 現在の仕事は、一般民事や刑事事件が中心ですが、東京弁護士会の子どもの権利委員会での活動や、出版の執筆活動、弁護団事件など、事務所外の弁護士と協力して行う仕事もかなりの比重を占めています。
 このように仕事をしていく中で、学習院大学で学んで良かったと思うことは、法的な思考・議論をするための確実な基礎が身についたことです。仕事では、あまり知らない法律や考えたことがない法的問題が出てくることが普通で、自分の知識だけで仕事を進められることは余りありません。このような未知の問題について、どのように考え、どのように議論をするかということが、法律家として重要であると実感しています。いわば、法律家としての足腰にあたる部分だと思いますが、そのような足腰を鍛えるために、学習院大学は最適の場だと思います。といっても、その力はすぐに鍛えられるものではなく、授業での議論や、起案等指導などでのレポート課題、仲間との勉強会など、日々の生活を送る中でゆっくりと育っていくもののように思います。このような力は、簡単には形になって見えてこないので、大変な思いをすることもあるかとは思いますが、たゆまずに日々の生活を送れば、修了時には、きっと大きな財産になっていますので、焦らずに、頑張ってほしいと思います。
※五條堀弁護士は、現在、学習院大学法科大学院非常勤講師も務めています。

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中野 由紀子半蔵門法律事務所

 現在、半蔵門法律事務所という弁護士3名の事務所に勤務し、弁護士業務の基礎から学ばせて頂いています。仕事は、顧問先の企業や学校法人から持ち込まれる案件が多く、その内容は、企業の内外で生じる紛争の処理、学校内のいじめ問題、相続問題、刑事事件など多岐にわたります。
 私は、弁護士になる以前、外務省に14年間勤務し、主にロシア関係を担当していました。弁護士という全く異なる道を選ぶ契機となったのは、外務省の同僚2人が背任容疑で逮捕され、刑事事件を身近に体験したことです。逮捕、起訴の理不尽さに憤りつつも、自分が何も出来ないもどかしさ。その気持ちは裁判を傍聴してますます強くなりました。ほかにも、これまで自分中心に生きてきたという反省から、今後は自分のためだけでなく、他の人のためにも生きたい、他者に必要とされる仕事をしたいという思いがありました。
 そこで、弁護士をめざしたわけですが、私は法科大学院入学まで、ほとんど法律の勉強をしたことがありませんでした。このような私にとって、学習院法科大学院の少人数教育は最適だったと思います。密度の濃い緊張感あふれる講義、積極的に交わされる質疑応答。これらは記憶に刻み込まれ、今でもふとした瞬間に授業で扱った判例や先生方が話された言葉を思い出すことがあります。
 人は、明確な目標と強い意思があれば、必ず夢を実現できると思います。勉強は自分との闘いですが、学習院の恵まれた環境は、その闘いを乗り切るためにも役立つはずです。

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伊東 祐輔かたくり法律事務所

現在の職務内容とそれを選んだ経緯
 私は平成19年12月に弁護士となり、現在4年目です。企業法務等を中心に扱う事務所の勤務弁護士を経て、現在は一般民事・家事・刑事と幅広く扱う事務所にて、事務所案件や個人案件を手がけています。様々な立場の依頼案件を経験することで、少しずつですが、自分の理想とするオールラウンドな法曹像に向かって歩み続けているところです。
 進路は迷った末、案件についてより主体的かつ柔軟に関与できる点に魅力を感じて弁護士を選びました。「現に困っている人を何とかして助けたい」というシンプルな動機から法曹を目指した私には、やはり弁護士が適職だったと思っています。
法科大学院での経験
 少人数制のメリットや一流の先生方による懇切丁寧な指導については、他の修了生の方々が述べられていますので、ここでは実務に入って数年を経た私なりの考えを述べます。
 法律知識や法的思考力は、当然ながら司法試験合格に必要であり、実務法曹としても必須能力の一つです。しかし、現実の法的問題ないし紛争が「人間」や「社会」と密接不可分である以上、それらに対する洞察力や共感力等もまた実務法曹としての必須能力です。
 実務では,法律知識等だけで適切な解決策を導くことはできません。学習院大学法科大学院は、法律知識等だけでなく「実務法曹としての能力」全てを教育内容とする点にこそ最大の魅力があります。私は,司法試験合格に必要な法律知識等はもちろん、その先にある「実務法曹としての能力」をも修得できる学習院大学法科大学院を選んで本当に良かった、と日々の業務の中で感じています。

私の念頭に常にあるのは、親父の背中、恩師の横顔。

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内野 令四郎東京第一法律事務所勤務

 弁護士歴44年の私の父親によれば、庶民の日常生活の困りごとの相談に乗り、その解決のお手伝いをして、その得られた幸せの1割をもらって生活している弁護士を、「町医者」ならぬ「町弁」と呼ぶそうです。私は、そんな父親の背中を見て育ったことから、いつの頃からか自然と「町弁」を志すようになりました。そして、実際に町の弁護士となり、訴状や準備書面の作成で行き詰った時にいつも思い起こされるのは、厳しい目で私の起案を読まれながら鋭い指摘をして下さった学習院の先生方の横顔です。
 町の弁護士業務では、大量の書類を捌き、調査研究した上で、同時並行で何件もの事件の起案をしなければなりません。その間には、依頼者との打ち合わせや問い合わせが絶え間なく押し寄せ、「じっくりゆっくり考える」ことは極めて困難です。そのような実務での基礎的素養を身に付けるためには、学生時代から情報処理能力を上げ、法的文章の作成能力を磨き続けることが必要不可欠でしょう。法実務の最前線で活躍される先生方から、緑豊かなキャンパスで充実した時間を過ごすことができた学習院での日々は、私の「法的基礎体力」を鍛えるためには最高の環境でした。
 新司法試験という短期目標を見据えつつ、厳しい実務に耐えうる法的素養を長期的観点から養うことができるのは、今この瞬間しかないと心得て、皆さんが主体的かつ前向きに学習院大学法科大学院で学ばれることを願ってやみません。

企業法務の多様な案件に全力で取り組んでいます。

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今田 瞳シティユーワ法律事務所勤務

 私はシティユーワ法律事務所という事務所に所属しており、企業法務に携わっています。
 一言で企業法務と言ってもその中身は様々で、ここのところは、株主総会に関する案件に多くの時間を割いており、一方で債権回収(差押えや仮差押え)や知的財産権法に関する案件にも取り組んでいます。何分まだ2年目で、案件が正念場に差し掛かったときの疾走感と緊張感についていくだけで必死、というのが今のところの正直な感想です。なぜ企業法務を選択したかといいますと、法科大学院入学当初から、自分が弁護士になるのであれば企業法務に携わるものだと(勝手に)思っていたからで、それ以外の選択肢を考えたことはありませんでした。
 法科大学院で得た最も大きなものは、「人とのつながり」です。法科大学院時代に一緒に勉強した仲間は、信頼できる生涯の友達です。学習院法科大学院は、小規模ゆえにつながりが深く、卒業しても何かの折につけては同期全員が集まることも稀ではありません。また、毎月開催される、教授と卒業生による法務研究所の勉強会のように、卒業後も教授にお目にかかる機会が多くあり、他の大規模な法科大学院の卒業生からは羨ましがられます。
 このような人間関係の構築は、目白独特の穏やかな雰囲気と、小規模な法科大学院だからこそ実現できるものだと思います。結局、勉強は一人でするものですが、道しるべとなってくれたのは教授や仲間でした。学習院法科大学院は、試験への厳しい道のりを支えてくれる方々に恵まれた環境だと思います。そして、在学中だけでなく卒業後も変わらずその関係が続いていくのは、学習院法科大学院の大きな魅力だと思います。

実務に必要な法的思考力を養えたことを実感しています。

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矢田 真貴子西村あさひ法律事務所勤務

 私は、2008年3月に法科大学院の未修者コースを修了し、現在は西村あさひ法律事務所で執務しています。以前証券会社に勤務していたことから、ファイナンス分野の仕事に興味があり、新株発行や永久劣後債等の国内外同時募集案件、金融機関の業規制に関する法律相談等を経験してきました。また、金融機関と事業会社の法務部への出向を通じて、一般企業法務、国内外の競争法、米国の集団訴訟への対応等、異なる分野の仕事にも携わっています。
 日々の執務の中で、自分の知識や文献調査では解決しない問題に出会うことが多々あり、その度に法科大学院で培った法的思考力の重要性を実感しています。
 法科大学院の授業では、大量の文献や判例を読み、起案等指導で自分の考えを文章にまとめ、それを基に討論する等、法律的な考え方を身につける訓練を徹底的に行いました。当時は、司法試験のプレッシャーから、こうした訓練が遠回りに感じられることもありました。しかし、今では、実務上の新たな問題を考えるにあたって、法科大学院生の時繰り返し学んだ法律的な考え方が活きていると実感でき、地道に勉強に取り組んだことは非常に有意義なことだったと感じています。
 特に、未修者コースは15名でしたので、当てられた時に備えて予習も非常に大変でしたが、その緊張感から記憶への定着率が高くなり、少人数教育のメリットを享受できたと思います。先生方も授業中や起案等に対して厳しい指導をされる一方、質問や相談には温かく対応して下さいました。また、同期や先輩方と自主ゼミを行い、率直に議論を交わす中で法的問題点への理解を深めることができ、全体的に素晴らしい環境の中で勉強に打ち込むことができたと思います。
 皆さんも、司法試験合格だけでなく、実務家となった自分を見据えて、焦らず地道に授業に取り組んで頂ければと思います。

検事として「事件」や「人」と誠実に向き合っていくつもりです。

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小林 靖正東京地方検察庁 検察官検事

 私は、平成21年12月に検察官検事に任官しました。現在は、東京地方検察庁で勤務しています。
 刑事事件では、被疑者・被告人を含め、犯罪被害に遭われた方など様々な人達が、その人生の岐路に直面しています。そうした事件や人と誠実に向き合い、実体を見誤ることなく、適正な処分をしなければならない検事の責任はとても重大です。しかし、それが検事という職務のやりがいであり、魅力でもあります。自分にも嘘のつけない仕事を通じて、世の中に少しでも貢献できると思えたことから、私は検事を志望しました。
 検事は、日々直面する事件において、様々な判断を的確に、かつ、定められた時間制約の中で迅速にすることが求められます。そのためには、法律上の各要件要素の正確な知識が不可欠です。また、重要な情報を適切に取捨選択し、それを分かりやすく文章にまとめ、起訴状等の書類を作成しなければなりません。
 学習院法科大学院では、各分野の第一線で活躍される先生方から、少人数ならではの濃密な授業を受け、各法律の基本的知識と法的思考力を習得することができました。なので、司法修習や実務で遭遇する問題にも、冷静に判断する姿勢を保つことができます。また、起案等指導では、資料収集や法律文章の書き方の基礎が身に付きました。先生方や同期とのかけがえのない繋がりを築けたことも、少人数の学習院だからこそです。
 学習院法科大学院では、単なる試験対策で終わらない実務能力の基礎を学ぶことができます。このような恵まれた環境で学べたことは、私の法律家の出発点としてベストであったと確信しています。

大量の情報の中から重要なものを取捨選択する力を鍛えられました。

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北尾 美帆北尾法律事務所勤務

 私は、石川県金沢市の北尾法律事務所に勤務しています。業務内容としては、一般民事から刑事事件まで幅広く取り扱っています。労働事件が他事務所に比べて多い点が、特徴的です。他にも、事務所の垣根を越えて弁護団に入り、訴訟に参加することもあります。  私は、小さい頃から、困っている人を助けたいという思いから弁護士を目指していましたので、特定の分野に特化するというよりも、幅広く、いろんな事件を扱い、いろんな人の力になることのできる仕事がしたいと思い、現在の事務所に就職しました。
 学習院では、教授から条文と判例の大切さをしっかり教えて頂きました。実際の事件では、学んだことのない領域の問題に直面することも多いですが、そんな時も条文を読み、類似する判例を探し、判例と本件ではどのような事実の差があるのか、それがどのように影響するのかを考えることで解決の糸口が見えてくることがありました。
 また、教授から、大量の資料の中から重要な部分をピックアップして読む力を身につけなさいと言われ、授業の際には大量の判例文や資料を配布されました。情報を取捨選択する力も、法科大学院の時代に鍛えられ、今に生かされていると感じています。
 学習院は少人数でしたので、教授陣との距離が近く、密度の濃い御指導を受けることができたこと、本当によかったと思っています。

少人数制ならではの丁寧な指導で、法曹としての基礎固めができました。

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神谷 隆一中央三井信託銀行

 現在、信託銀行の法務部で企業内弁護士として勤務しており、主として、銀行取引に関する法律相談への対応、各種契約書のチェック、訴訟案件の管理(訴訟代理人は顧問弁護士に委任)、紛争案件対応への法的アドバイス、社員への法務研修などを担当しています。
 私は、大学卒業後現在の勤務先に入社し、支店勤務を経た後、本社で業務企画や法務の仕事をしていました。本社勤務当時、銀行業界では従来の「護送船団方式」と呼ばれた監督官庁による行政指導依存型の業務運営から、法に基づく自律型の業務運営への転換がなされ、また一般産業界では不祥事により企業が市場から退場を余儀なくされるケースが続発し、法に従った業務運営の必要性が叫ばれていました。このような状況を見て、適切な企業経営を担保するためには、その企業の業務内容をよく知っている者が企業内弁護士として業務運営に直接関与することが是非とも必要であると考えるに至り、勤務先の国内留学制度で法科大学院に入学したのです。
 学習院に入学して良かったことは色々ありますが、まず挙げられるのは教授陣の素晴らしさです。学会だけでなく政府の審議会等でもご活躍されている先生も多く、一流の先生方から少人数制ならではの丁寧な指導を受けて法曹としての基礎固めができたことは、未知の問題に遭遇した時にも臆することなく対応する自信につながりました。また、卒業後も先生方に相談できる関係を築けたことも、学習院で学んだ貴重な財産です。学習院大学法科大学院への入学を是非ともお勧めします。

法科大学院の勉強は実務に直結していると実感しています。

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森田 聡福田・近藤法律事務所

現在の職務内容とそれを選んだ経緯
 完全に企業法務の事務所で、業務は、顧問企業の法律相談対応や訴訟を始めとする紛争対応が一つの軸で、もう一つの軸は知的財産権です。前者では、各種契約書の校正や意見書作成、訴訟などを行っており、私もドラフト作成をしたり、英文契約書を校正したり、復代理人として訴訟に関与しています。後者では、この2ヶ月で、特許・意匠・著作権・商標・不競法など一通りの知財紛争に接しました。
 事務所を選んだ経緯は、専門性のある事務所で自分を磨きたかったこともありますが、経営者弁護士の魅力が大きな要因です。日々、直接指導を受けられることの喜びを感じています。
法科大学院での経験
 法科大学院時代の講義資料は事務所に持ち込んでおり、よく参照しています。売掛金回収では「破産法」を、契約締結上の過失を巡る訴訟では「企業法務」を、代理店との紛争では「現代商取引法」を、店舗展開に際しての賃貸借契約では「借地借家法」や「信託法」を、業法の規制等の問題では「行政法」を学んでいてよかったと思います。また、実務で現実に紛争になるのは最高裁の判断がない分野であることが多く、下級審を含めた判例調査能力やその報告のための報告書作成能力も重要ですが、それらは「起案等指導」などで身につきました。さらに、毎日膨大な判例を読み続けられるのも、法科大学院時代に判例を沢山読んだ経験のおかげです。法科大学院の勉強は実務に直結していると実感しています。

学習院の人脈こそ一番の宝です。

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横山 航平横山航平法律事務所

 私は、現在、青森県弁護士会に登録して弘前市の事務所に勤務しております。
 青森県は、弁護士一人当たりの県民数が全国でもダントツ1位という、典型的な弁護士過疎地域です。私は、学習院に入る前から現行司法試験を受験していましたが、その頃から郷里の青森県で弁護士をしていくことを考えておりました。宮崎県知事の名言を津軽弁にアレンジすると、「青森県ば何とかしねばまいね」っていうところでしょうか。
 仕事内容は、専門化が進んでいる都心とは異なり、民事・刑事問わず様々な事件を扱います。毎日が新しいこととの戦いです。
 学習院での生活は、すばらしい教授陣と仲間に恵まれ、充実したものでした。弁護士の仕事をしていく上では、人脈が大切と言われます。研修所のクラスの教官や仲間ももちろん大切ですが、私の場合は、学習院の教授や同期の仲間が一番頼りになる存在であり、誇りでもあります。少人数ゆえの結束力なのでしょう。私にとっては、この学習院の人脈こそ一番の宝です。これからもずっと、学習院の人脈を大切にしていきたいと思っています。