日中戦争の元皇軍兵士らによる加害体験の告白を捉えたドキュメンタリー映画の上映、そして、本映画制作者である松井稔監督、小栗謙一様から制作秘話を伺った。
日中戦争について学んだ事はこれまで幾度もあったが、数字や文字を追うだけで、具体的にイメージする事はできていなかった。
また、これまで目にしてきた資料は戦争被害者としての記録が圧倒的多数であった様に思う。
それ故、本研究会で自身の想像の範囲を超えた「ありのまま」の話を数多く知り大変考えさせられ、また、質疑応答を通じて、本問題は自分自身、そして今後日本をどのように築き上げていくかに大変深く関わる、「自分事」と捉えるべき問題であり、戦争体験がないから「知らない」ではすまされないと強く危機感を抱いた。
このような重要な気付きを得る機会を頂けた事に深く感謝すると共に、この学びを今後の研究及び実生活において活かしていきたいと思った。