

政治学の基本概念の解説、また日本の政治学で非常に発達してきた政治史・政治思想史の標準的科目は、もちろんすべてそろっています。現代日本の政治過程は、諸外国との比較の上で実証的に論じられます。行政学や公共政策などの科目においても、学界をリードする教員、実務経験豊富な教員の授業を受けられますし、統計・数理を利用した最新の理論を学ぶ科目もあります。

政治学の中でも、特に諸外国の事情、そして国際関係に関する科目が充実していることも特色の一つです。アメリカや東アジアのほか、「地域研究」として世界各地の歴史と現在が講義されます。国際関係については、「安全保障論」「国際政治経済」「国際開発協力論」「グローバルガバナンス論」などの専門科目が豊富で、既存の政治学の枠組みを優に超えると言ってよいでしょう。

政治学科に社会学の科目が多く設けられていることも特徴的です。人間の行動を理解するためには、社会学の知見が不可欠です。学習院大学の政治学科では、かつて戦後日本の代表的論客の一人、清水幾太郎が教鞭を執っていたこともあり、古くからこの分野での良質な研究・教育の維持に努めてきました。政治学と社会学の相乗効果が期待できます。関連科目として社会調査やメディアに関する一群の講義があり、ジャーナリスト養成にも対応しています。

上記のほか、例年各分野の専門家による特別な講義が展開されます。その道の第一人者による貴重なお話も多く、通常の課程を補完しています。同じ内容で毎年開講されるわけではありませんが、2011年度の例でいえば、「自治体政治行政論」「メディアリテラシー」「インターネットと公共性」など10科目程度が提供されます。