学習院大学 法学部 | 法学科|政治学科

卒業生の一日に密着Graduates

法学部政治学科 2011年卒業
大学院 政治学研究科 2014年修了

樋口 雄祐 Yusuke Higuchi

横浜市旭区役所
総務部区政推進課

(取材当時)

 高校生の頃から公務員志望だった樋口。もともとは国家公務員を目指し、広く施策運営に携わりたいと思っていたという。だが、飲食店でのアルバイトを通じて、人と接する仕事に興味を持ち、一般市民と直接関わりを持つ自治体を志望するようになっていく。中でも、幅広い施策と身近な市民サービスのいずれにも携われるだけでなく、国際性も兼ね備えた横浜市には強く惹かれた。
 最初に配属されたのは港湾局総務部経理課。市民サービスの部署ではなかったが、自治体職員のミッションの重要さを学ぶこととなる。そして現在は旭区役所の総務部区政推進課に勤務。課のミッションは、信頼される区政の運営のため、実際の施策と区民をつなげることにある。樋口は、ここで「広報よこはま あさひ区版」の編集業務や窓口での庁舎案内や相談受付を担当している。「広報よこはま あさひ区版」は毎月10万部印刷され、区内各世帯に無料配布される広報紙。区の重要な施策だけでなく、グルメやイベントの情報を掲載するなど、旭区の魅力を伝えることも目的だ。区の活性化にも一役買っている。
 窓口では来庁した区民と直接対面し、問い合わせや相談に応じる業務が中心。ゼミをはじめとして、学習院大学の自由で親しみやすい環境で育まれたコミュニケーション能力が、いずれの業務でも役立っているという。区民への接遇面ではもちろん、広報紙でも、区民の視点で紙面を作成していく必要があり、関係部署と活発に意見を交わしている。行政と市民、双方の視点を踏まえ、フラットな立ち位置で仕事を進める上でも、学生時代に多面的に物事を考える機会を多く持てたことが大きいそうだ。
 旭区全体を盛り上げていくための、より良い広報紙づくりが、樋口自身の当面の目標。いずれは、他都市との人事交流や海外事業に関わる業務にも携わっていきたいという。

樋口 雄祐さんの一日

START

  • 8:30

    出勤

    朝のミーティング、メールチェック、当日スケジュール確認

  • 8:45

    区役所開庁

    当月号広報紙の入稿原稿チェック

  • 10:00

    広報紙デザイン業者との打ち合わせ

  • 11:00

    区民意見箱の確認と、投稿意見のシステム登録

  • 12:00

    昼食

  • 13:00

    窓口での相談受付、電話対応

  • 15:00

    入稿原稿について編集担当2人で読み合わせ確認や赤入れなどの校正作業

  • 16:30

    他区の広報紙チェック

    記事内容や記載表現など

  • 17:30

    退庁

学習院大学法学部で良かったこと

 何よりも、政治学科は公務員志望の学生が多く、互いに励ましあいながら、将来へ歩んでいけたことが大きいと思っています。法学部の各履修科目は、公務員試験で必要な科目の多くを網羅しており、公務員予備校も提携による割引価格で講座を受講できます。
 ゼミでは、「教育社会史から考える武士と官僚」をテーマに、江戸時代の文献や資料をテキストにまとめて発表する形式だったのですが、この経験は広報紙の編集に携わる現在、あらゆる面で役に立っています。情報の取捨選択や、情報自体の読み方・とらえ方、プレゼンテーションにおける進行や構成など、自分が伝えたい内容やポイントを相手に伝えるための良いトレーニングになったと思います。
 都内にありながら、閑静な環境にあるキャンパスもお薦めです。ぜひ一度見学にお越しください。