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卒業生紹介Graduate

It's my job.

法学部政治学科 1994年卒業

加藤 真理

独立行政法人 国際協力機構(JICA)
アフリカ部 アフリカ第三課

主任調査役

Mari Kato

加藤は中学・高校の多感な時期を、アパルトヘイト下の南アフリカで過ごした。当時通っていた学校で、日本人生徒は加藤と2人の妹だけ。商社マンだった父からは「日本の代表として見られている自覚を持つように」といわれて育った。
経済制裁の発動、黒人解放運動の高まり、不安定な政情、緊迫感の漂う時代。この経験から、日本と国際社会を繋ぐ仕事を目指すようになったという。そして、自分を育ててくれたアフリカにいつか恩返しを、という思いをずっと秘めてきた。
2回の所属会社統合に伴う職種変更や、2度の育児休業を経て、緩やかなキャリア形成を行ってきたが、社会に出て20年後の現在、ようやく夢がかない、ボツワナ、ナミビア、南アフリカ、ザンビアの担当として、各国のニーズと日本の国益とを熟慮しつつ、資金協力や技術協力による案件の形成や実施監理をするようになった。その領域は、農業・インフラ・上下水道など多岐にわたる。しかも、先方の政府や関係者との相互理解、信頼関係なしには案件が成立しない。時間もかかり、志し半ばで自分が異動することもあり得る。
そこで、加藤は逆算でアクションプランを考える。残された時間を有効に使うノウハウだ。これは学習院大学のゼミで身につけた物事の取り組み方に基づいている。
今後の目標として「あと1回は在外事務所で相手国との関係構築や案件実施・促進に携わりたい」と語る。かつてケニア事務所に赴任した経験があり、その国と共に成長していくことに魅力を感じていたからだ。加藤の新たな挑戦はこれからも続いていく。

加藤 真理さんの一日

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学習院大学法学部で良かったこと

政治学科ではカリキュラムが多彩であり、加えて、所属していたゼミでも扱うテーマが幅広かったので、多角的な視野と関心を持って、国際社会における問題を自由に掘り下げて理解していくことができました。専門性を突き詰めていく学科ではなかなかできないことだと思います。
ゼミでは、香山健一先生のもとで、社会を構成する様々な要素を工学的にとらえる「社会工学」を学ぶことができ、法や政治に関する理解を深めるだけでなく、「戦略的思考」「逆境に勝る教育なし」「残された時間」といったキーワードに則って、物事をとらえる本質を身につけることができました。これらは私の仕事への取り組み方の基本にもなっています。 ゼミにおける最終テーマは、当時、「戦後補償」から「顔の見える援助」に方向転換していたODAを念頭においた「日本の国際貢献」で、日本のODAのあり方について研究や考察できたことが、現在の仕事にも大きな影響を与えています。

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