学習院大学 法学部 | 法学科|政治学科

教員紹介Messages from Professors

法科大学院 教授

林 幹人Mikito Hayashi

専攻:刑法

出身地
北海道
最終学歴/学位
東京大学、学士
所属学会
刑法学会
研究テーマ
刑法
担当科目
刑法

権力への関心を

 比較的近年の業績として、まず、刑法総論(第2版)(2008)(東大出版会)がある。この本は、刑法総論の分野について、刑法の目的を法益の保護・規範の防衛のための一般予防とし、そこから、理論的にさまざまの解釈論を展開したものである。次に、刑法各論(第2版)(2007)(東大出版会)は、刑法各論の諸問題について、ばらばらにではなく、一貫した理論によって基礎づけることを試みたものである。この2つの本によって刑法の解釈論は一応のまとまりができたので、次に、法科大学院の教育、あるいは、法科大学院時代の研究ということに思いをめぐらせ、判例刑法(2011)(東大出版会)を発刊した。これは、刑法の判例を分析し、それを批判的に考察することを試みたものである。以上の研究によって、刑法の研究は一段落したので、その後は、チャーチル──日本の友人(2015)(上智大学出版会)をまとめることに没頭した。この本は、日本の第2次世界大戦参戦が、世界史の中でどのような意義を持ったかを、チャーチルの生涯を描くことによって明らかにしようとしたものである。刑法と戦争とは同じ権力の現れであり、結びついている。刑法学を学んだ者でなければできない仕事をしようと試みたつもりである。

著書・論文紹介

『刑法総論(第2版)』

(東京大学出版会、2008年)

『刑法各論(第2版)』

(東京大学出版会、2007年)