学習院大学法学部 | 法学科|政治学科学習院大学法学部 | 法学科|政治学科

教員メッセージMessage from Professors

岩田 公雄

政治学科 特別客員教授
岩田 公雄
Kimio Iwata
ジャーナリズム、マスコミ論

出身地
北海道
最終学歴
学習院大学法学部法学科
所属学会
日本記者クラブ会員、国会記者会会員
研究テーマ
ジャーナリズム論、マスメディア論
担当科目
特殊講義(記者から見た世界)
特別演習(ニュースとメディア)
外国書講読(英字紙から世界を学ぶ)

報道現場から見た日本そして世界

私はテレビ報道の世界に身を置き41年間、国内を始めマニラの特派員時代を含め海外もおよそ50ヵ国を取材に回りました。その中には日航機墜落事故現場、中国の天安門事件、北朝鮮、中東パレスチナ、米国同時多発テロ、ルワンダの虐殺現場、ミャンマーでのアウンサン・スーチーさんの単独会見、自衛隊PKO活動、米国大統領選挙、サミット取材などがあります。大学時代に「絶えず歴史の接点に身を置く仕事」とマスコミを目指した立場から見るとその思いはある程度は実現できたのかなと思ってはいます。
しかしながら記者として現場の状況、真実を的確に報道できたかと問われれば全てに及第点を付けられるものではないのも事実です。ただ数多くの事件現場に立った際には出来るだけ素直に事実を伝えようとの努力はして来た思いはあります。私が取材した1989年の天安門事件やベルリンの壁崩壊から四半世紀が過ぎ、今の学生に二つの出来事はいまや歴史の領域に入りつつあります。しかしその間に中國は経済大国の道を突き進みアメリカでさえ経済軍事の両面で無視できない国になっています。授業では、ジャーナリズムの現場に立った経験を基に、様々な出来事の真実や事件の背景などについて報告し、またその出来事が現在につながる事などを伝えたいと思っています。
また私は国内政治においては1993年の非自民細川連立政権の誕生以前から東京で取材を始め、その後小泉政権、民主党政権誕生を経て現在の第二次安倍政権の今日まで記者として政治を見続けて来ています。二大政党制が標榜されて、非自民政権が二度誕生し挫折した日本の政治を取材して来た立場からもその変遷における政治家の発言、行動など現場の息遣いが伝わるような授業を目指したいと思っています。

著書・論文紹介

  • 「テレビで言えなかった ニュースの裏側!」
    (学習研究社 2008年)

    「報道現場から世界が見える!」を副題に世界の出来事の現場のありのままの姿を描き出している。

  • 「30秒で人を動かす話し方」
    (PHP新書 2012年)

    長年の取材体験を通じて学んだコミュニケーションの構築の方法やそのために必要な人間性の高め方を示している教養書。