専攻紹介

専攻の特色open

本専攻が目指すものは新たな「英語英米文学」の創造です。本専攻は「イギリス文学」「アメリカ文学」「英語学」という伝統的な研究分野はもちろんのこと、従来の枠組から大きく外れる研究対象にも果敢に取り組んできました。実際に、本専攻の専任教員はそれぞれの専門的な研究対象をもちながら、その狭い学問分野にとらわれず、著書、翻訳の出版や講演を通じ幅広い領域で最新の研究成果を問い続けてきました。本専攻に所属した院生は、指導教員の研究成果を追っていくだけでその領域のトップレベルの知識に触れることができるでしょう。また、授業のみならず個別指導や研究会などを通じて、院生一人ひとりの関心と能力に対応し、個々の可能性を最大限に引き上げることを目指しています。英語あるいは英語圏の文学を学部教育よりもさらに深く研究してみたいと思う方であれば、本専攻はすべて受け入れ可能です。私たちとともに英語英米文学の新たな地平を切り拓いていこうではありませんか。

専攻の概要open

専攻設置の各課程

■博士前期課程
 ・取得可能な学位:修士号
 ・在籍可能な期間:4年間
 ・修了に必要な単位数:30単位(通年1コマ4単位)
  +修士論文(使用言語:英語、面接試験有)
 ・入学試験実施時期:年2回 (秋・春)

■博士後期課程
・取得可能な学位:博士号(課程博士・論文博士)
・在籍可能な期間:6年間(オーヴァードクター含む)
・修了に必要な単位数:20単位(通年1コマ4単位)
・入学試験実施時期:年1回(春)

授業とカリキュラム

専任教授と非常勤講師による充実した内容の「特殊研究」と「演習」が用意され、学生は自己の研究テーマに沿った一定の科目・単位の取得が義務付けられて います。どちらも極めて少人数の恵まれた環境で集中的に専門的な知識を習得することができます。また必要に応じて、学部授業科目や他専攻・他研究科設置科 目および他大学交流科目も単位として申請することもできます。

指導の方法

研究テーマに応じて、院生一人ひとりに指導委員会が設置されます。指導委員会は主指導教員1名と副指導教員1名ないし2名で構成され、定期的に院生の研 究進捗状況をチェックし、丁寧な論文作成指導にあたります。特に後期課程在籍者に対しては研究者育成という観点から、在籍中または満期終了後3年以内に博 士論文を作成できる環境とサポートを整えています。

研究成果の発表open

本専攻所属の院生は同時に学習院大学英文学会の会員となります。学会会員には、研究集会での口頭発表、本学会誌への論文掲載の機会が与えられます。この 口頭発表と論文掲載を通じて、自分の研究対象の優れた点と課題を認識することにより、所属院生はごく自然に修士論文もしくは博士論文作成のプロセスを進ん でいくことができます。  本専攻の院生にとりわけ強く勧められるのは、日本英文学会、日本アメリカ文学会、日本英語学会、日本言語学会などの全国規模の活動に積極的に参加するこ とです。実際に多くの院生が全国規模の学会で研究発表を行えるまでになっています。本専攻に所属すれば、先輩たちの後ろ姿を見て、論文の投稿などおのずと チャレンジする意欲が湧いてくるはずです。

就職先一覧open

【教育機関】
 青森大学、麻布大学、大阪府立大学、学習院大学、学習院女子大学、関東学院大学、北里大学、群馬大学、駒澤大学、埼玉工業大学、実践女子大学、玉川大学、鶴見大学、東京理科大学、東京工芸大学、東洋大学、二松学舎大学、日本大学、防衛医科大学、法政大学、流通経済大学、早稲田大学、江戸川女子中学校・高等学校、学習院高等科、学習院女子中等科、その他首都圏の公立中学・高校 など
【その他】
 東京YMCA、法務省、ホンコン・シャンハイ銀行、YAMAHA、金星堂出版 など