フランス語圏文科学科の大学院の紹介

I.本専攻の特徴
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II.何を学ぶか 詳細ページへ
III.カリキュラム 詳細ページへ
IV.生きた知的環境 詳細ページへ
V.修了者の将来 詳細ページへ
VI.シラバス 詳細ページへ

 

I.本専攻の特徴

 本専攻は、基盤のフランス語圏文化学科(フランス文学科を07年度より学科名改称)の発祥より数えれば、すでに半世紀余の歴史を重ねます。その間、本専攻は授業や研究水準の高さで日本におけるフランス語・文学・文化関連の学界であまねく知られ、一貫して、その分野で注目される人材を出してきました。
  そこには深い知をもつ学者のみならず、詩人、評論家、演劇人等、実地に創造に関与する鋭い感性の個性的な人々も入ります。どんな時代にも必須である学の根幹を押さえつつ、幅広い知のフィールドを経験する場。アカデミックに尖端的でありながら、学ぶことがつねにクリエイティヴな「現在」そして「未来」に 向けて開かれてあるのが本専攻の最大の特徴です。

II.何を学ぶか

 以上のごとく、研究対象は自由です。今日の知が近代の諸学のようにテクストを読むことのみで成立しないことは言うをまちません。この専攻は「文学」という呼称を冠していますが、それはベースとなる層、これだけは共有すべき先人の作品や仕事、いわばcorpusであり、研究されるものは旧来的な文学に限定されませんし、これだけ知の領域が広がってきた現在、そうできるはずもないのは当然至極、無知の戯れは論外ですが、映画、舞台、言語、マンガ、図像、地域、文化総域など、関心は多岐にありえ、そのどれが切り口であってもいいのです(ちなみに、「フランス語圏文化学科」には四つのコース、「言語・翻訳」、「舞台・映像」、「広域文化」、「文学・思想」が設けられています)。
  条件はただ一つ、カナダ、カリブ海地域やアフリカを含むフランス語圏を媒介とすること、フランス語とその文化の多様性を知ることで、学ぶ者が人間の記憶(芸術や文化とはこれです)と現在の世界に対する自分の知見を構成すること。先人の遺産を学問的な厳密さで継承しつつ、自由に、異文化世界からの滋養を存分に得て成長すべしというのが専攻のモットー、対象領域が何であれ、私たちはその努力への助力を惜しみません。

III.カリキュラム

 その方針に沿って、本専攻では、古典的教養の獲得をまず軸に(専攻ではフランス語圏のみならず、土台にして背景たるロマンス語圏文化も射程に入れます)、その周囲に文学、地域文化論的な視座の思想としての言語や文化論、フランス語圏に限らぬ映像や舞台の表象論等が放射状かつ立体的に広がる形になっています。そして、古典にも現代にも強いフランス人教員が講義を担当し、課外でも懇切丁寧な指導をしますし、どの教師も幅広く複眼的な関心の持ち主ですから、講義ばかりか、日常対話からも示唆が得られ、さまざまな事象、その組み合わせの遠近法が学べます。
 もっとも、それが学習院大学のよさですが、小規模な専攻ですし、すべての領域を単一大学、単一専攻で完璧に満たすのは困難な場合もあります。そうした場合に備え、早稲田大学、慶応義塾大学、青山学院大学、白百合女子大学、上智大学、獨協大学、武蔵大学、明治学院大学、明治大学との単位互換制度を設け、諸君がどこへでも積極的に勉学に赴くことを奨励しています。また、リヨン第二大学、パリ第十大学、パリ第七大学と提携していますから、フランスに留学することは可能です。


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IV.生きた知的環境

 学びの場がいかにすぐれているかの最大の指数は不断に自己を研鑽している学究者の教師にあることはむろんとして、次なる標は、かのアレキサンドリア以来、まず書物でした。その点で規模が小さいといいながら本専攻が誇れるのは、およそ5万冊に及ぶフランス語とその文学、思想その他の隣接領域にまたがる蔵書です。中世から現代まで厖大ですが、際立つ特徴は19世紀以来の、入手困難な雑誌も含め重要な文書が集められ、諸君の閲覧を待っていることです。すべての時代、とりわけ近代以降を知りたい者には宝庫に入る感があるでしょう。
 本だけではありません。今日学ぶことには欠かせぬ資料であるビデオやDVDが、映画を中心に研究室にはとり揃えられ、辞典類を備えた院生自習室、情報を検索するコンピュータも整備されており、映像、演劇、あるいはフランス語そのものに触れる機会はきわめて潤沢です。さらに、生きたフランス語との接触ということで付言すれば、本専攻は、講義外に、フランス語圏の一線の作家、批評家、学者、演出家、俳優などの講演会を定期的に開催しており、そこでも現在の最先端の文学・文化をいながらにして享受することは可能です。それに、専任フランス人教師は小説家、日本人教師の一人は詩人でもあり、そこでも創造的な言説にたえず触れられます。つまり、この環境を知られざる辺境とするも活きた知の場にするも、ひとえにこの学舎に来る者の情熱と力に懸かっています。そして、それは大学の不変命題でもあります。

V.修了者の将来

 最後に専攻修了者の将来のことに触れておきます。専攻学生は極力フランス政府給費留学生その他の試験を受け、フランス語圏に留学することが期待され、事実、そうした資格で留学した者は研究を続けています。また、前期修了者は修士論文等の成果をもって後期課程への進学を推薦される制度がありますが、勿論、前・後期課程とも入試があり、社会人や中高年の方も受験できますし、経験のある有識者は大歓迎です。なによりもまず知見豊かな次代の学究者を育てることが本専攻の責務であることは言うまでもありませんが、さりながら、日本の大学の現状は修了者が直ちに研究職として大学に残るという展望を容易にしないのも確かです。そこで、修了者には大学外諸教育機関や、また、出版や映画、演劇などの現場、ないし、フランス語を活かす職場その他で活躍する者もあり、その分野の広さも当専攻の特色の一つです。
 とまれ、将来、学究者になるのにせよ、創造に携わるにせよ、働くにせよ、個々の場で傑出する想像力溢れた人間の育成が本専攻の第一目標であり、その方向に向け、本専攻はさまざまなアンテナを張り、考える人間、創造的主体発露の契機となる教育現場の持続に力を傾注しています。


VI.シラバス

今年度開講科目のシラバス
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大学院の流れ



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