研究室のご案内

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施設と研究資産・機器

■施設と研究資産

 文学部では各学科共通に、学生にとって大切な文献・学習・相談・事務手続きの場が、それぞれひとつの階に集中して配置してあります。史学科に属する学生の拠点は北2号館2階の、いわゆる「史学科研究室」です。

史学科フロアー図

 広い意味での「史学科研究室」には、事務手続きの中心となる助教・副手が詰めている「史学科事務室」、個々の教員が研究や事務処理を行うとともに学生諸君の相談に応じる教員の「個人研究室」、文献・史料が集積されている「書庫」、学生が調べものや発表資料・レポートの作成などを行う「学生閲覧室」が含まれます。北2号館2階にはこの他に大学院学生の拠点である「大学院研究室」もあります。
  史学科の学生にとって大切な施設としては、この他に北2号館地下にある「文学部図書室」、東1号館8・9階にある「大学院研究室」もあります。


■施設配置の考え方

 最近の各大学の施設配置では、ある学科の学生が恒常的に集まる施設を置かず、調べものの場は全学部共通の中央図書館に集約し、教員の個人研究室や教室も図書館など学生の集まる場とは別個に切り離してしまう設計が多くなっているのが実情です。
 学生同士が所属する学科ごとに結びつきをもつ機会が減り、指導を受ける教員との結びつきも授業以外ではオフィス・アワーなどの限られた時間に減少し、図書館の書籍も閉架書庫にクローズして機械利用の出納を行うなど、専門的に扱う文献からも切 り離されてしまう傾向が強まっています。このため、大学に登校しても誰とも会話をせずに帰宅してしまうような関係性の希薄化を招いている面があります。
 本学文学部の施設配置は、学生が学年を問わず集まって勉学を行う「学生閲覧室」 を中心として、これに近接して専門的な文献に直接接触できるように書庫を配置し、事務手続きの場や所属教員の個人研究室も極力これらに近接して配置する設計です。
 学生は自分の所属する学科の「学生閲覧室」に来さえすれば、仲間や先輩・後輩、 教職員とも必ずなにかしらの接触をもつことができ、専門的な文献にも書棚をゆききしながら直接触れることができます。このような親密な関係を通じて人間的な力を養うということが文学部のポリシーになっています。
 文学部では教員のオフィス・アワーを制度化していませんが、これは教員と学生とが常に近しい関係にあるため、特定の時間帯を設定する意味が認めにくいからです。

■ 学生閲覧室

 史学科生がゼミ発表やレポート作成などの調べもののために使用する基本図書(辞
典・事典・索引・基本史料)は専門家が使用するものとまったく同じで、高価であると同時に非常に多数におよびます。使用方法が身についていないと役に立てることが難しいものも少なくありません。こういったものを用いて「調べる」作業の拠点になるのが北2号館2階の「学生閲覧室」です。
 ゼミの発表当番にあたっている学生は、これらの図書を用いて、何日も前から準備を進めています。いつも多くの学生でにぎわっていて、先輩たちの助言を受けるのに も便利です。発表を繰り返すなかで史料や研究論文の使い方を身につけてゆきます。
学生閲覧室に設置されているコンピューターやコピー機などの機器も自由に利用できます。
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■ 史学科の蔵書と工具・雑誌

 史学科の蔵書は北2号館2階の研究室を中心に研究書・史料集をあわせて約8万冊があり、他では目にすることができないものもあります。
 「学生閲覧室」には事典・辞典・基本史料・最近刊行された学術雑誌など、調べものの工具になる図書を集中して配架してあります。隣接する「書庫」には基本的な研究文献、比較的頻繁に参照される史料集が配架されています。大部の叢書や著作集 などスペースを要する図書、学術雑誌のうち一定期間以前に刊行されたものは北2号館地下にある「文学部図書室」に配架されています。原史料や史料の写真帳・複製、マイクロ・フィルムやCD-ROM化された史資料も数多く所蔵しています。
 これらの出納については個々規定がありますが、史学科に所属する学生は一部の貴重な図書を除いて基本的にほぼすべての図書を利用することができます。

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■ 学生が学習・研究に利用できる機材

コンピューター

 本学の装備する教育用コンピューターは全学で750台で、うち400台近くが学生の自習用に割り当てられており、12カ所の実習室・コンピュータールームに配置されています。史学科研究室にはこれ以外に学生閲覧室に6台、大学院研究室に6台のコンピューターが設置されており、それぞれ学生・大学院生の使用に供されています。
 これらのコンピュータはほぼすべて本学計算機センターの大型計算機とLAN接続されており、学内のどのコンピュータであっても自分専用のデスクトップ画面を呼び出して作業することができます。アクセス権は初等情報処理を履習する際に付与されます。

コピー機・印刷機

 学生閲覧室・書庫・事務室の間の空間にコピー機1台とリソグラフ印刷機1台が設置されています。史学科所蔵資料および演習の配布資料の複写・印刷ができます。演習や勉強会で配布する説明資料など作成部数が多い場合には、リソグラフ印刷機を利用することが奨励されています。教員が授業で配付する資料を印刷していることもよくあります。

製本機

  卒業論文や修士論文は製本してから提出することが義務づけられています。学生閲覧室には2台の製本機が設置されており、4年生は講習を受けて利用しています。
 例年、卒業論文の提出期限が迫ってくると大活躍する機材です。

リーダー・プリンター

  特に日本近世・近代史の場合、卒業論文の素材としてマイクロ・フィルムに撮影された史料を利用することがあります。1リール500コマからなるマイクロ・フィルムを1コマ1コマ画面に映示し、内容を確認して必要なコマをプリント・アウトするための装置がリーダー・プリンターです。すべての学生が利用するわけではありませんが、必要とする学生にとっては不可欠の機材です。史学科では学生閲覧室に1台を設置しており、大学院生のなかには日頃から利用している人もいます。
 各地の図書館・史料館などでリーダー・プリンターを操作してマイクロ・フィルムを閲覧し、卒業論文の作成に利用させてもらっている先輩もいます。

マイクロ・カメラ

 マイクロ・フィルム撮影用の特殊なカメラをマイクロ・カメラと呼び慣わしています。1台で大衆向けの普通乗用車1台分に相当するほど高価な特殊な機材です。
史学科のマイクロ・カメラは現在2台あり、日ごろは甲州史料調査会などの本格的な調査活動で活躍しています。もちろん学部学生でこういった調査に参加している人もいます。
 比較的まれな例ではありますが、特に日本近世史の場合、卒業論文の素材として所蔵者のお宅に伺って史料を撮影させていただく場合があります。使用要領を身につけるためには、つね日ごろから史料調査に参加し、現場で経験を積んでおく必要があります。

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