史学科 学生生活

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学科の年間行事

 学習院大学では2学期制をとっており、第1学期は4月から7月、第2学期は9月から1月までとなっています。年間の履修に関わる手続きでは、4月下旬の履修科目届けが大切で、これによって第1学期・第2学期の時間割が決定します。
  第1学期の試験期間は7月後半、第2学期は1月後半です。レポートの課される時期は授業によってさまざまですが、試験期間の少し後に締め切りが設定される場合や、長期休業の後に提出させる場合があります。
  史学科の行事としては、研修旅行・合宿・史跡見学など、各学年のゼミに関わるものに特徴があり、全体に関わるものとしては、学部学生・大学院生・教員で組織している学会である学習院大学史学会の行事があります。

■1年生の年間行事

 1年生にとって、大学生活の始まる4月は行事が多く、履修手続きも高校までとは違うため、とまどうことの少なくない季節です。困ったことが生じたら、早めに学科事務室に相談して、あとであわてることがないように注意しましょう。
  入学式に続いて、その翌日に、履修の考え方や時間割の作り方を指導する学科の履修ガイダンスがあり、その数日後にはすぐに授業が開始されます。初回授業に出席して登録し、2週間ほどのうちに年間の時間割計画を考えて、これを「履修届」に書いて教務課に提出します。どんな勉強をしてゆくことになるのか、見当がついてきたころに、ゴールデンウィークを迎えることとなるでしょう。サークルへの勧誘も盛んな時期です。
  1年次の学生生活を送る上での共通の居場所になる基礎演習では、4月のうちにクラス委員・旅行委員・史学会委員などの学生のまとめ役を決め、自主的な活動ができるように促しています。
  本史学科では、毎年5月半ばに、調査旅行の要領を体得することと、学生・教員の親睦を図る目的で、1泊2日の日程で1年生全員が参加する研修旅行を実施しています。見学地のそれぞれについて、あらかじめ学生グループに発表分担が割り当てられ、調査した結果を冊子の形にまとめて配布し、現地で各グループが発表します。協力して課題に取り組む過程で、仲間の人柄や力量を知ることもできるでしょう。

 
2013 静岡県伊豆地域〔山中城址・東海道石畳・三嶋大社・戸田造船郷土資料館・願成就院・韮山城址・幕府代官江川邸・韮山反射炉・大北横穴支群〕
2012 山梨県から長野県地域〔山梨県立博物館・甲斐国分寺・勝沼氏居館跡・大善寺・光前寺・高遠町歴史博物館・高遠城址・蚕糸博物館〕
2011 長野県東部・北部地域〔岩松院・須坂田中本家博物館・長野県立歴史館・森将軍塚古墳・山寺常山邸・象山記念館・荒砥城址〕
2010 福島県会津地域〔天鏡閣・慧日寺・勝常寺・大内宿・鶴ヶ城・福島県立博物館・飯盛山〕
2009 千葉県中部地域〔上総国分寺/国分尼寺・西願寺阿弥陀堂・大多喜城・誕生寺・メキシコ公園・一宮玉前神社・掩体壕・笠森観音〕
<1年次研修旅行の訪問地>
2008 静岡県中部地域〔お茶の郷博物館・島田宿川越遺跡・蓬莱橋・田中城跡・掛川城・志太郡衙跡・藤枝市郷土博物館〕
2007 長野県南部地域〔諏訪大社・木曽奈良井宿・飯田市歴史研究所・塚原古墳群・座光寺麻績学校・元善光寺〕
2006 群馬県東部から栃木県西部地域〔世良田長楽寺・相沢忠洋記念館・岩宿遺跡・彦部家住宅・金山城・太田天神山古墳・足利樺崎寺跡・佐野市郷土博物館・旧谷中村〕
2005 茨城県北部から福島県南部地域〔水戸光圀西山荘・五浦岡倉天心美術館・勿来関跡・白水阿弥陀堂・都々古別神社・棚倉城・白河城〕
2004 千葉県東部から茨城県南部地域〔国立歴史民俗博物館・房総風土記の丘・鹿島神宮・伊能忠敬記念館・香取神宮・大原幽学記念館〕

 研修旅行を経て仲間の気心が分かるようになると、クラス委員などを中心に、ゼミごとに行事が企画されるようにもなります。教員とともに都内の史跡を見学したり、博物館の展示を見に行ったりすることもあり、クラスコンパを行うこともあります。行事が義務づけられているわけではありませんが、それぞれ、担当教員からの薦めであったり、学生側の発案であったり、基礎演習のクラスごとに、個性的で自由な行事が開かれているようです。
  大学院生が運営の中心を担っている学習院大学史学会では、例年3月に学会誌である『学習院史学』を発行しており、入学式の際に1年生にも配布されます。例年6月に行われる大会では学術報告や講演が行われ、1年生にとっても魅力的なものとなるよう工夫されています。


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■ 2年生の年間行事

 本格的に専門を絞って学び始める2年生にとっては、どの演習に参加するのかが大きな問題です。学科の主催で個々の担当教員自身が説明を行う正規のゼミ説明会は、4月初めの2年生以上の履修ガイダンスの際に行います。内容や進め方、指導方針などが説明されますから、必ず出席するようにしましょう。大学では、学年や学期の初めの始業式はありません。年度最初のガイダンスが、実質的な始業式とも言えるものです。
  2年生以降は、史学会関係の行事を除くと、学生全体に共通して関わる行事は多くありません。主な活動はゼミ単位で行われるため、ゼミごとの年間行事という姿になります。4月以前に新しい3年生が先輩からゼミの取りまとめ役であるゼミ幹事を引き継いでおり、2年生も含めた学生どうしの連絡や、教員との連絡などをはかってくれます。
  多くのゼミでは、夏休みと春休みに合宿が行われ、史跡を見学したり、講読や研究発表を行ったりしています。例年、箱根の金時山に登ったり、手作り餃子を作っているゼミもあります。合宿は、見聞を広め、学力を高め、親睦を深める目的で行われることが普通ですが、特に参加者の多いゼミでは、不足しがちな発表機会を補強する意図で、ハードな勉強の機会にしている場合もあります。独力で調査旅行を行う力を鍛える意図から、各自で経路を工夫して、決められた時刻に地方の駅などに直接現地集合するゼミもあるようです。
  夏合宿は3年生のゼミ幹事が中心になりますが、就職活動の時期との関係から、春合宿は2年生中心で行われることが多いようです。冬のうちに交替した新しい幹事を中心に、2年生でゼミのまとまりを作ってゆく機会になるでしょう。
  なお、教員免許状や学芸員資格を取得しようとしている学生にとっては、2年次から専門的な授業や実習の手続きが始まります。確実に手続きを行うとともに、4年次には大学の外の機関で実習のお世話をいただくことも多くありますから、きちんと実習の準備を行うことも大切です。

 


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■ 3年生の年間行事

 例年、4月初めに行う履修ガイダンスでは、授業運営に関わる変更点や注意事項の伝達、さらには、単位取得の遅れている学生に対する指導が行われます。大学生活に慣れてきた時期ですが、各自の単位取得状況はそれぞれ異なるので、必ず出席して履修を着実に進めるようにしましょう。教員免許状や学芸員資格を取得しようとする場合には、実習などの準備が本格化するので、時期ごとに決められている手続きにも注意する必要があります。
  3年生は、ゼミの幹事を中心に、発表やゼミ運営でリーダーシップを発揮することが求められます。グループ発表を行うゼミでは、結果的に同じグループの後輩を指導するような関係になることも少なくありません。日ごろからの研鑽の真価が問われるでしょう。
  3年生にとっての共通の問題となるのは、卒業論文のテーマ探しと、卒業後の進路の選択という、学業の総仕上げの準備です。いずれも、学生それぞれによって異なったものになりますから、できるだけ早いうちから「自分はどうしたいのか」ということを考えて準備しておくことが大切です。卒業論文の準備に取り組み始めるのは、夏休みのゼミ合宿のころからです。就職部の主催する就職説明会は、夏休み明けの9月末頃に始まります。
  卒論の準備も就職活動も、12月ころから本格的になってきます。双方の兼ね合いに注意しながら、どちらもおろそかにならないよう取り組んでゆく必要があります。いずれの演習でも、春休みには20〜30枚程度のレポートを課したり、中間報告会を行ったりしているようです。就職活動が忙しくても、文献を集めたりするなど、卒業論文の作成準備は油断なく進めておく必要があります。
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■ 4年生の年間行事

 就職活動は3年生おわりの春休みごろからが盛んで、4年生になった4月から7月ごろにかけてが最盛期となります。
  4年生演習は、3年次後半に開始した卒業論文準備作業を継続する形で展開されます。就職活動や、教育実習・博物館実習など、課題や行事が多い時期ですが、いずれの4年生演習でも、出席状況を厳格に評価します。自分の準備が進みにくい状況であっても、演習に出席して、他の参加者が進めている準備状況を知っておくことは、非常に大切です。
  6月下旬に学科全体の卒業論文中間報告会、10月下旬には卒業論文最終報告会が行われます。夏休みまでに関係する研究文献を集め終えて、夏休み中に史料の整理や吟味など、各自が独自に研究を進めることになります。最終報告会の開かれる10月ごろからは、下書きの執筆にとりかかることになります。そして、12月ともなれば、清書や注の作成に取り組んでいるはずです。
  おおむね例年、12月20日が卒業論文の提出締め切りです。締め切り時間に遅れたり、添付の書類に不備があると、受け付けてもらえませんので、その緊張感は並大抵ではありません。この手続きを経て提出を済ませれば、締め切り後に間もなく行われる卒業論文完成コンパでは、後輩たちも駆けつけて盛大にお祝いをすることになります。
  提出された卒業論文について、1月末から2月初めにかけて、全教員が参加して、4年生ひとりひとりに対する口述試験を行います。本史学科では、卒業論文と口述試験について、厳格な審査を行うことが、日ごろの教育の質を維持していくために、最も大事な点のひとつであると考えています。
  こうして、卒業論文・口述試験に合格すると、3月初めに卒業認定が行われ、3月20日の卒業式を迎えるころには、どの学生も、かつてとは見違えるように鍛えられた雄姿で、学窓を巣立ってゆくのです。


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