伊藤 忠弘 教授 社会心理学
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<私の授業> 心理学科の必修科目である心理学実験の演習を担当しています。文科系の学問のなかで「実験」という手法を重要な研究手段として位置づけているのは心理学だけです。ですから心理学科の授業を特徴づける大切な科目の1 つと言えます。私自身、この授業を担当することに責任の重さを感じています。またこの授業では心理学の実験を実際に体験するだけでなく、その結果をレポートとして提出してもらうことによって、卒業論文へとつながる研究論文の書き方も学びます。心理学の論文の書き方には様々なルールがあり、そのレポートはこれまでに皆さんが書き慣れてきた文章とは大きく異なるものです。毎回のレポート提出は学生の皆さんにとっては非常にハードに感じられるようですが、同時にレポートを書き上げたときには大きな満足感も得られます。 心理学演習では前期にまず社会心理学の実証的な論文を読みます。論文は論理的に構成されていますから、論文を読む作業は展開される主張のロジックを追っていくという行為です。それは犯人を予想しながら推理小説を読んでいくことに似ています。後期には前期に取り上げた論文の中からいくつかを選択し、関心の似ている人でグループを作って追試の研究を実際に行います。夏休みには研究計画を立てるためのゼミ合宿を実施したいと考えています。 授業では教員も学生の皆さんから教えられることが多いものです。受講される皆さんと共に勉強して授業をつくっていけたらと考えます。 |
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<趣味・特技> 学生時代からテニスを続けていますが、なかなか上達しません。でもボールを打っている瞬間は他のことを忘れていられるので非常に心地よくて好きです。特技とは逆ですが、いつの日かカナヅチを返上して泳げるようになりたいと考え時々プールに通っています。ただしこちらは長続きせず、どうやってモチベーションを維持したらよいか悩んでいます。 |