共同研究プロジェクトについて

今井邦彦教授プロジェクト
『認知と伝達』
Cognition and communication [Prof. IMAI Kunihiko]

1.目的・内容・期待される効果など

 発話解釈における推論を含む「心の理論(theory of mind)」がどこまでmodule 性を持っているか、すなわち、領域特定性・情報的莢膜性・遺伝的決定性を有しているかを、(i) 関連性理論、(ii) 認知心理学、(iii) 認識論、(iv)脳生理学の立場から検討し、可能な限り真理に近づいた仮説を構築する。これはまた必然的に精神一般の構成(architecture)がどのようなものであるかに関する検討と仮説構築に結びつく。

 従来、言語形式理論(ことに生成文法)に対する他領域からの検証の試みは比較的頻繁に行われてきた。しかし語用論より発する「心の理論」・「精神の構成」についての主張に対する同様の試みは今回が初めてであると言ってよい。
本プロジェクトの成果は、関連する各分野のみならず、認知科学全般に対して大きな貢献をなすものと期待される。

2.研究スタッフ

・今井邦彦:学習院大学文学部教授(英米文学科) <プロジェクト代表>
・保阪良子:学習院大学文学部教授(ドイツ文学科)
・岡田聡宏:学習院大学専任講師(外国語教育研究センター)
・内田聖二:奈良女子大教授
・大津由紀雄:慶応義塾大学教授
・外池滋生:青山学院大学教授
・中島平三:東京都立大学教授
・西山佑司:慶応義塾大学教授
・萩原裕子:東京都立大学助教授
・波多野誼余夫 :放送大学教授
・松井智子:国際基督教大学助教授

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3.今年度活動報告

《平成14年度開催 workshops》
[お断り: これらの workshops は所員およびゲストスピーカーのみによって運営されており、あいにく外部の方々には御参加いただけません。ただし研究成果等はできるかぎり早期にこのホームページおよび/または本研究所紀要等に発表いたします。 なお、例外的に外部の方の御参加を認める workshop が企画された場合はその旨本ホームページでお知らせいたします。]


*第1回 平成14(2002)年6 月22日(土)
「「認知効果」「表示レベル」の再検討」

「「認知効果」「表示レベル」の再検討」→西山佑司 氏(慶應義塾大学教授)
西山佑司 氏
西山佑司 氏
*第2回 平成14(2002)年9 月22(日)23(祝)
こちらのワークショップは外部の方もご参加いただけます。

"Metaphor, modularity and mind-reading"
 
-Programme-
Modurarlity and Reasoning → Dan Sperber氏 (仏 CNRS)
Dan Sperber 氏
Dan Sperber 氏
Pragmatics and Reasoning → Ira Noveck氏 (CNRS) Ira Noveck 氏
Ira Noveck 氏
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* 第3回 平成14(2002)年12月14(土)15(日)
こちらのワークショップは外部の方もご参加いただけます。
 
-Programme-
講演1:Pragmatics as a Cognitive Science"
講演2:Pragmatics and the Explicit/Implicit Distinction
Robyn Carston氏(UCL)
 
講演1:"Pragmatics as a Social Science"
講演2:"The Pragmatics of Ideological Manipulation"Pragmatics as a Social Science → Vladmir Zegarac氏 (Univ.of Luton)
 

4. 平成13年度開催 workshops

《平成13年度開催 workshops》
* 第1回 平成13(2001)年5月12日(土)
「神経心理学と関連性理論」
「神経心理学と関連性理論」 →田中茂樹 氏(仁愛大学・岡谷病院)
田中茂樹 氏
田中茂樹 氏
* 第2回 平成13(2001)年9月24(月)
「意味の諸レベルとその発達」
 
「認知効果と関連性について」:Something that I have always wanted to know about Relevance Theory but was ashamed to ask
→西山佑司 氏(慶應義塾大学教授)
西山佑司 氏
西山佑司 氏
"Acquisition of Japanese Passives" →大津由紀雄 氏(慶應義塾大学教授) 大津由紀雄氏
大津由紀雄 氏
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* 第3回 平成13(2001)年9 月30日(月)
"Levels of meaning"
"Levels of meaning" → フランソワ・レカナティ氏
フランソワ・レカナティ氏
フランソワ・
レカナティ氏
* 第4回 平成13(2001)年10月20日
「文化・認知・談話」

・オーガナイザー:波多野誼余夫 氏
・司会:高橋恵子 氏(聖心女子大)

「社会心理学的文化心理学の立場から」
   →唐沢穣 氏(神戸大学)
「文化的歴史的理論の立場から」
  →當眞千賀子 氏(国立国語研究所)
「自然主義的人類学の立場から」
   →波多野誼余夫 氏 (放送大学教授)
波多野誼余夫 氏
波多野誼余夫 氏
當眞千賀子 氏
當眞千賀子 氏
高橋恵子 氏
高橋恵子 氏
唐沢穣 氏
唐沢穣 氏
*第5回 平成13(2001)年12月15日
「脳と関連性理論」

「神経心理学:特に計算論的立場から」
   →福澤一 吉 氏(早稲田大学) 
「わたしの現在の研究など」 →田中茂樹 氏(仁愛大学・岡谷病院)
「自閉症と心の理論」 →伊藤英夫 氏(広島国際大学)
福沢一吉 氏
福沢一吉 氏 伊藤英夫 氏
伊藤英夫 氏
田中茂樹 氏
田中茂樹 氏
* 第6回 平成13(2001)年3月23日(土)・24日(日)
「関連性理論・実験心理学・人工知能」

Programme
Deirdre Wilson 氏
Deirdre Wilson 氏

Jerry Hobbs氏
Jerry
Hobbs 氏

Raymond Gibbs氏 Raymond
Gibbs 氏
松井智子 氏
松井智子 氏
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5.その他:平成12年度 関連性理論研究集会について

平成12年度7月22日23日に行われた関連性理論研究集会については以下をご覧ください。
<関連性理論研究集会 >
「関連性理論は認知・言語の研究に何を寄与しうるか?」


●この集会の内容は学習院大学言語共同研究所紀要第24号で特集されています。
●この紀要をご希望のかたは人文科学研究所事務室に送料 310円の切手代をご郵送ください。
プロジェクト関連

*第一日 平成12年7月22日(土)
  −第一部−
講師
題目
学習院大学 今井邦彦 関連性理論への招待
国際基督教大学 松井 智子 氏 指示表現の解釈と関連性
奈良女子大学 吉村 あき子 氏 メタ言語的否定と関連性理論
神奈川大学 武内 道子 氏 語用論的推論への制約と表意
奈良女子大学 内田 聖二 氏 ダイクシス:関連性理論からのアプローチ


−第二部−

講師
題目
東京都立大学 中島 平三 氏 第一部への論評
松井・吉村・武内・内田・今井 論評への回答
京都大学 山梨 正明 氏 第一部発表への論評
松井・吉村・武内・内田・今井 評への回答

* 第ニ日 平成12年7月23日(日)

−第一部−

講師
題目
東京都立大学 中島 平三 氏 生成文法から見た関連性理論
講師全員による討論 関連性理論と言語研究
  質疑応答
  =昼休み=

−第二部−

講師
題目
京都大学 山梨 正明 氏 認知言語学から見た関連性理論
講師全員による討論 関連性理論と認知研究
  質疑応答

6.役にたつリンク

 ・認知語用論公開講座

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