共同研究プロジェクトについて

神田 龍身 教授プロジェクト
『狭衣物語諸本研究─三条西家本を軸として─』
[prof.Tatsumi Kanda]

1.目的・内容・期待される効果など

本研究は、三条西家本旧蔵、現学習院大学蔵本(三条西家本)という貴重な知的財産を活用し、現在停滞してしまった諸本研究を再度考察し直すことで、諸本研究の新たな道筋を示し、『狭衣物語』研究に寄与することが目的である。そのために、三条西家本及び学習院本「さころも」の調査・翻刻を完了し近接する連空本、四校本との異同を精査し、他諸本との比較から三条西家本の内容面での独自性の解明をはかりたい。平成26年度は貴重な資料の保存と研究遂行のために、三条西家本及び学習院本「さころも」のデジタル撮影を行う予定である。現在、三条西家本についてはマイクロフィルムがあるが、古い撮影であるため、新たにデジタル化することにより原資料の保存と調査・翻刻の便宜を図りたい。また、学習院本「さころも」については全くデジタルアーカイブ化されておらず、本研究によりデジタル化を可能としたい。翻刻調査の基盤が整ったところで、二本の書誌調査及び翻刻を年度内中に完了する。それにより、二本の本文状況が理解でき、次の異同調査に取り組むことが可能となる。

2.研究スタッフ

<研究代表者>
・神田 龍身 :学習院大学 文学部教授(日本語日本文学科)

<所員>
・佐々木 隆 :学習院大学 文学部教授(日本語日本文学科)

<客員所員>
・鈴木 泰恵 :学習院大学文学部 非常勤講師
・勝亦 志織 :学習院大学文学部 非常勤講師
・青木 祐子 :学習院大学文学部 非常勤講師
・鈴木 幹生 :芝学園中・高等学校教諭
・近藤さやか :学習院大学文学部無給助教
・陶山裕有子 :学習院大学文学部無給助教

<リサーチ・アシスタント>
・千野 裕子 :学習院大学大学院 人文科学研究科 日本語日本文学専攻
          博士後期課程
・富澤 萌未 :学習院大学大学院 人文科学研究科 日本語日本文学専攻
          博士後期課程

<研究補助者>
・瀬野 瑛子 :学習院大学大学院 人文科学研究科 日本語日本文学専攻
          博士前期課程
・竹田由花子 :学習院大学大学院 人文科学研究科 日本語日本文学専攻
          博士前期課程
・手塚智惠子 :学習院大学大学院 人文科学研究科 日本語日本文学専攻
          博士前期課程
・毛利香奈子 :学習院大学大学院 人文科学研究科 日本語日本文学専攻
          博士前期課程

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3.活動報告 [活動年度:平成26年度]

平成26年度:全2回のプロジェクト会議を行い、2回の勉強会を開催した。2014年8月〜9月の計5日間、三条西家本の書籍出版に向けた作業と、学習院本「さころも」の翻刻調査を行った。また1回の国内資料調査を行った(9月30日・10月1日)。さらに、これまでの三条西家本の分析をもととして、日本文学協会第69回大会2日目のラウンドテーブルにおいて「三条西家本『狭衣物語』の世界─『狭衣物語』読解の可能性をひらく─」と題して、鈴木(幹)をファシリテーター(司会)、勝亦、千野を発表者とした共同発表を行い、意見交換が行われた。(詳細は『学習院大学人文科学研究所報』2014年度版に掲載されています)

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4.今後の活動予定

人文科学研究所での、本プロジェクトは終了いたしました。ご協力くださった皆様にあつく御礼申し上げます。
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