共同研究プロジェクトについて

山本 政人教授プロジェクト
『発達研究の再検討に関する教育学・心理学の学際研究』
[prof.Masato Yamamoto]

1.目的・内容・期待される効果など

戦後の教育学と心理学においては、「子ども」・「発達」は理論と実践のキー・ワードであったが、ポストモダンと新自由主義以降においては、これらの用語を用いない研究がすすめられている。このような状況にあって、再度、発達の理論を精緻化し、子どもの発達に関する実践の量的・質的調査に取り組み、かつ、それらを往還することで、現代にふさわしい<発達学> の再構築をめざすことにしたい。具体的には、教育学と心理学の学際研究として、(1)理論研究としては、アンリ・ワロンの発達理論の再検討、(2)実践研究としては、子どもの発達に関する量的・質的な教育学的・心理学的調査、(3)理論研究と実践研究を有機的に往還させること、をおこなう。そして、徹底化した発達理論の解釈に関する研究と自覚的な調査方法に基づく発達実践に関する研究の往還を繰り返しおこなうことで、総合的な≪子どもの発達≫モデルを提示してみたい。

2.研究スタッフ

<研究代表者>
・山本 政人 :学習院大学 文学部教授(心理学科)

<所員>
・斉藤 利彦 :学習院大学 文学部教授(教育学科)※平成27年度のみ
・竹綱誠一郎 :学習院大学 文学部教授(心理学科)※平成27年度のみ
・伊藤 忠弘 :学習院大学 文学部教授(心理学科)※平成27年度のみ
・宮盛 邦友 :学習院大学 文学部准教授(教育学科)※平成28年度まで

<客員所員>
・小方 涼子 :学習院大学非常勤講師 ※平成28年度より
・波多野 純 :静岡英和学院大学教授 ※平成28年度より
・篠田 雅人 :山口大学助教 ※平成28年度より

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3.活動報告 [活動年度:平成27年度〜平成29年度]

平成27年度:打ち合わせ会議を経て、公開研究会2回、および、アンリ・ワロンについてパリでの調査・資料収集(10月31日〜11月6日、ビセートル・サルペトリエール両病院、国立公文書館)を行った。(詳細は『学習院大学人文科学研究所報』2015年度版に掲載されています)

平成28年度:パリの国立公文書館での資料調査(11月1〜6日)、日本LD学会大会への参加(11月19〜20日)、日本青年心理学会への参加(11月26〜27日)、公開研究会(12月10日)において小方が「目標志向性と所属感」について、山本がパリでの調査について報告。(詳細は『学習院大学人文科学研究所報』2016年度版に掲載されています)
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4.今後の活動予定

平成29年度は、アンリ・ワロンの研究のインパクトについての総括を行うとともに、教育学と心理学の各分野において発達研究がどのようなインパクトを有するかを最新の研究をもとに検討したい。そのために教育学・心理学諸領域の共同研究を行う。
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