大学院人文科学研究科

奨学金

貸与される奨学金には、「日本学生支援機構奨学金」以外に、本学独自の「学習院奨学金」があります。
一方、学業成績の優れた院生に対して支給される奨学金があります。これは院生が申請するものではなく、専攻を通じて研究科で選考される仕組みになっています。「安倍能成奨学金」(このところ、毎年度、研究科から3〜4人)、「学習院大学学業優秀者給付奨学金」(毎年度、各専攻から2人の計20人)があります。また、史学専攻に限定して「末松奨学金」(毎年度1人)があります。
また、後期課程においては毎年在籍者全員に20万円の研究教育給付金が支給されています。あわせて、遠隔地で学会発表を行う場合には研究科が旅費を負担するという独自の制度があり、これもまた大学院生の研究活動を支援しています。
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 【経験と意見】
武田 和久さん
史学専攻
武田 和久 さん
 得難い経験を積むことができることも史学専攻の魅力のひとつです。史学専攻の院生の中に教職課程を履修して教員資格を得る人が多いことも、こうした「教える」・「サポートする」活動と関わりがあるのかもしれません。私の専攻はイギリス近代史で、特に17世紀末から18世紀はじめにかけてのイングランドとスコットランドの合同の問題について研究しています。
 大学院では自分の研究対象を絞り込んで史料を収集し、その成果を研究発表や論文といった形にまとめることになりますが、学習院大学院史学専攻はそうした研究活動をスムーズに行う環境を用意してくれています。史学専攻の書庫・閲覧室・院生室は一カ所にまとめられており、無駄な時間をかけることなく必要な史料・書籍を手にすることができます。また、院生室は夜遅くまで利用することができるため、集中して史料の読み進めや論文執筆を行うことが可能です。
 学習院大学院史学専攻の大きな特徴の一つとして日本史・東洋史・西洋史が一つの専攻としてまとまっていることがあげられます。このため、院生たちは日・東・西というそれぞれの専門分野において自身の研究を深めることはもちろん、他の分野を専攻とする仲間とのコミュニケーションを通して、様々な地域・時代についての見識を深めていくことが可能です。さらに、早大・慶大・中大との4大学院交流によって他大の授業を履修することも可能です。私自身も1年間早大で院ゼミの授業を履修したことがあり、今年度も科目履修はしていませんが早稲田と立教の院ゼミに出席しています。様々な場所で他の大学院生の報告を聞き、自分の研究報告をする機会を持つことは、自分の研究を進める上で大きな力となっています。
 史学専攻には研究教育給付金(年間20万円)をはじめとして、奨学金などの経済的なサポートも充実しています。また、学部生のゼミを院生がサポートするTA(ティーチング・アシスタント)という制度があり、学部生のゼミ報告に対するアドバイスや卒論作成のサポートを行っています。こうした活動を通して人に「教える」という
 学内外の学会における活動も院生の重要な活動のひとつです。学習院大学には学習院大学史学会があり、毎年6月に学会報告が行われます。学外においても1年を通じて様々な時期に学会や研究会があり、院生はこうした学会や研究会に出席して多くの他大学の院生や研究者の方と交流を深め、研鑽を積むことになります。また、東洋史や西洋史の院生の中には留学をする人も少なくありません。学習院大学や学習院大学の卒業生によって運営されている桜友会などには海外に留学する人を経済的に援助する制度がととのえられていますし、学外の奨学金などに応募することもできます。私自身も2008年の夏から約1年間イギリスに留学しましたが、自分の研究を進め、技術を磨く上でこの経験は大きな糧となりました。来年度の夏にまたイギリスに留学する予定ですので、さらに自分の力を高めてしっかりとした博士論文を書くために、この機会を最大限に活かしたいと考えています。