春休み震災復興ボランティアバス 活動報告


  ・実施日:3/11(月)~3/12(火)
  ・行 先:宮城県本吉郡南三陸町
  ・活動内容:田の再生、瓦礫撤去、行方不明者捜索など
  ・参加人数:40名

 

春休みボランティアバス01 2013年3月11日(月)
宮城県南三陸町戸倉
活動初日
任務は田の再生作業です。
指導員の方に道具の使い方や注意点を聞きました。
春休みボランティアバス02 活動開始です。
始めに表面を覆っている草をレーキで取り除きます。
春休みボランティアバス03 鍬を使って、固くなった土を掘り起こします。
春休みボランティアバス04 土の掘り起しが進みます。
田んぼの中から、屋根の瓦や茶碗の欠片が出てきます。
午前中の作業はここまで。
春休みボランティアバス05 午後は、シャベルを使って石や草の根を取り除く根気の要る作業です。
春休みボランティアバス06 40人で田んぼ二面の再生に貢献しました。
春休みボランティアバス07 2013年3月11日14時46分、防災無線の合図と共に
1分間の黙祷を捧げました。
春休みボランティアバス08 気仙沼で夕食を終えた後、被災されながらも営み続けている食堂の方と一緒に祈念のキャンドルナイトをしました。
春休みボランティアバス09 宿舎は、閉校になった小学校を改修した施設です。

割当てられた部屋は、「三年一組」のようですね。
春休みボランティアバス10 研修室で、初日の活動の振返りをしました。
春休みボランティアバス11 グループごとの目標の共有は出来ていたか、達成度はどうであったかを話し合い、明日の活動テーマを決めました。
春休みボランティアバス12 2013年3月12日(火)
宮城県南三陸町滝浜
活動2日目

足場の悪い海岸沿いを作業現場まで移動します。
本日は全員ヘルメット着用です。
春休みボランティアバス13 指導者からの作業内容の説明を受けた後、早速活動を開始しました。
班ごとに役割分担を決め、必ずひとりは土砂の崩落の監視役をしました。
春休みボランティアバス14 石を取り除き、行方不明者の手がかりを探しました。
春休みボランティアバス15 2日間の活動総括です。
重機で片付けられる作業はほとんど終了し、人の手がなければ出来ない作業が、まだまだ残されているというお話を伺いました。
春休みボランティアバス16 大学ボランティアネット主催春休み震災復興ボランティアバス参加者の集合写真です。

 


震災復興ボランティアバス第3弾 活動報告


  ・活動日:10/26,27(1泊2日)
  ・活動内容:草刈り・瓦礫撤去・行方不明者の捜索
  ・活動場所:宮城県石巻市長面(ナガツラ)地区
  ・参加人数:24名

 長面地区は、大川小学校に近く、石巻市でも非常に復旧が遅れた場所です。地盤沈下がひどく、ようやく水抜きが進み、本格的な復旧が始まりました。未だに電気・水道・ガスなどのインフラは通っていません。

 私たちの2日間の活動は、瓦礫撤去と行方不明者の捜索でした。長面地区では、未だに30名あまりの方が行方不明のままです。初日は、車が入れる場所から小さな山を越えて徒歩20分ほどの場所にあるところで活動しました。草刈りをして、目視で不明者の手がかりを探しました。1年7ヶ月手付かずの場所は、草が生い茂っていました。根には、ところどころ漂流物と思われる発砲スチロールが絡まっていたりしました。

 その日の夜、グループワークで感想を述べ合い、NHKのニュース映像を見た後に、職員の方からお話を伺いました。朝、家族4人が見つかっていないという方から聞いた話が蘇りました。その方は、時が2011年3月で止まっていました。会話の内容は亡くした方の話に終始していました。見つかれば、遺族は深い悲しみに浸るが、新しい生活をスタートする契機になる。たとえ見つからなくとも、私たちがそうして、捜索する姿を見せ続けることで、遺族を勇気づけ、少しでも前に進む手助けをする。だから、DSPボランティアセンターは遺族にもう探さなくていい、と言われるまで活動を続けると、職員の方はおっしゃっていました。

 2日目は、田んぼだったところでの捜索でした。2人組になり、一人がスコップで堀り、もう一人が鍬で丁寧に土の中を探しました。非常につらい作業でしたが、明らかに前日とはメンバーのやる気は違いました。懸命な捜索を続けても、残念ながら2日間を通して、手がかりにつながるものは見つかりませんでした。

 しかし、私たちの活動が無意味だったということではありません。この活動を事前に知った遺族の方が、私たちの活動をご覧になり、感謝の言葉を頂きました。成果は出せませんでしたが、非常に意義深いことです。私たちができることは、普段から東北のことを考え、週末に東北に行って、数日間活動することくらいです。それを通して、少しでも東北の方々に力を与えることができればと思います。ボランティアセンターの職員がおっしゃっていたように、私たちも、「もう来なくて良い」と言われるまで、東北での活動を続けていきたいと思います。そして、仮に来なくていいと言われても、築き上げたご縁から、いつまでも東北に足を運びたいと思います。


 (ボランティアリーダー 経済学科3年 田代直樹)

震災復興ボランティアバス第2弾 活動報告


  ・活動日:9/30
  ・活動内容:農地復旧
  ・活動場所:宮城県仙台市若林区荒浜地区
  ・参加人数:29名

 第2回のツアーは、仙台市若林区荒浜での農地復旧活動でした。仙台というと、仙台駅の賑やかなイメージが強く、復興が完了したように思われがちですが、荒浜は居住制限がかかる壊滅的な被害を受けた場所です。震災直後、数百体の遺体が海岸に流れ着いたと言われています。

 今回は、ボランティア団体Thank you for the worldと共同で活動しました。2011年7月から毎月活動する経験豊富な団体です。活動先は、東北大の学生が運営する地域支援復興サークルReRootsでした。現在は、農業支援に力を入れており、この日も畑の土を掘り起こし、津波で運ばれた小石や瓦礫を取り除きました。小石を含んだ土地で機械を使うと壊れてしまうので、手作業で行います。休憩時間に、Thank you for the worldが集めている「サンキューメッセージ」を書いて、世界に発信しました。この日は、夜の東京到着と台風17号の関東上陸が重なるという非常事態でした。昼の時点で、JRの運転本数削減が決まっていました。休憩を短くして、1時間早く撤収し、一刻も早く東京に戻ることにしました。

 今回は、短い活動になってしまいましたが、担当した畑のある程度をメンバー全員で掘り進めることができました。普段あまり接することのない社会人団体とも交流し、これまでのReRootsでの経験談を伺うことができ、とても良い刺激になりました。活動する度に思うことは、片付けは着実に進んでいるが、終わりは見えないということです。土台だけになった更地や、鉄骨がむき出しになった建物跡を見る度にそう思います。より多くの人に現状を知ってもらい、周りを巻き込み、何度も東北に通う。一晩寝れば着くこの距離だから、できることです。私たちの活動はまだまだ続きます。


 (ボランティアリーダー 経済学科3年 田代直樹)

学生レスキュー隊が簡易担架の使用訓練を実施しました。

平成24年7月11日(水)に、「学生レスキュー隊」が簡易担架の使用訓練を行いました。

災害が起こった際には、怪我等で歩行が困難な方の支援が必要になります。 今回の訓練では、運動部常任委員会のメンバーで構成されている「学生レスキュー隊」が、 簡易担架を実際に使ってみて、その使い方や運ぶ際の注意点等を体得しました。