講座の紹介

史料館では、一般の方を対象とした講座を開いています。(もちろん学生さん・教職員の方も大歓迎です) 現在、講座は年3回程度、不定期で開催しており、毎回、歴史学・史料学・美術史などの主に研究者の方に最新の学術成果等をわかりやすく解説していただいています。参加費は無料です。  通常、学習院百周年記念会館等学内の施設を使用し、1回1時間半程度で行っています。  皆様お誘いあわせのうえ、ぜひお越しください。

画像:講座の紹介

最新の史料館講座のお知らせ

第98回 学習院大学史料館講座「辻邦生――絵画、そして〈永遠〉」

 このたび当館では、10月29日(日)に第98回学習院大学史料館講座「辻邦生─絵画、そして〈永遠〉」を開催する運びとなりました。本講座は講演会と朗読劇の2部制を予定しております。
 第1部の講演会では、銅版画家の山本容子氏にご登壇いただき、新聞連載小説『光の大地』(毎日新聞社刊)の挿画を手がけられた際の小説家と画家とのコラボレーションについてのお話を伺います。
 また、第2部の朗読劇では、大学生の若者たちが、昨年に引き続き辻の代表作の一つである『春の戴冠』の後篇をみずみずしい感性で表現致します。楽しみにご鑑賞いただければ幸いです。  

日 時:令和5年(2023)10月29日(日)13時30分~17時00分 (13時開場)
会 場:学習院創立百周年記念会館正堂 ※入場無料
定 員:500名 ※先着順、事前申し込み不要


  ●第1部: 講演会:辻邦生――絵画、そして〈永遠〉
  13時30分~15時00分
  講師:山本容子氏(銅版画家)

  〈休憩30分〉

  ●第2部: 朗読劇/第8回〈声でつむぐ辻文学〉:『春の戴冠』(後篇)
  15時30分~17時00分
  台本構成、朗読指導:岡部泰子氏 演出:漆崎隆氏
  朗読者 遠藤弥宙氏(早稲田大学4年) 大川あんな氏(学習院大学1年)
  末原立貴氏(慶應義塾大学2年) 田口雄海氏(都留文科大学3年)
  新矢萌香氏(東京女子大学3年) 早野沙都氏(相模女子大学3年)
  作品解説: 中条省平氏(学習院大学フランス語圏文化学科教授・
                      辻邦生生誕100年記念事業組織委員長)
  *当日、1階正堂ホワイエにて山本容子氏の版画展示および書籍販売コーナーを設置


【本講座にご来場の方へのお願い】
1) 以下に該当する方はご来館をお控えください。
・ご自宅で検温し、発熱(概ね37.5℃以上)、咳、のどの痛み、味覚・嗅覚の変調、倦怠感、息苦しさがあるなど、ご体調がすぐれない方。
・新型コロナウイルス感染症の陽性者または濃厚接触者で療養期間・待機期間中の方。
2)敷地内では、目的外の建物への立ち入りはご遠慮ください。
3)講座会場内での撮影は禁止しています。

以上、ご理解とご協力をお願いいたします。


画像:チラシ

過去の講座一覧

講座回

講座タイトル

講演者

期間

第97回

制服語り―学生時代の追憶と思い出の共有

講師:難波知子氏

〔動画配信〕2023年4月3日-6月3日

第96回

[講演]辻邦生―音楽・ことば・物語
[朗読劇]第7回<声でつむぐ辻文学>『春の戴冠』(前編)

講師:矢崎彦太郎氏
朗読者:杉原葵衣氏
    遠藤弥宙氏
    新矢萌香氏
    田口雄海氏
    末原立貴氏
    早野沙都氏
    作品解説 中条省平氏

2022年10月30日

第95回

[講演]三笠宮の近現代史―「童謡の宮様」から「学者皇族」まで―
[鼎談]伝記『三笠宮崇仁親王』を語る

講師:舟橋正真氏
鼎談:彬子女王殿下
    舟橋正真氏
    伊藤真実子氏
    司会 田中潤

2022年10月8日

第94回

学習院の東洋学

中嶋諒氏

〔動画配信〕2022年5月12日-YouTubeにて公開中

第93回

物語の玉手箱 ボンボニエール

橋本麻里氏

〔動画配信〕2021年10月1日-YouTubeにて公開中

第92回

スポーツと学習院―その足跡をたどる―

坂上康博

〔動画配信〕2021年5月28日-9月12日

第91回

宸翰の鑑賞―時代とその風格を味わう―

島谷弘幸

〔動画配信〕2020年11月21日-YouTubeにて公開中

第90回

いくさの装い―守り継ぐべきもの

伊東哲夫

2019年11月9日

第89回

没後20年 辻邦生を語る

拝戸雅彦、松浦寿輝

2019年6月29日

第88回

「華ひらく皇室文化-明治宮廷を彩る技と美-」展関連シンポジウム

彬子女王、小松大秀、長崎巌、野地耕一郎、森下愛子

2019年4月27日

第87回

思ふどち 語りつくして―乃木希典と寺内正毅

山口輝臣

2018年10月6日

第86回

辻邦生《背教者ユリアヌス》をめぐって―美術と文学の観点から―

金沢百枝・加賀乙彦

2018年6月9日

第85回

歌会始における和歌の披講

園池 公毅

2018年4月21日

第84回

黎明期の学習院

内藤政武・桑尾光太郎

2017年10月28日

第83回

辻邦生の出発―『夏の砦』

加賀 乙彦

2017年7月22日

第82回

公家・女房装束の着装と解説

一般社団法人霞会館・衣紋道研究会

2017年5月13日

第81回

王朝物語と絵画

佐野 みどり

2016年10月8日

第80回

辻邦生のボッティチェリ観をめぐって―小説と歴史のあいだで

小佐野 重利

2016年7月23日

第79回

京都の学習院―公家・幕府・藩の動向と関連させて―

家近 良樹

2016年5月7日

第78回

近代日本の彫刻

佐藤 道信

2015年11月14日

第77回

役に立つ数学・楽しい数学

中島 匠一

2015年10月30日

第76回

近代の皇室とボンボニエール

五味 聖

2015年5月9日

第75回

江戸城への「御肴」上納のしくみ―白魚・鮎・鯛を中心に―

太田 尚宏

2014年11月22日

第74回

桜圃寺内文庫の誕生とその後

伊藤 幸司

2014年10月3日

第73回

馬の博物誌
末崎真澄
学習院の馬術135年

岡部 長忠

2014年5月10日

第72回

神話学から見た遷宮

平藤 喜久子

2013年11月22日

第71回

東洋学の歩いた道 記念講演・シンポジウム
マルコ・ポーロとシルクロード世界遺産の旅
―西洋生まれの東洋学―
古代中国の名宝
―細川護立と東洋学―
アジアを学ぶ
―近代学習院の教育、人と人のかかわりから―
東洋学のおこりと東洋文庫

牧野 元紀
三宅 秀和
村松 弘一
斯波 義信

2013年10月19日

第70回

音を創る・音をつなぐ
―製作者でもなく、演奏家でもない“楽器”が主役のコンサート―

講師…松下 敏幸
演奏…浦川 宜也、石井 いずみ、兎束 俊之、岩崎 淑、クヮルテット・ヒムヌス

2013年6月22日

第69回

教育の力 時代を超えて今に生きるもの
-戦前・戦中・戦後 女子学習院から学習院女子部へ-

講師…西尾 珪子、倉本 玲子、武井 絢子、宮崎 茂子、西原 健子
構成担当…須山 名保子

2012年11月24日

第68回

御門と日本の門建築

ウィリアム・コールドレイク

2012年9月15日

第67回

ある貴公子の肖像

-三島通陽関係文書を手がかりに-

グラン・ツール1921

-皇太子裕仁親王の御外遊と国民の物語-

内藤 一成
梶田 明宏

2012年5月26日

第66回

日本美術史のはじまり
-ウィリアム・アンダーソンと大英博物館-

彬子女王殿下

2011年11月26日

第65回

徳川将軍家の婚礼調度
-女乗物を中心に-

斎藤 慎一

2011年10月15日

第64回

日本美術史 三粋人饒舌
-水墨画・琳派・浮世絵の魅力-

河合 正朝、河野 元昭、小林 忠

2011年6月4日

第63回

古典の日フォーラム2010 in東京

パネルセッション

「語り・京ことば源氏物語」

「基調講演『古典の日』と文化の継承」

「羅生門」

芳賀 徹、永井 和子、児玉 清、池坊 美佳、安井 瞭太、山下 智子、千玄室、越前琵琶

2010年11月27日

第62回

江戸のメディア 浮世絵
-歌麿・北斎・広重など、海を渡った作品群-

藤澤 紫

2010年6月14日

第61回

南武蔵の古墳文化と倭王権
学習院大学周辺遺跡の発掘調査

松崎 元樹
成田 涼子

2010年5月14日

第60回

『おくのほそ道』をくずし字で読む

鈴木 健一

2009年11月27日

第59回

映画上映

竹園會第一回懇親會

松の契山階芳麿侯爵ご成婚記録

山階宮御所蔵映画
-空の宮様ご動静ほか-

山階芳麿博士と山階鳥類研究所について

山階宮家と勧修寺について

島津 久永
筑波 常遍

2009年10月12日

第58回

判じ絵の世界
-江戸の庶民と知恵比べ-

岩崎 均史

2009年6月16日

大学公開講座

源氏物語シンポジウム

源氏物語の木々
-家の繁栄と衰亡-

記憶の絵画
-源氏物語と造形-「源氏物語のうちなる絵画」

雅楽公演
-管弦と舞楽-

三田村 雅子
佐野 みどり
管弦…越殿楽
舞楽…青海波、陵王、いちひめ雅楽会

2008年12月10日

第70回大学公開講座 学習院の目白100年日本と世界の歴史に重ねて

福井 憲彦

2008年10月13日

第57回

中央教室の思い出映像で見るピラミッド校舎解体までの軌跡
中央教室の思い出さよならピラミッド校舎 ウルトラセブン上映&トークショー
中央教室の思い出記念講演

小城 崇史
満田 かずほ
徳仁親王殿下

2008年9月13日

第56回

近代建築とその変遷

飯田 喜四郎

2008年7月26日

第55回

映画上映

筆子・その愛-天使のピアノ-

教育福祉に賭した”一粒の麦” 石井筆子

二井 仁美

2008年5月24日

特別企画上映会

さよならピラミッド校舎 ウルトラセブン上映&トークショー

満田 かずほ

2008年1月13日

第54回

歌舞伎の世界
-伝統と創造-

田口 章子

2007年11月15日

第53回

能の舞に隠された意味
-謡本から見た中世の音韻-

金春 安明

2007年7月9日

第52回

『高松宮日記』について

笠松 巖

2007年5月11日

第51回

雅楽の愉しみ

宮田 まゆみ

2006年12月5日

第50回

写された明治天皇の地方巡幸

岩壁 義光

2006年10月11日

第49回

大正期の附録双六
-川端龍子を中心に-

岩城 紀子

2006年7月28日

第48回

南米アンデスのキリスト教聖堂装飾
-エキゾティシズムの転倒-

岡田 裕成

2006年3月1日

第47回

目白・学習院のキャンパスに見る近代建築の魅力

杉山 経子

2005年10月26日

第46回

美術館の愉しみ
-日本とイギリスの美術館を旅する-

森 千花

2005年6月1日

第45回

史料としての武家家訓・遺訓

小澤 富夫

2005年3月28日

第44回

辻邦生展記念講演

辻 佐保子

2004年11月27日

第43回

日本の鎧と兜

池田 宏

2004年5月11日

第42回

今、なぜ日本がトルコで発掘調査を行うのか
日本とトルコについて
古代アナトリア文明について

大村 幸弘
寬仁親王殿下
三笠宮崇仁親王殿下

2004年3月9日

第41回

書院造と数奇屋造

小澤 朝江

2003年10月24日

第40回

戦後一貧書生の冒険―書物の狩―

堀越 孝一

2003年5月17日

第39回

高松宮下賜のミクロネシア民族資料

岡田 茂弘

2003年3月13日

第38回

歌会・歌会始・和歌の披講

坊城 俊周

2002年11月9日

第37回

西田哲学における<自己>の探求―一途に究極的なものを求めて―

酒井 潔

2002年6月17日

第36回

鳴滝時代の乾山焼―掘り出された乾山焼―

荒川 正明

2002年3月13日

第35回

徳川将軍の領知判物・朱印状

上野 秀治

2001年10月29日

第34回

地域資史料を考える―地域博物館の視点から―

鈴木 靖

2001年7月9日

第33回

明治太政官文書を読む

中野目 徹

2001年3月16日

第32回

漆鑑賞入門

小松 大秀

2000年11月10日

第31回

上方の酒、東海の酒、関東の酒

青木 美智男

2000年6月19日

第30回

大名行列を読み解く

根岸 茂夫

2000年3月6日

第29回

鉄道史にみる満鉄

湯沢 威

1999年10月5日

第28回

学習院大学 新生の50年

小倉 芳彦

1999年5月24日

第27回

歴史的都市・建築の保存と再生

伊藤 裕久

1999年3月9日

第26回

記録遺産の保存と活用
-主人公はあなたです-

日露野 好章

1998年12月2日

第25回

近世の朝廷儀式と公家の生活

高埜 利彦

1998年5月29日

第24回

徳川義親侯とユーラップ・アイヌ

佐々木 利和

1997年11月12日

第23回

大礼にみる装束と衣紋

鈴木 真弓

1997年7月10日

第22回

近代日本史学の一断面
-1920~1930年代の歴史学をめぐる思想史-

苅部 直

1997年5月9日

第21回

震災被災地での新しい動き
-現代社会と歴史学・史料保存-

辻川 敦

1996年12月18日

第20回

幕末の史料を読む
-先例にてらして地図におとして、重ねあわせて-

井上 勲

1996年9月20日

第19回

中世の絵巻にみる清涼殿の生活
-清涼殿の小蔀と殿上の椅子について-

保立 道久

1996年5月14日

第18回

『従軍慰安婦』関係史料を捜して

吉見 義明

1995年10月23日

第17回

歴史小説と歴史資料
-『西行花伝』を中心として-

辻 邦生

1995年7月6日

第16回

浮世美人の絵姿
-笠森お仙の実像と虚像-

小林 忠

1995年5月11日

第15回

オックスフォードにおける私の研究と研究施設について

皇太子殿下

1994年10月27日

第14回

史料を未来につなぐ保存技術
-保存・修復、環境、人-

青木 睦

1994年7月6日

第13回

絵画史料の読み方

黒田 日出男

1994年5月9日

第12回

新しい歴史学を求めて
-モノ史料の可能性-

小泉 和子

1993年10月27日

第11回

近世文書主義と情報管理

大友 一雄

1993年7月12日

第10回

絵巻物史料の取り扱い方・読み方

千野 香織

1993年4月23日

第9回

文書史料をめぐる諸問題
-管理文書と廃棄文書の世界-

網野 善彦

1992年11月9日

第8回

新田開発にかけた生涯
-市川五郎兵衛と五郎兵衛新田-

斎藤 洋一

1992年7月2日

第7回

記録遺産を守るために
-育てアーキビスト-

安藤 正人

1992年4月23日

第6回

資料保存の新時代
-人を守ること、史料を守ること-

坂本 勇

1991年10月24日

第5回

絵図史料から都市空間を読む
-阿部家麻布屋敷を素材として-

玉井 哲雄

1991年7月8日

第4回

日本古文書学の発達と現状

安田 元久

1991年4月25日

第3回

『類例秘録』に現れた処分例

児玉 幸多

1990年10月25日

第2回

身近な史料の保存法
-史・資料保存科学の基礎-

稲葉 政満

1990年7月12日

第1回

歴史研究と素材としての史料
-その関係の新しい考え方について-

安沢 秀一

1990年4月19日

第0回

『島原日記』(東京大学総合図書館蔵)について
-江戸・大阪城代・現地間の情報交換-

高木 昭作

1989年10月13日