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公開：2012年6月18日 / 最終更新日：2012年6月27日

出版社の方へ

実際、紙の本を出版すればインターネットに接していない層の人たちに拙著を読んでいただけると思います。また（私もそうなのですが）紙媒体でなければ落ち着いて本が読めないという人も多いでしょう。 せっかくのチャンスなので、出版について前向きに考えさせていただきます。

ただ、私にもいろいろと思うところがあり、わがままとは承知の上で、出版にあたっては以下のような条件をつけたいと考えています。 ご検討ください。

絶対に実現したいこと

• 紙媒体で出版する最大の目的は多くの人に気軽に手にとってもらうことなので、本の価格は合理的に達成可能な範囲でできるかぎり低く抑える。
• 紙媒体で本を出版したあとも web 版の無償公開は続ける。
• 紙媒体で本を出版したあとも web 版の更新は（必要なら）続ける。 特に、紙媒体での出版の準備の際に（たとえば、編集者の提案などで）加えた改良も、web 版に反映させる。
• 一時的に売り出すのではなく、たとえ少部数でもいいからできるだけ長いあいだ発行を続ける。

実現できればうれしいこと

• 紙媒体での出版のために新たに用意した素材（たとえば、イラスト）も（新たな使用料などなしに） web 版に利用できる。
• もし増刷になったら、それ以降の売り上げ（出版社の取り分のことです）の一定の割合を放射線対策関連の事業に寄付する。

なお、複数の出版社からご提案をいただいた場合は、誠に勝手ながら、私の個人的な判断で一社を選ばせていただきます。ご了承ください。