教育方針

学習院の源流は1847年に開講された京都御所前の学習所にあり、学習院女子中・高等科は、1885(明治18)年に設立された華族女学校が前身です。本校は設立当初から「その時代に生きる女性にふさわしい品性と知性を身につけること」を掲げ、全人格的な陶冶を目指しています。「生徒はダイヤモンドの原石」です。そして、ダイヤモンドはダイヤモンドによって磨かれます。若葉萌ゆる年代である中学・高校時代に、「おのれにまさるよき友」を得ると同時に、友人にとっての「おのれにまさるよき友」となり、切磋琢磨しながら学校生活を送ります。

学習院女子中・高等科長 増渕哲夫学習院女子中・高等科長 増渕哲夫

学習について

本校の授業や学習のあり方は「本物に触れる 過程を大切にする 表現力を身につける」です。実験・実習をはじめ、本物に触れる機会を多く取り入れ、自ら考え、友と深め合い、的確に表現することを目標としています。すぐに役立つことは、すぐに役立たなくなります。六年間の一貫教育の中で、「進度より深度」を大切に、掘り下げる授業を展開します。

学校生活について

「正直と思いやり」は、生活の指針となることばのひとつです。「忠恕」とも言えます。自分に対しては「正直」を、また他者には「思いやり」を羅針盤として、自ら行動し振り返ることが本校での生活の基本です。真の意味で自分を大切にし、他を思いやる力を身につけていきます。
また、委員会・部活動・行事などの活動においては、生徒の自主性を尊重し、自らが考え企画し活動することを重視しています。多様な経験を積み重ね、生徒一人一人が、凜として社会に在る人間へと成長することを目指します。
中学・高校時代は、自身が何者であるのかを模索する時です。また学校は、人生の中で行きつ戻りつして歩むことが許される、最後の場であるかもしれません。環境が人をつくります。緑豊かな広大なキャンパスで、自分の芯を育むことを願っています。

女子中・高等科の学習と学校生活についてさらに知る

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