先輩インタビュー
総務部総務課
(経験部署:教務課3年、現部署2年目)
- 入職年
- 2016年
- 出身大学
- 東京理科大学経営学部

教育の素晴らしさを知って

学生時代、予備校でアルバイトをしており、学習することで学力を伸ばすだけではなく、自分に自信をつけて、人としても大きく成長し、巣立っていく生徒たちををたくさん見てきました。そこに自分が関われていることに喜びを感じ、教育業界への就職を目指すようになりました。予備校では1年間しか生徒と関わることができず、どうしても伝えられることに限界もあります。明確な理念の下、長期的に教育が行われる現場に身をおきたい!と考えていたとき、本院職員の募集を見つけました。「幼稚園から大学までの一貫教育」「都心のワンキャンパス」「歴史と伝統」という魅力満載の学習院はまさに私の理想の職場だ!と感じ、入職を決めました。
多岐にわたる業務で教職員の素晴らしさを感じる

初等科から大学までの各学校に所属している団体の課外活動助成金の取りまとめや、毎月の学習院報(院内報)の発行、文部科学省や東京都から通知される公文書の管理などを担当しています。
その他にも総務部総務課の業務には、学習院の意思決定を行う理事会・評議員会等の会議運営、院内のルールとなる規程の制定および管理、式典や行事の運営などがあり、いずれも多くの人が関わります。協働するメンバーが多いからこそ、事前の準備・相談・調整が重要であると日々感じています。
経営陣である役員や外部理事ともやりとりをする機会もあり、学校運営を円滑に行うパイプ役を担っているとも言えます。学生や教員の教育・研究を支える大学部門から院内全体の基盤に関わる法人部門に異動したことで、これまでとは違った新しい視点をもつことができました。まだ異動したてですが、今後は、院内全体を支え動かしていけるよう、学校運営について広い視野を持てるようになりたいです。
多くの人から愛される学習院で働けること
異動して初めて担当した行事の新年初顔合わせ会です。新年初顔合わせ会は、役員や教職員、名誉教授など500名を超える学習院関係者が集う賀詞交換会です。1年の始まりに行われ、さまざまな方とコミュニケーションを図れる機会であり、「勢いある学習院」の実現に向け、学習院全体で意識を共有するための大切な行事です。
約2ヶ月前から関係者への招待状発送、料理の手配など準備を進めました。当日は、朝から会場の設営や料理の確認を行い、出席者の方々をお迎えします。令和最初の新年初顔合わせ会は、前年より多くの方にご出席いただき、たいへんな盛会となりました。会の最中には役員や名誉教授の方ともお話することもでき、「こうして新年に皆さんと集まることができるのはとても素晴らしいことだよ」とお声をかけていただいたときは、学習院はいつまでも多くの方から愛される学校であると、このような企画を運営する立場になって改めて実感しました。そんな職場で働けていることを誇らしく思います。
1年間のスケジュール
4月 | オール学習院の集い※1・新任教職員を囲む会 |
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5月 | 輔仁会理事会※2 |
6月 | 会計監査資料作成 |
7月 | 予算要求・官公庁、機関等から依頼される調査の回答作成 |
8月 | 夏季休暇期間(毎年、同期女子旅をしています♪) |
9月 | 役員就任挨拶状の準備、発送 |
10月 | 各学校の卒業証書発注 |
11月 | 輔仁会会費徴収、輔仁会雑誌配付(雑誌編集部の学生とやりとりをしながら、準備を進めます) |
12月 | 年賀状準備、発送 |
1月 | 新年初顔合わせ会 |
2月 | 課外活動助成金に関わる行事計画書 |
3月 | 課外活動助成委員会 |
- 近隣住民、卒業生、在校生、父母保証人との親睦と交流の場として毎年開かれている行事です。
- 輔仁会とは、教職員および本院学生によって構成される組織で、輔仁会理事会は輔仁会の予算や運営について話しあわれる会議です。

会議の準備も総務部総務課の仕事の一つです!

先輩からひとこと

「学校職員」=大学の「学生課」や「教務課」といったイメージが強いと思いますが、学校を運営している「法人部門」にも目を向けてみると視野が広がるかもしれません。
総務部総務課では学校の根幹を担う分、教務課時代とは違った責任や緊張感がありますが、学校職員の仕事の面白さと新たな発見に日々刺激を受けています!
- 経験部署・年数は取材当時のものです。