1) 求人・求職サイトいわゆるジョブサイトの殆どがキャリアサービスを行っている。アメリカでのジョブサイトのトップ3はMonster.com,Hotjobs (Yahoo!),Career Builder。最も情報が多く使いやすいジョブボードとしてモンスタードットコムが首位に選ばれている。
2) JobStarはレジュメ,キャリアガイド,給与情報,ジョブバンク,キャリアアセスメント,ジョブフェア,キャリアセンター,図書館情報といったキャリア関連の約2000の最大ポータルといわれる。主な機能は,求人情報検索,インターンシップ情報検索,求人広告掲示,レジュメ作成,カバーレター作成,レジュメ貼り付け及びレジュメデータベース検索,企業及び業界情報検索,コミュニティ機能(掲示板)である。これに,キャリアアセスメントの適職テスト,性格テストなどが加わる。
3) 最もベーシックなサービスは1時間程度のキャリアカウンセリングで,電話や対面形式のマンツーマンで行う。自分の強み,目標設定の明確化,効果的なPR方法,キャリアマネジメントの指導を受けられる。所要時間は1時間で80ドルから100ドル程度である。
最近人気が高いものは,明日,面接があるなど緊急時のコンサルティングで,履歴書の簡単な見直しや人事考課に対する準備,給与交渉のヒント,面接前のアドバイス等に利用できる駆け込み寺のようなもので,街角にある。予約なしの立ち寄り制のものである。料金は20ドルから25ドルと比較的利用しやすい金額設定である。他に,カウンセラーによる疑似面接を行い,面接スキルを向上させるサービスもある。ビデオに録画して自宅に持ち帰ることができる。所要時間は90分で100ドル程度である。
4) キャリア関連書籍でのベストセラーは1972年に初版が出版された「What color is your Parachute?」(リチャード・ネルソン・ボウルズ著)で,ニューヨークタイムズで通算300週のベストセラーに選ばれた。キャリアカウンセリングのガイドブックである。この他にダミーズの「××でも出来る」という黄色の本のシリーズは,インターネットによる職探しや,レジュメの書き方など入門書として人気が高い。