1 データは,流通経済研究所から提供していただいた。ここに記して感謝します。
2 ここではブランドとサイズの組み合わせをブランドと言うことにする。
3 価格掛率=実際売価/標準価格,ただし標準価格はデータ期間中での最高売価であり,定価と一致しないものもある。
4 もっと一般的には,杉田のモデル(杉田1998)は,以下のように,前回購入したブランドに依存してアイデアル・ベクトルとマーケティング変数の重要度が変化する。
ただし, =家計,
=ブランド,
=期
ただし,=前回ブランド
購買ダミー
5 AIC,BIC共に入り子型でないモデルのデータへの適合度を見る指標であり,値が小さければ小さいほど良好な適合度を示す。AICとBICの結果が異なるときは,指標の優先度が定まっているわけではないので総合的に判断しなくてはならない。
6 ブランド5の布置は,それぞれの軸ですべてのブランド布置の合計が0になるように,マイナス他のブランド布置の合計(sugita-exp22.eps)に制限されている。同様に,アイデアル・ポイント5も(sugita-exp23.eps)に制限されている。これらはパラメタ-の識別性確保のために必要な制限である。識別性については,Ramsay(1978)および杉田(1998)が詳しい。