3) A.Koyama, Eigenarten des japanischen Managements, Schmalenbachs Zeitschrift fur betriebswirtschaftliche Forschung, Marz 1991 pp.275-284.
4) 三輪・ラムザイヤー(2001)は,政府の産業政策が戦後の日本経済の成長の主因であるとする通説を厳しく批判し,民間企業の果たした役割を重視している。
5) 飯田(1998)は,1990年代後半までに登場した多くの日本的経営に関する書物を検討し,日本的経営論がどのような論者によって,どう展開されてきたのか,時代区分を行いながら,議論を整理している。
6) 日本経営学会編(2017),『日本経営学会史』千倉書房
7) 大会案内−日本経営学会(keiei-gakkai.jp)による。
8) 加護野(2014)では,アメリカ型のガバナンスの仕組みの導入などの企業統治改革は失敗であった断じ,日本の伝統的な統治機構を再評価したよりよい企業統治の制度と慣行を提言している。
9) 久保(2010)は従業員の利益を企業の目的とすることは,従業員の利害(雇用の安定,賃金,労働時間等,正規社員と非正規社員間の対立)は多岐に渡るため,一つの指標で表すことが難しく,現実的ではないと している。
10) 企業が従業員の全体をその中に取り込んだ一種の閉鎖社会になっていることを,企業カプセルと呼び,そのプラス・マイナスを論じている。