教育内容・教員紹介 - 教育体制/カリキュラム/成績評価
教育体制

- 徹底した少人数教育
- 学習院大学法科大学院は、1学年の学生定員が未修者6人・既修者24人であるため、1つの授業の出席者は、未修者と既修者が合流する2年次の必修科目でも(原級者を含めても)30人程度で、多くの授業は数人~20人で開講されています。また、演習が在学全期間にわたって用意されており、1クラス6人程度を1人の教員が担当しており、学生一人ひとりの顔の見える徹底した少人数教育を行っていることが特徴です。
- 質の高い教授陣
- さらに少人数教育であるだけでなく、すべての教員が高い水準の教育を提供していることが、本法科大学院の最大の特徴です。研究者教員は学界の第一線で活躍するとともに、法曹界や行政の場で社会的貢献を行っています。また実務家教員は、裁判官・検察官・弁護士として法曹実務の最前線で活躍してきたキャリアを持っています。こうした教員が親身に教育を行っていることが、在学生の満足度を高めています。
- バランスのとれた充実したカリキュラム
- 本法科大学院は、特定の分野に偏ることなく、バランスのとれたオーソドックスなカリキュラムを提供します。このカリキュラムに沿って学習することで、法曹に必要なオールラウンドな能力を修得できるでしょう。また、先端的な法分野や法実務に関心のある学生に対しては、各教員がその専門的知見を基にさらに進んだ指導を行っています。このような充実した教育を提供できるのも、質の高い教授陣を揃えた本法科大学院ならではといえるでしょう。
カリキュラム
学習院大学法科大学院のカリキュラムの特色は、バランスのとれたオーソドックスな構成となっていることです。「民法入門」や「憲法」等の基本科目から「知的財産法」のような発展的な科目、個別指導を行う「法学入門演習」「法学演習」まで、偏りなく開講されます。このカリキュラムに沿って学習することで、法曹に必要なオールラウンドな能力を修得することができます。
修了するために修得が必要とされる科目の種類及び単位数
令和5年度入学学生
科目の種類 | 単位数 | ||
---|---|---|---|
必修科目 | 法律基本科目 | 公法系 | 12単位 |
民事法系 | 38単位 | ||
刑事法系 | 16単位 | ||
法律実務基礎科目 | 10単位 | ||
選択必修科目 | 基礎法学・隣接科目 | 4単位 | |
展開・先端科目 | 司法試験選択科目4単位を含む12単位 | ||
選択科目 | 法律基本科目 |
8単位 ※ただし法律基本科目以外から5単位以上選択する |
|
法律実務基礎科目 | |||
基礎法学・隣接科目 | |||
展開・先端科目 | |||
総計 | 100単位 |
※法学既修者である学生については、本法科大学院の入学時に26単位を修得したものとみなす。
成績評価
カリキュラムおよび法科大学院履修要覧 も併せてご確認ください。
成績評価基準とGPA
評価 | 点数の目安 | 評価割合の目安 | 成績点数 |
---|---|---|---|
秀 | 90点以上 | 10% | 4点 |
優 | 80点以上90点未満 | 30% | 3点 |
良 | 70点以上80点未満 | 40% | 2点 |
可 | 60点以上70点未満 | 20% | 1点 |
不可 | 60点未満 | 絶対評価 | 0点 |
- 1. 成績評価は、秀、優、良、可、不可の5段階とし、不可を不合格とする。
- 2. 秀、優、良、可は、相対評価による。不可は絶対評価とし、素点では60点未満とする。
- 3. 秀、優、良、可の割合の目安は、上記のとおりとする。ただし、法学入門演習、法学演習、法文書作成指導、民事起案、刑事起案、法曹倫理、エクスターンシップ及び受講生数が10人未満の授業科目を除く。また、各成績割合の±10%を教員の裁量の幅とする。
GPAの算出方法
GPA(Grade Point
Averageの略)は、各科目の成績評価を成績点数(上表のとおり)に換算し、該当する成績点数に科目の単位数を乗じたものの合計を総履修単位数で除し、小数点以下第4位を四捨五入して、第3位までの値をとることで算出される。
GPA = 〈(成績点数 × 単位数)の和〉 ÷ 〈総履修単位数〉
進級・修了に必要なGPAと単位
進級・修了 | GPA | 単位 |
---|---|---|
進級要件※ | 当該年次1.5以上 | 当該年次に配当される必修科目 |
修了要件 | 通算1.5以上 | 総計100単位以上 |
※進級要件の詳細は、履修規程参照