油母頁岩乾留実大試験炉(ゆうけつがんかんりゅうじつだいしけんろ)






 油母頁岩(ゆうけつがん)とはオイルシェールとも呼ばれる。石油を生成しうる有機物を多量に含む緻密な堆積岩の総称である。
 実大試験炉は石油資源に乏しい日本が頁岩から液体燃料を取り出す効率的な方法を探るために作られた実験施設。1926年9月から1927年12月まで16ヵ月にかけて20万円の巨費を投じて頁岩から液体燃料を抽出する試験が行なわれた。実大試験炉は1日40トンの頁岩を処理すべき円形炉を採用した。撫順では1930年に油母頁岩から石油を抽出する事業が始められた。





bujun_geore_009:撫順炭鉱油母頁岩乾留実大試験炉


写真から見た大試験炉は四階建ての高さがある。

古絵はがき(表)

古絵はがき(裏)