古城子露天堀






 露天掘とは、炭層を覆っている地表の土砂及び頁岩(けつがん)を剥離し、採炭を行う方法である。古城子坑は炭層の厚さが80〜120mであり、傾斜が30度近くあるため、露天掘が最も適切であった。古城子は撫順の露天掘の代表的な場所のひとつであり、1914年に開始され、列車を採掘地点まで引き入れて電動シャベルで積み込んで搬出、1915年1月には出炭が可能になり、同年4月に営業坑となった。





bujun_geore_001:撫順炭坑古城子坑露天堀


露天堀の一角から縦構図で撮影した写真。上のほうに巻揚げ機や建屋など、下の方にトロッコとレール、作業中の労働者の姿が確認できる。

古絵はがき(表)

古絵はがき(裏)


bujun_geore_012:撫順炭鉱古城子採炭所(露天堀)一部


絵はがきでは空のトロッコが線路の上を人力で運ばれている。線路のポイント切り替え(転轍機)部分にあたるためか線路が交差している。

古絵はがき(表)

古絵はがき(裏)


bujun_geore_016:撫順炭礦古城子採炭所露天堀


この写真に重機は見られないが、土砂・石炭を搬出するためのレールが複数引かれているのが見て取れる。中央左手に見えるのは残土を運ぶためのトロッコか。

古絵はがき(表)

古絵はがき(裏)


bujun_geore_054:
(撫順)露天掘に於けるダイナマイト充填作業
(古城子採炭所)


三本の柱をピラミッド状に架けた簡易的な充填装置が写っている。上のほうに輪軸を設置し、下には三四人の従業員がロープを引張り、ダイナマイトを地下に入れている場面と思われる。

古絵はがき(表)

古絵はがき(裏)


bujun_geore_058:
(撫順)露天掘採炭作業の壮観(古城子採炭所)


露天堀の全体を撮影したもの。

古絵はがき(表)

古絵はがき(裏)