モンド瓦斯発電所






 モンドガス(Mond gas)とは、イギリスの科学者ルードウィッヒ・モンド(Ludwig Mond、1839〜1909)考案の、劣等炭から得られる燃料用ガス。
 1913年には楊柏堡坑(ようはくほうこう)に続いて大山坑、東郷坑でも注砂設備が着工され、運炭鉄道の電気化が起工され、翌1914年10月に完成した。完成後には、1500kw発電機二基を試運転した。1916年水性ガスによる発電が計画され、モンドガス及びリムガスによる3000kw発電機2基を竣工した。1918年にはモンドガス第二発電所が完成し、発電を開始。1919年7月にはモンドガス、リムガスによる発電の運転も開始された。1922年は発電所が大官屯に集積した年である。1928年には奉天など他の都市にも送電を始める。当時としてはアジアでも最大規模の発電所に成長した。





bujun_geore_005:モンド瓦斯及発電所


写真は発電所の全体像を撮影したものであり、手前には発電用と思われる大量の木材が見える。

古絵はがき(表)

古絵はがき(裏)


bujun_geore_036:(撫順)モンド瓦斯発電所


この一枚は、鉄道線路越しに発電所の建物を撮影したものである。

古絵はがき(表)

古絵はがき(裏)


bujun_geore_050:
(撫順)規模宏大なるモンド瓦斯第二発電所


bujun_geore_036と同じ角度から撮影した写真。こちらのほうは煙突から煙が出ている。

古絵はがき(表)

古絵はがき(裏)