露天堀




場所未特定


 露天掘とは炭層を覆っている地表の土砂及び頁岩(けつがん)を剥離し、採炭を行う方法である。撫順炭坑の多くは炭層が浅いため、露天掘が最も適切であった。





bujun_geore_019:撫順炭礦露天堀之実況


「撫順観光記念」のスタンプが押されている。写真では真ん中にトロッコ用の線路が通っており、階段状に露天掘りが進められていることがわかる。写真とスタンプがほぼ同じ構図となっている。

古絵はがき(表)

古絵はがき(裏)


bujun_geore_024:撫順炭礦露天堀


正確な場所は不明だが、『撫順観光案内』(撫順観光協会、1939年)に露天掘りの代表として古城子が挙げられていることから、おそらくは古城子ではない。「螺旋階段」状に掘り進めている様子が遠景でとらえられた写真。外縁部ではエキスカベーターが表土をはぎ取る。

古絵はがき(表)

古絵はがき(裏)


bujun_geore_027:撫順炭礦露天堀之実況


これも正確な場所は不明。比較的に穴の底に近い部分か。トロッコのレールの上を鉱山労働者が歩いている。

古絵はがき(表)

古絵はがき(裏)


bujun_geore_062:
(撫順)撫順炭田露天掘ト満人作業ノ状態


1910年代半ばの古城子坑などの露天堀では、トロッコ以外は機械がほとんどなく、人力によって採掘されていたことがわかる。多数の中国人・朝鮮人労働者が従事していた。絵はがきでは、遠景の写真の上に中国人労働者の姿にフォーカスしたもう一枚の写真が載っている。

古絵はがき(表)

古絵はがき(裏)


bujun_geore_066:(撫順炭礦)無盡の宝庫、露天堀の壮観


露天掘りを俯瞰した遠景。段々畑のように階段状に掘り進められていることが見て取れる。

古絵はがき(表)

古絵はがき(裏)