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撫順炭礦では1925年度末より捲揚機の採用が全面的となり、炭礦機械化の「第一段階」が達成された。
開削の剥土はすべて人力による作業であったが、1914年6月より人力によって土工用「トローリー」に積み込み巻揚機械により巻き上げた。1916年からは土砂及び頁岩はエキスカベーターとスチームショーベルで剥土した。しかし石炭は依然として人力によって採掘が行われていた。
巻揚は巻揚機で引き上げる予定であったが広軌鉄道を螺旋形によって露天堀の周囲を曲がりながら坑内深く下がり、スチームショーベルで積み込む方法を採っていた。