満鉄病院






 満鉄は創業当初、大連に病院の本院を置き、1912年からは、それぞれの分院と出張所を独立させて「医院」という名称に変更した。この間、満鉄は安東、奉天、撫順(千金寨)、鉄嶺、長春の各分院・出張所の建物を次々と新築していった。これらは、敷地の前面に診察機能を持つ本館が建てられ、その後方に入院患者用の病棟が配されるという複数の建物から構成されていた。





bujun_geore_030:(撫順)満鉄病院の美観


本館は、中央部分が二階建で両翼が平屋建という左右対称で中央部分が高くなった正面構成をとり、さらに正面中央と両翼に派手なステップ・ゲーブル(階段破風)を立ち上げた。この外観は後に「満鉄医院スタイル」と呼ばれた。

古絵はがき(表)

古絵はがき(裏)


bujun_geore_085:(撫順)施設完備せる撫順満鉄病院


タイトルは異なるが、bujun_geore_030と同じ写真。

古絵はがき(表)

古絵はがき(裏)