北塔






 北塔は清の崇徳年間に当時の盛京城(瀋陽)の周辺に建立した四つのラマ寺の一つ、護国法輪寺に建てられた塔である。法輪寺は当時東西南北四寺の中で最も盛んだったところで、現在最も完全な形で残っている。日露戦争中に戦火に焼かれたが、1937年に修繕された。現在は遼寧省宗教事務局の許可により宗教活動を回復している。





houten_geore_144:奉天、喇嘛寺と北塔


 彩色写真。

古絵はがき(表)

古絵はがき(裏)


houten_geore_245:(奉天支那街)北塔の名彫刻天地陰陽仏


北塔についてはhouten_geore_144に参照。写真は大殿に祀られている天地陰陽仏。上に「天地渡化」の額が掛かっている。

古絵はがき(表)

古絵はがき(裏)


houten_geore_250:奉天名勝 奉天郊外法輪寺の北塔


 「北塔は大北門法輪寺の境内に聳えている、ラマ塔の一つで今を去る三百年前清朝の勅建である。寺内には涅槃静寂相を表現せる歓喜像と(天地仏)を祀れる事により有名だ。」
 北塔についてはhouten_geore_144に参照。写真は日本軍人が塔の前で撮ったもの。右上に「天地渡化」のスタンプ。

古絵はがき(表)

古絵はがき(裏)