奉天駅






 奉天駅は、満鉄最大の駅舎として1910年に竣工。外観は「辰野式」とよばれる東京駅と類似した建築様式で、ドーム屋根と赤い壁に対する白のアクセントが特徴的である。現在は瀋陽駅となり、西側に半円状の屋根を配した大規模な駅舎を増築した。





houten_geore_018:(奉天)万客送迎する奉天駅前大広場


写真は浪速通入り口のビルからの俯瞰か。駅前広場に並ぶ多くの馬車・人力車・自動車が見える。手前には路面電車が写っている。

古絵はがき(表) 裏面

現在の写真


houten_geore_077:奉天停車場


奉天駅は大連から新京間の連京線では最大の都市の玄関だった。満鉄創業時、この奉天駅は、大連、旅順、撫順、長春の各駅と合わせて「五大停車場」と称されており、その中でももっとも早く新築され、駅舎の規模が大きかった。

古絵はがき(表)

古絵はがき(裏)


houten_geore_092:(奉天名所)奉天駅


奉天駅についてはhouten_geore_018に参照。写真は浪速通りの高いビルから賑やかな駅前広場を撮影したもの。

古絵はがき(表) 裏面

現在の写真


houten_geore_120:(奉天)乗降客雑踏を極むる奉天駅の盛観


奉天駅についてはhouten_geore_018に参照。

古絵はがき(表) 裏面

現在の写真


houten_geore_170:奉天だより(其八)奉天駅――


「この駅は南満州鉄道本線が安奉線と合し、更に奉山線と相会する地点に当る。其処は将に四通八達した満洲交通機関の心臓部とも云うべく、欧露、支那、朝鮮各地との中継駅として重要の地点である。其の建築の壮麗なること、実に南満洲幹線唯一のものであり、又奉天屈指の大建築物である。駅前の広場は列車の発着毎に洋車(ヤンチャ)(人力車)、馬車(マチャ)、汽車(キチャ)(自動車)の大渦巻を現出し、寧ろ凄まじいまでの混雑を呈している。事変後は著しく繁忙となりさすがの大建築も狭隘を感じつつあり。近き将来には改増築を見るであろうと云われ、その発展は目?しいものである。」
 上半部分はhouten_geore_018と同じ写真。

古絵はがき(表)

古絵はがき(裏)


houten_geore_225:South Manchuria Railway Mukden Station.


奉天駅についてはhouten_geore_018に参照。日本語の題名はなく、駅前の雑踏を撮影したもの。

古絵はがき(表) 裏面

現在の写真


houten_geore_234:雑踏を極めて 雑沓を極める乗降客、集積する貨物、満洲国の産業の中心地奉天に、大陸的な風貌を見せて立つは奉天駅。――:(満洲国・奉天):――


奉天駅についてはhouten_geore_018に参照。絵はがきの左下に奉天駅の記念スタンプが押してある。

古絵はがき(表) 裏面

現在の写真


houten_geore_249:奉天名勝 満鉄御自慢のアジア号の雄姿


 一日二万に近い乗降客を呑吐する奉天駅は人口七十万を突破する名実共に全満一の大都市奉天の玄関である、今や奉天は交通、経済、工業の心臓部として、又北支既に明朗化した今日交通上の重要駅として益々発展するであろう。
 大陸的の風貌奉天駅の偉観

古絵はがき(表)

古絵はがき(裏)