宮内府






 満洲国皇帝となった溥儀の居宅。建国当初の満洲国元首は執政であったため、この建物は執政府とされたが、皇帝に即位してからは宮内府と呼ばれた。新京東南部に作られた官庁街の北側に正式な宮殿が完成する予定であったが、工事は遅々として進まず完成前に終戦を迎えることになる。満洲国では仮宮殿の写真を撮ることは禁じられ、正門と興運門の写真のみ公開された。門には満州国の国章である蘭花紋があしらわれる。*学習院の旅行記に溥傑を訪ねて宮内府に入る場面あり。





sinkyo_geore_033:宮内府正門



古絵はがき(表)

古絵はがき(裏)


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