順天公園






 新京には緑豊かな公園が多数設けられ、官庁街に作られた順天公園も多くの人々に親しまれた。愛新覚羅浩の日記によれば多くの中国人もこの公園を訪れていたという。中国人の子供たちとの交流が彼女の自伝に語られる(引用)。この公園は順天大街の両側に広がっていたが、現在はその西側のみが保存され朝陽公園となっている。
「私は昭和7年生まれで、引き揚げ直前に南新亰の順天公園、錦ヶ丘高女の近くにあった「和光寮」にいました。ここは引き揚げ者のための病院として、ある会社の社員寮を臨時に決めて、引き揚げ列車に乗せるまでの間収容していた所です。」



sinkyo_geore_016:順天公園の雅景


後方に司法部庁舎が見える。公園から南方向を撮影した写真であろう。司法部庁舎は1936年竣工。順天大街に沿って建てられた。

古絵はがき(表)

古絵はがき(裏)