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2009年3月29日  „Marie Antoinette“ im Musical Theater Bremen, bis 31. Mai 2009

ブレーメン・ミュージカル劇場で2009年5月31まで「マリー・アントワネット」
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3月4日読売新聞によると「東宝が遠藤周作の小説をミュージカル化した『マリー・アントワネット』のドイツ版が製作され、 ブレーメンの劇場で上演されてい」て好評であるとか。脚本・歌詞がミヒャエル・クンツェ(Michael Kunze)、 作曲がシルヴェスター・リーヴァイ(Sylvester Levay)、演出が栗山民也。 ブレーメン・ミュージカル劇場(Musical Theater Bremen)では、 「さわり」の部分が見れ、専用サイトMarie Antoinette Das Musicalでは、 切符の購入もできます。2月1日から始まった公演ですが、フライ総監督(Hans-Joachim Frey)は、読売新聞の記事の中で、 「日本で生まれた作品の核を生かしたまま、こちらの舞台に載せられて満足している。観客のスタンディング・オベーションで成功を確信した」 と述べています。日本発でドイツの味付けがされている(?)「マリー・アントワネット」是非見てみたいものです。音楽は、 部分的にネット上で聞くことができますので、探してみましょう。

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2009年3月24日  „Die Dreigroschenoper“ wird von Amon Miyamoto inszeniert und ab 5.April in Bunkamura aufgeführt.

「三文オペラ」が宮本亜門演出で、4月5日からBunkamuraで上演
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ベルトルト・ブレヒト(Bertolt Brecht,1898-1956) の世界的に名高い音楽劇「三文オペラ」(Die Dreigroschenoper)が、 Bunkamuraシアターコクーンで4月5日から29日まで上演されます(大阪公演もあります)。 Bunkamura 20周年記念として企画された今回の上演は、宮本亜門による演出。東京新聞3月19日の記事によれば、 「なるべくシンプルに、ドイツ演劇の面白さのようなものを大胆に表現していきたい」とのこと。 1月27日に行われた製作発表会では、三上博史(主演)が、歌詞(翻訳)も担当したそうで、「過激な意訳」をしたことを告白しています。 さてどんな「三文オペラ」に仕上っているか、楽しみですね。
東京公演 4月5日(日)〜29日(水・祝)(4月7日、13日、20日、26日は休演)
Bunkamura シアターコクーン
料金 S席:12000円 A席:9000円 コクーンシート:6000円(税込)
大阪公演 5月4日(月・祝)〜9日(土)
大阪厚生年金会館 芸術ホール
料金 S席:12000円 A席:9000円(税込)

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2009年3月22日  SHIKI THEATRE COMPANY führt Wedekinds Frühlings Erwachen auf.(Ab 2. Mai 2009)

劇団四季、ヴェーデキントの「春のめざめ」を上演、5月2日開幕!
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ヴェーデキント(Frank Wedekind, 1864-1918) 原作「春のめざめ」(Frühlings Erwachen) のミュージカル版が劇団四季によって上演されます。 オフ・ブロードウェイからブロードウェイ公演へ、北米、ロンドン、ヘルシンキ、ブダペスト、ウィーン、デュッセルドルフなどをへて、 またたくまに全世界的に注目されています。アメリカでは、演劇界で最も権威のあるトニー賞を8部門で受賞したミュージカル作品、 劇団四季はどのような舞台を見せてくれるでしょうか。楽しみです。前売は、3月14日からすでに始まっています。お徳な学生料金(3000円) もあります。
原作をドイツ語で読んでおきたい方は、Projekt Gutenberg-DE からFrank Wedekindを検索すれば、Frühlings Erwachen が見つかるはずです。

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2009年3月19日  Fotoausstellung „Japon“ von Werner Bischof, in Showa-kan, Tokyo (28.02. - 19.04.09)

ワーナー・ビショフ写真展「Japon」、東京の昭和館にて(2/28-4/19)
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世界的に有名な写真家集団マグナム(Magnum Photos) の会員でもあったスイス人写真家ワーナー・ビショフ(Werner Bischof, 1916-1954) の写真展「Japon」が東京都千代田区九段南にある昭和館 の3階、特別企画展会場で開かれています。 1951年(昭和26年)にマグナムの戦争特派員として日本にやってきて、当時の日本をさまざまなアングルから撮影しています。1954年に38歳で事故死した後、 写真集『Japon』が出版されましたが、今回の写真展は、この本に収録された以外の未発表作品も含む60点が紹介されています。
3月29日(日)14:00〜15:00には、ご子息マルコ・ビショフ氏が父ワーナー・ビショフについて語る予定。特別展は入場無料です。 詳細は、昭和館特別企画をご参照下さい。

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2009年3月17日  Geigenkonzert von Julia Fischer, am 19.Juni 2009, in Kioi Hall, Tokyo.

ユリア・フィッシャー、ヴァイオリンリサイタル、6月19日、紀尾井ホール
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1983年ミュンヘン生まれの若手スターヴァイオリニスト、ユリア・フィッシャー(Julia Fischer のリサイタルが6月19日(金)に東京の紀尾井ホールで行われます。前売は、すでに2月21日から始まっていて、全指定席8,000円。主催は梶本音楽事務所です。
ヴァイオリンの才能のみならず、その美貌からも人気ですが、2008年2月24日付の Frankfurter Allgemeine Sonntagszeitung でのインタビュー(Ich muss nicht sterben, um das zu spielen)で、彼女にとって外見は「全く意味はないわ、 だって、私は人生の中で変わってしまうものとそうでないものを知っているから」 (Gar nicht. Denn ich weiß, was im Leben vergänglich ist und was nicht.) と語っています。 そのたぐいまれなるヴァイオリンの才能とこれからの活動に注目です。

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2009年3月12日  5. Versammlung von Abeitskreis für germanistische Linguistik, am 14.03.2009

「ドイツ言語理論研究会」第5回の集まり (2009/3/14)
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2009年3月14日(土)14時半から17時半の予定で、2007年12月に復活した ドイツ言語理論研究会の第5回の集まりが開かれます。 ドイツ語関連の研究者だけでなく、ドイツ語に興味のある学部生、大学院生の積極的な参加も期待しています。
日時:2009年3月14日(土)
場所:東京外国語大学大学 研究講義棟4階「語学研究所」
時間:14時半〜17時半(予定)(終了後に懇親会を予定)
研究発表:中山豊「正書法を通して見るドイツ語(・)世界」
読書報告:藤井雄吾 Schirmunski, V.M. (1962): Deutsche Mundarten. Akademie-Verlag: Berlin. から Teil I, Die deutsche Mundartforschung を中心に

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2009年3月9日  Weltwirtschaftsforum veröffentlicht Index für Wettbewerbsfähigkeit der Reise- und Tourismusbranche: 1. die Schweiz, 2. Österreich, 3. Deutschland

世界経済フォーラム発表の「旅行・観光の競争力のある国」2009:1位スイス,2位オーストリア,3位ドイツ
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世界経済フォーラム(World Economics Forum) が3月4日発表した2009年の「旅行・観光の競争力のある国指標」(Travel and Tourism Competitiveness Index) によると,1位がスイス(5.68),2位がオーストリア(5.46),3位がドイツ(5.41)と2年連続で上位3国をドイツ語圏が占めました。 4位がフランス(5.34),5位がカナダ(5.32)と続きます。日本は,前年は23位でしたが今年は,25位。 競争力を算定するに当たっては,1. 政策と規制, 2. 環境の保全度,3. 安全性,4. 健康と衛生,5. 観光に対する優先度,6. 航空交通のインフラ, 7.地上交通のインフラ,8. 観光のインフラ,9. 情報技術(ICT)のインフラ,10. 価格競争力,11. 人的資源,12. 親しみやすさ,13.自然資源,14. 文化資源, の指標を用いて公開データや経営者に対するアンケートから指数化してスコアを出しているそうです。
詳しくは,世界経済フォーラムの Travel & Tourism Competitiveness Report 2009 をご覧下さい。日本を含め,アジア諸国のランクの低さが目立ちます。原因はどこにあるのでしょうか?

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2009年3月7日  München Sausage Allstars (MSAS): JAPUNK ROCK

ミュンヘン・ソーセージ・オールスターズ (MSAS): JAPUNK ROCK
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アエラの2009年3月2日号に紹介されていた,「ミュンヘン・ソーセージ・オールスターズ」というミュンヘンの6人組のバンド, ご存じですか? 昨年の10月21日にはすでに2枚目のCDをリリース。その中には,「崖の上のポニョ」も入っています。 パンクということで,アエラ曰く「ポンコツ車でアウトバーンを爆走しているような感じ」ではありますが, 「社会と人間関係に疲れきった若者たちがいることはわかった。何かエールを贈りたくなった」そうな。
http://www.youtube.com/ で「ミュンヘン ソーセージ オールスターズ」 を検索すれば,「崖の上のポニョ」も試聴できます。LD&K Inc, Tokyo から発売されています。聞くと,あなたも元気をもらえるかも? 全曲,日本語で歌われています。

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2009年3月5日  Fotoausstellung für Weltkultur- un naturerbe Deutschlands in Shimono-shi, 27.02-28.03.2009

「ドイツ・ユネスコ世界遺産写真展」,栃木県下野市にて(2/27-3/28)
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栃木県下野市(旧石橋町)には,グリムの里 という「中世ドイツの雰囲気漂う」街が造られています。2月27日〜3月28日の期間, ドイツ国内にある32のUNESCO世界遺産の本格的な写真パネルを一度に鑑賞することができます。 なお,ドイツにあるユネスコ世界遺産に関しては, ドイツ政府観光局のこのページをご参照下さい。

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2009年3月3日  Tag der offenen Tür im Deutschen Kulturzentrum, am 7. März 2009

3月7日、東京ドイツ文化会館にて「ドイツ・オープンハウス」開催
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2009年3月7日(土)に,東京ドイツ文化会館(東京ドイツ文化センターなど の入っている建物)で「ドイツ・オープンハウス」 というイベントが開催されます。今回が第一回目となるこのイベントは,東京ドイツ文化会館に入っているドイツ関連の6つの機関が協力し、 建物を開放することで、よりドイツを身近に感じてもらう,という趣旨。「1階のホールがメイン会場となり、ドイツビールはもちろん、 ソーセージや軽食、ドイツパンの販売があります。その場で本場の味をお楽しみいただけるほか、お持ち帰りにも対応いたします。」 ということなので,これまで行ったことがなかった人にも,お薦めです。また, 13時からはスペシャルトークショーのゲストとしてJ-WAVEのDJも務めているSaschaさんも出演するとか。 また,素敵な賞品が当たるスタンプラリーもあるそうです。 詳しくは,ドイツ観光局公式ホームページをご覧下さい。

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2009年2月28日  Toru Yasunaga, der die Berliner Philharmoniker verlässt, wurde mit dem Bundesverdienstkreuz am Bande ausgezeichnet.

ベルリンフィルを去ることになった安永徹氏,ドイツ連邦功労十字小綬章を授与される
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2009年2月26日,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(Die Berliner Philharmoniker) のコンサートマスターをおよそ25年間務めて近く退団する安永徹氏 (Toru Yasunaga) は,ドイツ連邦功労十字小綬章を授与されました。DER TAGESSPIEGEL の2月1日の記事 (Ein Lotse geht von Bord: Nach 26 Jahren als Konzertmeister verlässt Toru Yasunaga die Berliner Philharmoniker. Warum?) によると,コンサートマスターを辞任するのは,個人的な理由だとか。同記事によると,安永氏の辞任は,3つの別れを意味するそうです。 詳しくは,DER TAGESSPIEGEL の記事をお読み下さい。 http://klassik.com/ にも関連記事 (Berliner Kultursekretär ehrt Konzertmeister der Berliner Philharmoniker. Bundesverdienstkreuz für Toru Yasunaga) が2月27日付で出ています。日本語情報は,東京新聞(2/27,夕刊)で。

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2009年2月27日  Seit 1998 gibt es wieder Wölfe in Deutschland!

1998年以来,ドイツには再び「オオカミ」が棲息!
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2009年2月16日の読売新聞,「環境」のページには,『「オオカミは凶暴」独で広がる誤解』というタイトルで,19世紀に絶滅したオオカミ が150年ぶりに復活しつつある話が紹介されています。 同記事の中では,2000年のリーチェン(Rietschen) でのオオカミの子供の誕生が話題として取りあげられていますが,NABU(ドイツ自然保護同盟; (NABU - Naturschutzbund Deutschland e.V.) によると,1998年以来,オオカミの存在が確認されており,2000年には,自然の中で暮らすオオカミの子供が生まれ, ザクセン州(Sachsen)のラウジッツ(Lausitz)には,目下,3つの群に20〜25頭 が暮らしているそうです。「赤ずきんちゃん」などで「悪もの」として知られるオオカミですが,実は,高度な社会活動の中で生きている用心深い生き物です。 野性のオオカミの復活を喜ぶ人達がいる一方で, 「ヒツジを襲った」というような報道があると,その凶暴さが強調され,恐れる人達もいます。
人間と自然の共存という問題を考え直す良い機会かもしれません。NABU(=ドイツ自然保護同盟)では,「ようこそ,オオカミ」アクション・プロジェクトを 行っています。興味のある方は, Das NABU-Projekt „Willkommen Wolf!“ をご覧下さい。

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2009年2月23日  „Karl Marx: Das Kapital, Erster Band“ wird von Rimini Protokoll (vom 26.02 bis 01.03.2009) im Tokyo Performing Arts Festival 2009 aufgeführt.

レミニ・プロトコルによる「カール・マルクス:資本論,第一巻」フェスティバル/トーキョーで上演
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世界的な経済不況でますます深刻化する社会格差,日本では『蟹工船』が,ドイツでは,『資本論』が読み直されていますが, フェスティバル/トーキョー では,「カール・マルクス:資本論,第一巻」が, 「脱力系,革命エンゲキ? アート界きっての戦略家集団」という売りのリミニ・プロトコル(Rimini Protokoll)によって2月26日から3月1日に,にしすがも創造舎 で上演されます。詳しくは,「カール・マルクス:資本論,第一巻」(フェスティバル/トーキョー) をご覧下さい。上演時間:120分,終演後ポスト・パフォーマンストーク,2月27日には演出家と出演者によるトークも予定されています。

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2009年2月20日  Nur etwa ein Viertel der Einheimlichen sprechen ihren Dialekt auf der Yonaguni-Insel, bedauert Dr. Patrick Heinrich.

ほんの1/4の人しか与那国島では方言を話していない(Patrick Heinrich)
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Yahoo! ニュースで,2月20日に発信されたニュースによると, 与那国島では,「人口約1600人のうち,与那国語を話せるのは約400人」(4分の1)であるそうです。この事実を明らかにしたのは, パトリック・ハインリヒさん(Patrick Heinrich)で,Universität Düsseldorfで一般言語学と現代日本学を学び,2003年から与那国島の言語の研究に取り組んでいるそうです。 与那国島では,30歳以下の67%が標準語を使い,方言を話す人は0%だったことを確認したとのことです(元記事は, 「琉球新報」2月20日)。
パトリックさん曰く,「言葉と文化はつながっている」,「言葉がなくなると,知識や文化もなくなる」。 詳しくは,パトリックさんの どぅなんむぬい のサイトをご覧下さい。 方言は大切にしたいものです。

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2009年2月15日  Vortrag von Prof. Uwe Pörksen am 12. März 2009 an der Gakushuin-Uni

Uwe Pörksen教授講演会,2009年3月12日,学習院大学にて
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『プラスチック・ワード −歴史を喪失したことばの蔓延』(糟谷啓介訳、藤原書店)の著者としても知られている Uwe Pörksen氏(Freiburg大学名誉教授、作家)の講演会が、 学習院大学人文科学研究所主催で下記の要領にて開催されます。予約不要、参加費無料です。震ってご参加下さい。
日時: 2009年3月12日(木)14時〜15時30分
場所: 学習院大学(JR目白駅下車徒歩1分)
西2号館2階、204教室
演題: Die sieben Bauelemente einer vernünftigen Rede
講演の内容は,独文学会新着情報 をご覧下さい。

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2009年2月10日  Laut Umfrage von BBC und Yomiuri steht Deutschland an der Spitze, bezüglich der Frage, welches Land einen guten Einfluss auf die Welt hat.

読売新聞とBBCの共同世論調査によると,ドイツは「世界に良い影響を与えている国」のトップ
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2009年2月8日の読売新聞の記事によると,読売新聞社とBBC放送が21ヶ国を対象として共同実施した世論調査によると, 「世界によい影響を与えている」国の評価のトップは,調査対象となった16ヶ国の中でドイツが61%でトップだったようです。 良い影響を与えているランクは,1位がドイツ(61%),2位が英国(58%),3位がカナダ(57%),4位が日本(56%),5位がフランス(51%)。 ちなみに,「悪い影響を与えている」ランキングの中では,イランが55%,パキスタン53%,イスラエル51%となっています。 同記事では順位は不明ですが,「悪い影響を与えている」割合は,ドイツ(15%),英国(19%),フランス(21%),日本(23%)となっています。 この記事のタイトルは,日本中心の視点から「世界まだまだ日本を評価」となっています。 それにしても,具体性を欠くアンケートではあります。
ネットでは,DAILY YOMIURI ONLINE に2月10日付で, Japan seen as good influence in the world という記事になっています。

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2009年2月6日  Am 5. Febuar 2009 ist die 59. Berlinale am Potsdamer Platz eröffnet worden.

2009年2月5日,第59回ベルリン国際映画祭がポツダム広場で開幕
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ベルリンのポツダム広場(Potsdamer Platz)で,2月5日に第59回ベルリン国際映画祭がいよいよ開幕しました。 2月5日から15日までの期間に,世界中から集まった400近い数の映画がベルリンで上映される予定です。今年の金熊賞は,はたして誰が手にするのでしょうか。 開幕にあたってプレミアで上映されたのは, ドイツの監督Tom Tykwer«The International» という政治スリラー (Politthriller)だそうです。どんな映画か楽しみですね,
http://www.berlinale.de/ をチェックして毎日, 映画の反響を知ることができる楽しみな季節の到来です。 英語でも概略は分かりますが,やはり詳しい情報は,ドイツ語でないとだめですね。

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2009年2月5日  Ach nein, Märklin ist pleite.

伝統の鉄道模型メーカーのメルクリン(Märklin)が倒産
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2009年2月4日,ドイツのゲッピンゲン(Göppingen) にある150年の伝統を持つ鉄道模型メーカーのメルクリン(Märklin)が倒産したというニュースが流れました。 主要取引銀行からの信用貸しを延長できなかったことが原因のようですが,これからも営業を続け, 破産管財人と共に再建を目指すようです。目下,ドイツのサイト http://www.maerklin.de/ はつながりにくくなっていますが,英語のサイトhttp://www.maerklin.com/en/ はアクセスできます。日本国内でメルクリン製品を扱っている メルクリンセンター・レオ も今のところは営業しているもよう。鉄道模型ファンにとっては,心配な出来事です。

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2009年2月1日  Am 22. Januar 2009 ist emer. Prof. Ikuo Hashimoto verschieden.

橋本 郁雄先生が去る1月22日(木)享年85歳で他界
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学習院大学名誉教授、元文学部ドイツ文学科教授 橋本 郁雄先生が去る1月22日(木)享年85歳で他界されました。 ここに謹んでご冥福をお祈りするとともにお知らせいたします。
なお、故人の希望により、通夜、葬儀等は親族のみにて行いましたので、 香典等(生花、供物含む)のお心遣いは謹んでご辞退いたします とのことです。

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2009年1月29日  Christian Arming dirigiert New Japan Philharmonic in Juni und Juli, Ticketverkauf beginnt am 14. Februar 2009.

クリスティアン・アルミンクが新日本フィルを指揮,チケット発売開始は2月14日
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新日本フィルハーモニー交響楽団 の音楽監督, クリスティアン・アルミンク(Christian Arming)が, 6月16日には,グスタフ・マーラー(Gustav Mahler), 7月10日,11日には,フランツ・シュミット(Franz Schmidt), 7月16日にはクララ・シューマン(Clara Schumann),ヨハネス・ブラームス(Johannes Brahms) などの作品を指揮します。1972年ウィーン生まれの指揮者アルミンクは,目下注目を浴びている指揮者の一人(たとえば オーストリアのサイト http://www.primusic.at/ を参照)。
チケットの発売開始は,どれも2月14日。詳しくは, 新日本フィル,特集「秘密〜SECRET〜」 のページをご覧下さい。プロモーション動画もあります。

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2009年1月27日  Fotoausstellung „EAST IN BERLIN“ von Michitaro Suzuki, bis 30. Januar 2009(Kodak Photo Salon)

鈴木 理太郎 写真展「EAST IN BERLIN」1月30日まで(コダック・フォトサロン)
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Kodak Photo Salon では、2009年1月30日まで、鈴木 理太郎 (すずきみちたろう)写真展「EAST IN BERLIN」を開催しています。 ベルリンの東、特に、プレンツラウアーベルク地区(Prenzlauer Berg)に魅せされたという鈴木氏の写真展です。 残された日にちはあまりありませんが、「日本の圧倒的な物質量、情報量に慣れた目や耳には」新鮮な驚きが隠されていることと思います。 詳しくは、鈴木 理太郎 写真展 のページをご参照下さい。

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2009年1月25日  Titelgeschichten der Monatsschrifte „Tabi“ und „Traveller“ sind deutsch- und österreichbezogen.(März-Heft)

『旅』(新潮社)と『Traveller』(文藝春秋)の3月号に注目
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月刊誌『旅』(新潮社)の特集は,「ベルリンではドイツの日用品がお買い得です」, 月刊誌『Traveller』(文藝春秋)の特集は,「ウィーン&ブタペスト ハプスブルク家、皇妃たちの物語」。 どちらも面白そうです。ネットでは,『旅』(新潮社)『Traveller』(文藝春秋) でその概略を知ることができます。この冬にドイツ語圏にでかける予定のある人は,特に注目です。

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2009年1月24日  Das Unwort des Jahres 2008 in Deutschland ist „Notleidende Banken“

ドイツの2008年の「粗悪な言葉」は,Notleidende Banken<困窮した銀行>
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毎年,前年に多く使われた言葉の中で,Unwort(「粗悪な言葉(感心しない言葉)」が応募された約2100個の提案の中から選ばれ, 2009年1月20日にフランクフルトで発表されました。2008年の「粗悪な言葉」は,„Notleidende Banken“ <困窮した銀行>。 「困窮した銀行」が何で「感心しない言葉」なのか,といえば,そもそも今回の金融危機(Finanzkrise,これは,2008年を代表する 言葉に選ばれています)を招いた責任は銀行にあり,その銀行が「困窮した」ので政府が資金援助して国民の税金を使って救済する,という図式が逆だろう, という判断からです。被害者として困窮しているように見えるのは,実は加害者なのではないか,という話。言葉の上で正当化してしまっている所に問題あり, ですね。
第2位は,Rentnerdemokratie,第3位は,Karlsruhe-Touristen ですが,詳しくは, http://www.unwortdesjahres.org/ をご覧下さい。

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2009年1月22日  Bauhaus-Dessau Ausstellung in Utsunomiya-Museum, 25.01.09 bis 29.03.09

「バウハウス・デッサウ展」宇都宮美術館,2009年1月25日(日)〜3月29日(日)
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昨年の4月から東京藝術大学美術館でやっていた「バウハウス・デッサウ展」が, 宇都宮美術館にやってきました。 昨年見逃した方,宇都宮に近い方は是非どうぞ。
開館時間 : 午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 : 毎週月曜日、2月12日(木)
観覧料 : 一般800円、大学生・高校生700円、中学生・小学生500円
※宇都宮市内の小学生・中学生・高校生は無料, ※毎月第3日曜日(2月15日、3月15日)は「家庭の日」のため、家族で来館する高校生以下はすべて無料、 同伴の一般・大学生は半額。
詳細は, 宇都宮美術館,「バウハウス・デッサウ展」 をご参照下さい。

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2009年1月18日  „Umweltprämie“ ist „Abwrackprämie“? Das zweite Konjunkturpaket in Deutschland.

「環境補助金」は「スクラップ補助金」? ドイツの第2次景気対策法案
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日本では,2兆円規模の定額給付金が話題となっていますが,ドイツでは第2次景気対策法案が,連立内閣によって提示され, その規模は500億ユーロ(約6兆円)です。この中には,政府が「環境補助金」(Umweltprämie) と呼び,一般には「スクラップ補助金」(Abwrackprämie)と呼ばれている 「環境にやさしくない古い車をスクラップしてCO2排出の少ない新しい車に乗り換える人」のための,2,500ユーロ(約30万円)の補助金も含まれています。 ヨーロッパ各国で同じような政策が波及しそうな勢いです。 みなさんは,こうした自動車に対する政策をどう考えますか?
ドイツの景気対策法案には,この他にも自動車税一時的免除と税制改正,企業に対しての支援,「子供ボーナス」(Kinderbonus, 子ども1人当たり100ユーロ)も含まれます。一見,よさそうに見えますが, 環境保護団体Deutsche Umwelthilfe(DUH) や環境問題に積極的な自動車クラブVerkehrsclub Deutschland (VCD) などは, 自動車に対する政策に批判的です。詳しくは,それぞれのホームページをご覧下さい。

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2009年1月16日  Deutschland --- wo am meisten in ihrem Herzen die Liebe aufgeht:HSBC-Bericht bezüglich der Leute, die sich im Ausland aufhalten.

駐在員が最も恋に落ちやすい国はドイツ!
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2008年1月13日の東京新聞に,「駐在員が最も恋に落ちやすい国はドイツ」という記事が載っていました。 いわゆる「駐在員」を対象に, HSBC Bank International による調査の結果,「ドイツで働く駐在員の約4分の1が、現地の人と結婚している」 ことが分かったそうです。「駐在員が最も溶け込みやすい国」にもドイツが選ばれ,さらに「最も友人を作りやすい国」ランキング では,カナダに次ぐ2位だったとか。
ニュースの出どころはロイターで,実は,2008年12月17日付で発信されたものです。 日本のロイターのサイト(http://jp.reuters.com/)では, 「駐在員が最も恋に落ちやすい国はドイツ」というタイトルで,12月19日に発信されています。
ドイツというと,「思想家と詩人の国」(Land der Dichter und Denker)というイメージが強いですが, 外国人駐在員に対して,極めて「人間的なあたたかさ」を発揮している国でもあるようです。

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2009年1月14日  Das Thema dieses Jahres bei LA FOLLE JOURNÉE ist J. S. Bach.

ラ・フォル・ジュルネ2009の今年のテーマは,バッハ
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ユニークな音楽祭として知られる「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」は,今年も東京国際フォーラムでは,2009年5月3日(日)〜5月5日(火・祝), 丸の内周辺エリアでは,2009年4月28日(火)〜5月5日(火・祝)で開催されますが,今年のテーマは,「バッハが時空を越えて帰ってくる」です。 もちろん,バッハとは,Johann Sebastian Bach(1685-1750),(linked:de.wikipedia.org) のこと。この「熱狂の日」音楽祭,普通のコンサートとは違って,短い時間でたくさんの音楽を聞けますが, それなりに計画しないとうまく思ったようになりません。3月15日,チケット一般販売開始のようなので,関心のある方は,前もって ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2009で調べておくとよいでしょう。

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2009年1月10日  Ausstellung in Bunkamura, Meisterstücke von Kunstsammlung Nordrhein-Westfalen, 02.01.09 bis 22.03.09.

絵画展「20世紀のはじまり ピカソとクレーの生きた時代」,Bunkamura ザ・ミュージアム(1/2-3/22)
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渋谷 Bunkamura ザ・ミュージアム では,1月2日(金)〜3月22日(日) の予定で絵画展「20世紀のはじまり ピカソとクレーの生きた時代」を開催しています。 ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館(Kunstsammlung Nordrhein-Westfalen) が改修工事のため休館する機に,同美術館の所有するピカソ,クレーの名作を中心に展示されます。さらにミロ、マティス、シャガール、 マグリット、エルンスト,マックス・ベックマン,フランツ・マルク、オスカー・シュレンマーなど厳選された23作家の作品が見られます。 20世紀前半の魅力的な美術の世界をのぞいてみませんか。
会期:2009年1月2日(金)−3月22日(日) 開催期間中無休
開館時間:10:00−19:00(入館は18:30まで),毎週金・土曜日21:00まで(入館は20:30まで)
入場料:一般 1400円、大学・高校生 1000円、中・小学生 700円
主催:Bunkamura、TBS、東京新聞
後援:ドイツ大使館、日本パウル・クレー協会、TBSラジオ、J-WAVE
協賛:アイシン・エィ・ダブリュ、大日本印刷

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2009年1月6,7日  Der VfL Wolfsburg holt den japanischen Nationalstürmer Yoshito Okubo.

ブンデスリーガのヴォルフスブルクが,フォワードの大久保獲得
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日本代表FW大久保嘉人(26)がブンデスリーガ(Bundesliga) のヴォルフスブルク(VfL Wolfsburg)へ移籍しました。 イメージ・カラーの緑のユニフォーム,背番号8とともに,チームのホームページを飾ったニュースとなっています (VfL Wolfsburg: Magath und Okubo: Gut Ding will Weile haben)。 ヴォルフスブルク(Wolfsburg)という町は,ハノーファ(Hannover) の東,およそ70km 離れたところにあり, フォルクスヴァーゲン(Volkswagen)製造のために建設された自動車工業都市として知られています。 Wolfsburg という地名は,「オオカミの城塞」という意味なので,チームのメンバーは,「オオカミたち」 Wölfe と呼ばれています。大久保の「オオカミ」の一員としての活躍に期待したいものです。 ブンデスリーガの様子は,ドイツのサッカー誌 kicker でもチェックできます。 MFの長谷部との連携と,大久保がチームメイトとのコミュニケーションのためにドイツ語を勉強中であるというところにも注目です!

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2009年1月2日  Das Österreich-Japan Jahr 2009 startet.

日本オーストリア交流年2009がスタート
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2009年は日本とオーストリア(Österreich)の外交交流が始まって140年目にあたります。 オーストリアは,漢字で書くと「墺太利」,ですから略して「日墺修交140年」と呼ばれます。 すでに,日本オーストリア交流年2009(公式ページ) も立ち上がっています。今年は,さまざまなイベントが開催される予定ですので,楽しみな一年になりそうです。 オーストリア政府観光協会も忘れずにチェックしておきましょう。

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2008年12月31日  Tetsuro Ban dirigiert „Die Fledermaus“ in der Volksoper Wien am 31. Dez. 2008 und 1. Jän.2009.

阪 哲朗,ウィーン・フォルクスオーパーで,「こうもり」を指揮(12/31,1/1)
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ウィーン・フォルクスオーパー(Volksoper Wien)で,大晦日と元日の両日, 日本人の指揮者,阪 哲朗(ばん・てつろう)がヨハン・シュトラウス(Johann Strauß) のオペレッタ(Operette),「こうもり」(Die Fledermaus)を指揮します。 すでに,12月18日に一度,指揮していますが,日本人指揮者が年末年始に「こうもり」を指揮するというのは,画期的です。 大晦日は,13:30-16:45 と 19:00-22:15 の2回,元旦は,19:00-22:15 に指揮をする予定。 今からウィーンに飛ぶのは無理でも,テレビで見られるといいですね。 梶本音楽事務所 のサイトには, 阪 哲朗ウィーン・フォルクスオーパー出演(梶本音楽事務所) のニュースとともに,阪 哲朗氏のコメントが載っています。

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2008年12月28日  „The Old Bunch“ von Paradiesgruppe, am 08.02.2009 bis 15.02.2009.

パラダイス一座「続続オールド・バンチ」,2009年2月8日から2月15日まで
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日本演劇界の注目の熟年人気劇団「パラダイス一座」の最終講演「続続オールド・バンチ〜カルメン戦場に帰る〜」のお知らせが届いています。 期日は,2009年2月8日から2月15日まで,会場は,下北沢本多劇場です。 作/山元清多,演出/流山児祥,音楽/林光,美術/妹尾河童,出演:戌井市郎・瓜生正美・岩淵達治・ 中村哮夫・本多一夫・肝付兼太・ふじたあさや・二瓶鮫一/大路恵美・藤井びん・町田マリー(毛皮族)・     谷宗和・坂井香奈美・石井澄・阿萬由美 ほか
詳細は,流山児★事務所(りゅうざんじ じむしょ) をご覧下さい。

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2008年12月22日  Die Digital Concert Hall der Berliner Philharmoniker eröffnet, ab dem 18. Dezember 2008.

ベルリンフィルのデジタルコンサートホールがオープン、2008年12月18日より
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2008年12月18日に、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(Die Berliner Philharmoniker) の公式サイトに、デジタルコンサートホールがオープンしました。年間約30回の定期演奏会を生中継(live)あるいは、 オンデマンドで全世界に配信してくれます。 東京新聞12月18日夕刊の伝えるところによれば、「「シーズン券」は149ユーロ(約1万9千円)。 9月から翌年夏まで一シーズンの演奏会の生中継のほか、シーズン中に演奏された過去分を何度でも視聴できる。今シーズンは既に始まっているため89ユーロ。一回分だけは9.90ユーロ。」とのこと。
詳しくは、Die Berliner Philharmonikerの、タイトルストーリー Überall und jederzeit: Die Digital Concert Hall der Berliner Philharmoniker öffnet ihre virtuellen Pforten をご覧下さい。もちろん、コンサートは自分で出かけて楽しむのが一番ですが、家にいながら、ベルリンフィルコンサートを楽しむ、 というオプションが増えたということです。さて、どうしましょう?

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2008年12月20日  Fotoausstellung von Paul Wolff, Ihei Kimura und Ken Domon, 02.12.2008 bis 24.12.2008

「パウル・ヴォルフ、木村伊兵衛、土門拳 --1930年代「ライカ写真」--」展、2008年12月24日まで
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Paul Wolff (1987-1951) は、ドイツの有名なカメラ Leica と共に知られた写真家です。12月24日までと、残された時間は少ないですが、 日本カメラ博物館の隣の JCIIフォトサロンで、 「パウル・ヴォルフ、木村伊兵衛、土門拳 ——1930年代「ライカ写真」——」展が開催されています。著明な日本の写真家である木村伊兵衛と土門拳の写真も見られます。 1930年代の白黒写真の迫力を是非ご堪能下さい。入館料無料です。

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2008年12月13日  Wort des Jahres 2008 in Deutschland: 1. Finanzkrise, 2. verzockt, 3.Datenklau

ドイツの2008年、今年の言葉は、1位 Finanzkrise, 2位 verzockt, 3位 Datenklau
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日本では、12月12日に今年を象徴する漢字として「変」が選ばれましたが、ドイツでは、 2008年の今年の言葉(Wort des Jahres が、 Gesellschaft für deutsche Sprache(ドイツ語協会) から、12月10日に発表されました。1位から10位までを簡単に紹介しておきます。
1. Finanzkrise -- 「金融危機」、2. verzockt -- <悪い結果になると知りながら賭けをした>、3. Datenklau -- 「データ窃盗」、4. hessische Verhältnisse -- <ヘッセンの状況>、5. Umweltzone -- <環境ゾーン>、6. multipolare Welt -- 「多極化した世界」、7. Nacktscanner -- <はだかスキャナー>、8. Rettungsschirm -- <救助傘>、 9. Bildungsfrühling -- <教育の春>、10. Yes, we can -- (ご存じ、オバマ氏の言葉)
<>でくくった言葉には、日本では知られていない背景がありますので、詳細は、 Gesellschaft für deutsche SprachePressemitteilungen(11.12.08) の説明をご覧下さい。

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2008年12月11日  Ab 27.12.2008 „Auf der anderen Seite“ in japanischen Kinos

『そして、私たちは愛に帰る』(Auf der anderen Seite) 12月27日より公開
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2007年カンヌ最優秀脚本賞受賞作品、ファティ・アキン(Fatih Akin)監督作『そして、私たちは愛に帰る』 (Auf der anderen Seite)が、 2008年12月27日(土)よりシネスイッチ銀座などでロードショー開始です。 すでに、同映画が4月25日にドイツ映画賞を受賞したニュース(2008年4月30日)を紹介していますが、 いよいよ日本公開です。公式ページは、『そして、私たちは愛に帰る』 です。ドイツとトルコを舞台にしたこの映画は、3組の親子の人生模様が現代の社会背景の中で描かれた作品です。 年末年始の映画として、おすすめです。

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2008年12月8日  „Die Heimkehr“ von Bernhard Schlink ins Japanische übersetzt

ベルンハルト・シュリンクの Die Heimkehr の翻訳『帰郷者』が出版される
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ベルンハルト・シュリンク(Schlink,Bernhard)(linked to:de.wikipedia.org) の『朗読者』(Der Vorleser)以来の長編小説、Die Heimkehr の日本語訳が出版されました(2008年11月28日)。 日本語のタイトルは、『帰郷者』、新潮クレスト・ブックス の単行本、翻訳者は、 松永 美穂です。オリジナルのドイツ語版は、Diogenes Verlag から、 2006年に発売されています(€ 9.90)。ドイツ語と日本語を併せて、この年末年始に読んでみるのはいかがでしょうか。 ちなみに、『朗読者』は、2009年には、映画化されて公開される予定です。

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2008年12月4日  Diskussion über Literaturpreise in Deutschland und Japan, am 11.12.2008 im Goethe Institut

ディスカッション「ドイツと日本の文学賞」、12月11日、ドイツ文化センターにて
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「ドイツと日本の文学賞」に関するディスカッションが、 2008年12月11日(木) 18時〜20時に、ドイツ文化センター・ホール(1F)で開かれます(日独同時通訳付き)。 文学賞というと、日本では、芥川賞や直木賞が有名ですが、ドイツでは、2005年に、「ドイツ書籍賞」 (Deutscher Buchpreis)が 設立されています。「ドイツ語圏の作家や書籍にドイツの国境を越えた関心を呼び起こす」ことを目指したものです。 今回は、「ドイツ書籍賞」の2008審査委員クリストフ・バートマン (Christoph Bartmann)博士と文藝春秋文藝振興事業局長の関根徹氏が参加し、 議論が展開されます。参加希望者は、 ドイツと日本の文学賞(ドイツ文化センター) にある連絡先にメールで申し込みをして下さい。

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2008年11月28日  Weihnachtsparty an der Gakushuin am 16.12.2008

学習院大学における或る「クリスマス会」
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ドイツクラブのOB, OGが中心となって以下の予定で「クリスマス会」が開かれます。ドイツクラブのみなさんはもちろん、 関心のある現役学部生、院生、ドイツ語圏関係者の方を歓迎します。 参加希望者は、保阪良子までメール、あるいは口頭でご連絡をお願いします。
日時:12月16日(火) 17時30分〜20時30分
場所:学習院創立百周年記念会館・第2談話室
会費:未定(4,000円程度)
食事:手料理、各種ドイツ・パン、オーストリア直輸入の本場のシュトレン
お願い:皆様からのワインのご寄付をお願いいたします。

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2008年11月26日  „Winterreise“ von Maki Orita, am 14.12.2008 im Bremenhaus

折田真樹による「冬の旅」、2008年12月14日、ブレーメンハウスにて
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2008年12月14日(日)、ブレーメンハウスにて、 シューベルト(Franz Peter Schubert, 1797-1828)の「冬の旅」 (Winterreise(linked: de.wikipedia.org)) 全曲が、バリトン歌手、折田真樹によって歌われます。 「冬の旅」と言えば、日本人になじみ深いあの「菩提樹」(Der Lindenbaum) の入っている歌曲集です。折田真樹氏は、「冬の旅」の歌詞の言語学的な側面に着目し、 「『冬の旅』のメタファーと、西洋・東方・東洋の音曲芸術の形而上的差異と共通性 ― 詩の演奏、歌の演奏を通して ―」 という論文も発表されています。本格的な冬を前に、シューベルトの世界に入ってみるのはいかがでしょうか。 コンサートは、15時開演、全席自由 2800円です。主催は、ボランティア活動を支援するNPO法人 「飛翔28」です。チケットのお問い合わせは、 yoko_Atto_i28.jp(石川)、komiya_Atto_y3.dion.ne.jp(小宮)あるいは、yaguran_Atto_a5.ctktv.ne.jp(矢倉) にお願いします。(_Atto_ は、@です)

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2008年11月22日  „Moderne Deutsche Plakate 1890–1933“ in Utsunomiya-Museum(23.11.2008 bis 28.12.2008)

「ドイツ・ポスター 1890 - 1933」展、宇都宮美術館に(2008年11月23日〜12月28日)
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京都国立近代美術館、豊田市美術館と回り、話題を呼んだ「ドイツ・ポスター 1890 - 1933」展が、ついに関東地方にやってきます。 明日、11月23日からおよそ一ヶ月、宇都宮美術館 で開催されます。 展示されるポスターは、1890年から1933年までのポスター(Plakate)、雑誌、関連資料など約170点で、 ベルリンの美術図書館(Kunstbibliothek (Berlin)) や、ミュンヘンのDie Neue Sammlung などから集められたものです。入場料は、一般700円、大学生・高校生500円、中学生・小学生300円です。 「広告宣伝のための画とテキスト」の融合した不思議な世界を覗いてみませんか。 宇都宮美術館 のサイトでは、割引券も配布しています。

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2008年11月19日  Öffentliche Vorlesung an der Hosei Universität am 25.11.2008:Prof.Dr. Werner Wunderlich spricht zum Thema „St.Gallen - Ein Medienzentrum des Mittelalters und die Tradition seiner Buchkultur“

法政大学における公開講演会(11月25日):Werner Wunderlich教授『ザンクト・ガレン:中世ヨーロッパの情報発信拠点として「修道院付属図書館」所蔵文献がもたらしたもの』
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法政大学ヨーロッパ研究センター(チューリヒ)・ドイツ文化センター共催で、 公開講演会が11月25日(火)18:30-20:00に開かれます。
講師:Werner Wunderlich教授(ザンクト・ガレン大学(スイス連邦共和国)メディア研究所所長)
演題:『ザンクト・ガレン:中世ヨーロッパの情報発信拠点として「修道院付属図書館」所蔵文献がもたらしたもの』
場所:法政大学市ヶ谷キャンパス 九段校舎3階 遠隔講義室2
使用言語は、ドイツ語(日本語同時通訳付き)で、参加無料です。 ドイツ文化センターの紹介ページによれば、 「ユネスコ世界文化遺産に認定されているスイス最古のザンクト・ガレン修道院付属図書館には、 7世紀に書かれた聖書など膨大な数の貴重な書物が所蔵されていますが、 それらがヨーロッパの文化や歴史にどのような影響をもたらしたのかについて講演します。」とのことです。 St. Gallen(linked: Wikipedia) に興味のある方、スイスやヨーロッパの歴史・文化に興味のある方、修道院や図書館に関して興味のある方などにお薦めです。

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2008年11月17日  23. Workshop: Medien und Sprache, am 13. Dezember 2008

第23回メディアとことば研究会、2008年12月13日開催
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第23回メディアとことば研究会が、2008年12月13日(土)に以下の要領で開かれます。会員でない方も500円の参加費で参加できます(会員は無料)。関心のある方は、奮ってご参加下さい。いつものように、東京会場と関西会場を結んで同時進行で行われますので、近い方にご参加下さい。
日時:2008年12月13日(土)15時〜18時(自由参加の懇親会は、18時より)
<東京会場> 東洋大学 白山キャンパス ナレッジスクエア
<関西会場> 武庫川女子大学 日下記念マルチメディア館(通称MM館のMM-108)
15:10〜16:10  発表1 高橋圭子氏(発表40分+質疑応答20分)
  タイトル:教科書というメディア −『源氏物語』から考える−
16:40〜17:40  発表2 増田祥子氏(発表40分+質疑応答20分)
  タイトル:言葉遣いに関するマナー本にみる言語行動規範の変化
17:40〜18:00  全体ディスカッション、予告、お知らせ(20分)
発表要旨は、メディアとことば研究会のページをご参照下さい。

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2008年11月15日  Vortrag von Prof. Dr. Stephan Elspaß am 26.11.2008: „Neue Perspektiven der historischen Linguistik“

2008年11月26日、Stephan Elspaß教授講演会「歴史言語学の新たな視点」
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学習院大学の客員研究員として来日する Stephan Elspaß 教授(Augsburg大学)の講演会が、下記の要領にて開催されます。 Elspaß 教授は、とりわけ社会言語学的視点でのドイツ語史研究で知られる若手研究者です。 ご関心のおありの方は、ぜひご参加下さい(ご予約不要、参加費無料、講演での使用言語:ドイツ語)。
日時: 2008年11月26日(水)、午後6時〜7時30分
場所: 学習院大学 (JR目白駅下車徒歩1分) 北2号館6階、人文科学研究所会議室(キャンパス地図参照)
講演者: Prof. Dr. Stephan ElspaßUniversität Augsburg教授、学習院大学客員研究員)
演題: Neue Perspektiven der historischen Linguistik: Das 19. Jahrhundert als Markstein der deutschen Sprachgeschichte
講演のドイツ語でのアブストラクトは、日本独文学会、Stephan Elspaß教授講演会 をご参照下さい。

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2008年11月14日  Durs Grünbein liest aus seinem neuesten Buch „Lob des Taifuns - Reisetagebucher in Haikus“ (am 17.11.2008)

詩人ドゥルス・グリューンバイン氏の俳句による旅行記『颱風頌』朗読会
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2008年11月17日(月)午後6時半から9時までの予定で、 ドイツ文化センター図書館にて、 詩人ドゥルス・グリューンバイン(Durs Günbein)氏の朗読会が開かれます。 今回の朗読会は、2008年にInsel Verlag から出版された „Lob des Taifuns - Reisetagebücher in Haikus“ (『颱風頌』)を対象とします。翻訳者である縄田雄二氏(中央大学教授)との対談も行われます。 詳しくは、 ドゥルス・グリューンバイン颱風頌 あるいは、 Durs Grünbein: Lob des Taifuns をご覧下さい。参加には事前申し込みが必要です。

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2008年11月11日  Die fünfte Jahreszeit ist da!

第5の季節、始まる!
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11 11 11 11 と数字が並ぶと何でしょう? Schnapszahl ではなく、 ドイツのカーニバル<第5の季節>(die fünfte Jahreszeit) の始まりです。つまり、11月11日11時11分をもって、カーニバルの季節が始まるのです。 ドイツでのカーニバルの城塞ともいわれるマインツ(Mainz)の、カーニバルのサイト、 http://www.mainzer-fastnacht.de/ で、とりあえずその雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。

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2008年11月10日  4. Versammlung von Abeitskreis für germanistische Linguistik, am 06.12.2008

復活「ドイツ言語理論研究会」第4回の集まり (2008/12/06)
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2008年12月6日(土)14時半から17時半の予定で、2007年12月に復活した ドイツ言語理論研究会の第4回の集まりが開かれます。 ドイツ語関連の研究者だけでなく、ドイツ語に興味のある学部生、大学院生の積極的な参加も期待しています。
場所:東京大学駒場キャンパス 18号館4階コラボレーションルーム3
研究発表: 時田伊津子
  三項動詞文にみられる情報構造 〜二重目的語構文の場合〜」
話題提供: 林エルケ
  「アルファベットの正しい書き方とドイツ語学習」
読書報告: 藤井雄吾
  Schirmunski, V.M. (1962): Deutsche Mundarten. Akademie-Verlag: Berlin.から Teil I, Die deutsche Mundartforschung を中心に

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2008年11月4日  Vortrag über Dolmetschen von Frau Beate von der Osten am 14.11.2008.

11月14日、Beate von der Osten氏による講演「日独通訳という仕事」
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日独協会東京ドイツ文化センター の共同開催で、在日ドイツ連邦共和国大使館 通訳・翻訳部長である Beate von der Osten氏によるドイツ語圏文化セミナー 「日独通訳という仕事」が開催されます。通訳に関心のあるかたは、是非どうぞ。参加にあたっては、申し込みが必要です。 参加申し込みの詳細は、こちら をご参照下さい。
日時: 2008年11月14日(金) 19:00~20:30
会場: ゲーテ・インスティトゥート 207号室 東京ドイツ文化センター内2階 (東京都港区赤坂7-5-56)
参加費: 日独協会会員・ゲーテ・インスティトゥート受講生 1,500円 一般 2,000円

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2008年11月2日  GfdS-Zweigverein in Tokio im Oktober 2008 entstanden (Gakushuin Uni)

ドイツ語協会(GfdS)の東京支部、2008年10月に誕生(学習院大学)
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ドイツ語協会(Gesellschaft für deutsche Sprache) の東京支部が2008年10月に学習院大学に設置されました。(日本を含めて)世界で28ヶ国に支部がある大きな組織ですが、 日本では初めて設置された支部です。 まだ会員数が少ないこの協会、入会することにより 協会誌であるDer Sprachdienst を送付してもらえるだけではなく、無料でドイツ語に関する質問に答えてくれるサービス (Sprachberatung) を受けられる等の特典があります。 入会方法、会費などは、上記のサイトでご確認下さい。
(日本語の名称として「学会」から「協会」へ変更しました。公式の書類では、「ドイツ語協会」を使っていることが確認されたためです。2008/11/18)

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2008年10月30日  Ab 15. Nov. 2008 „TRIP TO ASIA: Die Suche nach dem Einklang“ in Kino in Japan

「ベルリン・フィル 最高のハーモニーを求めて」が、11月15日よりロードショー開始
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「ベルリン・フィル 最高のハーモニーを求めて」 というドキュメンタリー映画が11月15日より渋谷・ユーロスペース などから全国順次ロードショーに入ります。ベルリンフィル創立125周年記念として作られたこの作品は、 2008年ベルリン国際映画祭特別招待作品でもあります。以下は、公式ページからのキャッチフレーズの引用です。
「最強のオーケストラであり続けるということ...この中に演奏家たちの喜びと苦悩のすべてがある。」 「128名の楽団員、10000kgを越える楽器。アジア6大都市をめぐるコンサートツアー3週間をカメラが追う。 伝統を引き継ぎ、常に挑戦を続ける音楽家たちの素顔が見えてくる。」
なお、ドイツ語の公式サイトは、TRIP TO ASIA: Die Suche nach dem Einklang. で、ベルリン・フィルの公式サイトは、 Berliner Philharmonikerです。 迫力のある舞台裏、最高の完成度を求めて努力する音楽家達の素顔の一部を見ることができます。指揮は、Sir Simon Rattle

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2008年10月27日  Eiswein in Krise wegen Erderwärmung?

アイスワイン(Eiswein)が、地球温暖化で消える?
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アイスワイン(Eiswein)は、自然環境の中で、 氷点下7〜8度以下で凍った完熟のブドウから作られる香り豊かな甘いワインとして知られています。 ドイツはその産地として有名ですが、10月26日の朝日新聞には、「独フライブルク  消えたアイスワイン」 という記事が掲載されていました。実は、数年前から温暖化の影響で、ドイツではアイスワインが作れなくなった地域があるとの報道がされています。
この記事で取りあげられているのは、ザクセン州(Sachsen)にある Freiburgで、ライプツィヒ(Leipzig)の東、 ドレスデン(Dresden)の南に位置する町です。大学町として有名な、 フライブルク(Freiburg im Breisgau)ではありません(念のため)。
気候に左右されやすいワイン用の葡萄栽培は、温暖化の影響で、世界的に影響を受けているようです。ドイツ産のアイスワイン、 どうやらますます希少価値が高まってしまいそうです。

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2008年10月24日  51. Tateshina-Symposion zum Thema „Hybridität – ein „alternatives“ Kulturprinzip?“: Anmeldeschluss auf den 31.Oktober verschoben

第51回文化ゼミナール「ハイブリッド性ー『オルタナティブな』文化原理か?」、参加申し込み10月31日まで延長
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第51回文化ゼミナール(2009年3月22日から28日に開催)は、一度は10月14日に参加者の募集を締め切りましたが、 日本人参加者にまだ若干名の余裕があるそうです。募集が10月31日まで延長されましたので、 関心のある方は、第51回文化ゼミナール をご覧の上、お申し込み下さい。あとおよそ一週間です。

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2008年10月21日  39. Amano-Pokal deutscher Redewettbewerb, Anmeldung bis 31. Oktober

第39回天野杯ドイツ語弁論大会、申し込みは10月31日まで
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例年行なわれているドイツ語のスピーチコンテストの締め切りが近づいています。 これまで培ってきたドイツ語力を、この機会に試してみてはいかがでしょうか?
日時: 2008年12月6日(土) 午後12時30分〜
場所: 獨協大学 35周年記念館内 2階 小講堂
第1部【D.U.K.杯】  制限時間3分以内に指定テキストによる暗唱を1名で行う。
第2部【獨協大学学長杯】  2人1組で指定テキストを暗唱、演劇調に披露する。
第3部【天野杯】 「Kultur (文化)」「Arbeit(労働)」「Umweltfrage(環境問題)」 から1つのテーマを選び、オリジナルのドイツ語テキストを1名で5分程度で発表する。発表後は審査員からのドイツ語での質問がある。
参加資格:大学生、大学院生(ただしドイツ語を母語としない学生)
参加規定:
「第1部」ドイツ語学習歴2年以内、ドイツ語圏滞在歴半年以内。
「第2部」ドイツ語学習歴4年以内、ドイツ語圏滞在歴1年以内。
「第3部」ドイツ滞在歴を問わず、ドイツ語学習歴上限なし。
申込締切: 10月31日(金)消印有効
詳細・参加応募用紙は獨協大学ドイツ語会話研究会ホームページを参照。

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2008年10月18日  Zwei Forschungsberichte aus der Gesellschaft für Germanistik an der Gakushuin, am 18.10.2008

本日(2008年10月18日(土))、学習院大学ドイツ文学会秋季研究発表会開催
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すでに、学習院大学ドイツ文学会 のページで予告していましたように、 本日(2008年10月18日(土))学習院大学ドイツ文学会は、総会並びに、研究発表会を開催します。
研究発表会は、どなたでも参加でき、13時30分から開催されます。
以下に日時と場所、発表に関しての情報を再録します。
日時 2008年10月18日(土) (総会13:00〜) 13:30〜
場所 学習院大学 西2号館 405教室
プログラム
仲内めぐみ (博士前期課程1年)   「EUと多言語主義」
牛山さおり (博士後期課程1年)   「ドイツ語を母語とする幼児の心態詞獲得に関する研究」

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2008年10月16日  „Die Herbstzeitlosen“ bald im Kino in Japan (ab 18.10.2008)

「マルタのやさしい刺繍」(スイス映画)まもなく日本で上映開始(10月18日より)
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2006年、スイスで大ヒットした映画「マルタのやさしい刺繍」(Die Herbstzeitlosen) が10月18日からシネスイッチ銀座などでロードショー開始。日本の公式サイトは、 マルタのやさしい刺繍、ドイツ語のサイトは、 Die Herbstzeitlose があります。 80歳のマルタ(Marta)が、 自分の夢だったランジェリーショップ(Dessous-Boutique)を開くという夢を 実現させようとするお話ですが、そのバイタリティに圧倒されてしまいそうになる「暖かな」映画のようです。 「大阪ヨーロッパ映画祭2007年」では、「遅咲きの乙女たち(仮題)」として紹介されたこの映画。 原題のドイツ語Die Herbstzeitlosenは、「イヌサフラン」という植物の名前です(複数形)。 この花は、「秋に花を咲かせる」ところから、「大阪ヨーロッパ映画祭2007年」では、上記のような題名がつけられたものと思われます。 元気なお年よりの姿を見て、あなたも元気を注入してみませんか? もちろん、原語はドイツ語です。

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2008年10月14日  Deutsches Filmfestival in Tokio -- Horizonte 2008, 31. Oktober bis 3. November 2008

ドイツ映画祭2008, 10月31日から11月3日まで
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「ドイツ映画祭2008」がまもなく開催されます。2008年10月31日〜11月3日(月・祝)の期間、 場所は、新宿バルト9です。すでに公式サイト http://www.germanfilmfest.jp/が開設されています ので、詳細はそちらをご覧下さい。ちらしのPDFもダウンロードできます。「HANAMI」、「クララ・シューマンの愛」、 「耳のないウサギ」、「ウェイブ -- あるクラスの暴走」など、見てみたい映画が目白押しです。

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2008年10月11日  Workshop von Arbeitskreis für Deutsche Grammatik findet am 13. Oktober statt.

ドイツ文法理論研究会の例会が10月13日(祝・月)に開催されます
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ドイツ文法理論研究会では、10月13日(祝・月)に以下の要領で研究会を開催します。 会員でない方も参加できます。奮ってご参加下さい。
日時:2008年10月13日(祝・月)13時30分〜16時
会場:岡山大学法文経 講義棟2階24番講義室  岡山大学交通アクセスをご参照下さい。
プログラム:
(1)   13:30~15:00 講演  金水 敏 (大阪大学大学院文学研究科教授)(SKの役割語研究所)
「役割語研究の新展開」
(2)   15:10〜16:00 研究発表 細川裕史(学習院大学・日本学術振興会特別研究員 - PD)
「『話ことばらしさ』の再現と模倣 ー ドイツ語における「『役割語』を探して」
発表のアブストラクトなど、詳細に関しては、ドイツ文法理論研究会をご覧下さい。

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2008年10月10日  Konzert am 11. Oktober 2008 in Tsukuba: Philharmonisches Bläserquintett Berlin

10月11日、ベルリン木管五重奏団コンサート(つくば市)
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今週の土曜日の予定は決まりましたか? もしまだ未定なら、つくば市のノバホールで開かれる「ベルリン木管五重奏団コンサート」 などいかがでしょう。つくばコンサート 主催で、当日券があります。学生券は、1000円!秋葉原からつくばエクスプレスで45分、午後3時からのコンサートです。

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2008年10月7日  Die japanische Germanistentagung findet am 12. u. 13. Oktober 2008 in Okayama statt.

2008年秋の日本独文学会は岡山大学で10月12日、13日に開催されます
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2008年秋の日本独文学会研究発表会が10月12日、13日と近づいて来ました。 今回は岡山大学で行なわれますが、要旨をご覧になりたい方は、 秋季研究発表会のご案内の下の「日本独文学会2008年秋季研究発表会研究発表要旨 (2008-09-27 00:00:01)」 をクリックしてPDFファイルをダウンロードして下さい。
なお、今回は、 日本独文学会秋季研究発表会プログラムにあるように、学習院大学からは、Thomas Pekar、高田博行、渡辺学、 岡本順治の発表があります。院生では、福田緑、学審PD研究員(学習院大学大学院出身)細川裕史、が発表します。

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2008年10月6日  Vortrag von Prof. Shimada (Universität Düsseldorf) am 8. Okt. 2008 an der Rikkyo Uni.

島田信吾教授(デュッセルドルフ大学教授)による講演会(2008年10月8日、立教大学)
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島田信吾教授(デュッセルドルフ大学教授)による講演会が以下の要領で立教大学で行なわれます。 受講料不要、事前申し込み不要です。
タイトル:『翻訳と文化アイデンティティ』
日時:10月8日(水)18:00〜20:00
場所:池袋キャンパス10号館X304教室
主催:立教大学異文化コミュニケーション学部
詳細は島田信吾教授による講演会をご覧ください。

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2008年10月1日  Das Internationale Jahr der Kartoffel und wie ist es mit „Linda“ jetzt?

2008年は「国際じゃがいも年」、そして「リンダ」はどうなった?
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2008年は、国連によって「国際じゃがいも年」 (The International Year of the Potato)とされています。 ご存じでしたか?「じゃがいも」(Kartoffel, Erdapfel)と言えば、ドイツは有名ですが、 その(1000種類を越える)種類の多さでも知られています。ドイツのじゃがいもには、なぜか女性の名前が多くついています。その中でも、 評判の高い Linda が数年前からマスコミを賑わせています。 ドイツ連邦品種局(Bundessortenamt) に1974年に登録された「リンダ」ですが、その品種保護権を所有しているのがユーロプラント (Europlant)社で、 2004年に品種登録が切れ、以後は誰でも自由に栽培できるようになるはずでした。しかし、ユーロプラント社は、 有効期限の切れる直前に品種登録を取り下げ、業務用に栽培できない状況になりました。それに対して、さまざまな団体から、 「リンダをなくすな」という運動が始まり、法廷でも争われています。今泉みね子「クルマのない生活」2008(白水社) に日本語でこれまでの経過説明があります。
また、 http://de.wikipedia.org/wiki/Linda_(Kartoffel) にも解説があります(もちろん、 日本語や英語版のWikipediaには解説はありません)。さて、 「リンダ」は今後どうなるのでしょうか?

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2008年9月26日  Vortrag von Prof. Dr. Peter Schlobinski, am 1. Oktober 2008, an der Gakushuin Uni.

ペーター・シュロビンスキー教授の講演会、2008年10月1日(水)、学習院大学にて
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ペーター シュロビンスキー教授(Prof. Dr. Peter Schlobinski) (Leibnitz Universität Hannover<ハノーファ大学>教授、 学習院大学客員研究員)による講演会が以下の要領で行なわれます。奮ってご参加下さい。
タイトル:„Sprache und computervermittelte Kommunikation: Neue Perspektiven“
(<ことば>と<コンピュータを介するコミュニケーション> そのあらたなパースペクティヴ)(ドイツ語による。日本語要旨配布予定。)
日時:2008年10月1日(水)午後4時30分〜午後6時ごろ
場所:北2号館6階人文科学研究所会議室
主催:学習院大学人文科学研究所
講演の詳細は、schlobinski-vortrag.pdf をご参照下さい。

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2008年9月24日  Die Dokken-Prüfung (Diplom Deutsch in Japan) im Herbst 2008, Anmeldetermin bis 10. Oktober.

独検2008年秋、締め切り迫る(10月10日まで)
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2つの級が新設され(準1級、5級)、併願受験(割引制度あり)が可能になった秋の独検は、全級一次試験 2008年11月23日(祝) が試験日ですが、申し込み締め切りは、10月10日(金)消印有効です。 書店・生協での払込は10月9日(木)まで。 申し込み書は、多くの書店にも置いてあります。 おとくな併願受験や、各級の難易度に関しては、 ドイツ語技能検定試験(独検) サイトをご参照下さい。

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2008年9月21日  Am 20. September 2008 beginnt das 175. Münchner Oktoberfest.

9月20日、第175回オクトーバーフェストがミュンヘンで始まる
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2008年9月20日(土)、ミュンヘン(München) のオクトーバーフェスト(Oktoberfest)が始まりました。 今回で、第175回を向かえるミュンヘンでのこの世界最大級の民族祭は、10月5日まで(16日間)。 地元バイエルン(Bayern)の方言では、 オクトーバーフェストのことをWiesn と言います。 1810年10月17日に始まったこのお祭り、今年は果たしてどんな様子なのでしょうか。 Web上では、 http://www.oktoberfest.de/ をはじめとして、 http://www.oktoberfest2008.de/http://www.oktoberfest2008.com/ など、今まで以上に充実したサイトが開設されています。ドイツ語でいろいろな情報収集をするチャンスです。

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2008年9月18日  Tagung von „Gesellschaft für Deutsche Datenverarbeitung in Japan“ am 28.09.2008 an der Gakushuin Uni.

9月28日、日本ドイツ語情報処理学会の総会・研究発表会学習院大学にて開催
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来る 2008年9月28日(日)13:30〜16:30に、日本ドイツ語情報処理学会の総会・ 研究発表会が学習院大学北2号館10階大会議室で開かれます。
13時30分〜 [講演]:荻野綱男(日本大学)
www を使ったコーパス研究の現在と、その問題点—日本語研究の観点から」
14時45分〜 [研究発表]:伊藤直子(筑波大学大学院)
GToBI (German Tones and Break Indices)を利用したプロソディー記述」
15時45分〜 2008年度総会
より詳しくは、日本ドイツ語情報処理学会 の新着情報をご覧下さい。

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2008年7月23日  3. Versammlung von Abeitskreis für germanistische Linguistik, am 26.07.2008

復活「ドイツ言語理論研究会」第3回の集まり (2008/7/26)
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2008年7月26日(土)14時半から17時半の予定で、2007年12月に復活した ドイツ言語理論研究会の第3回の集まりが開かれます。 言語研究に興味のあるドイツ語関係の大学院生の育成が1つの目的となっている会です。 修士課程、博士課程、あるいは、ポスドクの方の参加を歓迎します。 もちろん、 言語関係の研究者の方は、大歓迎です。場所:学習院大学 北2号館 3階 ドイツ語圏文化学科閲覧室(予定)
今回のプログラム
特別講演:樋口忠治(九州大学名誉教授)
  『Thomas MannとGoetheのデータベース』 *特別講演は30分ほどを予定。
研究発表:島﨑 のぞみ(日本大学文理学部博士課程)
  『モーラによる母語干渉−音韻構造の相違が知覚・発話音声に与える影響−』
読書報告:田中 愼(千葉大学)
  Angelika Redder(2005) „Wortarten oder sprachliche Felder, Wortartenwechsel oder Feldtransposition?“ In: Clemens Knobloch & Burkhard Schaeder (Hrsg.) Wortarten und Grammatikalisierung - Perspektiven in System und Erwerb. Berlin: Walter de Gruyter, 43-66.

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2008年7月20日  Neue CD von Erika Herzog, „Erinnerungen an Japan“

エリカ・ヘルツォークの最新アルバム「日本の思ひ出」
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2008年7月11日の東京新聞に、ピアニストのエリカ・ヘルツォーク(Erika Herzog) のインタビュー記事が載っていました。父親はドイツ人、母親は日本人で、長野県生まれ。 4歳からピアノを始め、10歳で渡独。「ヤマハ・ジュニアオリジナルコンサート(JOC)ドイツ代表。 ルクセンブルク市立音楽院を最年少の16歳で首席卒業。 ドイツ国立ワイマール・フランツ・リスト音楽院 (Hochschule für Musik Franz Liszt Weimar) 首席卒業。ザルツブルク国立モーツァルテウム音楽大学大学院 (Universität Mozarteum Salzburg) で歌曲伴奏を学ぶ。2001年に日本へ戻り、国内外で演奏活動を続けている」 ピアニストです。一見、すばらしい経歴でうらやましくなりますが、大変な苦労をしてきた様子がインタビューからも分かります。 今回、欧米の作曲家が日本のメロディーに触発され、 19世紀初頭からの200年間に完成させたピアノ曲13作品を収録」 したCDアルバム「日本の思ひ出」を出しました。公式サイトは、 ヘルツォーク・エリカのホームページ です。日本語とドイツ語を自在にあやつれる独自のアイデンティティーを持つピアニストとして、 現在注目されています。是非、聞いてみたいものです。

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2008年7月13日(9/2修正)  „Mein Führer - Die wirklich wahrste Wahrheit über Adolf Hitler“ , ab Sommer 2008 im Kino.

「わが教え子、ヒトラー」、2008年9月6日から上映
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ユダヤ人監督、Dani Levy による「わが教え子、ヒトラー」が、2008年9月6日から 上映されます。「善き人のためのソナタ」のウルリッヒ・ミューエ(Ulrich Mühe, 20.06.1953 - 22.07.2007) がヒトラーの演説指導者を演じ、ヒトラー役は、Helge Schneider。 ドイツでは、2007年1月から封切られ、すでに DVD や本となって出版されています。ドイツ語のタイトルは、 Mein Führer - Die wirklich wahrste Wahrheit über Adolf Hitler です。上記の日本語公式サイトによるとBunkamura でも、 公開されます。

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2008年7月9日  Sommerheft von „Figaro voyage“: German Impressions 2008 (veröffentlicht am 20.06.2008)

「フィガロヴォヤージ夏号」 はドイツ特集(2008年6月20日発売)
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「フィガロヴォヤージ」 というとフランスから来た女性旅雑誌という印象がありますが、今年の夏の特集は、「ドイツ」です。 すでに6月20日に発売になっています(定価980円)。「ジャーマン・インプレッションズ」は、 ドイツ観光局とのコラボレーションで生まれました。 「キーワードは、『手作りとエコとウェルネス』。北はバルト海のリューゲン島から南はアルプス山脈のアルゴイ地方まで、 『やさしいドイツ』を求めて町から町へと訪れました。」(引用)ということで、夏に旅行を計画している人には、 特にお薦めです。もちろん、オールカラーですから、ただ写真を見ていても楽しい気分になれるかもしれません。 書店にない場合には、ドイツ観光局経由でも送付してもらえるようです。

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2008年7月7日  Der G8-Gipfel 2008 am Toyako beginnt.

洞爺湖におけるG8、始まる
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2008年7月7日から3日間の予定で、G8 北海道洞爺湖サミット が始まりました。当初の予想では、2050年までの温室ガス削減計画が主要議題と思われていましたが、 このところの原油価格急騰、食糧不足が深刻になり、Spiegel Onlinetagesschauの関連記事を読む限りでは、 Merkel首相は、食糧危機(Nahrungsmittelkrise)に関しての提案を準備しているようです。 さて、この3日間に何が決定されるでしょうか。G8 だけでなく、この期間に来日する他の発展途上国との会議結果も見逃せません。

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2008年7月2日  Ausstellung von Kunsthistorischem Museum Wien: „European Still-Life Painting“ jetzt in Kokuritsu-Shin-Bijutsukan, Tokyo.

ウィーン美術史美術館所蔵作品による「静物画の秘密展」、国立新美術館で始まる
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今日(2008年7月2日(水))から9月15日(月・祝)までの間、東京の国立新美術館(港区六本木)で、 ウィーン美術史美術館(Kunsthistorisches Museum Wien) 所蔵の作品75点を元に「静物画の秘密展」が開かれます。<これらの「静物画」が、広くヨーロッパ各地に展開したその隠れた理由、 そしてさらに、個々の作品が秘めている深い意味内容を探る試み>というテーマのもとに、 集められた作品をじっくりと鑑賞してはいかがでしょうか。詳しくは、 特設ホームページウィーン美術史美術館所蔵|静物画の秘密展 をご覧下さい。

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2008年6月29日  EM2008, Finale. Deutschland vs. Spanien, am 29.06.2008, 20:45 - (Wien)

EM2008決勝戦「ドイツ対スペイン」(2008年6月29日、現地時間20:45からウィーンにて)
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サッカーのヨーロッパ選手権(Europameisterschaft 2008, EM2008)の決勝「ドイツ対スペイン」は、 もうすぐキックオフ(Anpiff)。 日本時間、6月30日、朝3時45分(夏時間では、7時間の時差があります)、ウィーンのエルンスト・ハッペル・シュタディオン (Ernst-Happel-Stadion) は、5万人弱の座席しかなかったものを、特設で5,3万人分に改装してあるそうです。 Michael Ballackが、ふくらはぎ(Wade) をいためているので、欠場するという噂。続きは、http://de.euro2008.uefa.com/ でどうぞ。

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2008年6月28日  Am 14. Juni 2008 feiert München seinen 850. Geburtstag.

2008年6月14日、ミュンヘン市は、建都 850年を祝う
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1158年というと、日本では後白河法皇による院政が始まった頃。1192年に鎌倉幕府が開かれたので、 それよりも、34年前。その頃、バイエルンとザクセンを統治していたハインリヒ12世は、 イザール川(die Isar)に橋をかけ、塩取引に重要な地としたことで、 神聖ローマ帝国の皇帝フリードリヒI 世(Friedrich I、 赤髭王(Barbarossa))に、市場を開く権利や貨幣の鋳造権、関税権など を与えられたのが今のミュンヘンの始まりであると言われています。
今年の5月から9月まで、380もの記念の催し物が開かれます。 詳しくは、http://www.muenchen.de/ の、850jahre ページをご覧下さい。近いところでは、7月19日〜20日に開かれる、 アルトシュタットリングフェスト (Altstadtringfest)、 8月1日〜3日に開かれるイザール橋祭(das Isarbrückenfest)は、お薦めです。

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2008年6月24日  Fußball EM 2008, Halbfinale, Anpfiff: 25.06.2008 - 20:45(Basel) Deutschland gegen Türkei

サッカーEuro 2008、いよいよセミファイナル、ドイツ対トルコ戦は、 現地時間6月25日
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サッカーのユーロ2008(Europameisterschaft 2008)はいよいよセミファイナルに突入です。 日本でもライブで見られますが、ゲバ評をネットで(ドイツ語で)チェックしておくと、楽しみが増します。 今回は、開催地がオーストリアとスイスですので、現地の情報を収集するには、ドイツ語が一番です。 例えば、http://www.fussballportal.de/em-2008 のページなどはいかがでしょう。 ドイツ対トルコ戦は、 バーゼル(Basel) にて、 現地時間6月25日20:45にキックオフです。トルコは相当に強そうだ、という情報も。理由は?

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2008年6月22日  13. Workshop von SPG−SocioPragmatica Germanica, an der Gakushuin Uni (am 17. Juli 2008)

「社会と行為から見たドイツ語」第13回研究会、学習院大学で開催(2008年7月19日)
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「社会と行為から見たドイツ語」研究会(SPG−SocioPragmatica Germanica)は、 第13回研究会を下記の要領にて開催します。関心のある方は、是非ご参加下さい。
日時: 2008年7月19日(土)、午後2:30 〜 6:00頃
場所: 学習院大学 (JR目白駅下車徒歩1分)
西2号館5階、505教室  キャンパス地図をご参照下さい
プログラム
 2:30〜  林 明子 (中央大学)
   会話のストラテジーについて考える
 4:15〜 白井宏美 (関西学院大学非常勤講師)
   チャット・コミュニケーションにおける日独間の相違とその要因
発表者のアブストラクトは、独文学会のサイト でご確認を。
お問い合わせは、世話人まで
世話人: 高田博行(学習院大学) hiroyuki.takada _AT_ gakushuin.ac.jp
渡辺 学(学習院大学) manabu.watanabe _AT_ gakushuin.ac.jp (_AT_は@マーク)

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2008年6月20日  24. Tagung der Japanischen Gesellschaft für Deutschstudien, am 21. Juni (an der Tsukuba Uni)

日本ドイツ学会第24回大会が6月21日、筑波大で開催されます
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日本ドイツ学会 の第24回総合シンポジウムが、以下の要領で開催されます。 学会員ではない方も参加できます(参加費:500円)。
第24回 総会シンポジウム
「記憶と想起の空間 — ドイツにおける歴史意識のアクチュアリティ」
   日 時:2008年6月21日(土) 10:00-17:45
   会 場:筑波大学総合研究棟A(筑波大学アクセスマップ参照)
フォーラム
  * 愛と欲望のナチズム —「健全な性生活」の罠  田野大輔(大阪経済大学)
  * カール・フローレンツの日本研究とその系譜 —異文化賞賛に潜む支配の構図
  * 辻 朋季(筑波大学大学院博士課程)
  * 投壜通信からメディア公共圏へ —アドルノとクルーゲ  竹峰義和(明治大学他非常勤講師)
シンポジウム テーマ 「記憶と想起の空間 — ドイツにおける歴史意識のアクチュアリティ 」
  1. ドイツ記念碑論争 1985-2008  松本 彰(新潟大学)
  2. 記憶の公共空間に介入する現代アート  香川 檀(武蔵大学)
  3. BAUHAUS、「閉鎖」後の —ナチス/アメリカ/東西ドイツ—  長田謙一(首都大学東京)
  4. 《記憶論的転回》以後の歴史意識をめぐる試論  岩崎 稔(東京外国語大学)
より詳しくは、日本ドイツ学会 のサイトをご参照下さい。

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2008年6月13日  21. Workshop: Medien und Sprache, am 21. Juni 2008

第21回「メディアとことば研究会」、6月21日に開催
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第21回「メディアとことば研究会」が来る6月21日(土) 15時〜18時半に東洋大学白山キャンパスと武庫川女子大学日下記念マルチメディア館で開かれます。 〈東京会場〉と〈関西会場〉をメディアで結んで同時進行で行なわれ、発表者とタイトルは、 以下のようになっています。
佐竹秀雄(武庫川女子大学言語文化研究所長)
 「新聞における投書表現の分析 − 付録:ことば研究の方法と立場 −」
三宅和子(東洋大学文学部日本文学文化学科教授)
 「メディアへの視線をどう研究に位置づけるか − 研究の射程と方法論をめぐって−」
プログラムの進行ならびにアブストラクトに関しては、 メディアとことば研究会のページをご参照下さい。

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2008年6月12日  Internationales Symposium am 27. u. 28. Juni 2008: „Nationale und transnationale Diskurse: Japan und Asien -- Deutschland und Europa“

国際シンポジウム(6月27日、28日)「ナショナル・トランスナショナルをめぐる議論: アジアにおける日本・ヨーロッパにおけるドイツ」
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ドイツ文化会館ホールで来る6月27日、28日に、国際シンポジウム(同時通訳付)が開かれます。 入場無料ですが、事前申し込みが必要です(Tel. 03 3584 3201, あるいは、info@tokyo.goethe.org)。
総合タイトル「ナショナル・トランスナショナルをめぐる議論: アジアにおける日本・ヨーロッパにおけるドイツ」が示すように、現代社会を象徴する「ナショナルアイデンティティの高まり」 と「グローバル化」は、世界各国に大きな影響を与えています。これらの問題を総合的にドイツと日本の専門家が集まり議論します。 (主催:ドイツ文化センター、 OAG ドイツ東洋文化研究協会、コンラート・アデナウアー財団)
講演者およびパネリストは、以下のようになっています。
バッサム・ティビ(ゲッティンゲン大学・コーネル大学) 姜尚中 (東京大学) 姜誠 (ジャーナリスト) エドガー・グランデ(ミュンヘン大学) 三島憲一(東京経済大学) 李恩政(ソウル大学・ハレ大学) 大貫敦子(学習院大学) ゲープハルト・ヒールシャー(ジャーナリスト) スヴェン・サーラ(東京大学) トーマス・ペーカー(学習院大学) マティアス・プファイファー(静岡県立大学) トーマス・ヘンネ(フランクフルト大学・東京大学) 松本健一(麗澤大学) ライノルト・オプヒュルス=カシマ (上智大学)
詳しくは、ドイツ文化センター(催し物カレンダー) 及び、そこからのリンク当日のプログラム(PDF) をご参照下さい。

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2008年6月10日  Workshop von Arbeitskreis für Deutsche Grammatik findet am 15. Juni statt.

ドイツ文法理論研究会の例会が6月15日(日)に開催されます
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立教大学での2008年日本ドイツ文学会春期研究発表会 が間近になってきました。 ドイツ文法理論研究会では、6月15日(日)に以下の要領で研究会を開催します。 会員でない方も参加できます。奮ってご参加下さい。
日時:2008年6月15日(日)13時30分〜16時
会場:立教大学池袋キャンパス 10号館 X105教室
(1) 13:30~14:50 講演 泉 邦寿 (上智大学外国語学部フランス語学科教授)
「タイトルとは何か ー作品タイトルの意味作用ー」
(2) 14:50〜15:00 総会
(3) 15:00〜16:00 研究発表 西出 佳詩子 (中央大学大学院文学研究科独文学専攻)
「紙媒体と電子媒体の新聞記事での改行による段落構成について(仮題)」
発表のアブストラクトなど、詳細に関しては、ドイツ文法理論研究会をご覧下さい。

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2008年6月5日  Wegen des Boykotts der Milchbauern in Deutschland werden Milchprodukte im Supermarkt knapp.

ドイツにおけるミルク生産者のボイコットで、スーパーマーケットの乳製品が不足
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ドイツにおけるミルク生産者のボイコットは、すでに5000万〜1億ユーロの損害を生んでいるとの試算が新聞に掲載されています (Die Welt)(4. Juni 2008, 06:39 Uhr)。 乳畜保有者連盟(Bundesverband Deutscher Milchviehhalter e. V. (BDM)) は、 1リットルあたり43セントの買い取り価格を要求し(これまでは、25〜35セント)、酪農家に出荷ボイコットを呼かけ、近隣のヨーロッパ 諸国(オーストリア、スイス、ベルギー)の酪農家も支援している状況です。
日本でも、牛乳生産者が買い取り価格を引き上げて欲しいと、デモを行っていましたが、飼料代の高騰などから、 現在の買い取り価格のままでは、酪農を続けること自体が非常に困難な状況にあるようです。 消費者の立場から見ると、安い牛乳は大歓迎ですが、生産者が苦境に陥っているのに、 今のままの価格で据え置くべきではないでしょう。小売り業者が値上げをしぶっているのは、困ったことです。 BDM は、今回の件に関して、 http://www.bdm-milchlieferstopp/ というサイトを立ち上げて運動しています。「バター」がスーパーマーケットから消えている日本、牛乳(や卵) の引き取り価格が上げられない日本も対岸の火事ではありません。事の推移を見守りたいものです。 Milch Boykott を検索語とすれば、ドイツ語の情報はたくさん見つかります。

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2008年6月3日  30. interuniversitäres Seminar für deutsche u. japanische Kultur, unter dem Thema „Politische Dimensionen von Ergriffenheit und Begeisterung“

夏の第30回インターウニ、テーマは、<「感動」の政治学>
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第30回夏のインターウニゼミナール(ドイツ語ドイツ文化ゼミナール)のお知らせが届いています。 「インターウニ・ゼミナールは、ドイツ語やドイツ文学を専攻する学生たちだけでなく、 広くドイツ語圏の文化と社会に関心を持つ学生・教員たちが、 自分の専門の枠を超えてドイツ語で討論する機会を提供するゼミナールです。」(お知らせよりの抜粋)
日時:2007年8月2日(土)〜8月6日(水)
場所: 〒389-1303 長野県上水内郡信濃町野尻湖 ほとり荘
参加費: 39,000円 (4泊5日の宿泊・食事、テクストを含む。交通費は含みません。)
テーマ:「感動」の政治学 - Politische Dimensionen von Ergriffenheit und Begeisterung 講師(予定):相澤啓一(筑波大学)、Mechthild Duppel-Takayama (慶応大学)、 Bettina Gildenhard (同志社大学)、浜崎桂子 (立教大学)、Herrad Heselhaus (筑波大学)、 Harald Kleinschmidt(筑波大学)、斉藤渉(大阪大学) ほか
詳細は、 インターウニ2008年夏のページをご覧下さい。

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2008年5月28日  Vortrag von Prof. Hijiya-Kirschnereit, am 3. Juni 2008 an der Gakushuin Uni.

2008年6月3日(火)ヒジヤ=キルシュネライト教授講演会
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来る6月3日(火)にベルリン自由大学(Freie Universität Berlin) のヒジヤ=キルシュネライト教授 (Prof. Hijiya-Kirschnereit)による講演会が行われます。 講演は、日本語で行われます。ぜひ、ご参加下さい。
日時:2008年6月3日(火)16時30分〜
場所:学習院大学 西5号館 301教室
目白キャンパスマップ で大学・法人1の欄から検索して下さい。
テーマ:「文化比較の罠」
テーマに関する簡単な紹介: 「なぜ日本では、自分の文化をユニークと考えることが多いのでしょうか。逆になぜ欧米圏では、 日本を特別視したがる傾向があるのでしょうか。 このような異文化間のコミュニケーションが抱える問題を考えてみたいと思います。」
問い合わせ先:ドイツ語圏文化学科 大貫敦子(atsuko.onuki@学習院大学)
(メールアドレスの「@学習院大学」は、@gakushuin.ac.jp に置き換えて下さい。)

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2008年5月26日  Einführung in den Film von Peter Voigt „Bertolt Brecht - Bild und Modell“, an der Waseda Uni (am 28.05.2008)

Peter Voigt によるBrecht の映画上映会(早稲田大学、 5/28)
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早稲田大学演劇博物館のグローバルCOEは、 4月から「ブレヒト連続セミナー」を行っています。 その一環として、5月28日(水)に、以下のDVD資料の上映を行われます。
Joachim Lucchesi客員教授による解説つきで、 逐次通訳もあります。
日時: 5月28日(水)16時半〜18時半
会場: 早稲田大学 26号館(大隈記念タワー) 地下多目的教室
上映DVD:Peter Voigt „Bertolt Brecht - Bild und Modell“ (80 Minuten)
会場は早稲田大学キャンパスマップをご参照下さい。

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2008年5月23日  Hibiya Oktoberfest 2008, 23.05 bis 01.06.2008

日比谷オクトーバーフェスト、 5月23日(金)〜6月1日(日)まで
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「オクトーバーフェスト」と言うと、Oktoberfestなので「十月祭」というのが本来の意味です。 でも、実は、ミュンヘン(München)でも、9月から始まります。 http://www.oktoberfest.de/によると、今年2008年は、 9月20日から10月5日までです。
そして、なぜか日本では、さまざまな地域で、「オクトーバーフェスト」という名前を使ったお祭りが行われるようになりました( 松本、上越、仙台、清水、横浜、日比谷)。今回紹介するのは、日比谷オクトーバーフェスト です。開催時間は、 11時〜21時(5/23のみ、17時〜21時)。場所は、日比谷公園噴水広場です。ドイツからは、「ミヒャエル&フレンズ」 というバンドが来日予定だそうです。詳しくは、上のリンクをたどって下さい。

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2008年5月22日  Vortrag von T. Tanabe, Opersänger am 31.05.2008 an der Gakushuin Uni

田辺とおる氏による講演会(5月31日、学習院大学にて)
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学習院大学ドイツ文学会は、 ドイツ語圏文化学科身体表象文化学専攻、 学習院大学文学会と共催、豊島区後援で、以下要領で講演会(トークコンサート)を開催します。
講演・歌:田辺とおる氏
演題:歌の日独交流 〜オペラ歌手 田辺とおるの試み〜
日時:2008年5月31日(土) 13:00〜 (懇親会 15時〜)
場所:学習院大学 百周年記念会館 3階小講堂
入場無料

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2008年5月18日  Vortrag von Herrn Yoichi Shimizu am 23. Mai, 2008, „München — Geschichte und Kultur“

清水陽一氏講演「München — ドイツ人に愛される街  その歴史と文化」(5/23)
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(財)日独協会(青壮年部) は、「ドイツ語圏文化セミナー」の一環として、 元ケルン日本文化会館館長、ミュンヘン総領事、ミュンヘンの ゲーテインスティトゥート本部にて国際交流基金とのリエゾン・ディレクターをされていた清水陽一氏の講演会を開催します。
日 時: 5月23日(金)午後7時~8時30分(受付は午後6時30分から)
場所: (財)日独協会セミナールーム
住所: 千代田区麹町5-1 NK真和ビル9階
演題: 「München — ドイツ人に愛される街  その歴史と文化」
会費: 会員 1,500円   一般 2,000円
申し込みなど詳細については、ドイツ語圏文化セミナー12 のページをご覧下さい。

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2008年5月13日  Vortrag von Prof. Tano über Göbbels und Reklamepsychologie, am 22.05.2008

2008年5月22日、田野大輔氏による講演「ゲッベルスの宣伝技術と広告心理学」迫る
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下記の要領で、講演会を行います。これは、ドイツ語圏文化学科の「言語・情報コースゼミナール(1)」 (テーマ:広告・政治宣伝の歴史と現在、担当 高田博行)の授業の一環で、ゲストスピーカーとしてお話 しをお願いしているものですが、上記ゼミナールの受講生でなくても、来聴大歓迎です。
演題: 「ゲッベルスの宣伝技術と広告心理学」
日時: 2008年5月22日(木)
午後2:40~4:10
場所: 西2号館 403教室
講師: 田野大輔先生(大阪経済大学准教授)

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2008年5月10日  Anmeldungstermin zur Dokken-Prüfung im Frühling 2008 ist der 16. Mai.

2008年春の独検、締切日迫る(5月16日)
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2008年春のドイツ語検定試験(3、4級)の受験申し込み日が迫っています。 5月16日(金)消印有効で郵送するか、あるいは、書店・生協で払い込みまでするか(その場合は、5月15日(木) が締切)どちらかです。
3級は「ドイツ語の初級文法全般にわたる知識を前提に,簡単な会話や文章が理解できる。 (ドイツ語授業を約120時間受講しているか,これと同じ程度の学習経験のある人)」、 4級は「ドイツ語の初歩的な文法規則を理解し,日常生活に必要な基本単語が運用できる。 (ドイツ語授業を約60時間受講しているか,これと同じ程度の学習経験のある人)」という基準です。
なお、すでに予告されているように、2008年秋から、準1級と5級が増設され、 2009年度春期試験より2級から5級の4つの級の受験が可能になります。 詳しくは、ドイツ語技能検定試験(独検) サイトの情報をご参照下さい。

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2008年5月8日  Am 25.04.2008 ist in Japan ein Taschenbuch über Holocaust erschienen.

2008年4月25日、中公新書の「ホロコースト」発売される
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芝 健介著『ホロコースト:ナチスによるユダヤ人大量殺戮の全貌』が 中公新書(1943)で4月25日に発売になりました。 扉の言葉より一部引用「ヒトラーもナチ党幹部も、当初から大量殺戮を考えていたわけではなかった。 本書は、ナチスのユダヤ人政策が、戦争の進展によって『追放』からアウシュヴィッツ絶滅収容所に代表される巨大な『殺人工場』 に行き着く過程と、その惨劇の実態を描く。」
年表や参考文献も充実した良書です。ユダヤ人大量殺戮というショッキングな出来事は、一人の独裁者が決定して実行したというような 単純なものではありません。そのような悲惨な事態を招いた背景を知ることは、誤った短絡的知識を正す意味でも、また、 現代社会の危険性を理解する上でも重要なことです。

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2008年5月5日  Laut einer DNA-Analyse gehört der Schädel in Weimar nicht Schiller

DNA鑑定の結果、ワイマールの頭蓋骨はシラーのものでないことが判明
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5月3日のdpaのニュースによると、2006年10月から始まったワイマール古典財団 (Klassik Stiftung Weimar) と中部ドイツ放送(MDR) によるプロジェクト Der Friedlich-Schiller-Code のDNA鑑定の結果が発表されました。これまでドイツの文豪フリードリヒ・シラー(Friedlich Schiller, 1759 - 1805) のものとして保存されていた、2つの頭蓋骨(Schädel)は両方とも「本物ではない」ことが判明したようです。 すでにさまざまなドイツ語圏の新聞に関連記事が出ていますが、MDR のサイトでは、 詳細な Der Friedlich-Schiller-Code 動画報告が掲載されています。 お見逃しなく。

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2008年4月30日  Gewinner der diesjährigen Verleihung des Deutschen Filmpreises ist „Auf der anderen Seite“ von Fatih Akin.

今年のドイツ映画賞は、Fatih Akin 監督の „Auf der anderen Seite“
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4月25日に発表された今年のドイツ映画賞は、ハンブルク(Hamburg) 生まれのトルコ系ドイツ人監督による作品„Auf der anderen Seite“ に贈られることになりました。2004年には、すでに、„Gegen die Wand“ で、 ベルリン映画祭で金熊賞(Goldener Bär) を取っている実力派です。 詳しくは、Deutsche Filmakademie をご覧下さい。

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2008年4月27日  &bdquo:Tollpatsch“ ist zum „besten eingewanderten Wort“ gekürt worden.

「Tollpatsch」が「最もすばらしい移民語」に選ばれる
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4月25日、ゲーテ・インスティテュート(Goethe-Institut) とドイツ語協議会(Deutscher Sprachrat) が公募していた 「最もすばらしい移民語」(das beste eingewanderte Wort) は、 第1位にTollpatsch(不器用な人) 第2位にCurrywurst(カレー・ソーセージ)、 第3位に Engel(天使)を選んだことを発表しました。
Tollpatsch は(Tolpatsch と綴ることもありますが)、もともとは、17世紀にハンガリー語のtalpas(扁平足の) から来たそうで、この語は、「ハンガリーの歩兵」(ungarische Fußsoldaten)を表していたとか。
受賞した語は、その語そのものよりも、推薦理由が重視されているようです。 Tollpatschは、「はるばるハンガリーからドイツへやってきて靴底をすり減らしてしまい、 目的地についた時には、かつて扁平足で不器用な語だったものが、ただの不器用になっていた」とか、 Currywurst は、「理想的なカップル:極めてドイツ的な語と(タミール語の)カレーの幸せな結婚」、 Engel は、ギリシャから「微笑みながら国境と文化と時代を越えてきた」と推薦理由を説明しています。 歴史を越えて生き延びてきた「外来種」の言葉たち、他にもいろいろな「移民組」がいますが、 みなさんは何が好きですか?

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2008年4月26日  Bauhaus-Dessau Ausstellung im Museum an der Tokyo Geijutsu Uni, 26.04. bis 21.07. 2008

「バウハウス・デッサウ展」,4月26日(土)〜7月21日(月) 東京藝術大学美術館にて
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世界の建築デザイン、あるいはデザイン一般に大きな影響を与えたバウハウス (Bauhaus)。 バウハウスは1919年に、Walter Gropius (1883-1969) によってワイマール(Weimar) に設立された後、 デッサウ(Dessau)へ拠点を移しました。今回の展覧会では、 この時期のバウハウスに焦点をあてています。出品総数260点余りのうち241点はデッサウにて活動するバウハウス・デッサウ財団所蔵のコレクションで、 146点が日本初公開。
東京藝術大学美術館は、 東京都台東区上野公園にあります。 月曜日休館(ただし5月5日(月)、7月21日(月)は開館。5月7日(水)は閉館)、一般 1400円、高校生、大学生 800円、会館時間は午前10時〜午後5時です。 詳しくは、http://www.bauhaus-dessau.jp をご参照下さい。

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2008年4月21日  Taschenbuch über Weimarer Republik und Juden veröffentlicht

<ワイマール共和国とユダヤ人>に関する新書発売
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大澤武男著『ユダヤ人 最後の楽園:ワイマール共和国の光と影』講談社現代新書(1937)が発売になりました。 世界史では、理想の民主主義憲法を持ったとされるワイマール共和国が、ヒットラーの台頭を許してしまう背景には、 反ユダヤ感情があったと言われていますが、教科書的知識では分からないそのあたりの事情を手軽に知ることができます。 詳しくは、 講談社 Book 倶楽部(講談社現代新書) をご覧下さい。

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2008年4月19日  Artikel über Vormundschaft für Volljährige in Deutschland, Asahi-Zeitung am 16. u. 17.04.2008

ドイツの成年後見制度(朝日新聞2008年4月16日, 17日)
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朝日新聞に2日間に渡って「成年後見制度、ドイツでは」(論説委員:川名紀美)という記事がのりました。 あまり知られていない制度なので、介護問題に興味のある方は、参考にして下さい。 今回の記事は、ドイツでの取材に基づいているようですが、情報源がはっきりしません(例えば、 ドイツにおける「世話人」の数を23万人としていますが、この数字の出典は何か、また「世話人」とはドイツ語で何と言っているのか、など)。 この記事で取りあげられている「成年者世話法」というのは、 Gesetz zur Reform des Rechts der Vormundschaft und Pflegschaft für Volljährige (Betreuungsgesetz - BtG) のことです (Betreuungsgesetz と短く呼ばれることもありますので、この語で検索することができます)。 若者が減って、お年寄りが増加する社会、という意味では、日本もドイツも同じような深刻な問題を抱えています。 「介護」関係のドイツの状況をまとめたhttp://www.pflege-deutschland.de/ というサイトもありますので、この方面の情報に関心のある方は、ぜひドイツ語で情報を得て下さい。

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2008年4月8日  100 Jahre Herbert von Karajan und seine Jubiläumsveranstaltungen

2008年4月5日、指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンは生誕100年
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指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤン (Herbert von Karajan (http://www.karajan.org/)(1908-1989))は、 今年で生誕100年を迎えます。そこで、世界各地でさまざまなコンサートや行事が行われています。
日本では、すでに4月6日から、サントリーホール でカラヤン生誕100年記念 「サントリーホール カラヤン・フィルム・フェスティバル」 が行われていますし、同時に「カラヤン特別写真展示」も開催しています。 ユニヴァーサル・ミュージック(クラシック部門) や、 Deutsche Grammophonでは、 カラヤンの膨大な作品を特別仕立でリリースして行くようです。今年の8月15日には、ザルツブルク音楽祭 (Salzburger Festspiele) でウィーンフィルがカラヤン生誕 100 年を祝うコンサートを行います。 カラヤン・ファンは、要注目の年です。

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2008年4月7日  Merkel geht nicht zur Eröffnungsfeier bei Olympiade in China, warum?

メルケル首相、中国のオリンピックの開会式に出席せず。でもなぜ?
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3月28日に流れたニュースによると、メルケル首相(Bundeskanzlerin Angela Merkel) とシュタインマイアー外相(Außenminister Frank-Walter Steinmeier)は、EU外相会議の際に、 北京で開かれるオリンピックの開会式に出席しないことを言明しました。JANJAN <メディア>に投稿された竹森健夫氏による「ドイツマスコミスキャン〜チベット暴動と北京オリンピック」 (3/24,3/31)には、 チベット問題に対するドイツのマスコミ報道が手際よくまとめてありますが、基本的に、ドイツはこれまで首相がオリンピックの開会式 に出席しない慣例になっているようです。従って、これが特にドイツの北京オリンピックに対しての態度を象徴している訳ではありません。
ただし、中国国内の問題とはいえ、人権問題に対してはなんらかの形で抗議すべきであるとドイツ国内でも主張する人たちがいます。 IOCの会長ロゲ(Jacques Rogge)氏は、 4月5日にオリンピックは政治から中立であるべきだと主張しています。 さて、オリンピックの聖火リレー(der olympische Fackellauf) が世界を駆け巡っている一方で、各地で抗議運動が起きている現在、みなさんはどう考えますか?

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2008年4月3日  Das 36. Linguisten-Seminar der JGG, vom 5. bis 8. September in Hayama

日本独文学会第36回語学ゼミナール(9月5日から8日まで、葉山町にて開催)
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本年度の語学ゼミナールは、 Professor Dr. Angelika Redder (Universität Hamburg)を迎え、以下の要領で行われます。 参加、並びに発表申し込みの期限は、6月15日(日)までです。定員40名ですので、参加・発表申し込みは早めにどうぞ。
1.総合テーマ „Grammatik und sprachliches Handeln“
2.招待講師 Professor Dr. Angelika Redder (Universität Hamburg)
3.期日 2008年9月5日(金)〜9月8日(月) 3泊4日
4.会場 IPC生産性国際交流センター
〒240-0115 神奈川県三浦郡葉山町湘南国際村
5.定員 40名
6.参加費 3万6千円(学生,非常勤講師の方には若干の旅費補助あり。学生参加費補助も検討中)
申し込み方や、その他の情報は、日本独文学会の 第36回語学ゼミナールのお知らせ をご参照下さい。

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2008年3月27日  NHK Radio- und Fernsehprogramm Deutsch, ab April 2008

2008年4月からのNHKドイツ語講座(テレビ、ラジオ)の紹介
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すでに書店には、この4月からのNHKの語学番組テキストがうず高く積まれていますが、 ドイツ語番組の紹介をしておきましょう。
テレビ:「テレビでドイツ語」矢羽々崇 先生担当
放送時間:教育テレビ 木 午前0:00〜午前0:25 (水曜深夜)、教育テレビ 月 午前6:00〜午前6:25 再放送
コンテンツ:「ロマンチック街道自転車旅行」で学ぶふれあいの旅行会話。
4月号のテキストには、「長年ドイツでオーボエ奏者として活躍していた宮本文昭さんへのインタビュー、 最新スイス映画情報、児玉清さんによる話題のミステリー本紹介など」もあります。
ラジオ:「まいにちドイツ語」4〜9月 月・水・金 保阪良子先生担当、火・木 太田達也先生担当
放送時間:ラジオ第2 月・火・水・木・金 午前6:45〜午前7:00,
   再放送:ラジオ第2 月・火・水・木・金 午後3:15〜午後3:30
コンテンツ:月・水・金:初めて学ぶ人の講座。日本人学生とドイツ人学生の交流を軸にしたストーリーで、ドイツ語の基礎とよく使う会話表現を学ぶ。
火・木:メール、手紙、告知広告、新聞記事などのドイツ語を学びながら、初〜中級の学習者が間違えやすい文法事項を学ぶ。
なお、NHK語学番組のテキストは、4月号が一番よく売れるので、早めに購入しましょう。 今では、NHK出版 でネット注文も可能です。

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2008年3月21日  Da liegt der Osterhase im Pfeffer?

イースター・バニーがそこにいる?
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Osterhase 今年、2008年のイースター(Ostern)は、3月23日(日)です。 キリスト教間の移動祝日であるイースターは、3月22日から4月25日の間を移動しますが、「春分の日の後の最初の満月の後の日曜日」 という定義から決まります。今年は、2番目に早いイースターです。
ドイツ語圏のお店では、いろいろなイースター・バニー(Osterhase) がお店の中を彩っています。今年は、こんな金ぴかのOsterhaseがやってきました。 色とりどりのイースターエッグ(Ostereier) とともに、そろそろ春だな、と感じるこの頃です(今年はちょっと早すぎますが、そこが難しいところ)。

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2008年3月11日  Vortrag von Prof. Dr. Peter Auer, an der Waseda (am 26.03.08) und Gakushuin Universität (am 27.03.08)

Peter Auer 教授講演会、3月26日早稲田大学、3月27日学習院大学
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学習院大学人文科学研究所共同プロジェクト「ドイツ語の話しことばに関する総合的研究」の一環として、 フライブルク大学(Universität Freiburg)のペーター・アウア教授 (Prof. Dr. Peter Auer) が招待され、以下の要領で講演会が開催されます。
早稲田大学
演題: Rhythm and tempo as a contextualization cue in everyday conversation(講演言語:英語)
日時: 2008年3月26日(水) 17時から18時30分
場所:早稲田大学西早稲田キャンパス 8号館4階412室 (キャンパスマップ参照}
主催:早稲田大学「ことばの科学」プロジェクト研究所

学習院大学
14時〜15時45分:Code-switching: Kompetenz oder Inkompetenz?
16時15分〜18時:Elemente einer Theorie der Gesprochenen Syntax
場所:学習院大学 西5号館505室 (キャンパスマップ参照}
学習院大学人文科学研究所共同プロジェクトの一環として行われる講演会で、 講演言語はドイツ語です。なお、こちらの講演会に参加をご希望の方は、3月19日(水) までに、 プロジェクト代表者である高田博行氏まで、 事前にご連絡下さい。詳細はこちらをご覧下さい。

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2008年3月8日  20. Kolloquium für Medien und Sprache, am 21. März 2008

第20回メディアとことば研究会(2008/3/21)
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第20回メディアとことば研究会が来る3月21日に、以下の要領で開かれます。奮ってご参加下さい。
日時:2008年3月21日(金)15時-18時
会場: 東京女子大学 9101番教室
発表者:濱口壽子(聖心女子大学 専任講師)
  タイトル:Visual Persuasion(視覚的説得)の異文化研究
  キーワード:Semiotics、レイアウト、新聞、広告、9.11
発表者:加藤恭子(東京経済大学大学院 コミュニケーション学研究科 博士後期課程)
  タイトル:人はなぜブログを読むのか?知人ブログの閲覧行動?
  キーワード:ブログ、インターネット、コミュニケーション
参加費:500円(会員は無料 ただし、会員年会費は普通会員2,000円 大学院生1000円)
発表の要旨など詳細は、ひつじ書房新着情報をご参照下さい。
なお、3月22、23日に研究会会場と同様の東京女子大学に於いて 「社会言語科学会第21回大会」が同大学で開催されます。合わせて奮ってご参加ください。 

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2008年3月3日  Deutscher Theaterabend, an der Waseda Uni, am 4. März 2008

3月4日、早稲田大学「ドイツ語学生の会」によるドイツ語劇開催
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ぎりぎりの情報になってしまいましたが、3月4日(火)、早稲田大学「ドイツ語学生の会」によるドイツ語劇が上演されます。
時間:16時半より(16時開演)、終演後交流会の予定
場所:染谷記念国際会館(早稲田奉仕園隣り)〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2−3−4
演目:『山手線』(原作 森瑤子)、『Das Früstücksei』、 『Feierabend』(原作 Loriot)
学生劇ですが、笑いと不思議の3本立てということで、楽しめること請け合いです。ご都合のつく方は、是非どうぞ。

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2008年2月29日  2. Versammlung von Abeitskreis für germanistische Linguistik, am 01.03.2008

復活「ドイツ言語理論研究会」第2回の集まり (2008/3/1)
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2008年3月1日(土)14時半から17時半の予定で、2007年12月に再生した ドイツ言語理論研究会の第2回の集まりが開かれます。 言語研究に興味のあるドイツ語関係の大学院生の育成が1つの目的となっている会です。 修士課程、博士課程、あるいは、ポスドクの方の参加を歓迎します。 もちろん、 言語関係の研究者の方は、大歓迎です。
今回のプログラム
研究発表: 生駒 美喜(早稲田大学 Prosodische Eigenschaften der deutschen Modalpartikeln.(Hamburg大学博士論文をもとに)
読書報告: 宇佐美 千秋(学習院大学博士課程) Elsen, Hilke(2002) Neologismen in der Jugendsprache. In: Muttersprache 2/2002(Jahrgang 112), 136-154.
場所: 早稲田大学 西早稲田キャンパス8号館5階、501会議室
南門から入ってすぐ左手の背の高い新しい建物です。    早稲田大学キャンパスマップをご参照下さい。

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2008年2月26日  „Die Fälscher“ von Stefan Ruzowitzky hat den OSCAR in der Kategorie „Bester fremdsprachiger Film“ gewonnen.

シュテファン・ルツォヴィツキー監督の 『ヒトラーの贋札』、 2008年アカデミー賞外国語映画賞受賞
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『ヒトラーの贋札』という日本語の名前がつけられたこの映画は、日本でもすでに1月19日からロードショウ中。ドイツ語では、 Die Fälscher というのは、fälschen(偽物を作る)という動詞の名詞化です。 「贋札」(がんさつ)というのはちょっと難しいことばですが「にせさつ」のこと。英語では、The Counterfeiters というタイトルになっています。
さて、オーストリアで初のオスカー外国語映画賞受賞作品となったこの作品、 シュテファン・ルツォヴィツキー(Stefan Ruzowitzky)監督によるもので、 第二次世界大戦下のナチスドイツが舞台。 実際に偽札作りの生き証人である Adolf Burger による Des Teufels Werkstatt. Die Geldfälscherwerkstatt im KZ Sachsenhausen.、 <日本語訳は、アドルフ・ブルガー著『ヒトラーの贋札』(朝日新聞社、 2008)>にフィクションを加えて映画化した作品です。 ドイツ語の公式サイトは、 http://www.diefaelscher.de/ からたどり着くことができます。 シュテファン・ルツォヴィツキー監督(1961年、ウィーン生まれ)は、『アナトミー』でも話題をさらいました。 今回の作品に関しては、 オーストリアの映画紹介サイト http://filmnews.at/ が、 Interview mit Karl Markovics und Stefan Ruzowitzky (主演俳優カール・マルコヴィクスとシュテファン・ルツォヴィツキー監督とのインタビュー)を掲載しています。 この作品に対しての2人の考え方などを知ることができます。

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2008年2月22日  „Leben bis Männer“ von Thomas Brussig zum erstmal im Theater in Japan

トーマス・ブルスィヒ作『ピッチサイドの男』、日本の劇場で初演
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Thomas Brussig 作『ピッチサイドの男』(Leben bis Männer)が、 大正直劇団の串田杢弥氏によって上演されます。 「壁崩壊後のドイツ社会を嘆く、初老のサッカークラブ監督のモノローグ喜劇」です。書籍では、 Fischer Taschenbuch に2005年に収録され、 日本語訳は、粂川 麻里生氏により 『ピッチサイドの男』というタイトルで三修社から出ています。
★ 公演スケジュール:2008年3月13日(木)〜2008年3月16日(日)
開演時間
Flying Teapot(江古田): 3月13日 19:00〜 3月14日 19:00〜 
Heaven's Door(下北沢): 3月15日 14:00〜 19:00〜 3月16日 15:00〜
★ チケット料金:江古田2300円(1ドリンク別)、下北沢2800円(1ドリンク付)
非常におもしろい作品なので、どのような劇に仕上がっているか、楽しみです。お時間のある方は是非どうぞ。

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2008年2月20日  Berlinale 2008 und „Kabei“

2008年ベルリン国際映画祭と『母べい』
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今年のベルリン国際映画祭(Berlinale)も日本時間2月17日の授賞式で幕を閉じ、 今年度の金熊賞(Goldener Bär)は、ブラジルの映画『ジ・エリート・スクワッド』(Tropa de elite) が受賞。コンペティション部門で参加していた『母べい』(山田洋次監督作品、主演:吉永小百合)は、ベルリンでは2月13日 に上演されましたが、受賞はなりませんでした。 東京新聞(2/14)によれば、上演時の舞台挨拶において、 山田監督は、「歴史に学ばない者は、ふたたび歴史を繰り返すという言葉を胸に刻みながらつくった。ドイツ人はその思いがよく分かると思う」と挨拶したそうです。 吉永小百合は、ドイツ語でメモをみながら「15年ぶりにベルリン映画祭に来られて光栄です。山田監督は役者とともに深い思いを『母べい』に結実させました。 映画を見てもらってうれしいです」と挨拶したそうです。さて、実際のドイツ語がどういう表現だったのか興味はつきませんが、和文独訳にチャレンジしてみてはいかがでしょう? ちなみに、Berlinaleでは、„Kabei“ と表記されていたそうです。これでは、 dabei みたいなので、「カバイ」と発音されてしまいますね。

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2008年2月18日  10. DaF-Workshop an Ryutsu-Kagaku Universität/Kobe, am 1. März

第10回流通科学大学ドイツ語教授法ワークショップ(3/1)
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きたる2008年3月1日、ドイツ語教授法ワークショップが流通科学大学で開かれます。 テーマは、「学習者の言語能力を伸ばす評価」(„Bewertung und Evaluation für die Erweiterung der Sprachfähigkeit der Lernenden“) です。「本ワークショップは、実際に教室であつめたデータを分析しながら授業の効果検証方法を紹介することを目的とする。 学習者の能力や成果をテストするのではなく、教員自らの指導の効果検証の方法を探ることが主題である。」というのが、案内文の 最初にある説明です。 興味・関心のある方は、お誘い合わせの上、ご参加下さい。
日時:2008年3月1日(土)
第1部10. 30 ~13. 00、第2部14 : 30 ~17. 00
場所:流通科学大学 講義棟5、5212教室
交通アクセスについては、流通科学大学をご参照下さい。
研究発表者: 渡部良典氏(上智大学教授)
       靜哲人氏(関西大学教授)
呼びかけ人: 板山眞由美、森田昌美

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2008年2月14日  Videoaufführung im Goethe-Institut Tokyo: Goethes „Faust I“

ドイツ文化会館で「ファウスト第一部」 のビデオ上映会(2/21)
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2004年、ベルリン・ドイツ座(Deutsches Theater Berlin)制作のゲーテ(W. Goethe) 原作「ファウスト第一部」のビデオ上映会が2008年2月21日 19:00、ドイツ文化会館ホールで開かれます。 このビデオの注目点は、何と言ってもミヒャエル・タールハイマー(Michael Thalheimer)の演出にあります。 „Werktreue hat nichts mit Texttreue zu tun.“(「作品に忠実であることとテキストに忠実であることは関係ない」) と言い切るタールハイマーの演出は、果たしてどのようなものなのでしょう。 詳しくは、ドイツ文化会館「ファウスト I」ビデオ上映会 のお知らせをご覧下さい。入場無料です。

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2008年2月8日  Ein Vortrag über Radtour in Deutschland, am 14.03.2008 bei JDG

(財)日独協会 JG主催、講演「ドイツの楽しみ方:サイクリングで旅するドイツ」(3/14)
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ドイツ東洋文化研究協会(OAG)主事の Dr. Maike Roeder 氏による、「ドイツの楽しみ方:サイクリングで旅するドイツ」に関する 講演会が以下の要領で行われます。主催は、(財)日独協会JG(青壮年部)。 ドイツ語圏文化セミナーの一環として行われる今回のお話は、自転車旅行(Radtour)の経験豊かな Dr. Maike Roeder 氏がルート、宿泊施設、車体ケアのポイント、楽しめる景観スポットなどを紹介してくれます。
日時:2008年3月14日(金) 19:00〜20:30
会場:(財)日独協会事務局内セミナールーム
申込方法:
1. 空き状況を日独協会事務局で確認。 (20名程度を先着順で受付)
2. 申込は、E-Mail, Fax, あるいは電話で。
3. 参加費入金(会員1500円、一般 2000円)、郵便振替口座へ
入金確認ができた時点で受付確定。
ちなみに、ドイツで自転車旅行を楽しみたい方は、 radreise.wiki からもさまざまな情報が得られます。

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2008年2月5日  Neue Auflagen der zwei j.-d. Wörterbücher werden erscheinen.

2冊の独和辞典の新しい版が発売されます
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2008年2月10日、『クラウン独和辞典』 第4版(三省堂)発売されます。定価4,200円+税、収録語数6万語、最新「新正書法」対応、 音声CD付です。もう1冊は、『新アポロン独和辞典』 第9版(同学社)で、 2008年4月1日発売予定。定価4,000円+税、収録語数約5万3千、新旧両正書法対応です。『クラウン独和辞典』 は2年ぶりの改訂、 『新アポロン独和辞典』 は毎年の改訂です。
紙媒体の辞書は、ぱっと見開いて多くの情報が得られる点で、初心者には特におすすめです。電子辞書だと、基礎語彙に属する 簡単な単語の用法ですら見つけるのがたいへんですから。

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2008年2月1日  Shinji nach Bochum, 30.01.2008

小野、ブンデスリーガのボッフムへ(1/30)
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ブンデスリーガ(Bundesliga)から、高原が日本に戻って來たので、ちょっとさびしい思いをしていた ブンデスリーガのファンのみなさん、今度は、小野がボッフム(Bochum) へ行くというニュースが飛び込んできましたね。 チームの名前は、VfL Bochum。 チームのホームページVfL Bochum 1848 Fußballgemeinschaft e.V. にはさっそく Shinji Ono と、今回同時に移籍することになったウクライナから來たAleksey Belik のインタビューが掲載されています。「どのチームからも3点取りたい」と言うのはShinji の言葉。 期待できそうです。

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2008年1月30日  Vortrag von Prof. Dr. Wolfgang Sternefeld, am 27.02.08 an der Gakushuin Universität

2月27日、シュテルネフェルト教授講演会が学習院大学で開かれます
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ドイツでの生成文法研究家として世界的に有名なシュテルネフェルト教授 (Prof. Dr. Wolfgang Sternefeld) が来日し、 来る2月27日、学習院大学で講演します。 奮ってご参加下さい。
講演者: Prof. Dr. Wolfgang SternefeldEberhard Karls Universität Tübingen; Seminar für Sprachwissenschaft
日時:2008年2月27日(水) 午後1時30分〜午後3時30分
場所: 学習院大学 西2号館503教室
タイトル: Complex Predicates in German Zur Interpretierbarkeit der Merkmale von Pronomina
  (講演はドイツ語で行われます。)
主催:学習院大学人文科学研究所
共催: 学習院大学ドイツ文学会ドイツ文法理論研究会

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2008年1月24日  „Flocke“ im Tiergarten Nürnberg

二ュルンベルク動物園の「フロッケ」(Flocke)をよろしく
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日本のニュースでもすでに紹介されているように、二ュルンベルク動物園 (Tiergarten Nürnberg)で生まれた北極熊は、 Flocke (「薄片」、「フレーク」)という名前がつけられました。1月8日に、お母さんの Vera から人工出産で生まれたばかりの女の子で、まだようやく目があいた程度。 Knut の時と同様に、注目が集まっています。二ュルンベルク動物園のサイトでは、 次々に写真が公開されています。また、二ュルンベルク市(Nürnberg) のサイトでも、 Eisbaer のコーナーをもうけています。 次々とアップされる写真や動画をお楽しみ下さい。

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2008年1月22日  Kulturprogramm in der Japanisch-Deutschen Gesellschaft, am 22.02.08: T. Satoh  „Die Welt von Steiff.“

2月22日、日独協会でのドイツ語圏文化セミナー:佐藤豊彦氏「Steiff の世界」
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2008年2月22日、19時から20時30分頃まで、 財団法人 日独協会 事務所内セミナールームにて、日本玩具文化財団理事長である佐藤豊彦氏によるセミナーが開かれます。タイトルは、 「Steiff の世界」。テディ・ベアと言えば、ドイツで生まれたシュタイフ社(http://www.steiff.de/)が有名で、 「世界で一番子供達に抱かれたブランド」とも言われています。 今回の講演では、そんなテディ・ベア作りの内側を、 シュタイフ社の創業からの歴史をたどりながら、シュタイフ社のあるギンゲン(Giengen an der Brenz) での体験を含めて話していただけるようです。なお、講演会は有料で、日独協会会員は、1500円、一般は2000円です。 参加希望者は、事前に日独協会事務局まで、 e-mail 、Fax あるいは電話で申し込んで下さい。

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2008年1月20日  Der Produzentenpreis des Bayerischen Filmpreises 2008 ging an „Kirschblüten Hanami“.

2008年バイエルン映画賞の制作者賞は、「桜の花  花見」 (Kirschblüten Hanami)に決定
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2008年1月18日、バイエルン映画賞(Bayerischer Filmpreis)が発表になりました。その中で、 最高額の賞金を授与される制作者賞は、Olga Film - Molly von Fürstenberg/Harald Kügler に 与えられましたが、その作品は、 「桜の花  花見」 (Kirschblüten - Hanami)という ドーリス・デリエ(Doris Dörrie)監督・脚本によるものです。
2008年2月28日からドイツでロードショウが始まるこの映画は、恋愛、家族関係、人生の意味を問うた美しい映画であるとの評判です。 ドーリス・デリエ監督というと、日本でも『メン』、『アム・アイ・ビューティフル? 』などで知られていますね。今回の作品、タイトルからも 分かるように、日本でのロケも入っています。詳しくは、BR-ONLINE(バイエルン放送局) のKirschblüten - Hanami をご参照下さい。 日本でも早く見られるといいですね。春にドイツへ行く予定のある人、必見です。

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2008年1月16日  Unwort des Jahres 2007 in Deutschland: 1. Herdprämie, 2. klimaneutral, 3. entartet

ドイツでの「粗悪な言葉」2007年は、1. Herdprämie, 2. klimaneutral, 3. entartet
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2008年1月15日、1991年以来、毎年恒例となっている「その年の粗悪な言葉」 (Unwort des Jahres)がフランクフルト大学の審査委員会によって発表されました。 1位が、Herdprämie。これは、「自宅教育報奨金」とでも和訳しましょうか。 自宅で母親が子供を教育するために支払われる、一種の教育費です。そもそもPrämie という言葉が、東ドイツ的な香りのする「ノルマ以上の労働成果をあげた者への報奨金」というニュアンスがあり、 母親を侮辱する表現であると見なされました。第2位のklimaneutral は、地球温暖化の1つの要因である二酸化炭素排出に影響を与えないという意味で使われたCO2-neutral から派生したもの。「気候中立的」と訳してみると、確かに何の事を言っているのか分かりません。 第3位は、entartet。「堕落した」というこの過去分詞は、ケルンの Joachim Kardinal Meisner大司教が「文化と芸術は堕落している(entarten)」と発言した ところから来ているようで、ナチスドイツのentartete Kunst(堕落した芸術) という名のもとに行われた、芸術や文化の迫害を想起させるものです。
今回の情報の出典は、WELT ONLINE と、 IDW-ONLINE によりました。まもなく、 本家のhttp://www.unwortdesjahres.org/ も更新されるはずです。

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2008年1月14日  Wie wäre es mit Psychothriller? Sebastian Fitzek jetzt auch im Japanischen.

サイコスリラーはいかが? セバスティアン・フィツェック(Sebastian Fitzek)
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たまには、サイコスリラーなどはいかがでしょうか? 2007年12月にセバスティアン・フィツェック(Sebastian Fitzek) のAmokspielが『ラジオ・キラー』という名前で翻訳されました(出版社は、 柏書房)。前作、Die Therapieも『治療島』 として同じ出版社から2007年6月に出ています。こちらの方は、2007年3月現在で、世界16カ国での翻訳刊行が決定済みだそうです。 ドイツでは、 Verlagsgruppe Droemer Knaur から原作が出版されています。 どきどきする怖い話に興味のある方にお薦めです。

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2008年1月10日  Dokumentarfilme über Berliner Mauer im Kanal NHK BS-1, am 12.01. u. 19.01.2008

ベルリンの壁に関するドキュメンタリー、2008年1月12日、19日にNHK BS-1で放映
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2008年1月12(土) と1月19日(土) の 22時10分から23時の時間に、NHK衛星第1で 「証言でつづる現代史:こうしてベルリンの壁は崩壊した ~ 東ドイツ・民主革命の内幕」 が放映されます。1989年11月9日深夜に東西ベルリンを隔てていた壁の門が開いた歴史的瞬間、 そこに至るまで東ドイツでは何が起きていたのか、証言を元に作られたドキュメンタリーです。 お時間のある方は、是非ご覧下さい。

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2008年1月6日  „Mutter Courage und ihre Kinder“ wird vom 18.1. bis 30.1. im Theater 1010 ausgeführt.

「肝っ玉おっ母とその子どもたち」Theatre 1010 で上演(1/18-1/30)
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2008年1月18日(金)から30日(水)まで、北千住のシアター1010にて、 ベルトルト ブレヒト(Bertolt Brecht)作の「肝っ玉おっ母とその子供たち」 (Mutter Courage und ihre Kinder) が上演されます。「おっ母」は草笛光子、上演台本は岩淵達治先生、演出は西川信廣です。
あらかじめ読んでおきたい人は、『肝っ玉おっ母とその子どもたち』 (岩波文庫、赤 439-3) で岩淵先生の翻訳が読めます。 また、ドイツ語では、Suhrkamp Verlag (1998) が入手しやすいでしょう(ISBN-10: 351838516X, ISBN-13: 978-3518385166)。

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2008年1月3日  Ausstellung von Albert Anker im Bunkamura (bis 20.Januar 2008)

アンカー展(Albert Anker) Bunkamura ザ・ミュージアムにて1月20日まで
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2007年12月1日から2008年1月20日まで、Bunkamura ザ・ミュージアムで「アンカー展」 が開催されています。アルベール・アンカー (Albert Anker, 1831-1910) は、スイスの自然主義の画家で、日本初の回顧展です。日本ではあまり知られていませんが、 アンカーは、スイスでは大変な人気を誇る画家です。その人気の秘密は、村の子供や老人、 人々の日々の生活等が、「綿密で穏やかな色調で」描かれているところにあるとも言われています。 見る人の心を捉えて離さない、不思議なアンカーの魅力は、ぜひ自分の目で確かめて下さい。 ベルン美術館 (Kunstmuseum Bern)の協力により、 100余点が展示されています。1月20日(日)までです。

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2007年12月27日  Neue übersetzungen von Kant, Kafka und Hesse erschienen.

カント、カフカ、ヘッセなどの新しい日本語訳あいついで登場
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すでに御存じの方も多いとは思いますが、近年、従来の名作が新たに翻訳されて多数出版されています。 カント(Immanuel Kant)の「永久平和のために」(Zum ewigen Frieden, 1795)は、 光文社古典新訳文庫で、中山 元 訳、2006年に出版され、 2007年になって池内 紀 訳 が綜合社から出ています。 どちらも、現代的な和訳で読みやすくなっています。光文社古典新訳文庫では、さらに、 カフカの『変身,掟の前で 他2編』 丘沢 静也 訳が2007年に出版され、「相手の流儀をまず尊重」 する和訳が注目されています。この他にも、同文庫では、ヘッセの『車輪の下で』松永美穂訳も登場しており、 注目です。和訳の仕方で作品の印象は大きく変わるものです。 この機会に、以前の別な翻訳や原文と比較してみるのも面白いでしょう。意外な発見があるかもしれません。

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2007年12月17日  Prof. Dr. Elmar Holensteins Vortrag am 20.12.2007: „Von der Relativität des sprachlichen Relativismus“

12月20日、ホーレンシュタイン教授講演会:「言語相対主義の相対性について」
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立教大学文学部100 周年記念公開講演会で、チューリヒ大学名誉教授である ホーレンシュタイン氏(Prof. Dr. Elmar Holenstein) の講演会が開かれます。タイトルは、 „Von der Relativität des sprachlichen Relativismus“ (言語相対主義の相対性について)です。
日時:2007 年12月20 日(木)18時〜19時30分
場所:立教大学池袋キャンパス、太刀川記念館 1階 第1・2会議室
参照:立教大学アクセスマップ

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2007年12月16日  „Jeremy Golden und der Meister der Schatten.“ ins Japanisch übersetzt.

『ジェレミーと灰色のドラゴン』発売
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アンゲラ・ゾマー・ボーデンブルク( Angela Sommer-Bodenburg) の„Jeremy Golden und der Meister der Schatten.“ が、 学習院大学独文科卒業生の石井寿子さん(現在も非常勤講師としてドイツ語圏文化学科で活躍中) によって、日本語に翻訳されました。タイトルは、『ジェレミーと灰色のドラゴン』で、 小学館から12月1日に発売されました。 ファンタジー・ファンの方は、是非どうぞ。オリジナルのドイツ語版は、 Thienemann Verlag から出版されています。 ドイツ語でも、読んでみてはいかがでしょうか(416ページ、14.90 €)。

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2007年12月14日  Wort des Jahres 2007 in Deutschland ist „Klimakatastrophe“

ドイツの2007年「今年の語」は Klimakatastrophe(気候崩壊)
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日本では、今年の漢字が「偽」(いつわり)でしたが、12月7日に die Gesellschaft für deutsche Sprache が発表したドイツの「今年の語」のトップは、 Klimakatastrophe(気候崩壊)でした。以下、2位以下を順番に並べると、 2. Herdprämie (教育奨励金), 3. Raucherkneipe (喫煙者酒場), 4. arm durch Arbeit (働いても貧しい) 5. Dopingbeichte (ドーピング告白), 6. Lustreisen (遊覧旅行), 7. Second Life (セカンド・ライフ), 8. Bundestrojaner (連邦トロイの木馬), 9. spritdurstig (ガソリン渇望), 10. Alles wird Knut (なんでもクヌート)でした (注意:和訳は定訳ではなく、試訳です)。
詳しくは、 die Gesellschaft für deutsche SprachePressemitteilung vom 7. Dezember 2007 Wort des Jahres 2007 をご覧下さい。

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2007年12月12日  Die schönsten Bücher in Deutschland und Japan 2006

日本とドイツの美しい本展 2006
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昨年に引き続き、今年も印刷博物館で 「第41回造本装幀コンクール展」と「ドイツの最も美しい本2006」の入選図書を見ることができます。
ドイツ・エディトリアルデザイン財団により選出された「ドイツの最も美しい本」は、 応募図書943点のなかから選出された60冊が展示されています。 また、日本の「造本装幀コンクール」で選ばれた「より美しく、よりよい本づくり」を目指す本は、 363点の応募図書のなかから選ばれた、29点が紹介されています。美しい本をながめて、 しばし時を忘れてみるのもいいかもしれません。
会 期 : 2007年11月3日(土)〜2008年2月3日(日)
休館日 : 毎週月曜日(ただし、2008年1月14日は開館) 12月29(土)〜2008年1月3日(木)、1月15日(火)
開館時間 : 10:00〜18:00, 入場料 : 無 料

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2007年12月6日  Vortrag von Herrn Hashiguchi über Ostdeutschland, am 20.12.07

12月20日:橋口昭八氏講演「体験と映像でたどる東ドイツ」
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2007年12月20日(木)17:30より、学習院大学西5号館302教室で、 橋口昭八氏による講演「体験と映像でたどる東ドイツ」が開催されます。 橋口昭八氏は、三井物産株式会社勤務(ベルリン駐在)、前デュッセルドルフ日本クラブ事務総長、千葉県日独協会理事で、 講演では、東ドイツ時代を舞台にした映画や写真を織りまぜながら、橋口氏が東ドイツ滞在時代の生活の体験エピソードを 紹介しつつ進行する予定です。
司会進行:渋谷哲也氏(東京国際大学)、学習院大学ドイツ文学会、ドイツ語圏文化学科、日独協会共催。
学習院大学キャンパスマップをご参照下さい。)

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2007年12月3日  Ab 15.12.07 läuft der Film „Das Haus der schlafenden Schönen“ in Tokyo.

川端康成原作「眠れる美女」がドイツ語の映画に
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川端康成原作の「眠れる美女」が、監督・脚本・主演:ヴァディム・グロウナ(Vadim Glowna)によって、 ドイツ語の映画になりました。2007年12月15日からユーロスペース にてロードショー。また、大阪のシネヌーヴォでは、 2008年1月26日から公開されます。日本語の公式サイトは、 http://www.nemurerubijo.jp/、ドイツ語の 公式サイトは、 http://www.dashausderschlafendenschoenen.de/ です。2007年、アカデミー賞最優秀外国語映画賞部門ドイツ代表にノミネートされていますので、 これから注目度もアップしそうです。まだ、この川端康成の作品を読んだことがない人は、新潮文庫で簡単に 手に入りますので、映画を見る前に読んでおくのもいいかもしれません。 「眠れる森の美女」と混同しないように!

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2007年11月28日  Weihnachtsmärkte in Deutschland und Japan

クリスマス・マーケット、ドイツと日本
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11月27日と12月3日の間の日曜日に最初の Adventが始まります。今年は、12月2日です。 11月に入るとクリスマスを迎える準備が始まりますが、その中で欠かせないのが、 クリスマス・マーケットでした。ドイツ語圏だけに限らす、ヨーロッパの広い地域のクリスマス・マーケット をネットで見れるのは、例えば、 http://www.weihnachtsmarkt-deutschland.de/ です。日本では、商業主義的ではありますが、クリスマス・マーケットという名称が定着してきて、あちこちで類似の イベントが行われるようになりました。例えば、東京では、六本木ヒルズで (クリスマスマーケット/レッツエンジョイ東京)、 大阪では、梅田で(ドイツクリスマスマーケット 2007 )開かれます。興味のある方は出かけてみてはいかがでしょうか。
イベントといえば、ドイツでも最近では、ナンバーワンのサンタクロースを選ぶ、という Weihnachtsmann-Meisterschaft などというものも行われています。スエーデンでも行われていますが、この手の行事は世界的に広まっています。 面白い企画ではありますが、本来のクリスマスの意味を取り違えているようで、ちょっと残念。

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2007年11月23日  Veranstaltung vom DAAD zum Studium in Deutschland (am 11.12.2007)

DAADドイツ留学フェア (12月11日)
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2007年12月11日(火)15:30〜から、ドイツ文化会館 1階ホールにて、DAAD主催で、ドイツ留学フェアが開催 されます。 ドイツ留学について全般的なガイダンスの後、ブースに分かれての説明が行われます。また、18時からはパーティも企画されて います。将来、ドイツへの留学を考えている方々には、絶対におすすめです。
参加申し込みは、氏名、電話番号、E-メールアドレス、参加予定人数を明記の上、 11月末日までに、daad-tokyo_AT_daadjp.com (_AT_ は、@ に置き換えて下さい)、または、03-3582-5554 まで。

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2007年11月15日  Abeitskreis für deutsche Sprachforschung(Doitsu Gengoriron Kenkyukai) startet am 18.12.07 wieder.

ドイツ言語理論研究会、再出発(12月8日)
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ドイツ言語理論研究会が次の予定で再開されます。 語学に興味のある研究者の方、院生の方、学生の方是非お集まりください。
日時: 2007年12月8日(土) 14時半から17時(予定)まで。
場所: 学習院大学 北2号館 3階 ドイツ語圏文化学科学生閲覧室 10階、第4会議室(1098)に変更になりました!
学習院大学キャンパスマップをご参照下さい。)
研究発表: 村上 右一(筑波大学大学院博士課程)
『中高ドイツ語におけるze不定詞と不定詞について −Nibelungenlied B写本を中心に−』
読書報告: 保阪 靖人(首都大学東京/東京都立大学)
Winfried Lechner(2004) Ellipsis in Comparatives, Mouton de Gruyter (Studies in generative grammar 72)

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2007年11月10日  „Vitus“ aus der Schweiz läuft jetzt.

『僕のピアノコンチェルト』(Vitus) 上映中
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標準的なドイツ語と並んで、スイス・ドイツ語を聞くことができる映画が目下上映中です。 日本語のタイトルは『僕のピアノコンチェルト』(原題:Vitus)。 ピアノと数学の天才的才能に恵まれた少年ヴィトス(Vitus)が、天才ゆえに抱く苦悩と孤独を 味わいながら、自分の歩く道を見つけていく物語です。監督は、フレディ・M・ムーラー (Fredi M. Murer)、 Vitus少年役はTeo Gheorghiu、おじいさん役には、 あのBruno Ganzが登場。詳しくは、 『僕のピアノコンチェルト』公式サイト、 及び、Vitus official siteをご覧下さい。

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2007年11月8日  Glühbirne ade?

電球よ、さようなら?
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Neue Zürcher Zeitungの2007年11月7日の記事に、 環境保護のために電球(Glühbirne)を廃止しようとする動きが紹介されていました。 電球は、使用エネルギーの3%から5%しか光に変えることができない、と言われており、あまりに非効率です。 しかし、ドイツ語圏では、未だに電球のあかりの方が、「あたたかさ」を感じ、光の強度を変えられるところから 好まれています。それに対して、蛍光灯(Neonlampe,Neonröhren)のあかりは、 どことなく「事務的」とか「つめたい」感覚で受け止められてきました。
しかし、今では、一口に蛍光灯といっても、さまざまな光を放つものが登場していますし、エネルギー効率も高いところから、 オーストラリアが2010年までに電球を全廃しようと計画中です。スイスも、2008年までに2種類のエネルギー効率の悪い電球 を全廃しようとしています。さて、この動きは、世界的に広まるのでしょうか。注目したいところです。

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2007年11月5日  Ist Ihnen die Website „Doitsu News Digest“ bekannt?

ドイツニュースダイジェストというサイト、ご存知ですか?
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たとえば、ドイツに行って帰ってくる時、おみやげは何にしよう、と迷ったことはありませんか? doitsu news digest には、 さまざまな人達から寄せられた 人気のおみやげが、 写真と解説付きで掲載されています。 ドイツの生活情報満載のこのサイトには、もちろん、ドイツ関連のニュースの日本語による解説や、 ちょっと役立ちそうな広告もあります。日々チェックするお気に入りサイトに入れてみてはいかがでしょうか。

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2007年11月1日  Am 1. November 2007 beginnt das Online-Quiz in Doitsu-Go 2007.

2007年11月1日から、「ドイツ?Go!」のオンライン懸賞付きクイズ始まる
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昨年行われたドイツに関するオンライン・クイズが今年も11月1日から始まりました。 http://www.doitsu-go.jp/にアクセスして、 ドイツに関するドイツ語のオンライン・クイズに答えて、すてきな賞をもらいませんか? 期間は2008年2月29日までです。一人で複数回チャレンジすることはできませんから、 あらかじめドイツの大学、勉学、学生の日常生活について知識を得ておくことをおすすめします。 もちろん、質問や答えが分かる程度のドイツ語力がないといけません。Viel Erfolg!
1等賞:
ゲーテ・インスティトゥート ミュンヘン校での4週間コース+滞在費+エコノミークラス航空券
2、3等賞:
ゲーテ・インスティトゥート ベルリン校またはハンブルク校での2週間コース+滞在費+エコノミークラス航空券
4,5等賞:
日本のゲーテ・インスティトゥート 語学コース一学期分(1カ所)
6,7等賞:
ゲーテ・インスティトゥートの通信講座
ゲーテ・インスティトゥートの通信講座 講座の選択は要相談)一コース
8-12等賞
ドイツ語B1検定試験(ドイツ語基礎統一試験)の試験対策CD一枚

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2007年10月29日  2 deutsche Filme ab 10.11.2007: Vier Minuten, Our Daily Bread

11月10日より2本のドイツ映画公開
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11月10日(土)から2本の話題のドイツ映画が公開されます。
1つは、「4分間のピアニスト」 (Vier Minuten)。 2007年ドイツアカデミー賞の作品賞、主演女優賞に輝いた作品。 シネスイッチ銀座などでロードショウ。
もう1つは、「いのちの食べかた」 (Our Daily Bread)。 シアター・イメージフォーラムなどでロードショウ。 オーストリアのニコラウス・ゲイハルター監督が「食」のドキュメンタリーとして製作したオーストリア・ドイツ共同製作 の作品です。上記のページでいろいろな牛の部位をクリックして、食の現実を考えてみましょう。

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2007年10月23日  Der letzte Sonntag im Oktober kommt bald!

10月最後の日曜日が、まもなくやって来ます!
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2007年10月最後の日曜日は、10月28日ですが、この日、ドイツでは夜が一時間長くなります (Die Nacht ist eine Stunde länger)。そう、 夏時間(Sommerzeit; Day Light Saving Time) が終わるのです。正確に言うと、 2007年10月28日3時(Sonntag den 28.10.2007 um 3:00 Uhr) に時計を一時間、戻すのです (Die Uhr wird um eine Stunde zurückgestellt,)。 太陽のあたる時間を有効利用して、エネルギーの消費を押さえよう、というのが1つの狙いです。 現在の期間を使ったドイツの夏時間・冬時間の制度は、1980年に導入されました。 「(夏・冬時間の)時間合わせをする」ことをドイツ語では、Zeitumstellung と呼びますが、http://www.zeitumstellung.de/ には、その歴史や「時間法」の解説、さまざまな影響に関しての情報がのっています。 「夜が一時間長くなる」と一時間長く寝れる(/勉強できる?)ので、うらやましい気がします。
現在の日本には、この制度はありませんが、ドイツにいる人とコンタクトを取る時には、 気をつけましょう。

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2007年10月18日  Vortrag von Prof. Arnulf Deppermann am 10.11.07

Arnulf Deppermann教授による「ドイツ語の話しことば」に関する講演会
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2007年11月10日(土)に、学習院大学人文科学研究所における共同研究プロジェクト「ドイツ語の話しことばに関する総合的研究」の一環として、下記の要領でArnulf Deppermann教授(Mannheim大学;IDS, Leiter der Abteilung „Pragmatik“)を迎え、講演会が開催されます。
日時:2007年11月10日(土) 14時〜18時
場所:学習院大学(豊島区目白1-5-1)西1号館3階 314教室
プログラム:
14.00–15.45
Verstehen im Spannungsfeld von Mündlichkeit und Schriftlichkeit
16.15–18.00
Lexikalische Bedeutung oder Konstruktionsbedeutungen? Ein Blick auf die construction grammar anhand von Konstruktionen mit verstehen
参加希望者は、10月31日(水)までに高田博行(hiroyuki.takada_AT_gakushuin.ac.jp _AT_は@マーク)までご連絡を。 詳細は、 日本独文学会新着情報をご覧下さい。

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2007年10月11日  Albert Fert u. Peter Grünberg bekommen den Nobelpreis für Physik 2007.

アルベール・フェール教授(仏)とペーター・グリューンベルク教授(独)、ノーベル物理学賞受賞
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10月9日、スウェーデン王立科学アカデミー (Royal Swedish Academy of Sciences) は、2007年のノーベル物理学賞をパリ南大学のアルベール・フェール (Albert Fert)教授と ドイツのユーリヒ研究所 (Forschungszentrum Jülich in der Helmholtz Gemeinschaft) のペーター・グリューンベルク(Peter Grünberg)教授に授与することを発表しました。 2人は、1988年、別々に「磁界を与えることで電気抵抗が大きく変化するGMR効果(giant magnetoresistance effect)」 を発見した功績が認められました。GMRは、ハードディスクの記録密度を飛躍的に高める基礎技術として、現在ほとんどの ハードディスクで使われている技術です。
ちなみに、ドイツ語でGMRは、Riesenmagnetowiderstandと言います。
なお、10月10日にはノーベル化学賞が、ベルリンのFritz-Haber-Institut のゲアハルト・エルトル教授 (Gerhard Ertl)(独)に授与される ことが発表されています。
今回のような科学関係のオンライン情報ドイツ語版は、 Informationsdienst Wissenschaftですばやく報道され解説されます。

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2007年10月7日  Zengarten erstmals live in Sibuya, am 9.10.2007

Zengarten 初のライブコンサート、2007年10月9日
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サイケデリック・フォークをドイツ語で歌うバンド、Zengarten って知っていますか? ベース/細谷紀彰、ギター/田中裕一、ドラムス/三島博行、ヴォーカル・アコースティックギター・作詞・作曲/ トニ・クラインレルヒャー(Toni Kleinlercher)で構成されたバンドです。 10月9日には渋谷で初ライブが行われる予定。現在は、http://www.zengarten.jp/ からのリンクをたどることで、http://www.myspace.com/にある4曲を聞いて ダウンロードできます。Zengarten の曲のドイツ語の歌詞もZengartenのサイト あります。ドイツ語の歌詞がクールで、しかも音作りも面白いのでこれからの活動が注目されています。

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2007年10月3日  Vortrag von Adachi-Rabe Kayo: Filme und Paradox

足立-ラーべ 加代氏による講演「映画とパラドックスの思想」
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「黙って行かせて」や「私はヒットラーの秘書だった」の訳者としても知られ、またドイツでも活躍中の 足立-ラーべ 加代氏(映画研究家・日本文化研究家、立教大学文学部招聘研究員)による「映画とパラドックスの思想」 というタイトルの講演会が立教大学池袋キャンパス 太刀川記念館3階多目的ホールで 2007年10月11日(木)16:30〜19:00に行われます。 入場無料で一般の人の聴講も可能です。 詳しくは、 立教大学文学部100周年記念公開講演会のお知らせをご覧下さい。 映画に興味のある方は、是非どうぞ。

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2007年10月1日  FIFA Frauen-Weltmeisterschaft: Deutschland hat das WM-Finale gegen Brasilien gewonnen.

女子ワールドカップサッカー2007、ドイツが優勝
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2007年9月10日〜30日に中国で開催されていた女子ワールドカップサッカー (FIFA Women's World Cup China 2007) の決勝戦は、ドイツ vs. ブラジルでしたが、2:0 でドイツが勝利。 2大会連続の優勝となりました。
ちなみに、「なでしこジャパン」は、グループAで、2007年9月17日にドイツとあたり、2:0 で負けてしまい、 上位2チームに残れず決勝トーナメントへは進めませんでした。

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2007年9月25日  Workshop von Arbeitskreis für Deutsche Sprache, am 08.10.07 an der Osaka City University

ドイツ文法理論研究会,2007年10月8日,大阪市立大学
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2007年10月8日(月)に,以下の要領でドイツ文法理論研究会の研究会が開かれます。 会員でない方も参加可能です。奮ってご参加下さい。
日時:2007年10月8日(月)13時15分〜16時
場所:大阪市立大学(杉本キャンパス) 全学共通教育棟830教室 (JR阪和線杉本町駅下車。徒歩10分)
(1) 13:15〜14:45 講演 益岡隆志 (日本語学,神戸市立外国語大学教授)
「日本語における叙述の類型」
(2) 15:00〜16:00 研究発表 津山 朝子 (関西学院大学大学院文学研究科ドイツ文学・語学専攻)
「dochの意味機能と文法化(仮題)」
発表の概要に関しては,ドイツ文法理論研究会のサイト をご覧下さい。

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2007年9月24日  Japanische Germanistentagung am 07.10. u. 08.10 an der Osaka City University

秋の日本独文学会 -- 10月7日(日),8日(月)
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秋の日本独文学会は,大阪市立大学で開かれます。 学会のホームページで、すでに プログラムの概要 および、発表内容のレジメ(PDF) がアップロードされています。ご参照下さい。

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2007年9月19日  Symposium über „Kulturelle Identität im Kulturkontrast.“ im Rahmen des Partnerschaftsprojektes der Universitäten Tsukuba, Gakushuin und Bayreuth

筑波大学,学習院大学,バイロイト大学協定プロジェクト・シンポジウム
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2007年9月30日に「文化の比較対照における文化的アイデンティティ」という総合テーマのもとで <筑波大学,学習院大学,バイロイト大学協定プロジェクト・シンポジウム>が開かれます。
サブタイトル:「言語学、文学、文化学の視点に立った『日本、ドイツ、ヨーロッパに関するディスコース』 のコンセプト、形式、パースペクティヴ」
日 時: 2007年9月30日(日) 午後2時から6時半ごろ
場 所: 学習院大学 (JR目白駅下車)、北2号館3階ドイツ文学科・ドイツ語圏文化学科閲覧室
学習院大学キャンパスマップをご参照下さい。)
プログラムの詳細は、 日本独文学会新着情報 をご参照下さい。
参加希望者は、9月23日までに、メールにてトーマス・ペーカー(thomas.pekar_AT_gakushuin.ac.jp)、あるいは渡辺学(manabu.watanabe_AT_ gakushuin.ac.jp)までにご連絡を。(_AT_は@)

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2007年9月16日  Vortrag von Prof. Dr. Csaba Földes am 26.09.07 an der Gakushuin Uni

チャバ・フェルデシュ教授講演会,2007年9月26日
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学習院大学人文科学研究所主催にて下記の要領で講演会が開催されます。みなさま奮ってご参加ください。
講 師: Prof. Dr. Csaba Földes, チャバ・フェルデシュ教授 (ヴェスプレーム大学[University of Veszprém(University of Pannonia)]教授, 学習院大学客員研究員)
タイトル: „Grundzüge der Kontaktlinguistik und der Interkulturellen Linguistik“
(「言語接触研究と異文化間言語学の提要」) 〔ドイツ語による。日本語要旨配布予定。〕
日 時: 2007年9月26日(水)午後5時〜6時半
場 所: 学習院大学(目白駅下車)北2号館6階人文科学研究所会議室
主催:学習院大学人文科学研究所,共催:学習院大学文学会
講演内容の概要に関しては,独文学会新着情報 をご参照下さい。

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2007年9月8日  Turn-Weltmeisterschaft in Stuttgart

Stuttgart で開かれている体操の世界選手権
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シュツットガルト(Stuttgart)で,9月1日から9日までの予定で開かれている 体操の世界選手権で,日本男子団体は2位になりましたが,ドイツチームは3位でした。団体でメダルを獲得したのは,16年ぶり。 今後の健闘を期待したいものです。
体操の世界選手権は,ドイツ語でTurn-Weltmeisterschaftと呼ばれています(略して, Turn-WM)。Turn は,英語ではなく,動詞turnen からきています。ちなみに,日本で開かれていた陸上の世界選手権は,Leichtathletik-WM です。「陸上」という言葉から連想するとわけが分からなくなりますが,Schwerathletik (重量あげ,レスリング,ボクシングなど)とペアにして覚えると納得がいきます。
公式サイトhttp://www.turn-wm.de/に流れるドイツ語の情報を読んで, 体操の世界選手権を楽しむのはいかがでしょうか。

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2007年9月5日  Herbsttage im September

ドイツはもう秋,Jindra が原因?
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9月4日のYAHOO NACHRICHTENによれば, ドイツでは,9月に入り急速に涼しい秋日よりになったようです(場所によっては霜がふる可能性もあるとか)。 その原因は,„Jindra“ という名前の高気圧がイギリスにいるからだそうです。ベルリン自由大学の Institut für Meteorologieでは,実は,高気圧や低気圧につける名前 を公募しています(名付け親(Pate)になれます)。ハリケーンに名前がついているのは 知られていますが,普通の低気圧や高気圧に付いているというのは,ちょっと意外ですね。 過去の低気圧や高気圧の名前は, Wetterpate(Institut für Meteorologie) で見ることができます。
ちなみに台風9号にもFitow(フィートウ)という花の名前がついていますが,日本では昔から番号で呼ぶほうがポピュラーなようです。

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2007年8月29日  Bundeskanzlerin Merkel kommt nach China und Japan zu Besuch.

メルケル首相,8月26日から9月1日の予定で中国と日本を訪問
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8月26日にメルケル首相は中国に到着。2度目の訪中となる今回は,人権(Menschenrechte)問題や 知的所有権保護(der Schutz geistigen Eigentums)問題などでさまざまな人々と話合いをしています。 日本では,目下,あまり報道されていませんが,ドイツ語圏の新聞では, すでにメルケル首相の率直な発言とそれに対する中国側の反応が報道されています。
本日(8月29日)に日本到着,安倍首相と会談,8月30日には日独経済シンポジウムに出席, 8月31日には,毎日新聞社と稲盛財団による講演会が国立京都国際会館で開かれる予定です。 第一部のシンポジウムは「環境から社会をどう変えるか〜ジャパンモデルを目指して」というタイトルがつけられています。 第二部の講演会では,メルケル首相が「環境保護とグローバリズム(仮題)」というタイトルで話をする予定です。 果してどのような内容になるのか,またその内容がどのように日独で報道されるのかに注目しましょう。

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2007年8月16日  Vortrag von Prof. Dr. Gert Rickheit an der Gakushuin-Uni.

G. Rickheit 教授による学習院大学での講演会のお知らせ
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日本独文学会第35回語学ゼミナールの招待講師で,心理言語学者である Prof. Dr. Gert Rickheit の講演会が9月10日(月)に学習院大学で行われます。講演はドイツ語で行われ,参加は自由,参加費は 無料です。
題目:Wissensvermittlung mit Texten vom Augen-Blick zur Kognition
日時: 9月10日(月)15:00 ~ 17:00
場所: 学習院大学・西5号館302号室
学習院大学へのアクセス
学習院大学ドイツ文学会・ドイツ文法理論研究会 共催
Prof. Dr. Gert Rickheit によるその他の講演の予定に関しては, 日本独文学会の Prof. Gert Rickheit (Universität Bielefeld) の講演予定をご覧下さい。

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2007年8月9日  Japan-Deutschland Wirtschaftskongress, am 30.08.07

日独経済シンポジウム(日本経済新聞社主催)8月30日に開催
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日本経済新聞社 はドイツのAngela Merkel首相の来日を記念し 「日独経済シンポジウム」を2007年8月30日に開催します。「環境と成長の調和」が1つのテーマとなっています。 関心のある方は,日独経済シンポジウムをご覧下さい。

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2007年8月7日  Documentar-Drama „Nürnberger Prozesse“ von BBC (NHK BS1, 08.08. bis 10.08)

BBC制作のドキュメンタリードラマ「ニュルンベルク裁判」 NHK BS1 で8月8日より3夜連続放映
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NHK BS1 のBS世界のドキュメンタリー では, 第二次世界大戦終結後,ドイツのナチス政権の幹部たちを戦争犯罪人として裁いた連合国による国際軍事法廷, 「ニュルンベルク裁判」の模様を「今も生存している当時の検察官,弁護人,通訳などの証言も交え」 再現ドラマとして作られたもののようです。
NHK BS1 で,以下のように3夜連続,午後11:05〜0:00の時間に放映予定。
8月8日(水) 第1回 軍需大臣 アルベルト・シュペーア
8月9日(木) 第2回 帝国元帥 へルマン・ゲーリング
8月10日(金)第3回 ナチ党副総統 ルドルフ・ヘス

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2007年8月4日  „Das Leben der Anderen“ jetzt in DVD

8月3日,「善き人のためのソナタ」のDVD発売
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アカデミー賞外国語映画賞を受賞した「善き人のためのソナタ」 のDVD版が,8月3日にアルバトロス株式会社 から発売になりました。もちろん,日本語と共にドイツ語も聞けます。スタンダード版は, 税込で5,040円,特典映像のついたグランド・エディション【初回限定生産】は,7140円です。
主役を務めたウルリッヒ・ミューエ(Ulrich Mühe)は,残念なことに7月22日, 胃癌のため死去した(54歳)という訃報があったばかりです。

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2007年8月2日  Diplom Deutsch in Japan (Dokken):Änderungen vorgesehen, im Jahre 2008

独検,2008秋から「級」の増設
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2007年秋の独検願書は9月1日から受付ですが, 独検の申込用紙と共に配布されているパンフレットの14ページには, 「独検『準1級』,『5級』の増設について」というお知らせのページがあります。それによると,2008秋から

従来の独検新体制の独検
1級1級
2級準1級(名称変更)
 2級(新設)
3級3級
4級4級
 5級(新設)
のように変わることになります。従来の2級が準1級と変わるにあたっては,「従来の2級を取得済みの方から申請が あれば,(取得済みの検定級は新体制における準1級と同等のレヴェルである)旨の証明書」 が発行されることになりそうです。
新設の2級は,これまでの2級より易しくなるはずで,3級の次に2級をめざすことがこれまでよりも容易になると思われます。 5級は,これまでの4級よりも下ですから,初心者が容易に受験できる級になると想像できます。 詳しくは,独検パンフレット「2007年秋」をご覧下さい。

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2007年7月26日  „Sophie Scholl - Die letzten Tage“ im Theater

劇団民藝による「白バラの祈り」,2007年10月12日〜24日
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昨年,日本でも映画で上演された「白バラの祈り ゾフィー・ショル,最期の日々」が, 今度は劇団民藝によって日本語で上演されます。場所は紀伊國屋サザンシアター, 期間は,2007年10月12日〜24日です。詳しくは, 劇団民藝をご覧下さい。前売開始は8月22日から。なお,ドイツ語版は, Fischerverlagで出版されています。

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2007年7月20日  Weg mit den typischen japanisch-deutschen Interferenzfehlern.

「ドイツ語レベルアップトレーニング:ミスを減らして一歩先へ」発売
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7月10日に三修社からダニエル・ケルン/渡辺学/福原美穂子(共著) 「ドイツ語レベルアップトレーニング」 (税込2,100-)が出版されました。 初級後期〜(主に)中・上級向けで,「日本語や英語からの言語干渉に起因するドイツ語のミスを少なくする」 ことができるような練習や解説を集めてあるのが特徴です。

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2007年7月18日  SocioPragmatica Germanica: 11.Workshop am 1.August an der Gakushuin Uni.

「社会と行為から見たドイツ語」研究会,第11回研究会
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2007年8月1日(水)午後3時〜6時に,学習院大学 北2号館10階,第4会議室で, 第11回「社会と行為から見たドイツ語」研究会が開催されます。
発表者と演題は以下の通り。
   1. Yo-Song Park (National-Universität Cheju/Universität Münster):
     Synkretismen in der Küche. Ein Beitrag zur kulinarischen Semiotik.

   2. 田村建一(愛知教育大学):
   「ルクセンブルクにおける多言語使用の実態」(仮題)
詳しくは, 日本独文学会の新着情報をご参照下さい。

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2007年7月13日  Y. Kawasaki: Einführung in die deutsche Sprachwissenschaft

河崎靖「ドイツ語学への誘い」発売
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6月25日に現代書館から,河崎靖氏による「ドイツ語学への誘い」 (2300円+税)が出版されました。大学で2年間位ドイツ語を学んだ人を対象に, ヨーロッパの歴史の中でのドイツ語の歴史をやさしくひもといたものです。
中には,言語地理学の創始者であるG. Wenkerにより作成された言語地図が ウエブ上で公開されているという情報もありました。次の Digitaler Wenker-Atlas(http://www.diwa.info/) を御覧下さい。使いこなすには,少し勉強せねばなりませんが,膨大な言語地図をウエブで参照できるというのは, 感動的です。

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2007年7月9日  Online Übungen für Deutsch als Fremdsprache, aus Bukarest.

オンラインでドイツ語を練習できるポータルサイトの紹介
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7月になり,大学ではそろそろ試験の季節になってきました。 本日,ご紹介するのは,ルーマニアのブカレストの方が作成された,ドイツ語の練習ができる ポータルサイトです。
http://www.deutschlern.net/ です。 Kurz & Leicht, Grundstufe, Fortgeschrittene, Dossier と分かれています。最初に,Anmelden して, ein kostenloses Nutzerkonto を作成し,ログインして利用するように なっています。利用者は,是非,ご感想をお聞かせ下さい。

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2007年7月4日  Vortrag von Prof. Andreas H. Jucker(Universität Zürich) an der Gakushuin

Andreas H. Jucker教授(Zürich大学)講演会
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来る7月20日,歴史語用論の分野の第一人者である言語学者・英語学者 Andreas H. Juckerチューリッヒ大学教授 (Universität Zürich)による講演会が開催されます。 (Andreas H. Jucker氏は,学習院大学で招聘した客員研究員です。)
日 時: 2007年7月20日(金) 午後5:00〜6:30
会 場: 学習院大学 (豊島区目白1-5-1)北2号館6階 人文科学研究所会議室
演 題: Höflichkeit in der Geschichte des Englischen
入場無料です。
事前申し込みは必須ではありませんが,会場準備のため,あらかじめご参加のご予定を高田(hiroyuki.takada(AT)gakushuin.ac.jp)までご連絡下さい。講演に関するより詳しい情報は,日本独文学会の新着情報を御覧下さい。

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2007年6月30日  Comedy-Show auf Deutsch, 14.Juli 2007,@NHK

2007年7月14日(土),NHKでドイツ語・日本語のコメディーショーが開催
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テレビ「ドイツ語会話」では, 4月からお笑いコンビ「博多 華丸・大吉」が登場していますが,この2人とさらに,ドイツ人コメディアン Till Weingärtner,獨協大学演劇グループPanoptikum が登場するコメディーショーが,2007年7月14日(土)19時30からNHKで開かれます(開場は19時から)。 日本語とドイツ語を混ぜたコメディーということで,初めての試みです。参加希望者は, deutsch(AT)nhk-ed.co.jp 宛に,7月9日までにご自身の名前とE-Mail アドレスを添えて, 申し込んで下さい。参加希望者多数の場合には,抽選になります。

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2007年6月27日  Vom 16.6. bis 23.9.2007 findet documenta 12 in Kassel statt.

5年に一度のユニークな芸術祭 documenta がカッセルで始まる
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2007年で第12回を数えるので,今年は documenta 12 と呼ばれています。1955年に 芸術家Arnold Bode によって始められた,この現代芸術 の祭典は,毎回,その祭典の総指揮者が変わり,独特な「味付け」がされます。本年度は, Roger M. BuergelRuth Noack がその役を引き受けます。 芸術祭の大展覧会を「ショールーム」ではなく,「オープンで,形がかわりうる」,「芸術と観衆が共有できる」 ような「メディア」としての空間作りをめざしているようです。
ヘッセン州北部の町,カッセル(Kassel) に, この夏は足をのばしてみませんか? 9月23日までやっています!

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2007年6月22日  Bewerbungstermine für StartDeutsch, ZD, und ZMP

ドイツ語の検定試験StartDeutsch, ZD, ZMP の申し込み期間は,6月11日から7月13日まで
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Goethe Institut(ドイツ文化センター)で行われるドイツ語検定試験, StartDeutsch 1, StartDeutsch 2, ZD, ZMP の申し込み期間は, 6月11日から7月13日まで です。ドイツ語の実力を公式に証明してくれる 試験ですので,ぜひチャレンジして下さい。テストのレベル,試験日などは,ドイツ文化センターの ドイツ語検定試験 で確認できます。
なお,学習院大学ドイツ語圏文化学科では,学科事務室でも申し込みができます。掲示を見て, 期日内に申し込んで下さい。

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2007年6月16日  Im November 2007 kommt Sächsische Staatsoper Dresden nach Japan.

ドレスデン国立歌劇場,2007年11月に26年ぶり来日公演
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ドレスデン国立歌劇場(Sächsische Staatsoper Dresden; http://www.semperoper.de/)が2007年11月 に26年ぶりに来日します.10日〜11月26日の期間に, ワーグナーの「タンホイザー」(Richard Wagner, Tannhäuser), R. シュトラウスの「ばらの騎士」(Richard Strauss, Der Rosenkavalier, Op.59), 「サロメ」(Richard Strauss, Salome, Op.54)の上演する予定です. その他に,特別コンサート,マーラー「交響曲第2番<復活>」 (Gustav Mahler, Symphonie Nr.2 in C minor, „Auferstehung“)も企画されています。 詳しくは,ジャパン・アーツ, あるいは,日本テレビ(オペラ) をご参照下さい.

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2007年6月12日  Vortrag von Prof. Dr. Gerhard Stickel. „Europäische Sprachpolitik“

Prof. Dr. Gerhard Stickel 講演会,6月14日(日本大学文理学部)
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2007年6月14日(木)13時〜14時30分に, 日本大学文理学部  オバールホール(図書館3階)にて,Gerhard Stickelマンハイム大学教授 による講演が行われます.タイトルは,„Europäische Sprachpolitik“ (ヨーロッパの言語政策)
講演はドイツ語で行われますが,通訳がつきます。
主催:日本大学文理学部ドイツ文学科

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2007年6月11日  Vorträge im Ozawa-Folktale Institut, am 08.07.2007

昔ばなし大学創立15周年記念講演会,7月8日(日)
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小澤昔ばなし研究所は, 創立15周年記念講演会を来る7月8日(日)に開催します。
プログラム:
10:00〜11:30 ハーメルンの笛吹き男伝説 -- その成立と展開 --
  Prof. Dr.Hans-Jörg Uther (Universität Duisburg-Essen)
11:50〜13:20 ホレばあさんとその姉妹 -- ドイツの昔話における女性の魔的な力 --
  Prof. Sabine Winker-Piepho
講演会会場:品川区総合区民会館 きゅりあん
参加費:4000円
申し込み:下記の郵便振替口座へ振り込むことで,領収書兼入場券が送付されます.人数に余裕がある場合は, 当日受付もあり(定員 1000人).
振り込み先と問い合わせ先に関しては, 昔ばなし大学創立15周年記念講演会をご参照下さい.

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2007年6月6日  Workshop des Arbeitskreises für deutsche Grammatik am 10.06.2007

ドイツ文法理論研究会春の研究発表会+講演
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ドイツ文法理論研究会では,来る6月10日, 13時〜16時に東京大学(駒場)1号館2階 150教室にて春の研究発表会並びに講演会を開催します. 今回の講演は,著名な認知言語学者,西村義樹氏が登場します.講演の概要,及び,当日の研究発表2件の概要は, こちらを参照して下さい.

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2007年6月2日  Symposium über „Gender-Studies“ bei der Tagung der Japanischen Gesellschaft für Deutschstudien

日本ドイツ学会のシンポジウムのテーマは「ジェンダーで読むドイツ」
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来る2007年6月23日(土),日本ドイツ学会では, 「ジェンダーで読むドイツ」というシンポジウム(13時45分〜17時45分)が開催されます.ジェンダー問題に関心のある方は, 是非どうぞ.入場料500円,今回の開催場所は,明治大学駿河台校舎 リバティータワー14階です.
シンポジウムでの発表と発表者は:
・啓蒙期におけるジェンダーの構築  弓削尚子(早稲田大学法学部)
・ <ピアノを弾く女性>イメージの成立  玉川裕子(桐朋女子高等学校音楽科)
・ 近代教育をジェンダーから再考する  小玉亮子(横浜市立大学国際総合科学部)
・ 1970年代のドイツ連邦共和国における家族変動と男性  川越修(同志社大学経済学部)
コメンテーターは:
大貫敦子(学習院大学文学部), 本沢巳代子(筑波大学大学院人文社会科学研究科)となっています.

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2007年5月30日  CONCERTO LIBERALE III, am 08.06.2007 in Gakushuin

ヨーロッパ世界 〜音楽における「時」と「場」〜,6月8日の無料のコンサート
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主催:学習院大学文学会,後援:豊島区で,来る6月8日に学習院百周年記念会館正堂で, 入場無料(事前申し込みは不要です),全席自由の解説つきコンサートが開かれます. 18時開演(17時30分開場),19時30分終演予定です. 詳しくは, 学習院大学史学科のサイト をご覧下さい.

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2007年5月28日  Sprachkurse und Studium in Deutschland (für Gakushuin-StudentInnen)

ドイツ語圏文化学科・学習院大学ドイツ文学会の共催で,5月31日に ドイツ留学報告会とバイロイト大学短期研修会説明会が開催されます
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バイロイト大学での語学研修と,学習院大学との協定校(マンハイム大学,バイロイト大学)での留学の 体験談,および,その概要の説明会が開かれます.ドイツ語圏文化学科以外の方も大歓迎です.語学留学, 協定留学を計画している方,是非おいで下さい.
日時:2007年5月31日(木)16:30〜
場所:西5号館 202教室
第1部 16:30〜 バイロイト短期研修報告会(+説明会)
第2部 18:00〜 長期留学報告会(マンハイム大学,バイロイト大学, ハイデルベルク大学)

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2007年5月26日  G-8 Gipfel in Heiligendamm (06.06.07 - 08.06.07)

2007年主要国首脳会議(G-8)は,ドイツのハイリゲンダムで6月6日から6月8日まで開催
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5月19日, 安倍首相は2008年に開かれる主要国首脳会議(G8サミット)首脳会合の正式名称を「北海道洞爺湖サミット」とすることを 発表しましたが,本年度のサミットは,来月6日〜8日に,ドイツのハイリゲンダムで開かれます. ハイリゲンダムは,Heiligendammが公式サイト. さらに,サミット用のページhttp://www.g-8.de/もすでに準備されています. 日本ではあまり知られていない町ですが,ハンザ同盟都市ロストック (Rostock) の西15キロあたりに位置します.なぜ旧東ドイツのこの町が 抜擢されたのか,この町の歴史は,と興味はつきません.この機会にいろいろと調べてみてはいかがでしょうか.

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2007年5月24日  Das Gesetz für Volksabstimmung in Japan

2007年5月14日,日本では国民投票法が成立.ドイツの基本法(憲法)は,これまで50回以上改正されていますが, ドイツに国民投票法はありません.なぜ?
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その答えの中核的部分が,東京新聞(5月15日)の特集に紹介してありました.「ナチスの教訓 制度採用せず」というタイトル です.1919年に成立した,かの有名な民主主義のお手本とされる「ワイマール憲法」( Die Verfassung des Deutschen Reichs vom 11. August 1919) を持っていたドイツがナチスの台頭を阻止できなかった,という反省に基づいているのです.ナチスは, 国民投票(Volksabstimmung)をたくみに利用しました. 独裁者が,メディアを利用したプロパガンダで国民の信任を得ることが可能であることを,ワイマール憲法の歴史が物語っています. さて,みなさんはどう考えますか?

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2007年5月22日  e-Wörterbuch EX-WORD (XD-GW7150) wird kostenlos repariert.

カシオの電子辞書EX-WORD (XD-GW7150) ,無料修理始まる
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以前ここで紹介した, カシオの電子辞書EX-WORD (XD-GW7150) に含まれる「独和大辞典」に間違いがあるモデルがあることが分かり, 回収して修理されることになりました.購入者は, http://casio.jp/support/exword/st3/info.html で確認して,修理してもらいましょう.

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2007年5月19日  deutsches filmfestival in tokio 2007: 08.06. bis 12.06.

「ドイツ映画祭2007」(6月8日〜6月12日)の前売り始まる
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「日本におけるドイツ年」から始まった「ドイツ映画祭」は,今年で3年目.場所は, 東京・有楽町朝日ホールで開かれます.5月12日からすでに前売りが始まっています.今年は, 2006年以降に発表された日本未公開のドイツ映画12本が一挙に公開されます.映画の紹介や詳しい日程に関しては, ドイツ映画祭公式サイトをご覧ください.

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2007年5月16日  Vom 12.Mai bis 20.Mai findet DESIGNMAI in Berlin statt.

ベルリンで,DESIGNMAI 2007 絶賛開催中!
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DESIGNMAI は,昨年度からベルリンで始まった「デザインの祭典」です. さまざまな文化機関,大学,ショップ,プロダクションなどが参加し,製品や家具から始まり, コミュニケーションやグラフィックスに至るまでのデザインを競っています.ベルリンの芸術家だけでなく, チェコ,ポーランド,イタリア,ギリシャ,フィンランド,スェーデンなどからも著名なデザイナーや意欲的なグループが出品しています, この期間におよそ100のさまざま な催し物がベルリンのあちこちで行なわれています. 展覧会だけでなく,映画上映,プレゼンテーション,ワークショップ,ディスカッションもあります.
この5月12日から20日までの時期にBerlin へ行けない人も, http://www.designmai.de/ や, http://www.dmy-berlin.com/ のサイトへ行って,その雰囲気を感じ取ってください.

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2007年5月14日  Das Programm der 61. Tagung der japanischen Gesellschaft für Germanistik

日本独文学会第61回春季研究発表会のプログラムがネット上でも公開
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2007年6月9日,10日の予定で,東京大学・駒場 I キャンパス で開催される 日本独文学会第61回春季研究発表会のプログラム がネットでも公開されました(5/10).なお,蛇足ながら,駒場キャンパスは,「I」,「II」 と分かれています.

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2007年5月9日  Neue Website von NHK-Fernsehsprachkursen

NHKのテレビ,語学番組の新しいサイトが誕生
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NHKのテレビで放映されている語学番組の新しいサイトがオープンしています. http://gogakuru.com/ です. Google で検索することを,日本語では,「ググル」とかいいますが,その感じで「語学る」という命名のようです. ちなみに,ドイツ語では,googln という動詞が使われていますね. 今後のコンテンツの充実に期待できそうです.

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2007年5月6日  Vortrag an der Dokkyo Uni: Japan und Europa - Eine kooperative Partnerschaft

獨協大学ドイツ語学科での駐日ドイツ公使 Dr. Bernd Fischer による講演会
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獨協大学では,駐日ドイツ公使 Dr. Bernd Fischer による講演会を, 来る2007年5月9日(水曜日) 13:15〜14:45に行ないます.タイトルは, Japan und Europa - Eine kooperative Partnerschaft です. 詳しくは,獨協大学ドイツ語学科講演会のご案内 をご覧ください.

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2007年5月4日  18. Kolloquium für Medien und Sprache

第18回「メディアとことば研究会」が,6月2日(土)15時〜18時半に開催されます
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関東と関西の2会場を結んで行なわれる研究会は, 東洋大学白山キャンパス3号館1階ナレッジスクウェア(関東会場) 武庫川女子大学日下記念マルチメディア館(通称MM館のMM-108)(関西会場)を利用します.
西尾純二 (大阪府立大学人間社会学部) 「ローカル情報番組にみる方言使用の地域差」
田村 紘(元新聞記者) 「社説の主張を文法形式から考える−朝日と読売の提言形式とモダ リティ比較−」
参加費:500円(会員は無料 ただし,会員年会費は普通会員2,000円 大学院生1000円)
★当日参加も歓迎のようですが, 「資料印刷や懇親会会場予約などの関係上,ご参加ご希望の方は,竹野谷みゆき takenoya**toyonet.toyo.ac.jp(**のところを@に変えてご送信ください)までご連絡いただければ幸いです。」となっています.タイムテーブルに関しては, メディアとことば研究会 のサイトをご参照下さい.

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2007年5月2日  Tanz in den Mai und Maibaum

いよいよ5月へ,こんにちは Maibaum
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5月1日は,ドイツでは,Tag der Arbeitでお休みでしたが,実は,ドイツ南部から,オーストリア, スイスでは,春祭りの象徴的な五月柱(Maibaum)が立てられる日です. たいていは白樺(Birken) の木に地域色豊かな飾りつけがされますので,ネットでもさまざまな地域の五月柱が見れるはずです.地域によっては,4月30日から, お祭り騒ぎとなり,広場に立てられる五月柱の回りは大変な騒ぎです(例えば,Tanz in den Mai で検索してみましょう!).

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2007年5月1日  Ergebnisse der IFAK Umfrage: 3/5 der Deutschen freuen sich jeden Tag auf ihre Arbeit.

IFAK 研究所のアンケート結果:5分の3のドイツ人は,毎日働きに行くのが楽しみ
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かつて,「ドイツ人と日本人は働き者」と言われていた時代がありました. いつのまにか,労働意欲が下がり,ドイツ人は「長期休暇をとる」ことで有名になり, 日本人もかつてのように「働き蜂」ではなくなったようです.今回のニュースは,ドイツの雑誌フォーカスのウエブサイト Focus onlineに4月29日付で載った記事が情報源です. IFAK研究所(IFAK INSTITUT GmbH & Co. KG Markt- und Sozialforschung) の2001人の人への電話アンケートの結果,5分の3のドイツ人は,毎日働きに行くのが好き,と答え, 4分の3のドイツ人は,自分の仕事が好きだ,と答えたそうです.失業率が高いことが影響しているのでしょうか? それとも,再び働くことに対する価値観が変わってきているのでしょうか?

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2007年4月28日  Die Debatte über den Mindestlohn in Japan und Deutschland

日本でもドイツでも,最低賃金に関する議論が活発化
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2007年4月22日の東京新聞では,最低賃金に関する国際比較,並びに,日本での地域格差が 「生活図鑑」のページに大きく取りあげられていました.2005年時点での法的に定められた最低賃金 を国際的に比較してみると,日本は,時給ベースで668円,カナダが837円,アメリカ・カリフォルニア州が995円, 英国(一般労働者)が1,111円,フランスが1,196円となり,日本がとても低いことが分かります.また, 日本の最低賃金は,生活保護を受けることのできる月額最低賃金を下回っているという矛盾をかかえている ところから,最低賃金法の改正が検討されています.
ドイツでは,実は,最低賃金(Mindestlohn)の保障が法的にまだ 整備されていないところから,目下盛んに議論中です. この問題の行方に関心のある方は,http://www.mindestlohn.de/ をご参照下さい.

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2007年4月24日  Infos über TestDaF in Japan und den Vorbereitungskurs

日本で受験できるTestDaFの予定,並びにその準備講座のお知らせ
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世界規模で行なわれているドイツ語資格試験,TestDaF が獨協大学で以下の日程で受験できます. TestDaFで特定の成績を治めれば,ドイツ語圏の大学へ入学が許可されるドイツ語資格を得られます.
試験日: 6月14日(木)15:00~19:30
申 込: 4月20日(金)~5月11日(金)
試験日: 11月13日(火)15:00~19:30
申 込: 9月14日(金)~10月5日(金)
詳しくは,獨協大学のTestDaFの解説 をご覧下さい.
また,本年度から,TestDaFの準備講座(受講料1万円)が,5月11日(金)~6月8日(金)までの予定で開催されます(時間:16:45~18:15). 申込期間は,4月9日(月)~5月2日(水)の間です.

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2007年4月21日  Wiener Parodieopern ins Japanische übersetzt

『オペラ・パロディの世界:もう一つのオペラの愉しみ』が刊行される
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オペラ(Oper) と言うと,日本では高尚なイメージがありますが, 実は,民衆の娯楽としての側面も持っていました.上演されるたびに脚色され,時にはパロディー化されていたのです. 『オペラ・パロディの世界:もう一つのオペラの愉しみ』は,ウィーン民衆劇研究会による翻訳で,「魔笛」, 「魔弾の射手」,「悪魔のロベール」,「タンホイザー」,「マルタもしくはミッシュモントの女奉公人市場」,「ローエングリン」 のパロディの翻訳を試みています.
本の帯からの引用: 「『もう一つのオペラ』が見えてくる!! オペラ・パロディ=民衆オペラは,特権階級に独占されていたオペラの持つ魅力を,わかりやすく 民衆に伝え,新しい世界を発見させてくれる『魔法の壷』である。民衆オペラの駄洒落,語呂合わせ,言葉遊び,替え歌などに 挑み,19世紀ウィーンの演劇的祝祭空間に迫った苦心の翻訳集。」
「駄洒落,語呂合わせ,言葉遊び,替え歌など」は,そもそも非常に翻訳が困難なところですが,原文と併せて読んでみたいものです.
立教大学出版会(発売 有斐閣), ISBN978-4-901988-09-4,定価:本体3,800円+税.

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2007年4月19日  Der Film „Dresden“ läuft vom 21.04. 2007 an.

映画「ドレスデン,運命の日」が4月21日から上映されます
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シャンテ シネ(日比谷)などで, 「ドレスデン,運命の日」 が全国で順次公開されます. この映画の紹介とローランド・ズゾ・リヒター監督へのインタビューは, 先週のテレビドイツ語会話の文化コーナーでもとりあげられましたが, インタビュー内容は再録という形で5月号のテキストにも載っています.
住田未歩 著『ドレスデン,運命の日』 として講談社から4月20日,本としても発売される予定です(定価:1,365 円,税込). ドイツ語版の本は,ZDFのテレビ映画にもとづいたもので, Aufbau Taschenbuch Verlag から,2006年, Rainer Lunau著, Dresden として発売されています. (ISBN: 3-7466-2223-9, Preis: 8,95 €). 映画と合わせてどうぞ.

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2007年4月17日  Am 16.04. hat Papst Benedikt XVI. seinen 80. Geburtstag.

4月16日,ローマ法王ベネディクト16世,80歳の誕生日をむかえる
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1927年生まれの現ローマ法王は,Joseph Ratzinger という名前で,Marktl で生まれました. 1927年生まれと言えば,ギュンター・グラス(Günter Grass) もそうですね. マルクトゥルというのは,ここ→ Marktl です.

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2007年4月13日  Linguistenseminar 2007

日本独文学会第35回語学ゼミナール(Linguistenseminar)のお知らせ
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今回はドイツを代表する心理言語学者である Bielefeld大学の Prof. Dr. Gert Rickheit を招待講師として迎え, 心理言語学的な見地から,特に「読解」というプロセスが中心的に扱われます.今回のテーマは, 言語学的興味を超え,文学研究者,教授法研究者にとっても非常に興味深いものです. ドイツ語のできる言語心理学者(だだし独文学会員になる必要あり)も歓迎されるでしょう.ゼミではテーマへの一般的な導入も行われ, さまざまな関心の研究者の交流の場となる予定です.
1.総合テーマ „Psycholinguistik heute: Neue Erkenntnisse aus der Leseforschung“
2.招待講師 Professor Dr. Gert Rickheit (Universität Bielefeld, Klinische Linguistik)
3.期日 2007年8月28日(火)〜8月31日(金) 3泊4日
4.会場 コープイン京都(1人部屋) 〒604-8113  京都市中京区柳馬場蛸薬師上ル井筒屋町411
5.定員 40名
6.参加費 3万6千円 (学生,非常勤講師の方には若干の旅費補助あり)
参加申し込みの締め切りは,2007年6月15日,申し込み方法等の詳しい情報に関しては, 日本独文学会サイトの 第35回語学ゼミナール情報をご参照下さい.

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2007年4月11日  Vereinigte Bühnen Wien: Elisabeth Gastspiel Japan

ウィーン版ミュージカル「エリザベート」ウィーン・コンサート・バージョン上演中
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ウィーン劇場協会Vereinigte Bühnen Wien によるオリジナル・プロダクションのミュージカル「エリザベート」が 梅田芸術劇場メインホールで2007年3月28日から4月30日 で上演されています.今回のミュージカルは,約40名のオリジナルキャストを迎え,ドイツ語で上演されています(日本語字幕付き). 2007年5月7日から5月20日までは,舞台を東京に移し新宿コマ劇場 で上演されます.セットチェンジがないかわりに,オーケストラが舞台上に集結.お時間のある人は,是非どうぞ. エリザベート(Elisabeth):マヤ・ハクフォートMaya Hakvoort , トート(Tod):マテ・カマラスMaté Kamarás, ルドルフ(Rudolf):ルカス・ペルマンLukas Perman
(蛇足ながら,Elisabethのドイツ語読みは,「li」の所にアクセントがあり,長音ですから, 「エリーザベト」のようになります.)

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2007年4月9日  NHK Radiokurse für Fremdsprachen werden kürzer, mit Ausnahme von Englisch? 13 Organisationen schicken einen Brief an die NHK und bitten, das nicht zu wagen.

「NHKはラジオ外国語講座を,英語以外の言語について大幅に縮小する?」という情報に,日本独文学会は, 関係諸外国語の学術団体とともに現状維持を訴える要望書を送付.
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NHKは,ラジオ外国語講座を,英語以外の言語について大幅に縮小することを検討しているという情報が入り, 日本独文学会は,該当する諸言語(ドイツ語,フランス語,イタリア語,スペイン語,ロシア語,中国語,韓国朝鮮語)に関係する13の 学術団体代表者と連名で,NHKに対して今後とも現状維持を求める要望書を提出しました.詳しくは, 日本放送協会宛に出された要望書をご参照下さい.

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2007年4月8日  Heute ist Ostersonntag.

今日(2007年4月8日)は,イースターの日曜日です.
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イースターの日曜日(Ostersonntag) は, キリスト教のさまざまな移動祝日を計算する日の規準となっている日です. イースター(Ostern) に関するさまざまな情報を提供するポータルとして, 今年は, http://www.osterseiten.de/ を薦めておきます.本来の宗教的行事としての意味や歴史, そしてさまざまな習慣にいたるまで解説されています.

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2007年4月6日  Gakushuin Beiträge zur Germanistik 11

学習院大学ドイツ文学会「研究論集」第11号の目次公開
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学習院大学ドイツ文学会「研究論集」第11号の目次を公開しました. 第11号をご参照下さい.

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2007年4月5日  Botho Strauß erhält den Schiller-Gedächtnis-Preis 2007 des Landes Baden-Württemberg.

ボート・シュトラウス,バーデン・ヴュルテンベルク州のシラー記念賞受賞
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2007年4月3日,ドイツの劇作家,ボート・シュトラウス[Botho Strauß(1944-)] が バーデン・ヴュルテンベルク州の シラー記念賞(Schiller-Gedächtnis-Preis) を受賞しました. 日本では,『終合唱』(ISBN 978-4-8460-0613-6),『公園』(ISBN 978-4-8460-0605-1), 『マルレーネの姉』(ISBN 978-4-8102-0217-5),『始まりの喪失』(ISBN 978-4-588-00527-5)が和訳されています. 彼の作品は,時に物議を醸し出すほど過激であり,シニカルでアフォリズムに満ちていると言われるだけでなく, 哲学的で現代科学技術に直結した問題を含んでいるものもあります.関心のあるかたは,ご一読を.

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2007年4月4日  Diplom Deutsch (Dokken)

2007年4月1日から春の独検(3,4級)の願書受付けが始まっています.
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2007年6月24日(日)に行なわれる春の独検(3,4級)の願書受付けが,4月1日から始まっています. 願書受付けの締切日は,5月18日(金)消印有効(書店・生協での払込は5月17日まで). 願書は,全国書店などで入手できます.
4級は,「 ドイツ語の初歩的な文法規則を理解し,日常生活に必要な基本単語が運用できる。 (ドイツ語授業を約60時間受講しているか,これと同じ程度の学習経験のある人)」,3級は,「ドイツ語の 初級文法全般にわたる知識を前提に,簡単な会話や文章が理解できる。 (ドイツ語授業を約120時間受講しているか,これと同じ程度の学習経験のある人)」という規準です. 一年ドイツ語をみっちりやった人は,3級にチャレンジ,それなりにやった人は4級にチャレンジしましょう.
学習院大学も試験場になっています.詳しくは,独検 online 次回試験実施要領 をご参照下さい.

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2007年4月1日  Die Website wird erneuert.

2007年4月1日,学習院大学文学部ドイツ語圏文化学科がスタート.Webサイトもリニューアル.
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本日,サイト内容と概観を大幅に刷新しました.まだ未完成の部分もありますが,少しずつ補完して,誤りなどを修正していく予定です. ご期待下さい.Google の検索窓は,一週間位しないと,学科内の検索はできませんので,ご注意下さい.

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2007年3月28日  Eisbär-Baby Knut: So süß und knuddelig!

北極クマの赤ちゃん「クヌート」,大人気
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2007年3月23日にベルリン動物園(Zoologischer Garten Berlin) でおよそ500人の報道陣に公開された 北極クマの赤ちゃん「クヌート」(Eisbär-Baby Knut) は, 一般公開され,週末には,3万人の観客を集めたほどの大人気です.ベルリンと言えばクマは象徴的な存在なので,なおさらです.
一方で, 2007年3月26日には,パンダのヤンヤン(Pandabärin Yan Yan) が急性腸閉塞(?)で亡くなるという 悲しい知らせも届いています.詳しくは,上記のベルリン動物園へのリンクや,検索エンジンで KnutYan Yan をキーワードにお調べ下さい.

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2007年3月26日  SPG−SocioPragmatica Germanica: 10. Tagung

「社会と行為から見たドイツ語」研究会,第10回研究会のお知らせ.
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「社会と行為から見たドイツ語」研究会(SPG−SocioPragmatica Germanica)の 第10回研究会が下記の要領にて,開催されます.奮ってご参加下さい.
日時: 2007年4月7日(土),午後2:30〜5:30頃
場所: 学習院大学(JR目白駅下車徒歩1分)   北2号館3階 ドイツ文学科閲覧室
プログラム:
1 森澤万里子氏(福岡大学):
Zum Rückgang des Relativpronomens welcher im 19. Jahrhundert. Eine Studie unter Berücksichtigung der verschiedenen Sozialschichten
2 Joachim Scharloth氏(チューリッヒ大学, Universität Zürich):
1774 und 1968 als sprachgeschichtliche Wendepunkte? Gegenkulturen aus sprachbewusstseinsgeschichtlicher und stilgeschichtlicher Perspektive

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2007年3月22日  NHK Fernseh- und Radiokurs für Deutsch 2007

NHK の4月からのテレビ,ラジオのドイツ語番組の紹介
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NHKテレビ「ドイツ語会話」(NHK出版へのリンク)は, 前年度に引き続き,学習院大学の保阪良子先生の担当です.半年をスパンにドイツ語の基礎を学ぶことを目指し, 学習の素材は,「ゆうほ のベビーシッター日記」(Yohos Tagebuch)です. (放送時間:木曜0:00〜0:25, 再放送:月曜6:00〜6:25).
NHKラジオ「ドイツ語講座」(NHK出版へのリンク)は, 初級が月曜〜木曜で,千葉大学の清野智昭先生が担当.「100のステップで基礎を学ぼう」をキャッチフレーズに, 「謎の女」(Die geheimnisvolle Frau)というお話です.
金曜,土曜が応用編で,国士舘大学の鷲巣由美子先生の担当です (鷲巣先生は,学習院大学独文の出身).「『聴く』と『読む』を猛特訓」をキャッチフレーズに, 「ベルリン52の断片」をテーマにします.
(NHKラジオ第2放送: 放送時間:月〜土 午前6時45分〜7時05分,(再放送は同日)午後0時40分〜1時00分)
4月号のテキストはすでに各350円(税込み)で販売中です.別売りCDも活用しましょう.

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2007年3月19日  Ästhetik des Häßlichen ins Japanische übersetzt

カール・ローゼンクランツ著『醜の美学』が鈴木芳子氏によって翻訳されました.
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朝日新聞の読書欄(3月18日)に,文芸評論家の野口武彦氏によって紹介されていますが, Johann Karl Friedrich Rosenkranz (1805-1879)は,哲学者ヘーゲルの 弟子であり,今回翻訳されたÄsthetik des Häßlichen によって,美学の分野で特に有名です.曰く,「芸術は醜を浄化して滑稽に転生させ,美の普遍的法則に服従させる」 (上記紹介文より).価格は,4200円(税別),未知谷 という出版社から発売中です.

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2007年3月15日  Sprachstipendium vom Goethe-Institut

ゲーテ・インスティトゥート ドイツ語コース 奨学生募集のお知らせ.
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日本独文学会創立60周年にあたり,ドイツ学術交流会 (Deutscher Akademischer Austauschdienst)と ゲーテ・インスティトゥート(Goethe-Institut)から共同で, 独文学会員へドイツ語コース提供してくれるそうです.大学院生であり,かつ学会員である方,チャンスです.
以下に,詳細と,応募資格を再録します.詳しくは,独文学会ゲーテ・インスティトゥート ドイツ語コース 奨学生募集のお知らせ をご覧ください.
詳細
(1)国内ゲーテ・インスティトゥート(東京,京都,大阪)のドイツ語「スタンダードコース」 (16週間,総時間数64時限)の無料受講(71,000円相当)。
(2)人数は8名。
(3)上記(1)より受講料の高いコースを受講する場合,差額は本人の負担とする。
(4)上記(1)より受講料の安いコースあるいは総時間数の少ないコースを受講する場合は, ゲーテ・インスティトゥートの了解を得たうえで,所定の受講料あるいは総時間数に達するまで受講をすることができる。
(5)受講はすべて2008年の夏学期までに行うこととする。
応募資格
日本独文学会会員(2007年4月1日からは正会員)のうち,2007年4月現在,大学院修士課程あるいは博士課程(前期および後期)に在学する者

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2007年3月1日  Kongress fü Soliolinguistik 2007

社会言語科学会第19回大会のお知らせ
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社会言語科学会第19回大会が迫っています.
大会のプログラムは,こちらからご参照下さい.
日時 : 2007年3月3日(土),4日(日)
場所 : 日本大学文理学部 (アクセス方法) 〒156-8550 東京都世田谷区桜上水3-25-40
TEL: (03)3329-1151(代表)
交通 : 京王線「下高井戸」あるいは「桜上水」下車,徒歩8分

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2007年2月26日  „Das Leben der anderen“ hat Oscar gewonnen.

「善き人のためのソナタ」が,オスカーの「最優秀外国語映画賞」に選ばれました.
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「善き人のためのソナタ」(Das Leben der anderen)が,オスカーの「最優秀外国語映画賞」に選ばれました. oscarのサイトから,The Lives of Others の受賞の模様を見ることができます.なお,受賞作品の一覧は, winners index から確認できます.

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2007年2月25日  Forschungsprojekt Gesprochenes Deutsch (Gakushuin Universität): Kolloquium mit Prof. Dr. Schwitalla

「ドイツ語の話しことばに関する総合的研究」の一環として,Johannes Schwitalla教授 (ヴュルツブルク大学)を迎え,コロキウムが開催されます.
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学習院大学人文科学研究所における共同研究プロジェクト「ドイツ語の話しことばに関する総合的研究」の一環として, 下記の要領で Johannes Schwitalla教授 (Würzburg大学)を迎え,コロキウムが開催されます.
参加ご希望の方は,3月7日(水)までに高田博行氏(hiroyuki.takada_AT_gakushuin.ac.jp  _AT_は@マーク) までお申し出下さい.
日 時: 2007年3月17日(土) 11時 〜 18時
場 所:学習院大学(豊島区目白1-5-1)  西2号館5階 505教室
プログラム:
11.00 – 12.45: Johannes Schwitalla:
Zunahme mündlicher Formen in der Öffentlichkeit seit 1945.
14.00 – 14.45: 細川裕史 (学習院大学博士後期課程)
Das Zeitungsdeutsch in der Zeit von Schopenhauer: Die Sprache des „Schnellschreibers“.
15.00 –15.45: 渡辺学 (学習院大学)
Zwischen Standard und Dialekt: Eine soziolinguistische Problematisierung der Streitfrage.
16.15-17.45: Johannes Schwitalla:
"Tun" als Hilfsverb und seine pragmatischen Funktionen.

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2007年2月23日  Liste der Diplomarbeiten 2006

2006年度卒業論文題目一覧を公開
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学習院大学ドイツ文学科の2006年度卒業論文題目一覧を公開しました.

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2007年2月22日  Votrag von Prof. Ueda

上田浩二先生の講演会
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財団法人日独協会では, JG企画セミナー ドイツ語圏文化シリーズ2007・第2回 として,以下の要領で上田浩二先生の「日独関係の今」を語る,という講演会を行ないます.
日 時: 2007年2月23日(金) 19:00〜21:00
会 場:ドイツ文化会館207号室
参加費:  会員1,500円   一般2,000円
定 員:  70名まで(先着順にて受付いたします。)
申し込みは,こちらから, 参加費用は,下記の振込み先まで。(振込みを持って正式参加受付となります) 
郵便振替口座:  00150−8−55593
口座名義:     財団法人日独協会
通信欄に「2月のドイツセミナー」とお書き下さい。

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2007年2月20日  Arbeitskreis Phraseologie: Ansage der Versammlung

慣用句研究会の例会が以下の要領で開催されます.
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日  時: 2007年2月23日(金)15:00〜17:00
場  所: 筑波大学総合研究棟A 205会議室
発表者: 中川純子氏
題  目: 「慣用句の変形タイプとコンテクスト効果」 − 身体部位名詞を含む慣用句のコーパス分析に基づいて −
筑波大学までのアクセスの仕方は,筑波大学へのアクセス, 会場へのアクセスは,筑波大学のキャンパス案内 をご参照下さい.

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2007年2月19日  Rosenmontag 2007

今日は,「バラの月曜日」(Rosenmontag)です.
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「バラの月曜日」というと,南部のドイツ語圏の街では,カーニバルが最高潮に達し, 「バラの月曜日の仮装行列」(Rosenmontagszug) が行なわれる日でもあります.
ドイツ語圏で最大規模の仮装行列が見られるケルン(Köln) では,仮装行列は11時11分前にChlodwigplatz をスタートし, 6.5キロの距離を4時間以上かけてねり歩きます(ケルン市のサイト(Köln) では,上の方にある Die schönsten Fotos von Kölner Karneval をクリックすると, 「最もすばらしい写真」を見ることができます).
さて,昨年もカーニバルの解説をしましたが,今年は,「移動する祝日」について一言, 説明しておきましょう.起算日は,「イースターの日曜日」(Ostersonntag) で,2007年度は, 4月8日 です.「バラの月曜日」は,「イースターの日曜日」から48日前と決まっています. 「灰の水曜日」(Aschermittwoch) , 「昇天の祝日」(Christi Himmelfahrt) , 「聖霊降臨祭の日曜日」(Pfingstsonntag) なども,「イースターの日曜日」から数えて決まります.
さて,「バラの月曜日の仮装行列」 の模様は,今晩の日本のメディアでも流されるでしょうか? ちょっと期待してしまいます.

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2007年2月16日  Zusätzliche Infos

アフター・ケア3題
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第12回ドイツ語教授法ゼミナールへの追加募集は, 参加者が定数に達したため,10日程前に締め切られました.
つくばGLワークショップの本日の予定は, 学会ホームページ をご覧ください.13:45 c.t. から,場所:筑波大学・人文社会科学研究棟5階 B516で行なわれます.
『身につく独和・和独辞典 CD付き』の訂正追加情報.
S.83. betrügen, betrügte, betrügt betrügen, betrag, betrogen; S.4. gang abging ab;
S.6. mass abmaß ab

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2007年2月15日  Ein neues praktisches Wörterbuch Deutsch-Japanisch

『身につく独和・和独辞典 CD付き』が2007年2月20日に刊行されます.
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筑波大学教授(学習院大学・文学博士)の伊藤眞氏の監修,三省堂編修所(編) の『身につく独和・和独辞典 CD付き』が2007年2月20日に刊行されます. 独和見出し1万語強,和独見出し二千五百語. 独検3・4級をめざす人にも役立つよう,そしてドイツ語の基本が身につくように編集されています. 慣用句が多数掲載されていることも特徴のひとつで,音声CDによりドイツ語の発音を確認しながら学習ができます。 定価(本体2, 600円+税)
詳しくは,三省堂出版のサイト内, http://www.sanseido-publ.co.jp/minituku.html をご参照下さい.
(訂正:S.480. schwärzschwarz; S.662. das Fenster(der Tür) zumachendas Fenster(die Tür) zumachen)

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2007年2月13日  17. Kolloquium für Medien und Sprache

「メディアとことば研究会」が,3月2日(金)15時〜18時に開催されます.
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第17回メディアとことば研究会が,3月2日(金)15時〜18時に 日本大学文理学部,図書館3階メディアラボ1(ML1)で開催されます.
研究発表:
田中弥生氏(松蔭大学非常勤講師) --- ブログの文体的特徴 −書籍,音声メディアとの比較から−
Dr. Jürgen Spitzmüller(チューリヒ大学文学部)--- Visible by Design: the Significance of Typography in Media Communication
発表内容,会場への案内など詳しくは,こちら をご覧ください.

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2007年2月12日  Berlinale 2007

ベルリン国際映画祭の季節です.
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2月8日から2月18日まで,今年もベルリン国際映画祭Berlinale の季節となりました.数多くの作品が,いろいろな劇場で上演されています.今回,日本の作品としては, 監督:山田洋次,原作:藤沢周平,主演:木村拓哉の「武士の一分」や, 蜷川実花監督作品の「さくらん」 などを見ることができます.また,選考の対象外ですがForum で岡本喜八監督(1924〜2005)の作品が数多く上映されるのも今回の特徴です. さて,今回の金熊賞(Goldener Bär) は,果たしてどの映画に与えられるでしょうか?

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2007年2月7日  Skandal: Gammelfleisch

賞味期限がごまかされた食肉スキャンダル
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食品の「賞味期限」をドイツ語では,Mindesthaltbarkeitsdatum と言います (「最小保存可能期日」というのが直訳).では,「賞味期限を過ぎた肉」をドイツ語で近ごろ何と言うか知っていますか? Gammelfleischと言います.日本でも,賞味期限がごまかされたさまざまな食品 が問題になっていますが,ドイツでは,2005年11月頃の食品スキャンダルをきっかけに使われるようになりました. 昨年も何度か,ドイツの新聞をにぎわしましたが,その中でも2006年12月16日に報道された「ベルリンのクリスマス・マーケット で,一万本のソーセージがGammelfleischの疑いで押収された」というニュースは, ショッキングでした.
最新版の Duden: Die deutsche Rechtschreibung には, Gammelfleisch  (ugs. für verdorbenes Fleisch) としてすでに収録されていますが, 食品スキャンダルは,ヨーロッパ全体に広がりつつあり,この単語は,今後も生き続けていきそうな単語です. Gammel は,独和辞典でたいてい「がらくた」 と訳されています.ネット上では,Gammelfleisch という歌の歌詞も公開されています. http://www.freiheit-fuer-tiere.de/ の中にあります.興味のある人は,探して(googln) みましょう! それにしても,「ごまかし」がはびこる困った世の中になったもんです.

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2007年2月3日  Vortrag: Jürgen Spitzmüller

学習院大学で,ユルゲン・シュピッツミュラー 氏(チューリヒ大学助手) による講演が行なわれます。奮ってご参加下さい。
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題 目 Textdesign als sozialer Stil : am Beispiel der Internetkommunikation Jugendlicher
( 社会的な文体としてのテクストデザイン―若者のインターネットコミュニケーションを例に―)
講 師 ユルゲン・シュピッツミュラー 氏(チューリヒ大学助手)
日 時 2007年3月1日(木) 16:00〜
会 場 北2号館6階人文科学研究所会議室
備 考 参加費無料・ご予約不要です。
講演はドイツ語でおこなわれます。(日本語要旨配布予定)

2007年2月2日  Tsukuba Linguistik Symposium

「対話する言語学―日本語と諸外国語の対照的分析による発見と創出―」 というシンポジウムが 2007年2月17日(土),18日(日)に筑波大学で開催されます
Professor Dr. Sebastian Löbner氏は英語ですが,その他の講演,発表は日本語で行なわれます).
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日 時: 平成19年2月17日(土)・18日(日)
場 所: 筑波大学 総合研究棟A会議室(1F)
主 催: 筑波大学対照言語研究プロジェクトチーム
9:30 受付,9:55 開会
基調講演「対照言語学の視点」
10:15 彭 広陸(中国 北京大学)
10:55 セバスチャン・レープナー(ドイツ デュッセルドルフ大学)
11:35 李 漢燮 (韓国 高麗大学)
午後のプログラム,及び2日目のプログラムに関しては, 日本独文学会の 「対話する言語学―日本語と諸外国語の対照的分析による発見と創出―」 をご覧ください.
なお,前日の,2月16日午後には, Professor Dr. Sebastian Löbner ( Heinrich-Heine-Universität Düsseldorf )氏 を囲んで,つくばGLワークショップが開かれ,ドイツ語での発表と議論が行なわれる予定です.

2007年1月30日  Didaktik Seminar

第12回ドイツ語教授法ゼミナール への参加者及び,発表者が追加募集されています. 言語教育や言語政策に関心のある方は,今からでも間に合いますので,是非どうぞ!
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期 間: 2007年3月22日(木)?26日(月)
場 所: IPC 生産性国際交流センター 〒240-0115 神奈川県三浦郡葉山町湘南国際村
テーマ: 言語政策から考えるカリキュラム —— ドイツ語教育の社会的存在理由は現場でどう活かせるか?
講 師: Prof. em. Dr. Albert Raasch (Saarbrücken)
参加費: 48,000円 (ただし常勤職を持たない方,学部生,大学院生は38,000円)
参加・発表申込方法: 以下のURL で簡単に申し込めます.
http://web.hc.keio.ac.jp/~skazumi/daf/anmeldung.htm
詳細は独文学会の このページ もご参照下さい

2007年1月28日  Ein neues e-Wörterbuch

新しいドイツ語電子辞書が発売になります.
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2007年2月23日3月2日,カシオ XD-GW7150 [EX-word 26コンテンツ収録電子辞書 JIS配列ドイツ語モデル]が発売される予定です. 定価は,60,900円.何がこれまでのドイツ語の電子辞典と違うか,というと, 小学館の独和大辞典第2版(収録数:約160,000語)と オックスフォード独英・英独辞典 (収録数:約320,000語)が入っている,ということです. もちろん,これだけではなく,国語系なら,デジタル大辞泉 <小学館>  (収録数:約230,000項目),英語系なら,ジーニアス英和大辞典  <大修館書店>(収録数:約255,000語)など盛りだくさん.ドイツ語の中級者以上の方にお薦めです. 詳しくは, カシオ 新XDシリーズ のページをご参照下さい.

2007年1月26日  „Das Leben der anderen“ als Oscar nominiert.

「善き人のためのソナタ」 が,オスカーの「最優秀外国語映画賞」にノミネートされました.
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「善き人のためのソナタ」の英語でのタイトルは, The Lives of Others. オリジナルのドイツ語のタイトルは, Das Leben der anderen です.結果をネットでいち早く知りたい人は, http://www.oscar.com/ をチェック. 生放送がFlash で見れるようです.

2007年1月23日  Donnersmarck im Interview

ドナースマルク監督,テレビ「ドイツ語会話」に登場!
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すでに,ここの新着情報で「善き人のためのソナタ」は予告していましたが, 2月10日からシネマライズ他で全国順次ロードショーで公開される「善き人のためのソナタ」. 「芸術は人間の思想を変えると信じている」(東京新聞2007/1/9) と語る監督のドナースマルク(Florian Henckel von Donnersmarck)氏が, テレビ「ドイツ語会話」にもインタビューで登場します.
2月7日(水)(再放送2月12日(月)),2月14日(水)(再放送2月19日(月))の「ドイツ語会話」 をお見逃しなく.

2007年1月20日  Eine unbequeme Wahrheit

本日,1月20日より,ドキュメンタリー映画「不都合な真実」 (An Inconvenient Truth)が日本でも公開されます.
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UIP映画が配給するこの映画は,昨年アメリカで(ドイツでもEine Unbequeme Wahrheit というタイトルで)公開されたもの.前アメリカ副大統領のアル・ゴアが出演して地球温暖化現象に関して熱く語っている 映画ですが,ドキュメンタリーとして非常によく作られていると評判の作品です. もともと,Albert Gore氏自身が書いた An Inconvenient Truth: The Planetary Emergency of Global Warming and What We Can Do About It.(Rodale Pr, 2006: ISBN-13: 978-1594865671)が元になっていますが,今では, アル・ゴア (著), 枝廣 淳子 (翻訳) 『不都合な真実』(ランダムハウス講談社,2007:ISBN-13: 978-4270001813)として, 日本版も手に入ります.地球温暖化問題に関心のある方にお薦めです.
ドイツでの同映画の紹介は,http://www.moviemaze.de/ から,unbequeme Wahrheitをキーワードにして,ご検索下さい.

2007年1月15日  Glitter and Doom: German Portraits from the 1920s

ニューヨークのMetropolitan Museumでは, 昨年の11月14日から今年の2月19日までの予定で,「きらめきと悲運--1920年代のドイツの肖像画」 (Glitter and Doom: German Portraits from the 1920s)展をやっています.
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第一次世界大戦後のドイツを象徴するような肖像画だけを集めた非常に興味深い展覧会です. ニューヨークへ行かれる予定の人は,是非どうぞ. ネットでは,メトロポリタン博物館のサイトから, Special Exhibitions からのリンクをたどることで,その衝撃的な多くの絵を見ることができます.また, 1/17号の『ニューズウィーク』日本語版,P.60-61.に,今回の展覧会の紹介記事 『内蔵をえぐり取る肖像画の迫力』が掲載されています.

2007年1月12日  Georg-Eckert-Institut für internationale Schulbuchforschung berichtet: „Stasi“ kommt selten vor.

ブラウンシュヴァイク大学教科書研究所の調査:Stasi が81点のドイツの歴史教科書にほとんど取りあげられていない?
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(シュターズィ)という単語を知っていますか? Staatssicherheitsdienstの略語で,「国家保安局」=「東ドイツの秘密警察」のことです. 今はもう存在しない「東ドイツ」の正式名称は,「ドイツ民主主義共和国」(Deutsche Demokratische Republik) でした.この国には,一説には,当時25万5000人のシュターズィの職員と情報提供者がいて,市民を日々観察し, 反体制派と思われる人々を次々に投獄し,体制を維持していたと言われています.この過去の事実が, 81点のドイツの歴史教科書にほとんど取りあげられていない,というショッキングな調査報告が, ブラウンシュヴァイク大学教科書研究所 (Georg-Eckert-Institut für internationale Schulbuchforschung) の調査ExpertiseMaetzing.pdf で明らかになりました,
今週号(1/17)の『ニューズウィーク』日本語版,P.30-31.に,「教科書から消えた秘密警察」 というタイトルでその概要が説明されています.この記事によると,東ドイツの存在についてすら, 調査された歴史教科書の半数は取りあげていなかったそうです.これから,どのような議論がおき, 歴史教科書がどう変わっていくか,注目したいところです.

2007年1月8日  Der Spiegel hat den 60. Geburtstag.

ドイツのニュース雑誌Der Spiegelが60歳の誕生日をむかえました.
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2007年のHeft 2がその特集になっています.Der Spiegelというと, かつては,発売日の月曜日に,ドイツに激震を引き起こすほどの影響力を誇っていた雑誌で,日本に関して も手厳しい記事が多く掲載されてきました(2007年のHeft 1 には安部首相に関する記事Japan : Schwindende Gunstも掲載されています). しかし,近年は,かなり「おとなしく」なったという声も.
例えば,2007年1月6日Die Weltには, Wie wichtig ist der "Spiegel" noch? (シュピーゲルは,まだどれくらい重要か?)という記事が掲載されています.
http://www.pr-journal.de/に掲載された, ドイツの2006年度のメディア分析の結果によると, ニュース雑誌部門のランキングは,1位がBild am Sonntag(17,3%), 2位がStern(12,4%), 3位がFocus(9,1%), 4位(?)がDer Spiegel(8,8%)だったそうです. もっとも,ネット上のSPIEGEL ONLINE は,ニュースサイトとして非常に人気があるようです.メディア界の今後の動向にも目が離せません.

2007年1月4日  Infos zum Studieren in Deutschland

ドイツ留学をめざしている方へのお薦めサイトの紹介.
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今年はドイツ留学をめざしている方,ドイツの大学の学費導入の噂や,大学生活にかかる費用などが 気になるところです.そんな人にお薦めなのが, UNICUM Verlag GmbH - Portal für Studenten, Abiturienten und Absolventen mit Infos zu Studieren ... のポータル・サイトです.ドイツでの学生生活に関するさまざまな情報満載です.
このサイトでの情報によれば,2007年夏学期からバーデン・ヴュルテンベルク州と ニーダーザクセン州ではすでに一学期につき500ユーロ(1ユーロ150円の換算で7万5000円)の学費導入が決まっているとか. 一方で,ベルリン,メクレンブルク・フォアポメルン,ラインラント・プファルツ,テューリンゲンでは,学費導入の議論はまだ起きて いない様子(その他の地域は,検討中).
学生生活にどれだけトータルでお金がかかるかというランキングで,一番お金がかかる順番から都市名をあげると, デュセルドルフ,フランクフルト・アム・マイン,ハンブルク,ケルン,ミュンヘン,逆に一番生活費がかからない都市のランキングは, イルメナウ,エアフルト,イェーナ,ヴァイマル,ケムニッツとなっています.もちろん,これらは一つの目安でしかありません. 詳しくは,上記のサイトをご覧ください.

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[2006年4月9日]クイズ解答
d. 正書法制定が正解です.
ドイツ語の正書法は,もっと後の時代(18世紀〜19世紀)になって,「標準的」なドイツ語の確立と共に,ようやく整備されました.

[2006年3月24日]クイズ解答
c. Prag(プラハ)が正解です.
当時はプラハは,ボヘミヤ(Böhmen)の首都で,オーストリア・ハンガリー帝国の支配下にありました. 現在は,チェコ共和国の首都です.

[2006年2月28日]クイズ解答
f. Riccoが正解で男性の名前です.
イタリア語では,-oで終わる名前は,男性名ですね. Claudiaは女性で, Claudioは男性です.

[2006年2月18日]クイズ解答
ハンブルク(Hamburg), ベルリン(Berlin), ハノーファ(Hannover), ドルトムント(Dortmund), ゲルゼンキルヒェン(Gelsenkirchen), ケルン(Köln), フランクフルト(Frankfurt a.M.), ライプツィヒ(Leipzig), カイザースラウテルン(Kaiserslautern), ニュルンベルク(Nürnberg), シュトゥットガルト(Stuttgart), ミュンヘン(München) です.いくつ言えましたか?

[2006年2月11日]クイズ解答
 [ d ] 11月11日11時11分から始まります.この期間が終わるのは,
翌年の「灰の水曜日」(Aschermittwoch)です.

[2006年2月9日]クイズ解答
Turinが正解.発音は, [turí:n]となり, 後ろの i がアクセントの置かれる長音です.

[2006年1月31日]クイズ解答
 [ d ] チーズフォンデュ(fondue)と言うと, スイス料理として有名ですね.

[2006年1月26日]クイズ解答
 [ c ] カール・ベーム(Karl Böhm,1894-1981)は,オーストリア (Österreich)のグラーツ (Graz)生まれ. モーツァルトを愛した指揮者として有名です.

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