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2009年3月29日 „Marie Antoinette“ im Musical Theater Bremen, bis 31. Mai 2009
ブレーメン・ミュージカル劇場で2009年5月31まで「マリー・アントワネット」
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3月4日読売新聞によると「東宝が遠藤周作の小説をミュージカル化した『マリー・アントワネット』のドイツ版が製作され、
ブレーメンの劇場で上演されてい」て好評であるとか。脚本・歌詞がミヒャエル・クンツェ(Michael Kunze)、
作曲がシルヴェスター・リーヴァイ(Sylvester Levay)、演出が栗山民也。
ブレーメン・ミュージカル劇場(Musical Theater Bremen)では、
「さわり」の部分が見れ、専用サイトMarie Antoinette Das Musicalでは、
切符の購入もできます。2月1日から始まった公演ですが、フライ総監督(Hans-Joachim Frey)は、読売新聞の記事の中で、
「日本で生まれた作品の核を生かしたまま、こちらの舞台に載せられて満足している。観客のスタンディング・オベーションで成功を確信した」
と述べています。日本発でドイツの味付けがされている(?)「マリー・アントワネット」是非見てみたいものです。音楽は、
部分的にネット上で聞くことができますので、探してみましょう。
2009年3月24日 „Die Dreigroschenoper“ wird von Amon Miyamoto inszeniert und ab 5.April in Bunkamura aufgeführt.
「三文オペラ」が宮本亜門演出で、4月5日からBunkamuraで上演
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ベルトルト・ブレヒト(Bertolt Brecht,1898-1956)
の世界的に名高い音楽劇「三文オペラ」(Die Dreigroschenoper)が、
Bunkamuraシアターコクーンで4月5日から29日まで上演されます(大阪公演もあります)。
Bunkamura 20周年記念として企画された今回の上演は、宮本亜門による演出。東京新聞3月19日の記事によれば、
「なるべくシンプルに、ドイツ演劇の面白さのようなものを大胆に表現していきたい」とのこと。
1月27日に行われた製作発表会では、三上博史(主演)が、歌詞(翻訳)も担当したそうで、「過激な意訳」をしたことを告白しています。
さてどんな「三文オペラ」に仕上っているか、楽しみですね。
東京公演 4月5日(日)〜29日(水・祝)(4月7日、13日、20日、26日は休演)
Bunkamura シアターコクーン
料金 S席:12000円 A席:9000円 コクーンシート:6000円(税込)
大阪公演 5月4日(月・祝)〜9日(土)
大阪厚生年金会館 芸術ホール
料金 S席:12000円 A席:9000円(税込)
2009年3月22日 SHIKI THEATRE COMPANY führt Wedekinds Frühlings Erwachen auf.(Ab 2. Mai 2009)
劇団四季、ヴェーデキントの「春のめざめ」を上演、5月2日開幕!
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ヴェーデキント(Frank Wedekind, 1864-1918)
原作「春のめざめ」(Frühlings Erwachen)
のミュージカル版が劇団四季によって上演されます。
オフ・ブロードウェイからブロードウェイ公演へ、北米、ロンドン、ヘルシンキ、ブダペスト、ウィーン、デュッセルドルフなどをへて、
またたくまに全世界的に注目されています。アメリカでは、演劇界で最も権威のあるトニー賞を8部門で受賞したミュージカル作品、
劇団四季はどのような舞台を見せてくれるでしょうか。楽しみです。前売は、3月14日からすでに始まっています。お徳な学生料金(3000円)
もあります。
原作をドイツ語で読んでおきたい方は、Projekt Gutenberg-DE
からFrank Wedekindを検索すれば、Frühlings Erwachen が見つかるはずです。
2009年3月19日 Fotoausstellung „Japon“ von Werner Bischof, in Showa-kan, Tokyo (28.02. - 19.04.09)
ワーナー・ビショフ写真展「Japon」、東京の昭和館にて(2/28-4/19)
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世界的に有名な写真家集団マグナム(Magnum Photos)
の会員でもあったスイス人写真家ワーナー・ビショフ(Werner Bischof, 1916-1954)
の写真展「Japon」が東京都千代田区九段南にある昭和館 の3階、特別企画展会場で開かれています。
1951年(昭和26年)にマグナムの戦争特派員として日本にやってきて、当時の日本をさまざまなアングルから撮影しています。1954年に38歳で事故死した後、
写真集『Japon』が出版されましたが、今回の写真展は、この本に収録された以外の未発表作品も含む60点が紹介されています。
3月29日(日)14:00〜15:00には、ご子息マルコ・ビショフ氏が父ワーナー・ビショフについて語る予定。特別展は入場無料です。
詳細は、昭和館特別企画をご参照下さい。
2009年3月17日 Geigenkonzert von Julia Fischer, am 19.Juni 2009, in Kioi Hall, Tokyo.
ユリア・フィッシャー、ヴァイオリンリサイタル、6月19日、紀尾井ホール
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1983年ミュンヘン生まれの若手スターヴァイオリニスト、ユリア・フィッシャー(Julia Fischer
のリサイタルが6月19日(金)に東京の紀尾井ホールで行われます。前売は、すでに2月21日から始まっていて、全指定席8,000円。主催は梶本音楽事務所です。
ヴァイオリンの才能のみならず、その美貌からも人気ですが、2008年2月24日付の Frankfurter Allgemeine Sonntagszeitung
でのインタビュー(Ich muss nicht sterben, um das zu spielen)で、彼女にとって外見は「全く意味はないわ、
だって、私は人生の中で変わってしまうものとそうでないものを知っているから」
(Gar nicht. Denn ich weiß, was im Leben vergänglich ist und was nicht.) と語っています。
そのたぐいまれなるヴァイオリンの才能とこれからの活動に注目です。
2009年3月12日 5. Versammlung von Abeitskreis für germanistische Linguistik, am 14.03.2009
「ドイツ言語理論研究会」第5回の集まり (2009/3/14)
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2009年3月14日(土)14時半から17時半の予定で、2007年12月に復活した
ドイツ言語理論研究会の第5回の集まりが開かれます。
ドイツ語関連の研究者だけでなく、ドイツ語に興味のある学部生、大学院生の積極的な参加も期待しています。
日時:2009年3月14日(土)
場所:東京外国語大学大学 研究講義棟4階「語学研究所」
時間:14時半〜17時半(予定)(終了後に懇親会を予定)
研究発表:中山豊「正書法を通して見るドイツ語(・)世界」
読書報告:藤井雄吾 Schirmunski, V.M. (1962): Deutsche Mundarten. Akademie-Verlag: Berlin. から Teil I, Die deutsche Mundartforschung を中心に
2009年3月9日 Weltwirtschaftsforum veröffentlicht Index für Wettbewerbsfähigkeit der Reise- und Tourismusbranche: 1. die Schweiz, 2. Österreich, 3. Deutschland
世界経済フォーラム発表の「旅行・観光の競争力のある国」2009:1位スイス,2位オーストリア,3位ドイツ
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世界経済フォーラム(World Economics Forum)
が3月4日発表した2009年の「旅行・観光の競争力のある国指標」(Travel and Tourism Competitiveness Index)
によると,1位がスイス(5.68),2位がオーストリア(5.46),3位がドイツ(5.41)と2年連続で上位3国をドイツ語圏が占めました。
4位がフランス(5.34),5位がカナダ(5.32)と続きます。日本は,前年は23位でしたが今年は,25位。
競争力を算定するに当たっては,1. 政策と規制, 2. 環境の保全度,3. 安全性,4. 健康と衛生,5. 観光に対する優先度,6. 航空交通のインフラ,
7.地上交通のインフラ,8. 観光のインフラ,9. 情報技術(ICT)のインフラ,10. 価格競争力,11. 人的資源,12. 親しみやすさ,13.自然資源,14. 文化資源,
の指標を用いて公開データや経営者に対するアンケートから指数化してスコアを出しているそうです。
詳しくは,世界経済フォーラムの
Travel & Tourism Competitiveness Report 2009
をご覧下さい。日本を含め,アジア諸国のランクの低さが目立ちます。原因はどこにあるのでしょうか?
2009年3月7日 München Sausage Allstars (MSAS): JAPUNK ROCK
ミュンヘン・ソーセージ・オールスターズ (MSAS): JAPUNK ROCK
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アエラの2009年3月2日号に紹介されていた,「ミュンヘン・ソーセージ・オールスターズ」というミュンヘンの6人組のバンド,
ご存じですか? 昨年の10月21日にはすでに2枚目のCDをリリース。その中には,「崖の上のポニョ」も入っています。
パンクということで,アエラ曰く「ポンコツ車でアウトバーンを爆走しているような感じ」ではありますが,
「社会と人間関係に疲れきった若者たちがいることはわかった。何かエールを贈りたくなった」そうな。
http://www.youtube.com/ で「ミュンヘン ソーセージ オールスターズ」
を検索すれば,「崖の上のポニョ」も試聴できます。LD&K Inc, Tokyo
から発売されています。聞くと,あなたも元気をもらえるかも? 全曲,日本語で歌われています。
2009年3月5日 Fotoausstellung für Weltkultur- un naturerbe Deutschlands in Shimono-shi, 27.02-28.03.2009
「ドイツ・ユネスコ世界遺産写真展」,栃木県下野市にて(2/27-3/28)
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栃木県下野市(旧石橋町)には,グリムの里
という「中世ドイツの雰囲気漂う」街が造られています。2月27日〜3月28日の期間,
ドイツ国内にある32のUNESCO世界遺産の本格的な写真パネルを一度に鑑賞することができます。
なお,ドイツにあるユネスコ世界遺産に関しては,
ドイツ政府観光局のこのページをご参照下さい。
2009年3月3日 Tag der offenen Tür im Deutschen Kulturzentrum, am 7. März 2009
3月7日、東京ドイツ文化会館にて「ドイツ・オープンハウス」開催
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2009年3月7日(土)に,東京ドイツ文化会館(東京ドイツ文化センターなど
の入っている建物)で「ドイツ・オープンハウス」
というイベントが開催されます。今回が第一回目となるこのイベントは,東京ドイツ文化会館に入っているドイツ関連の6つの機関が協力し、
建物を開放することで、よりドイツを身近に感じてもらう,という趣旨。「1階のホールがメイン会場となり、ドイツビールはもちろん、
ソーセージや軽食、ドイツパンの販売があります。その場で本場の味をお楽しみいただけるほか、お持ち帰りにも対応いたします。」
ということなので,これまで行ったことがなかった人にも,お薦めです。また,
13時からはスペシャルトークショーのゲストとしてJ-WAVEのDJも務めているSaschaさんも出演するとか。
また,素敵な賞品が当たるスタンプラリーもあるそうです。
詳しくは,ドイツ観光局公式ホームページをご覧下さい。
2009年2月28日 Toru Yasunaga, der die Berliner Philharmoniker verlässt, wurde mit dem Bundesverdienstkreuz am Bande ausgezeichnet.
ベルリンフィルを去ることになった安永徹氏,ドイツ連邦功労十字小綬章を授与される
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2009年2月26日,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(Die Berliner Philharmoniker)
のコンサートマスターをおよそ25年間務めて近く退団する安永徹氏
(Toru Yasunaga)
は,ドイツ連邦功労十字小綬章を授与されました。DER TAGESSPIEGEL の2月1日の記事
(Ein Lotse geht von Bord: Nach 26 Jahren als Konzertmeister verlässt Toru Yasunaga die Berliner Philharmoniker. Warum?)
によると,コンサートマスターを辞任するのは,個人的な理由だとか。同記事によると,安永氏の辞任は,3つの別れを意味するそうです。
詳しくは,DER TAGESSPIEGEL の記事をお読み下さい。
http://klassik.com/ にも関連記事
(Berliner Kultursekretär ehrt Konzertmeister der Berliner Philharmoniker. Bundesverdienstkreuz für Toru Yasunaga)
が2月27日付で出ています。日本語情報は,東京新聞(2/27,夕刊)で。
2009年2月27日 Seit 1998 gibt es wieder Wölfe in Deutschland!
1998年以来,ドイツには再び「オオカミ」が棲息!
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2009年2月16日の読売新聞,「環境」のページには,『「オオカミは凶暴」独で広がる誤解』というタイトルで,19世紀に絶滅したオオカミ
が150年ぶりに復活しつつある話が紹介されています。
同記事の中では,2000年のリーチェン(Rietschen)
でのオオカミの子供の誕生が話題として取りあげられていますが,NABU(ドイツ自然保護同盟;
(NABU - Naturschutzbund Deutschland e.V.)
によると,1998年以来,オオカミの存在が確認されており,2000年には,自然の中で暮らすオオカミの子供が生まれ,
ザクセン州(Sachsen)のラウジッツ(Lausitz)には,目下,3つの群に20〜25頭
が暮らしているそうです。「赤ずきんちゃん」などで「悪もの」として知られるオオカミですが,実は,高度な社会活動の中で生きている用心深い生き物です。
野性のオオカミの復活を喜ぶ人達がいる一方で,
「ヒツジを襲った」というような報道があると,その凶暴さが強調され,恐れる人達もいます。
人間と自然の共存という問題を考え直す良い機会かもしれません。NABU(=ドイツ自然保護同盟)では,「ようこそ,オオカミ」アクション・プロジェクトを
行っています。興味のある方は,
Das NABU-Projekt „Willkommen Wolf!“
をご覧下さい。
2009年2月23日 „Karl Marx: Das Kapital, Erster Band“ wird von Rimini Protokoll (vom 26.02 bis 01.03.2009) im Tokyo Performing Arts Festival 2009 aufgeführt.
レミニ・プロトコルによる「カール・マルクス:資本論,第一巻」フェスティバル/トーキョーで上演
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世界的な経済不況でますます深刻化する社会格差,日本では『蟹工船』が,ドイツでは,『資本論』が読み直されていますが,
フェスティバル/トーキョー では,「カール・マルクス:資本論,第一巻」が,
「脱力系,革命エンゲキ? アート界きっての戦略家集団」という売りのリミニ・プロトコル(Rimini Protokoll)によって2月26日から3月1日に,にしすがも創造舎
で上演されます。詳しくは,「カール・マルクス:資本論,第一巻」(フェスティバル/トーキョー) をご覧下さい。上演時間:120分,終演後ポスト・パフォーマンストーク,2月27日には演出家と出演者によるトークも予定されています。
2009年2月20日 Nur etwa ein Viertel der Einheimlichen sprechen ihren Dialekt auf der Yonaguni-Insel, bedauert Dr. Patrick Heinrich.
ほんの1/4の人しか与那国島では方言を話していない(Patrick Heinrich)
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Yahoo! ニュースで,2月20日に発信されたニュースによると,
与那国島では,「人口約1600人のうち,与那国語を話せるのは約400人」(4分の1)であるそうです。この事実を明らかにしたのは,
パトリック・ハインリヒさん(Patrick Heinrich)で,Universität
Düsseldorfで一般言語学と現代日本学を学び,2003年から与那国島の言語の研究に取り組んでいるそうです。
与那国島では,30歳以下の67%が標準語を使い,方言を話す人は0%だったことを確認したとのことです(元記事は,
「琉球新報」2月20日)。
パトリックさん曰く,「言葉と文化はつながっている」,「言葉がなくなると,知識や文化もなくなる」。
詳しくは,パトリックさんの どぅなんむぬい のサイトをご覧下さい。
方言は大切にしたいものです。
2009年2月15日 Vortrag von Prof. Uwe Pörksen am 12. März 2009 an der Gakushuin-Uni
Uwe Pörksen教授講演会,2009年3月12日,学習院大学にて
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『プラスチック・ワード −歴史を喪失したことばの蔓延』(糟谷啓介訳、藤原書店)の著者としても知られている
Uwe Pörksen氏(Freiburg大学名誉教授、作家)の講演会が、
学習院大学人文科学研究所主催で下記の要領にて開催されます。予約不要、参加費無料です。震ってご参加下さい。
日時: 2009年3月12日(木)14時〜15時30分
場所: 学習院大学(JR目白駅下車徒歩1分)
西2号館2階、204教室
演題: Die sieben Bauelemente einer vernünftigen Rede
講演の内容は,独文学会新着情報
をご覧下さい。
2009年2月10日 Laut Umfrage von BBC und Yomiuri steht Deutschland an der Spitze, bezüglich der Frage, welches Land einen guten Einfluss auf die Welt hat.
読売新聞とBBCの共同世論調査によると,ドイツは「世界に良い影響を与えている国」のトップ
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2009年2月8日の読売新聞の記事によると,読売新聞社とBBC放送が21ヶ国を対象として共同実施した世論調査によると,
「世界によい影響を与えている」国の評価のトップは,調査対象となった16ヶ国の中でドイツが61%でトップだったようです。
良い影響を与えているランクは,1位がドイツ(61%),2位が英国(58%),3位がカナダ(57%),4位が日本(56%),5位がフランス(51%)。
ちなみに,「悪い影響を与えている」ランキングの中では,イランが55%,パキスタン53%,イスラエル51%となっています。
同記事では順位は不明ですが,「悪い影響を与えている」割合は,ドイツ(15%),英国(19%),フランス(21%),日本(23%)となっています。
この記事のタイトルは,日本中心の視点から「世界まだまだ日本を評価」となっています。
それにしても,具体性を欠くアンケートではあります。
ネットでは,DAILY YOMIURI ONLINE に2月10日付で,
Japan seen as good influence in the world
という記事になっています。
2009年2月6日 Am 5. Febuar 2009 ist die 59. Berlinale am Potsdamer Platz eröffnet worden.
2009年2月5日,第59回ベルリン国際映画祭がポツダム広場で開幕
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ベルリンのポツダム広場(Potsdamer Platz)で,2月5日に第59回ベルリン国際映画祭がいよいよ開幕しました。
2月5日から15日までの期間に,世界中から集まった400近い数の映画がベルリンで上映される予定です。今年の金熊賞は,はたして誰が手にするのでしょうか。
開幕にあたってプレミアで上映されたのは,
ドイツの監督Tom Tykwer の«The International» という政治スリラー
(Politthriller)だそうです。どんな映画か楽しみですね,
http://www.berlinale.de/ をチェックして毎日,
映画の反響を知ることができる楽しみな季節の到来です。
英語でも概略は分かりますが,やはり詳しい情報は,ドイツ語でないとだめですね。
2009年2月5日 Ach nein, Märklin ist pleite.
伝統の鉄道模型メーカーのメルクリン(Märklin)が倒産
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2009年2月4日,ドイツのゲッピンゲン(Göppingen)
にある150年の伝統を持つ鉄道模型メーカーのメルクリン(Märklin)が倒産したというニュースが流れました。
主要取引銀行からの信用貸しを延長できなかったことが原因のようですが,これからも営業を続け,
破産管財人と共に再建を目指すようです。目下,ドイツのサイト http://www.maerklin.de/
はつながりにくくなっていますが,英語のサイトhttp://www.maerklin.com/en/
はアクセスできます。日本国内でメルクリン製品を扱っている メルクリンセンター・レオ
も今のところは営業しているもよう。鉄道模型ファンにとっては,心配な出来事です。
2009年2月1日 Am 22. Januar 2009 ist emer. Prof. Ikuo Hashimoto verschieden.
橋本 郁雄先生が去る1月22日(木)享年85歳で他界
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学習院大学名誉教授、元文学部ドイツ文学科教授 橋本 郁雄先生が去る1月22日(木)享年85歳で他界されました。
ここに謹んでご冥福をお祈りするとともにお知らせいたします。
なお、故人の希望により、通夜、葬儀等は親族のみにて行いましたので、
香典等(生花、供物含む)のお心遣いは謹んでご辞退いたします とのことです。
2009年1月29日 Christian Arming dirigiert New Japan Philharmonic in Juni und Juli, Ticketverkauf beginnt am 14. Februar 2009.
クリスティアン・アルミンクが新日本フィルを指揮,チケット発売開始は2月14日
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新日本フィルハーモニー交響楽団 の音楽監督,
クリスティアン・アルミンク(Christian Arming)が,
6月16日には,グスタフ・マーラー(Gustav Mahler),
7月10日,11日には,フランツ・シュミット(Franz Schmidt),
7月16日にはクララ・シューマン(Clara Schumann),ヨハネス・ブラームス(Johannes Brahms)
などの作品を指揮します。1972年ウィーン生まれの指揮者アルミンクは,目下注目を浴びている指揮者の一人(たとえば
オーストリアのサイト http://www.primusic.at/ を参照)。
チケットの発売開始は,どれも2月14日。詳しくは,
新日本フィル,特集「秘密〜SECRET〜」
のページをご覧下さい。プロモーション動画もあります。
2009年1月27日 Fotoausstellung „EAST IN BERLIN“ von Michitaro Suzuki, bis 30. Januar 2009(Kodak Photo Salon)
鈴木 理太郎 写真展「EAST IN BERLIN」1月30日まで(コダック・フォトサロン)
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Kodak Photo Salon
では、2009年1月30日まで、鈴木 理太郎 (すずきみちたろう)写真展「EAST IN BERLIN」を開催しています。
ベルリンの東、特に、プレンツラウアーベルク地区(Prenzlauer Berg)に魅せされたという鈴木氏の写真展です。
残された日にちはあまりありませんが、「日本の圧倒的な物質量、情報量に慣れた目や耳には」新鮮な驚きが隠されていることと思います。
詳しくは、鈴木 理太郎 写真展
のページをご参照下さい。
2009年1月25日 Titelgeschichten der Monatsschrifte „Tabi“ und „Traveller“ sind deutsch- und österreichbezogen.(März-Heft)
『旅』(新潮社)と『Traveller』(文藝春秋)の3月号に注目
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月刊誌『旅』(新潮社)の特集は,「ベルリンではドイツの日用品がお買い得です」,
月刊誌『Traveller』(文藝春秋)の特集は,「ウィーン&ブタペスト ハプスブルク家、皇妃たちの物語」。
どちらも面白そうです。ネットでは,『旅』(新潮社)
と『Traveller』(文藝春秋)
でその概略を知ることができます。この冬にドイツ語圏にでかける予定のある人は,特に注目です。
2009年1月24日 Das Unwort des Jahres 2008 in Deutschland ist „Notleidende Banken“
ドイツの2008年の「粗悪な言葉」は,Notleidende Banken<困窮した銀行>
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毎年,前年に多く使われた言葉の中で,Unwort(「粗悪な言葉(感心しない言葉)」が応募された約2100個の提案の中から選ばれ,
2009年1月20日にフランクフルトで発表されました。2008年の「粗悪な言葉」は,„Notleidende
Banken“ <困窮した銀行>。
「困窮した銀行」が何で「感心しない言葉」なのか,といえば,そもそも今回の金融危機(Finanzkrise,これは,2008年を代表する
言葉に選ばれています)を招いた責任は銀行にあり,その銀行が「困窮した」ので政府が資金援助して国民の税金を使って救済する,という図式が逆だろう,
という判断からです。被害者として困窮しているように見えるのは,実は加害者なのではないか,という話。言葉の上で正当化してしまっている所に問題あり,
ですね。
第2位は,Rentnerdemokratie,第3位は,Karlsruhe-Touristen ですが,詳しくは,
http://www.unwortdesjahres.org/ をご覧下さい。
2009年1月22日 Bauhaus-Dessau Ausstellung in Utsunomiya-Museum, 25.01.09 bis 29.03.09
「バウハウス・デッサウ展」宇都宮美術館,2009年1月25日(日)〜3月29日(日)
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昨年の4月から東京藝術大学美術館でやっていた「バウハウス・デッサウ展」が,
宇都宮美術館にやってきました。
昨年見逃した方,宇都宮に近い方は是非どうぞ。
開館時間 : 午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 : 毎週月曜日、2月12日(木)
観覧料 : 一般800円、大学生・高校生700円、中学生・小学生500円
※宇都宮市内の小学生・中学生・高校生は無料,
※毎月第3日曜日(2月15日、3月15日)は「家庭の日」のため、家族で来館する高校生以下はすべて無料、
同伴の一般・大学生は半額。
詳細は,
宇都宮美術館,「バウハウス・デッサウ展」
をご参照下さい。
2009年1月18日 „Umweltprämie“ ist „Abwrackprämie“? Das zweite Konjunkturpaket in Deutschland.
「環境補助金」は「スクラップ補助金」? ドイツの第2次景気対策法案
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日本では,2兆円規模の定額給付金が話題となっていますが,ドイツでは第2次景気対策法案が,連立内閣によって提示され,
その規模は500億ユーロ(約6兆円)です。この中には,政府が「環境補助金」(Umweltprämie)
と呼び,一般には「スクラップ補助金」(Abwrackprämie)と呼ばれている
「環境にやさしくない古い車をスクラップしてCO2排出の少ない新しい車に乗り換える人」のための,2,500ユーロ(約30万円)の補助金も含まれています。
ヨーロッパ各国で同じような政策が波及しそうな勢いです。
みなさんは,こうした自動車に対する政策をどう考えますか?
ドイツの景気対策法案には,この他にも自動車税一時的免除と税制改正,企業に対しての支援,「子供ボーナス」(Kinderbonus,
子ども1人当たり100ユーロ)も含まれます。一見,よさそうに見えますが,
環境保護団体Deutsche Umwelthilfe(DUH)
や環境問題に積極的な自動車クラブVerkehrsclub Deutschland (VCD) などは,
自動車に対する政策に批判的です。詳しくは,それぞれのホームページをご覧下さい。
2009年1月16日 Deutschland --- wo am meisten in ihrem Herzen die Liebe aufgeht:HSBC-Bericht bezüglich der Leute, die sich im Ausland aufhalten.
駐在員が最も恋に落ちやすい国はドイツ!
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2008年1月13日の東京新聞に,「駐在員が最も恋に落ちやすい国はドイツ」という記事が載っていました。
いわゆる「駐在員」を対象に,
HSBC Bank International による調査の結果,「ドイツで働く駐在員の約4分の1が、現地の人と結婚している」
ことが分かったそうです。「駐在員が最も溶け込みやすい国」にもドイツが選ばれ,さらに「最も友人を作りやすい国」ランキング
では,カナダに次ぐ2位だったとか。
ニュースの出どころはロイターで,実は,2008年12月17日付で発信されたものです。
日本のロイターのサイト(http://jp.reuters.com/)では,
「駐在員が最も恋に落ちやすい国はドイツ」というタイトルで,12月19日に発信されています。
ドイツというと,「思想家と詩人の国」(Land der Dichter und Denker)というイメージが強いですが,
外国人駐在員に対して,極めて「人間的なあたたかさ」を発揮している国でもあるようです。
2009年1月14日 Das Thema dieses Jahres bei LA FOLLE JOURNÉE ist J. S. Bach.
ラ・フォル・ジュルネ2009の今年のテーマは,バッハ
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ユニークな音楽祭として知られる「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」は,今年も東京国際フォーラムでは,2009年5月3日(日)〜5月5日(火・祝),
丸の内周辺エリアでは,2009年4月28日(火)〜5月5日(火・祝)で開催されますが,今年のテーマは,「バッハが時空を越えて帰ってくる」です。
もちろん,バッハとは,Johann Sebastian Bach(1685-1750),(linked:de.wikipedia.org) のこと。この「熱狂の日」音楽祭,普通のコンサートとは違って,短い時間でたくさんの音楽を聞けますが,
それなりに計画しないとうまく思ったようになりません。3月15日,チケット一般販売開始のようなので,関心のある方は,前もって
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2009で調べておくとよいでしょう。
2009年1月10日 Ausstellung in Bunkamura, Meisterstücke von Kunstsammlung Nordrhein-Westfalen, 02.01.09 bis 22.03.09.
絵画展「20世紀のはじまり ピカソとクレーの生きた時代」,Bunkamura ザ・ミュージアム(1/2-3/22)
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渋谷 Bunkamura ザ・ミュージアム では,1月2日(金)〜3月22日(日)
の予定で絵画展「20世紀のはじまり ピカソとクレーの生きた時代」を開催しています。
ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館(Kunstsammlung Nordrhein-Westfalen)
が改修工事のため休館する機に,同美術館の所有するピカソ,クレーの名作を中心に展示されます。さらにミロ、マティス、シャガール、
マグリット、エルンスト,マックス・ベックマン,フランツ・マルク、オスカー・シュレンマーなど厳選された23作家の作品が見られます。
20世紀前半の魅力的な美術の世界をのぞいてみませんか。
会期:2009年1月2日(金)−3月22日(日) 開催期間中無休
開館時間:10:00−19:00(入館は18:30まで),毎週金・土曜日21:00まで(入館は20:30まで)
入場料:一般 1400円、大学・高校生 1000円、中・小学生 700円
主催:Bunkamura、TBS、東京新聞
後援:ドイツ大使館、日本パウル・クレー協会、TBSラジオ、J-WAVE
協賛:アイシン・エィ・ダブリュ、大日本印刷
2009年1月6,7日 Der VfL Wolfsburg holt den japanischen Nationalstürmer Yoshito Okubo.
ブンデスリーガのヴォルフスブルクが,フォワードの大久保獲得
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日本代表FW大久保嘉人(26)がブンデスリーガ(Bundesliga)
のヴォルフスブルク(VfL Wolfsburg)へ移籍しました。
イメージ・カラーの緑のユニフォーム,背番号8とともに,チームのホームページを飾ったニュースとなっています
(VfL Wolfsburg: Magath und Okubo: Gut Ding will Weile haben)。
ヴォルフスブルク(Wolfsburg)という町は,ハノーファ(Hannover)
の東,およそ70km 離れたところにあり,
フォルクスヴァーゲン(Volkswagen)製造のために建設された自動車工業都市として知られています。
Wolfsburg という地名は,「オオカミの城塞」という意味なので,チームのメンバーは,「オオカミたち」
Wölfe と呼ばれています。大久保の「オオカミ」の一員としての活躍に期待したいものです。
ブンデスリーガの様子は,ドイツのサッカー誌 kicker でもチェックできます。
MFの長谷部との連携と,大久保がチームメイトとのコミュニケーションのためにドイツ語を勉強中であるというところにも注目です!
2009年1月2日 Das Österreich-Japan Jahr 2009 startet.
日本オーストリア交流年2009がスタート
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2009年は日本とオーストリア(Österreich)の外交交流が始まって140年目にあたります。
オーストリアは,漢字で書くと「墺太利」,ですから略して「日墺修交140年」と呼ばれます。
すでに,日本オーストリア交流年2009(公式ページ)
も立ち上がっています。今年は,さまざまなイベントが開催される予定ですので,楽しみな一年になりそうです。
オーストリア政府観光協会も忘れずにチェックしておきましょう。
2008年12月31日 Tetsuro Ban dirigiert „Die Fledermaus“ in der Volksoper Wien am 31. Dez. 2008 und 1. Jän.2009.
阪 哲朗,ウィーン・フォルクスオーパーで,「こうもり」を指揮(12/31,1/1)
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ウィーン・フォルクスオーパー(Volksoper Wien)で,大晦日と元日の両日,
日本人の指揮者,阪 哲朗(ばん・てつろう)がヨハン・シュトラウス(Johann Strauß)
のオペレッタ(Operette),「こうもり」(Die Fledermaus)を指揮します。
すでに,12月18日に一度,指揮していますが,日本人指揮者が年末年始に「こうもり」を指揮するというのは,画期的です。
大晦日は,13:30-16:45 と 19:00-22:15 の2回,元旦は,19:00-22:15 に指揮をする予定。
今からウィーンに飛ぶのは無理でも,テレビで見られるといいですね。
梶本音楽事務所 のサイトには,
阪 哲朗ウィーン・フォルクスオーパー出演(梶本音楽事務所) のニュースとともに,阪 哲朗氏のコメントが載っています。
2008年12月28日 „The Old Bunch“ von Paradiesgruppe, am 08.02.2009 bis 15.02.2009.
パラダイス一座「続続オールド・バンチ」,2009年2月8日から2月15日まで
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日本演劇界の注目の熟年人気劇団「パラダイス一座」の最終講演「続続オールド・バンチ〜カルメン戦場に帰る〜」のお知らせが届いています。
期日は,2009年2月8日から2月15日まで,会場は,下北沢本多劇場です。
作/山元清多,演出/流山児祥,音楽/林光,美術/妹尾河童,出演:戌井市郎・瓜生正美・岩淵達治・
中村哮夫・本多一夫・肝付兼太・ふじたあさや・二瓶鮫一/大路恵美・藤井びん・町田マリー(毛皮族)・
谷宗和・坂井香奈美・石井澄・阿萬由美 ほか
詳細は,流山児★事務所(りゅうざんじ じむしょ) をご覧下さい。
2008年12月22日 Die Digital Concert Hall der Berliner Philharmoniker eröffnet, ab dem 18. Dezember 2008.
ベルリンフィルのデジタルコンサートホールがオープン、2008年12月18日より
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2008年12月18日に、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(Die Berliner Philharmoniker)
の公式サイトに、デジタルコンサートホールがオープンしました。年間約30回の定期演奏会を生中継(live)あるいは、
オンデマンドで全世界に配信してくれます。 東京新聞12月18日夕刊の伝えるところによれば、「「シーズン券」は149ユーロ(約1万9千円)。
9月から翌年夏まで一シーズンの演奏会の生中継のほか、シーズン中に演奏された過去分を何度でも視聴できる。今シーズンは既に始まっているため89ユーロ。一回分だけは9.90ユーロ。」とのこと。
詳しくは、Die Berliner Philharmonikerの、タイトルストーリー
Überall und jederzeit:
Die Digital Concert Hall der Berliner Philharmoniker öffnet ihre virtuellen Pforten
をご覧下さい。もちろん、コンサートは自分で出かけて楽しむのが一番ですが、家にいながら、ベルリンフィルコンサートを楽しむ、
というオプションが増えたということです。さて、どうしましょう?
2008年12月20日 Fotoausstellung von Paul Wolff, Ihei Kimura und Ken Domon, 02.12.2008 bis 24.12.2008
「パウル・ヴォルフ、木村伊兵衛、土門拳 --1930年代「ライカ写真」--」展、2008年12月24日まで
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Paul Wolff (1987-1951) は、ドイツの有名なカメラ Leica
と共に知られた写真家です。12月24日までと、残された時間は少ないですが、
日本カメラ博物館の隣の
JCIIフォトサロンで、
「パウル・ヴォルフ、木村伊兵衛、土門拳 ——1930年代「ライカ写真」——」展が開催されています。著明な日本の写真家である木村伊兵衛と土門拳の写真も見られます。
1930年代の白黒写真の迫力を是非ご堪能下さい。入館料無料です。
2008年12月13日 Wort des Jahres 2008 in Deutschland: 1. Finanzkrise, 2. verzockt, 3.Datenklau
ドイツの2008年、今年の言葉は、1位 Finanzkrise, 2位 verzockt, 3位 Datenklau
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日本では、12月12日に今年を象徴する漢字として「変」が選ばれましたが、ドイツでは、
2008年の今年の言葉(Wort des Jahres が、
Gesellschaft für deutsche Sprache(ドイツ語協会)
から、12月10日に発表されました。1位から10位までを簡単に紹介しておきます。
1. Finanzkrise -- 「金融危機」、2. verzockt -- <悪い結果になると知りながら賭けをした>、3. Datenklau -- 「データ窃盗」、4. hessische Verhältnisse -- <ヘッセンの状況>、5. Umweltzone -- <環境ゾーン>、6. multipolare Welt -- 「多極化した世界」、7. Nacktscanner -- <はだかスキャナー>、8. Rettungsschirm -- <救助傘>、
9. Bildungsfrühling -- <教育の春>、10. Yes, we can -- (ご存じ、オバマ氏の言葉)
<>でくくった言葉には、日本では知られていない背景がありますので、詳細は、
Gesellschaft für deutsche Sprache
の Pressemitteilungen(11.12.08) の説明をご覧下さい。
2008年12月11日 Ab 27.12.2008 „Auf der anderen Seite“ in japanischen Kinos
『そして、私たちは愛に帰る』(Auf der anderen Seite) 12月27日より公開
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2007年カンヌ最優秀脚本賞受賞作品、ファティ・アキン(Fatih Akin)監督作『そして、私たちは愛に帰る』
(Auf der anderen Seite)が、
2008年12月27日(土)よりシネスイッチ銀座などでロードショー開始です。
すでに、同映画が4月25日にドイツ映画賞を受賞したニュース(2008年4月30日)を紹介していますが、
いよいよ日本公開です。公式ページは、『そして、私たちは愛に帰る』
です。ドイツとトルコを舞台にしたこの映画は、3組の親子の人生模様が現代の社会背景の中で描かれた作品です。
年末年始の映画として、おすすめです。
2008年12月8日 „Die Heimkehr“ von Bernhard Schlink ins Japanische übersetzt
ベルンハルト・シュリンクの Die Heimkehr の翻訳『帰郷者』が出版される
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ベルンハルト・シュリンク(Schlink,Bernhard)(linked to:de.wikipedia.org) の『朗読者』(Der Vorleser)以来の長編小説、Die Heimkehr の日本語訳が出版されました(2008年11月28日)。
日本語のタイトルは、『帰郷者』、新潮クレスト・ブックス の単行本、翻訳者は、
松永 美穂です。オリジナルのドイツ語版は、Diogenes Verlag から、
2006年に発売されています(€ 9.90)。ドイツ語と日本語を併せて、この年末年始に読んでみるのはいかがでしょうか。
ちなみに、『朗読者』は、2009年には、映画化されて公開される予定です。
2008年12月4日 Diskussion über Literaturpreise in Deutschland und Japan, am 11.12.2008 im Goethe Institut
ディスカッション「ドイツと日本の文学賞」、12月11日、ドイツ文化センターにて
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「ドイツと日本の文学賞」に関するディスカッションが、
2008年12月11日(木) 18時〜20時に、ドイツ文化センター・ホール(1F)で開かれます(日独同時通訳付き)。
文学賞というと、日本では、芥川賞や直木賞が有名ですが、ドイツでは、2005年に、「ドイツ書籍賞」
(Deutscher Buchpreis)が
設立されています。「ドイツ語圏の作家や書籍にドイツの国境を越えた関心を呼び起こす」ことを目指したものです。
今回は、「ドイツ書籍賞」の2008審査委員クリストフ・バートマン
(Christoph Bartmann)博士と文藝春秋文藝振興事業局長の関根徹氏が参加し、
議論が展開されます。参加希望者は、
ドイツと日本の文学賞(ドイツ文化センター)
にある連絡先にメールで申し込みをして下さい。
2008年11月28日 Weihnachtsparty an der Gakushuin am 16.12.2008
学習院大学における或る「クリスマス会」
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ドイツクラブのOB, OGが中心となって以下の予定で「クリスマス会」が開かれます。ドイツクラブのみなさんはもちろん、
関心のある現役学部生、院生、ドイツ語圏関係者の方を歓迎します。
参加希望者は、保阪良子までメール、あるいは口頭でご連絡をお願いします。
日時:12月16日(火) 17時30分〜20時30分
場所:学習院創立百周年記念会館・第2談話室
会費:未定(4,000円程度)
食事:手料理、各種ドイツ・パン、オーストリア直輸入の本場のシュトレン
お願い:皆様からのワインのご寄付をお願いいたします。
2008年11月26日 „Winterreise“ von Maki Orita, am 14.12.2008 im Bremenhaus
折田真樹による「冬の旅」、2008年12月14日、ブレーメンハウスにて
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2008年12月14日(日)、ブレーメンハウスにて、
シューベルト(Franz Peter Schubert, 1797-1828)の「冬の旅」
(Winterreise(linked: de.wikipedia.org))
全曲が、バリトン歌手、折田真樹によって歌われます。
「冬の旅」と言えば、日本人になじみ深いあの「菩提樹」(Der Lindenbaum)
の入っている歌曲集です。折田真樹氏は、「冬の旅」の歌詞の言語学的な側面に着目し、
「『冬の旅』のメタファーと、西洋・東方・東洋の音曲芸術の形而上的差異と共通性 ― 詩の演奏、歌の演奏を通して ―」
という論文も発表されています。本格的な冬を前に、シューベルトの世界に入ってみるのはいかがでしょうか。
コンサートは、15時開演、全席自由 2800円です。主催は、ボランティア活動を支援するNPO法人
「飛翔28」です。チケットのお問い合わせは、
yoko_Atto_i28.jp(石川)、komiya_Atto_y3.dion.ne.jp(小宮)あるいは、yaguran_Atto_a5.ctktv.ne.jp(矢倉)
にお願いします。(_Atto_ は、@です)
2008年11月22日 „Moderne Deutsche Plakate 1890–1933“ in Utsunomiya-Museum(23.11.2008 bis 28.12.2008)
「ドイツ・ポスター 1890 - 1933」展、宇都宮美術館に(2008年11月23日〜12月28日)
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京都国立近代美術館、豊田市美術館と回り、話題を呼んだ「ドイツ・ポスター 1890 - 1933」展が、ついに関東地方にやってきます。
明日、11月23日からおよそ一ヶ月、宇都宮美術館 で開催されます。
展示されるポスターは、1890年から1933年までのポスター(Plakate)、雑誌、関連資料など約170点で、
ベルリンの美術図書館(Kunstbibliothek (Berlin))
や、ミュンヘンのDie Neue Sammlung
などから集められたものです。入場料は、一般700円、大学生・高校生500円、中学生・小学生300円です。
「広告宣伝のための画とテキスト」の融合した不思議な世界を覗いてみませんか。
宇都宮美術館 のサイトでは、割引券も配布しています。
2008年11月19日 Öffentliche Vorlesung an der Hosei Universität am 25.11.2008:Prof.Dr. Werner Wunderlich spricht zum Thema „St.Gallen - Ein Medienzentrum des Mittelalters und die Tradition seiner Buchkultur“
法政大学における公開講演会(11月25日):Werner Wunderlich教授『ザンクト・ガレン:中世ヨーロッパの情報発信拠点として「修道院付属図書館」所蔵文献がもたらしたもの』
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法政大学ヨーロッパ研究センター(チューリヒ)・ドイツ文化センター共催で、
公開講演会が11月25日(火)18:30-20:00に開かれます。
講師:Werner Wunderlich教授(ザンクト・ガレン大学(スイス連邦共和国)メディア研究所所長)
演題:『ザンクト・ガレン:中世ヨーロッパの情報発信拠点として「修道院付属図書館」所蔵文献がもたらしたもの』
場所:法政大学市ヶ谷キャンパス 九段校舎3階 遠隔講義室2
使用言語は、ドイツ語(日本語同時通訳付き)で、参加無料です。
ドイツ文化センターの紹介ページによれば、
「ユネスコ世界文化遺産に認定されているスイス最古のザンクト・ガレン修道院付属図書館には、
7世紀に書かれた聖書など膨大な数の貴重な書物が所蔵されていますが、
それらがヨーロッパの文化や歴史にどのような影響をもたらしたのかについて講演します。」とのことです。
St. Gallen(linked: Wikipedia)
に興味のある方、スイスやヨーロッパの歴史・文化に興味のある方、修道院や図書館に関して興味のある方などにお薦めです。
2008年11月17日 23. Workshop: Medien und Sprache, am 13. Dezember 2008
第23回メディアとことば研究会、2008年12月13日開催
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第23回メディアとことば研究会が、2008年12月13日(土)に以下の要領で開かれます。会員でない方も500円の参加費で参加できます(会員は無料)。関心のある方は、奮ってご参加下さい。いつものように、東京会場と関西会場を結んで同時進行で行われますので、近い方にご参加下さい。
日時:2008年12月13日(土)15時〜18時(自由参加の懇親会は、18時より)
<東京会場>
東洋大学 白山キャンパス ナレッジスクエア
<関西会場>
武庫川女子大学 日下記念マルチメディア館(通称MM館のMM-108)
15:10〜16:10 発表1 高橋圭子氏(発表40分+質疑応答20分)
タイトル:教科書というメディア −『源氏物語』から考える−
16:40〜17:40 発表2 増田祥子氏(発表40分+質疑応答20分)
タイトル:言葉遣いに関するマナー本にみる言語行動規範の変化
17:40〜18:00 全体ディスカッション、予告、お知らせ(20分)
発表要旨は、メディアとことば研究会のページをご参照下さい。
2008年11月15日 Vortrag von Prof. Dr. Stephan Elspaß am 26.11.2008: „Neue Perspektiven der historischen Linguistik“
2008年11月26日、Stephan Elspaß教授講演会「歴史言語学の新たな視点」
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学習院大学の客員研究員として来日する
Stephan Elspaß 教授(Augsburg大学)の講演会が、下記の要領にて開催されます。
Elspaß 教授は、とりわけ社会言語学的視点でのドイツ語史研究で知られる若手研究者です。
ご関心のおありの方は、ぜひご参加下さい(ご予約不要、参加費無料、講演での使用言語:ドイツ語)。
日時: 2008年11月26日(水)、午後6時〜7時30分
場所: 学習院大学 (JR目白駅下車徒歩1分) 北2号館6階、人文科学研究所会議室(キャンパス地図参照)
講演者: Prof. Dr. Stephan Elspaß
(Universität Augsburg教授、学習院大学客員研究員)
演題:
Neue Perspektiven der historischen Linguistik:
Das 19. Jahrhundert als Markstein der deutschen Sprachgeschichte
講演のドイツ語でのアブストラクトは、日本独文学会、Stephan Elspaß教授講演会 をご参照下さい。
2008年11月14日 Durs Grünbein liest aus seinem neuesten Buch „Lob des Taifuns - Reisetagebucher in Haikus“ (am 17.11.2008)
詩人ドゥルス・グリューンバイン氏の俳句による旅行記『颱風頌』朗読会
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2008年11月17日(月)午後6時半から9時までの予定で、
ドイツ文化センター図書館にて、
詩人ドゥルス・グリューンバイン(Durs Günbein)氏の朗読会が開かれます。
今回の朗読会は、2008年にInsel Verlag から出版された
„Lob des Taifuns - Reisetagebücher in Haikus“
(『颱風頌』)を対象とします。翻訳者である縄田雄二氏(中央大学教授)との対談も行われます。
詳しくは、 ドゥルス・グリューンバイン颱風頌
あるいは、 Durs Grünbein: Lob des Taifuns
をご覧下さい。参加には事前申し込みが必要です。
2008年11月11日 Die fünfte Jahreszeit ist da!
第5の季節、始まる!
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11 11 11 11 と数字が並ぶと何でしょう? Schnapszahl ではなく、
ドイツのカーニバル<第5の季節>(die fünfte Jahreszeit)
の始まりです。つまり、11月11日11時11分をもって、カーニバルの季節が始まるのです。
ドイツでのカーニバルの城塞ともいわれるマインツ(Mainz)の、カーニバルのサイト、
http://www.mainzer-fastnacht.de/
で、とりあえずその雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。
2008年11月10日 4. Versammlung von Abeitskreis für germanistische Linguistik, am 06.12.2008
復活「ドイツ言語理論研究会」第4回の集まり (2008/12/06)
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2008年12月6日(土)14時半から17時半の予定で、2007年12月に復活した
ドイツ言語理論研究会の第4回の集まりが開かれます。
ドイツ語関連の研究者だけでなく、ドイツ語に興味のある学部生、大学院生の積極的な参加も期待しています。
場所:東京大学駒場キャンパス 18号館4階コラボレーションルーム3
研究発表: 時田伊津子
三項動詞文にみられる情報構造 〜二重目的語構文の場合〜」
話題提供: 林エルケ
「アルファベットの正しい書き方とドイツ語学習」
読書報告: 藤井雄吾
Schirmunski, V.M. (1962): Deutsche Mundarten. Akademie-Verlag: Berlin.から
Teil I, Die deutsche Mundartforschung を中心に
2008年11月4日 Vortrag über Dolmetschen von Frau Beate von der Osten am 14.11.2008.
11月14日、Beate von der Osten氏による講演「日独通訳という仕事」
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日独協会 と
東京ドイツ文化センター
の共同開催で、在日ドイツ連邦共和国大使館 通訳・翻訳部長である
Beate von der Osten氏によるドイツ語圏文化セミナー
「日独通訳という仕事」が開催されます。通訳に関心のあるかたは、是非どうぞ。参加にあたっては、申し込みが必要です。
参加申し込みの詳細は、こちら
をご参照下さい。
日時: 2008年11月14日(金) 19:00~20:30
会場: ゲーテ・インスティトゥート 207号室 東京ドイツ文化センター内2階 (東京都港区赤坂7-5-56)
参加費: 日独協会会員・ゲーテ・インスティトゥート受講生 1,500円 一般 2,000円
2008年11月2日 GfdS-Zweigverein in Tokio im Oktober 2008 entstanden (Gakushuin Uni)
ドイツ語協会(GfdS)の東京支部、2008年10月に誕生(学習院大学)
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ドイツ語協会(Gesellschaft für deutsche Sprache)
の東京支部が2008年10月に学習院大学に設置されました。(日本を含めて)世界で28ヶ国に支部がある大きな組織ですが、
日本では初めて設置された支部です。
まだ会員数が少ないこの協会、入会することにより
協会誌であるDer Sprachdienst
を送付してもらえるだけではなく、無料でドイツ語に関する質問に答えてくれるサービス
(Sprachberatung) を受けられる等の特典があります。
入会方法、会費などは、上記のサイトでご確認下さい。
(日本語の名称として「学会」から「協会」へ変更しました。公式の書類では、「ドイツ語協会」を使っていることが確認されたためです。2008/11/18)
2008年10月30日 Ab 15. Nov. 2008 „TRIP TO ASIA: Die Suche nach dem Einklang“ in Kino in Japan
「ベルリン・フィル 最高のハーモニーを求めて」が、11月15日よりロードショー開始
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「ベルリン・フィル 最高のハーモニーを求めて」
というドキュメンタリー映画が11月15日より渋谷・ユーロスペース
などから全国順次ロードショーに入ります。ベルリンフィル創立125周年記念として作られたこの作品は、
2008年ベルリン国際映画祭特別招待作品でもあります。以下は、公式ページからのキャッチフレーズの引用です。
「最強のオーケストラであり続けるということ...この中に演奏家たちの喜びと苦悩のすべてがある。」
「128名の楽団員、10000kgを越える楽器。アジア6大都市をめぐるコンサートツアー3週間をカメラが追う。
伝統を引き継ぎ、常に挑戦を続ける音楽家たちの素顔が見えてくる。」
なお、ドイツ語の公式サイトは、TRIP TO ASIA: Die Suche nach dem Einklang.
で、ベルリン・フィルの公式サイトは、
Berliner Philharmonikerです。
迫力のある舞台裏、最高の完成度を求めて努力する音楽家達の素顔の一部を見ることができます。指揮は、Sir Simon Rattle。
2008年10月27日 Eiswein in Krise wegen Erderwärmung?
アイスワイン(Eiswein)が、地球温暖化で消える?
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アイスワイン(Eiswein)は、自然環境の中で、
氷点下7〜8度以下で凍った完熟のブドウから作られる香り豊かな甘いワインとして知られています。
ドイツはその産地として有名ですが、10月26日の朝日新聞には、「独フライブルク 消えたアイスワイン」
という記事が掲載されていました。実は、数年前から温暖化の影響で、ドイツではアイスワインが作れなくなった地域があるとの報道がされています。
この記事で取りあげられているのは、ザクセン州(Sachsen)にある
Freiburgで、ライプツィヒ(Leipzig)の東、
ドレスデン(Dresden)の南に位置する町です。大学町として有名な、
フライブルク(Freiburg im Breisgau)ではありません(念のため)。
気候に左右されやすいワイン用の葡萄栽培は、温暖化の影響で、世界的に影響を受けているようです。ドイツ産のアイスワイン、
どうやらますます希少価値が高まってしまいそうです。
2008年10月24日 51. Tateshina-Symposion zum Thema „Hybridität – ein „alternatives“ Kulturprinzip?“: Anmeldeschluss auf den 31.Oktober verschoben
第51回文化ゼミナール「ハイブリッド性ー『オルタナティブな』文化原理か?」、参加申し込み10月31日まで延長
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第51回文化ゼミナール(2009年3月22日から28日に開催)は、一度は10月14日に参加者の募集を締め切りましたが、
日本人参加者にまだ若干名の余裕があるそうです。募集が10月31日まで延長されましたので、
関心のある方は、第51回文化ゼミナール
をご覧の上、お申し込み下さい。あとおよそ一週間です。
2008年10月21日 39. Amano-Pokal deutscher Redewettbewerb, Anmeldung bis 31. Oktober
第39回天野杯ドイツ語弁論大会、申し込みは10月31日まで
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例年行なわれているドイツ語のスピーチコンテストの締め切りが近づいています。
これまで培ってきたドイツ語力を、この機会に試してみてはいかがでしょうか?
日時: 2008年12月6日(土) 午後12時30分〜
場所: 獨協大学 35周年記念館内 2階 小講堂
第1部【D.U.K.杯】 制限時間3分以内に指定テキストによる暗唱を1名で行う。
第2部【獨協大学学長杯】 2人1組で指定テキストを暗唱、演劇調に披露する。
第3部【天野杯】 「Kultur (文化)」「Arbeit(労働)」「Umweltfrage(環境問題)」
から1つのテーマを選び、オリジナルのドイツ語テキストを1名で5分程度で発表する。発表後は審査員からのドイツ語での質問がある。
参加資格:大学生、大学院生(ただしドイツ語を母語としない学生)
参加規定:
「第1部」ドイツ語学習歴2年以内、ドイツ語圏滞在歴半年以内。
「第2部」ドイツ語学習歴4年以内、ドイツ語圏滞在歴1年以内。
「第3部」ドイツ滞在歴を問わず、ドイツ語学習歴上限なし。
申込締切: 10月31日(金)消印有効
詳細・参加応募用紙は獨協大学ドイツ語会話研究会ホームページを参照。
2008年10月18日 Zwei Forschungsberichte aus der Gesellschaft für Germanistik an der Gakushuin, am 18.10.2008
本日(2008年10月18日(土))、学習院大学ドイツ文学会秋季研究発表会開催
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すでに、学習院大学ドイツ文学会 のページで予告していましたように、
本日(2008年10月18日(土))学習院大学ドイツ文学会は、総会並びに、研究発表会を開催します。
研究発表会は、どなたでも参加でき、13時30分から開催されます。
以下に日時と場所、発表に関しての情報を再録します。
日時 2008年10月18日(土) (総会13:00〜) 13:30〜
場所 学習院大学 西2号館 405教室
プログラム
仲内めぐみ (博士前期課程1年)
「EUと多言語主義」
牛山さおり (博士後期課程1年)
「ドイツ語を母語とする幼児の心態詞獲得に関する研究」
2008年10月16日 „Die Herbstzeitlosen“ bald im Kino in Japan (ab 18.10.2008)
「マルタのやさしい刺繍」(スイス映画)まもなく日本で上映開始(10月18日より)
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2006年、スイスで大ヒットした映画「マルタのやさしい刺繍」(Die Herbstzeitlosen)
が10月18日からシネスイッチ銀座などでロードショー開始。日本の公式サイトは、
マルタのやさしい刺繍、ドイツ語のサイトは、
Die Herbstzeitlose があります。
80歳のマルタ(Marta)が、
自分の夢だったランジェリーショップ(Dessous-Boutique)を開くという夢を
実現させようとするお話ですが、そのバイタリティに圧倒されてしまいそうになる「暖かな」映画のようです。
「大阪ヨーロッパ映画祭2007年」では、「遅咲きの乙女たち(仮題)」として紹介されたこの映画。
原題のドイツ語Die Herbstzeitlosenは、「イヌサフラン」という植物の名前です(複数形)。
この花は、「秋に花を咲かせる」ところから、「大阪ヨーロッパ映画祭2007年」では、上記のような題名がつけられたものと思われます。
元気なお年よりの姿を見て、あなたも元気を注入してみませんか? もちろん、原語はドイツ語です。
2008年10月14日 Deutsches Filmfestival in Tokio -- Horizonte 2008, 31. Oktober bis 3. November 2008
ドイツ映画祭2008, 10月31日から11月3日まで
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「ドイツ映画祭2008」がまもなく開催されます。2008年10月31日〜11月3日(月・祝)の期間、
場所は、新宿バルト9です。すでに公式サイト
http://www.germanfilmfest.jp/が開設されています
ので、詳細はそちらをご覧下さい。ちらしのPDFもダウンロードできます。「HANAMI」、「クララ・シューマンの愛」、
「耳のないウサギ」、「ウェイブ -- あるクラスの暴走」など、見てみたい映画が目白押しです。
2008年10月11日 Workshop von Arbeitskreis für Deutsche Grammatik findet am 13. Oktober statt.
ドイツ文法理論研究会の例会が10月13日(祝・月)に開催されます
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ドイツ文法理論研究会では、10月13日(祝・月)に以下の要領で研究会を開催します。
会員でない方も参加できます。奮ってご参加下さい。
日時:2008年10月13日(祝・月)13時30分〜16時
会場:岡山大学法文経 講義棟2階24番講義室
岡山大学交通アクセスをご参照下さい。
プログラム:
(1) 13:30~15:00 講演
金水 敏
(大阪大学大学院文学研究科教授)(SKの役割語研究所)
「役割語研究の新展開」
(2) 15:10〜16:00 研究発表 細川裕史(学習院大学・日本学術振興会特別研究員 - PD)
「『話ことばらしさ』の再現と模倣 ー ドイツ語における「『役割語』を探して」
発表のアブストラクトなど、詳細に関しては、ドイツ文法理論研究会をご覧下さい。
2008年10月10日 Konzert am 11. Oktober 2008 in Tsukuba: Philharmonisches Bläserquintett Berlin
10月11日、ベルリン木管五重奏団コンサート(つくば市)
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今週の土曜日の予定は決まりましたか? もしまだ未定なら、つくば市のノバホールで開かれる「ベルリン木管五重奏団コンサート」
などいかがでしょう。つくばコンサート
主催で、当日券があります。学生券は、1000円!秋葉原からつくばエクスプレスで45分、午後3時からのコンサートです。
2008年10月7日 Die japanische Germanistentagung findet am 12. u. 13. Oktober 2008 in Okayama statt.
2008年秋の日本独文学会は岡山大学で10月12日、13日に開催されます
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2008年秋の日本独文学会研究発表会が10月12日、13日と近づいて来ました。
今回は岡山大学で行なわれますが、要旨をご覧になりたい方は、
秋季研究発表会のご案内の下の「日本独文学会2008年秋季研究発表会研究発表要旨 (2008-09-27 00:00:01)」
をクリックしてPDFファイルをダウンロードして下さい。
なお、今回は、
日本独文学会秋季研究発表会プログラムにあるように、学習院大学からは、Thomas Pekar、高田博行、渡辺学、
岡本順治の発表があります。院生では、福田緑、学審PD研究員(学習院大学大学院出身)細川裕史、が発表します。
2008年10月6日 Vortrag von Prof. Shimada (Universität Düsseldorf) am 8. Okt. 2008 an der Rikkyo Uni.
島田信吾教授(デュッセルドルフ大学教授)による講演会(2008年10月8日、立教大学)
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島田信吾教授(デュッセルドルフ大学教授)による講演会が以下の要領で立教大学で行なわれます。
受講料不要、事前申し込み不要です。
タイトル:『翻訳と文化アイデンティティ』
日時:10月8日(水)18:00〜20:00
場所:池袋キャンパス10号館X304教室
主催:立教大学異文化コミュニケーション学部
詳細は島田信吾教授による講演会をご覧ください。
2008年10月1日 Das Internationale Jahr der Kartoffel und wie ist es mit „Linda“ jetzt?
2008年は「国際じゃがいも年」、そして「リンダ」はどうなった?
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2008年は、国連によって「国際じゃがいも年」
(The International Year of the Potato)とされています。
ご存じでしたか?「じゃがいも」(Kartoffel, Erdapfel)と言えば、ドイツは有名ですが、
その(1000種類を越える)種類の多さでも知られています。ドイツのじゃがいもには、なぜか女性の名前が多くついています。その中でも、
評判の高い Linda が数年前からマスコミを賑わせています。
ドイツ連邦品種局(Bundessortenamt)
に1974年に登録された「リンダ」ですが、その品種保護権を所有しているのがユーロプラント
(Europlant)社で、
2004年に品種登録が切れ、以後は誰でも自由に栽培できるようになるはずでした。しかし、ユーロプラント社は、
有効期限の切れる直前に品種登録を取り下げ、業務用に栽培できない状況になりました。それに対して、さまざまな団体から、
「リンダをなくすな」という運動が始まり、法廷でも争われています。今泉みね子「クルマのない生活」2008(白水社)
に日本語でこれまでの経過説明があります。
また、
http://de.wikipedia.org/wiki/Linda_(Kartoffel)
にも解説があります(もちろん、
日本語や英語版のWikipediaには解説はありません)。さて、 「リンダ」は今後どうなるのでしょうか?
2008年9月26日 Vortrag von Prof. Dr. Peter Schlobinski, am 1. Oktober 2008, an der Gakushuin Uni.
ペーター・シュロビンスキー教授の講演会、2008年10月1日(水)、学習院大学にて
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ペーター シュロビンスキー教授(Prof. Dr. Peter Schlobinski)
(Leibnitz Universität Hannover<ハノーファ大学>教授、
学習院大学客員研究員)による講演会が以下の要領で行なわれます。奮ってご参加下さい。
タイトル:„Sprache und computervermittelte Kommunikation: Neue Perspektiven“
(<ことば>と<コンピュータを介するコミュニケーション> そのあらたなパースペクティヴ)(ドイツ語による。日本語要旨配布予定。)
日時:2008年10月1日(水)午後4時30分〜午後6時ごろ
場所:北2号館6階人文科学研究所会議室
主催:学習院大学人文科学研究所
講演の詳細は、schlobinski-vortrag.pdf をご参照下さい。
2008年9月24日 Die Dokken-Prüfung (Diplom Deutsch in Japan) im Herbst 2008, Anmeldetermin bis 10. Oktober.
独検2008年秋、締め切り迫る(10月10日まで)
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2つの級が新設され(準1級、5級)、併願受験(割引制度あり)が可能になった秋の独検は、全級一次試験 2008年11月23日(祝)
が試験日ですが、申し込み締め切りは、10月10日(金)消印有効です。
書店・生協での払込は10月9日(木)まで。 申し込み書は、多くの書店にも置いてあります。
おとくな併願受験や、各級の難易度に関しては、
ドイツ語技能検定試験(独検) サイトをご参照下さい。
2008年9月21日 Am 20. September 2008 beginnt das 175. Münchner Oktoberfest.
9月20日、第175回オクトーバーフェストがミュンヘンで始まる
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2008年9月20日(土)、ミュンヘン(München)
のオクトーバーフェスト(Oktoberfest)が始まりました。
今回で、第175回を向かえるミュンヘンでのこの世界最大級の民族祭は、10月5日まで(16日間)。
地元バイエルン(Bayern)の方言では、
オクトーバーフェストのことをWiesn と言います。
1810年10月17日に始まったこのお祭り、今年は果たしてどんな様子なのでしょうか。
Web上では、 http://www.oktoberfest.de/ をはじめとして、
http://www.oktoberfest2008.de/、
http://www.oktoberfest2008.com/
など、今まで以上に充実したサイトが開設されています。ドイツ語でいろいろな情報収集をするチャンスです。
2008年9月18日 Tagung von „Gesellschaft für Deutsche Datenverarbeitung in Japan“ am 28.09.2008 an der Gakushuin Uni.
9月28日、日本ドイツ語情報処理学会の総会・研究発表会学習院大学にて開催
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来る 2008年9月28日(日)13:30〜16:30に、日本ドイツ語情報処理学会の総会・
研究発表会が学習院大学北2号館10階大会議室で開かれます。
13時30分〜 [講演]:荻野綱男(日本大学)
「www を使ったコーパス研究の現在と、その問題点—日本語研究の観点から」
14時45分〜 [研究発表]:伊藤直子(筑波大学大学院)
「GToBI (German Tones and Break Indices)を利用したプロソディー記述」
15時45分〜 2008年度総会
より詳しくは、日本ドイツ語情報処理学会 の新着情報をご覧下さい。
2008年7月23日 3. Versammlung von Abeitskreis für germanistische Linguistik, am 26.07.2008
復活「ドイツ言語理論研究会」第3回の集まり (2008/7/26)
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2008年7月26日(土)14時半から17時半の予定で、2007年12月に復活した
ドイツ言語理論研究会の第3回の集まりが開かれます。
言語研究に興味のあるドイツ語関係の大学院生の育成が1つの目的となっている会です。
修士課程、博士課程、あるいは、ポスドクの方の参加を歓迎します。 もちろん、
言語関係の研究者の方は、大歓迎です。場所:学習院大学 北2号館 3階 ドイツ語圏文化学科閲覧室(予定)
今回のプログラム
特別講演:樋口忠治(九州大学名誉教授)
『Thomas MannとGoetheのデータベース』 *特別講演は30分ほどを予定。
研究発表:島﨑 のぞみ(日本大学文理学部博士課程)
『モーラによる母語干渉−音韻構造の相違が知覚・発話音声に与える影響−』
読書報告:田中 愼(千葉大学)
Angelika Redder(2005) „Wortarten oder sprachliche Felder, Wortartenwechsel oder Feldtransposition?“
In: Clemens Knobloch & Burkhard Schaeder (Hrsg.)
Wortarten und Grammatikalisierung - Perspektiven in System und Erwerb. Berlin: Walter de Gruyter, 43-66.
2008年7月20日 Neue CD von Erika Herzog, „Erinnerungen an Japan“
エリカ・ヘルツォークの最新アルバム「日本の思ひ出」
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2008年7月11日の東京新聞に、ピアニストのエリカ・ヘルツォーク(Erika Herzog)
のインタビュー記事が載っていました。父親はドイツ人、母親は日本人で、長野県生まれ。
4歳からピアノを始め、10歳で渡独。「ヤマハ・ジュニアオリジナルコンサート(JOC)ドイツ代表。
ルクセンブルク市立音楽院を最年少の16歳で首席卒業。
ドイツ国立ワイマール・フランツ・リスト音楽院
(Hochschule für Musik Franz Liszt Weimar)
首席卒業。ザルツブルク国立モーツァルテウム音楽大学大学院
(Universität Mozarteum Salzburg)
で歌曲伴奏を学ぶ。2001年に日本へ戻り、国内外で演奏活動を続けている」
ピアニストです。一見、すばらしい経歴でうらやましくなりますが、大変な苦労をしてきた様子がインタビューからも分かります。
今回、欧米の作曲家が日本のメロディーに触発され、 19世紀初頭からの200年間に完成させたピアノ曲13作品を収録」
したCDアルバム「日本の思ひ出」を出しました。公式サイトは、
ヘルツォーク・エリカのホームページ
です。日本語とドイツ語を自在にあやつれる独自のアイデンティティーを持つピアニストとして、
現在注目されています。是非、聞いてみたいものです。
2008年7月13日(9/2修正) „Mein Führer - Die wirklich wahrste Wahrheit über Adolf Hitler“ , ab Sommer 2008 im Kino.
「わが教え子、ヒトラー」、2008年9月6日から上映
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ユダヤ人監督、Dani Levy による「わが教え子、ヒトラー」が、2008年9月6日から
上映されます。「善き人のためのソナタ」のウルリッヒ・ミューエ(Ulrich Mühe, 20.06.1953 - 22.07.2007)
がヒトラーの演説指導者を演じ、ヒトラー役は、Helge Schneider。
ドイツでは、2007年1月から封切られ、すでに DVD や本となって出版されています。ドイツ語のタイトルは、
Mein Führer - Die wirklich wahrste Wahrheit über Adolf Hitler
です。上記の日本語公式サイトによるとBunkamura でも、
公開されます。
2008年7月9日 Sommerheft von „Figaro voyage“: German Impressions 2008 (veröffentlicht am 20.06.2008)
「フィガロヴォヤージ夏号」 はドイツ特集(2008年6月20日発売)
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「フィガロヴォヤージ」
というとフランスから来た女性旅雑誌という印象がありますが、今年の夏の特集は、「ドイツ」です。
すでに6月20日に発売になっています(定価980円)。「ジャーマン・インプレッションズ」は、
ドイツ観光局とのコラボレーションで生まれました。
「キーワードは、『手作りとエコとウェルネス』。北はバルト海のリューゲン島から南はアルプス山脈のアルゴイ地方まで、
『やさしいドイツ』を求めて町から町へと訪れました。」(引用)ということで、夏に旅行を計画している人には、
特にお薦めです。もちろん、オールカラーですから、ただ写真を見ていても楽しい気分になれるかもしれません。
書店にない場合には、ドイツ観光局経由でも送付してもらえるようです。
2008年7月7日 Der G8-Gipfel 2008 am Toyako beginnt.
洞爺湖におけるG8、始まる
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2008年7月7日から3日間の予定で、G8 北海道洞爺湖サミット
が始まりました。当初の予想では、2050年までの温室ガス削減計画が主要議題と思われていましたが、
このところの原油価格急騰、食糧不足が深刻になり、Spiegel Online
やtagesschauの関連記事を読む限りでは、
Merkel首相は、食糧危機(Nahrungsmittelkrise)に関しての提案を準備しているようです。
さて、この3日間に何が決定されるでしょうか。G8 だけでなく、この期間に来日する他の発展途上国との会議結果も見逃せません。
2008年7月2日 Ausstellung von Kunsthistorischem Museum Wien: „European Still-Life Painting“ jetzt in Kokuritsu-Shin-Bijutsukan, Tokyo.
ウィーン美術史美術館所蔵作品による「静物画の秘密展」、国立新美術館で始まる
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今日(2008年7月2日(水))から9月15日(月・祝)までの間、東京の国立新美術館(港区六本木)で、
ウィーン美術史美術館(Kunsthistorisches Museum Wien)
所蔵の作品75点を元に「静物画の秘密展」が開かれます。<これらの「静物画」が、広くヨーロッパ各地に展開したその隠れた理由、
そしてさらに、個々の作品が秘めている深い意味内容を探る試み>というテーマのもとに、
集められた作品をじっくりと鑑賞してはいかがでしょうか。詳しくは、
特設ホームページウィーン美術史美術館所蔵|静物画の秘密展 をご覧下さい。
2008年6月29日 EM2008, Finale. Deutschland vs. Spanien, am 29.06.2008, 20:45 - (Wien)
EM2008決勝戦「ドイツ対スペイン」(2008年6月29日、現地時間20:45からウィーンにて)
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サッカーのヨーロッパ選手権(Europameisterschaft 2008, EM2008)の決勝「ドイツ対スペイン」は、
もうすぐキックオフ(Anpiff)。
日本時間、6月30日、朝3時45分(夏時間では、7時間の時差があります)、ウィーンのエルンスト・ハッペル・シュタディオン
(Ernst-Happel-Stadion) は、5万人弱の座席しかなかったものを、特設で5,3万人分に改装してあるそうです。
Michael Ballackが、ふくらはぎ(Wade)
をいためているので、欠場するという噂。続きは、http://de.euro2008.uefa.com/ でどうぞ。
2008年6月28日 Am 14. Juni 2008 feiert München seinen 850. Geburtstag.
2008年6月14日、ミュンヘン市は、建都 850年を祝う
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1158年というと、日本では後白河法皇による院政が始まった頃。1192年に鎌倉幕府が開かれたので、
それよりも、34年前。その頃、バイエルンとザクセンを統治していたハインリヒ12世は、
イザール川(die Isar)に橋をかけ、塩取引に重要な地としたことで、
神聖ローマ帝国の皇帝フリードリヒI 世(Friedrich I、
赤髭王(Barbarossa))に、市場を開く権利や貨幣の鋳造権、関税権など
を与えられたのが今のミュンヘンの始まりであると言われています。
今年の5月から9月まで、380もの記念の催し物が開かれます。
詳しくは、http://www.muenchen.de/
の、850jahre
ページをご覧下さい。近いところでは、7月19日〜20日に開かれる、
アルトシュタットリングフェスト
(Altstadtringfest)、
8月1日〜3日に開かれるイザール橋祭(das Isarbrückenfest)は、お薦めです。
2008年6月24日 Fußball EM 2008, Halbfinale, Anpfiff: 25.06.2008 - 20:45(Basel) Deutschland gegen Türkei
サッカーEuro 2008、いよいよセミファイナル、ドイツ対トルコ戦は、 現地時間6月25日
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サッカーのユーロ2008(Europameisterschaft 2008)はいよいよセミファイナルに突入です。
日本でもライブで見られますが、ゲバ評をネットで(ドイツ語で)チェックしておくと、楽しみが増します。
今回は、開催地がオーストリアとスイスですので、現地の情報を収集するには、ドイツ語が一番です。
例えば、http://www.fussballportal.de/ の
em-2008 のページなどはいかがでしょう。
ドイツ対トルコ戦は、 バーゼル(Basel) にて、
現地時間6月25日20:45にキックオフです。トルコは相当に強そうだ、という情報も。理由は?
2008年6月22日 13. Workshop von SPG−SocioPragmatica Germanica, an der Gakushuin Uni (am 17. Juli 2008)
「社会と行為から見たドイツ語」第13回研究会、学習院大学で開催(2008年7月19日)
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「社会と行為から見たドイツ語」研究会(SPG−SocioPragmatica Germanica)は、
第13回研究会を下記の要領にて開催します。関心のある方は、是非ご参加下さい。
日時: 2008年7月19日(土)、午後2:30 〜 6:00頃
場所: 学習院大学 (JR目白駅下車徒歩1分)
西2号館5階、505教室 キャンパス地図をご参照下さい
プログラム
2:30〜 林 明子 (中央大学)
会話のストラテジーについて考える
4:15〜 白井宏美 (関西学院大学非常勤講師)
チャット・コミュニケーションにおける日独間の相違とその要因
発表者のアブストラクトは、独文学会のサイト
でご確認を。
お問い合わせは、世話人まで
世話人: 高田博行(学習院大学) hiroyuki.takada _AT_ gakushuin.ac.jp
渡辺 学(学習院大学) manabu.watanabe _AT_ gakushuin.ac.jp
(_AT_は@マーク)
2008年6月20日 24. Tagung der Japanischen Gesellschaft für Deutschstudien, am 21. Juni (an der Tsukuba Uni)
日本ドイツ学会第24回大会が6月21日、筑波大で開催されます
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日本ドイツ学会 の第24回総合シンポジウムが、以下の要領で開催されます。
学会員ではない方も参加できます(参加費:500円)。
第24回 総会シンポジウム
「記憶と想起の空間 — ドイツにおける歴史意識のアクチュアリティ」
日 時:2008年6月21日(土) 10:00-17:45
会 場:筑波大学総合研究棟A(筑波大学アクセスマップ参照)
フォーラム
* 愛と欲望のナチズム —「健全な性生活」の罠 田野大輔(大阪経済大学)
* カール・フローレンツの日本研究とその系譜 —異文化賞賛に潜む支配の構図
* 辻 朋季(筑波大学大学院博士課程)
* 投壜通信からメディア公共圏へ —アドルノとクルーゲ 竹峰義和(明治大学他非常勤講師)
シンポジウム テーマ 「記憶と想起の空間 — ドイツにおける歴史意識のアクチュアリティ 」
1. ドイツ記念碑論争 1985-2008 松本 彰(新潟大学)
2. 記憶の公共空間に介入する現代アート 香川 檀(武蔵大学)
3. BAUHAUS、「閉鎖」後の —ナチス/アメリカ/東西ドイツ— 長田謙一(首都大学東京)
4. 《記憶論的転回》以後の歴史意識をめぐる試論 岩崎 稔(東京外国語大学)
より詳しくは、日本ドイツ学会 のサイトをご参照下さい。
2008年6月13日 21. Workshop: Medien und Sprache, am 21. Juni 2008
第21回「メディアとことば研究会」、6月21日に開催
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第21回「メディアとことば研究会」が来る6月21日(土)
15時〜18時半に東洋大学白山キャンパスと武庫川女子大学日下記念マルチメディア館で開かれます。
〈東京会場〉と〈関西会場〉をメディアで結んで同時進行で行なわれ、発表者とタイトルは、
以下のようになっています。
佐竹秀雄(武庫川女子大学言語文化研究所長)
「新聞における投書表現の分析 − 付録:ことば研究の方法と立場 −」
三宅和子(東洋大学文学部日本文学文化学科教授)
「メディアへの視線をどう研究に位置づけるか − 研究の射程と方法論をめぐって−」
プログラムの進行ならびにアブストラクトに関しては、
メディアとことば研究会のページをご参照下さい。
2008年6月12日 Internationales Symposium am 27. u. 28. Juni 2008: „Nationale und transnationale Diskurse: Japan und Asien -- Deutschland und Europa“
国際シンポジウム(6月27日、28日)「ナショナル・トランスナショナルをめぐる議論:
アジアにおける日本・ヨーロッパにおけるドイツ」
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ドイツ文化会館ホールで来る6月27日、28日に、国際シンポジウム(同時通訳付)が開かれます。
入場無料ですが、事前申し込みが必要です(Tel. 03 3584 3201, あるいは、info@tokyo.goethe.org)。
総合タイトル「ナショナル・トランスナショナルをめぐる議論:
アジアにおける日本・ヨーロッパにおけるドイツ」が示すように、現代社会を象徴する「ナショナルアイデンティティの高まり」
と「グローバル化」は、世界各国に大きな影響を与えています。これらの問題を総合的にドイツと日本の専門家が集まり議論します。
(主催:ドイツ文化センター、 OAG ドイツ東洋文化研究協会、コンラート・アデナウアー財団)
講演者およびパネリストは、以下のようになっています。
バッサム・ティビ(ゲッティンゲン大学・コーネル大学)
姜尚中 (東京大学)
姜誠 (ジャーナリスト)
エドガー・グランデ(ミュンヘン大学)
三島憲一(東京経済大学)
李恩政(ソウル大学・ハレ大学)
大貫敦子(学習院大学)
ゲープハルト・ヒールシャー(ジャーナリスト)
スヴェン・サーラ(東京大学)
トーマス・ペーカー(学習院大学)
マティアス・プファイファー(静岡県立大学)
トーマス・ヘンネ(フランクフルト大学・東京大学)
松本健一(麗澤大学)
ライノルト・オプヒュルス=カシマ (上智大学)
詳しくは、ドイツ文化センター(催し物カレンダー)
及び、そこからのリンク当日のプログラム(PDF) をご参照下さい。
2008年6月10日 Workshop von Arbeitskreis für Deutsche Grammatik findet am 15. Juni statt.
ドイツ文法理論研究会の例会が6月15日(日)に開催されます
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立教大学での2008年日本ドイツ文学会春期研究発表会
が間近になってきました。
ドイツ文法理論研究会では、6月15日(日)に以下の要領で研究会を開催します。
会員でない方も参加できます。奮ってご参加下さい。
日時:2008年6月15日(日)13時30分〜16時
会場:立教大学池袋キャンパス 10号館 X105教室
(1) 13:30~14:50 講演 泉 邦寿 (上智大学外国語学部フランス語学科教授)
「タイトルとは何か ー作品タイトルの意味作用ー」
(2) 14:50〜15:00 総会
(3) 15:00〜16:00 研究発表 西出 佳詩子 (中央大学大学院文学研究科独文学専攻)
「紙媒体と電子媒体の新聞記事での改行による段落構成について(仮題)」
発表のアブストラクトなど、詳細に関しては、ドイツ文法理論研究会をご覧下さい。
2008年6月5日 Wegen des Boykotts der Milchbauern in Deutschland werden Milchprodukte im Supermarkt knapp.
ドイツにおけるミルク生産者のボイコットで、スーパーマーケットの乳製品が不足
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ドイツにおけるミルク生産者のボイコットは、すでに5000万〜1億ユーロの損害を生んでいるとの試算が新聞に掲載されています
(Die Welt)(4. Juni 2008, 06:39 Uhr)。
乳畜保有者連盟(Bundesverband Deutscher Milchviehhalter e. V. (BDM)) は、
1リットルあたり43セントの買い取り価格を要求し(これまでは、25〜35セント)、酪農家に出荷ボイコットを呼かけ、近隣のヨーロッパ
諸国(オーストリア、スイス、ベルギー)の酪農家も支援している状況です。
日本でも、牛乳生産者が買い取り価格を引き上げて欲しいと、デモを行っていましたが、飼料代の高騰などから、
現在の買い取り価格のままでは、酪農を続けること自体が非常に困難な状況にあるようです。
消費者の立場から見ると、安い牛乳は大歓迎ですが、生産者が苦境に陥っているのに、
今のままの価格で据え置くべきではないでしょう。小売り業者が値上げをしぶっているのは、困ったことです。
BDM は、今回の件に関して、
http://www.bdm-milchlieferstopp/
というサイトを立ち上げて運動しています。「バター」がスーパーマーケットから消えている日本、牛乳(や卵)
の引き取り価格が上げられない日本も対岸の火事ではありません。事の推移を見守りたいものです。
Milch Boykott を検索語とすれば、ドイツ語の情報はたくさん見つかります。
2008年6月3日 30. interuniversitäres Seminar für deutsche u. japanische Kultur, unter dem Thema „Politische Dimensionen von Ergriffenheit und Begeisterung“
夏の第30回インターウニ、テーマは、<「感動」の政治学>
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第30回夏のインターウニゼミナール(ドイツ語ドイツ文化ゼミナール)のお知らせが届いています。
「インターウニ・ゼミナールは、ドイツ語やドイツ文学を専攻する学生たちだけでなく、
広くドイツ語圏の文化と社会に関心を持つ学生・教員たちが、
自分の専門の枠を超えてドイツ語で討論する機会を提供するゼミナールです。」(お知らせよりの抜粋)
日時:2007年8月2日(土)〜8月6日(水)
場所: 〒389-1303 長野県上水内郡信濃町野尻湖 ほとり荘
参加費: 39,000円 (4泊5日の宿泊・食事、テクストを含む。交通費は含みません。)
テーマ:「感動」の政治学 - Politische Dimensionen von Ergriffenheit und Begeisterung
講師(予定):相澤啓一(筑波大学)、Mechthild Duppel-Takayama (慶応大学)、
Bettina Gildenhard (同志社大学)、浜崎桂子 (立教大学)、Herrad Heselhaus (筑波大学)、
Harald Kleinschmidt(筑波大学)、斉藤渉(大阪大学) ほか
詳細は、 インターウニの2008年夏のページをご覧下さい。
2008年5月28日 Vortrag von Prof. Hijiya-Kirschnereit, am 3. Juni 2008 an der Gakushuin Uni.
2008年6月3日(火)ヒジヤ=キルシュネライト教授講演会
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来る6月3日(火)にベルリン自由大学(Freie Universität Berlin)
のヒジヤ=キルシュネライト教授
(Prof. Hijiya-Kirschnereit)による講演会が行われます。
講演は、日本語で行われます。ぜひ、ご参加下さい。
日時:2008年6月3日(火)16時30分〜
場所:学習院大学 西5号館 301教室
目白キャンパスマップ で大学・法人1の欄から検索して下さい。
テーマ:「文化比較の罠」
テーマに関する簡単な紹介:
「なぜ日本では、自分の文化をユニークと考えることが多いのでしょうか。逆になぜ欧米圏では、
日本を特別視したがる傾向があるのでしょうか。
このような異文化間のコミュニケーションが抱える問題を考えてみたいと思います。」
問い合わせ先:ドイツ語圏文化学科 大貫敦子(atsuko.onuki@学習院大学)
(メールアドレスの「@学習院大学」は、@gakushuin.ac.jp に置き換えて下さい。)
2008年5月26日 Einführung in den Film von Peter Voigt „Bertolt Brecht - Bild und Modell“, an der Waseda Uni (am 28.05.2008)
Peter Voigt によるBrecht の映画上映会(早稲田大学、 5/28)
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早稲田大学演劇博物館のグローバルCOEは、 4月から「ブレヒト連続セミナー」を行っています。
その一環として、5月28日(水)に、以下のDVD資料の上映を行われます。
Joachim Lucchesi客員教授による解説つきで、
逐次通訳もあります。
日時: 5月28日(水)16時半〜18時半
会場: 早稲田大学 26号館(大隈記念タワー) 地下多目的教室
上映DVD:Peter Voigt „Bertolt Brecht - Bild und Modell“ (80 Minuten)
会場は早稲田大学キャンパスマップをご参照下さい。
2008年5月23日 Hibiya Oktoberfest 2008, 23.05 bis 01.06.2008
日比谷オクトーバーフェスト、 5月23日(金)〜6月1日(日)まで
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「オクトーバーフェスト」と言うと、Oktoberfestなので「十月祭」というのが本来の意味です。
でも、実は、ミュンヘン(München)でも、9月から始まります。
http://www.oktoberfest.de/によると、今年2008年は、
9月20日から10月5日までです。
そして、なぜか日本では、さまざまな地域で、「オクトーバーフェスト」という名前を使ったお祭りが行われるようになりました(
松本、上越、仙台、清水、横浜、日比谷)。今回紹介するのは、日比谷オクトーバーフェスト
です。開催時間は、 11時〜21時(5/23のみ、17時〜21時)。場所は、日比谷公園噴水広場です。ドイツからは、「ミヒャエル&フレンズ」
というバンドが来日予定だそうです。詳しくは、上のリンクをたどって下さい。
2008年5月22日 Vortrag von T. Tanabe, Opersänger am 31.05.2008 an der Gakushuin Uni
田辺とおる氏による講演会(5月31日、学習院大学にて)
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学習院大学ドイツ文学会は、
ドイツ語圏文化学科、
身体表象文化学専攻、
学習院大学文学会と共催、豊島区後援で、以下要領で講演会(トークコンサート)を開催します。
講演・歌:田辺とおる氏
演題:歌の日独交流 〜オペラ歌手 田辺とおるの試み〜
日時:2008年5月31日(土) 13:00〜 (懇親会 15時〜)
場所:学習院大学 百周年記念会館 3階小講堂
入場無料
2008年5月18日 Vortrag von Herrn Yoichi Shimizu am 23. Mai, 2008, „München — Geschichte und Kultur“
清水陽一氏講演「München — ドイツ人に愛される街 その歴史と文化」(5/23)
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(財)日独協会(青壮年部) は、「ドイツ語圏文化セミナー」の一環として、
元ケルン日本文化会館館長、ミュンヘン総領事、ミュンヘンの
ゲーテインスティトゥート本部にて国際交流基金とのリエゾン・ディレクターをされていた清水陽一氏の講演会を開催します。
日 時: 5月23日(金)午後7時~8時30分(受付は午後6時30分から)
場所: (財)日独協会セミナールーム
住所: 千代田区麹町5-1 NK真和ビル9階
演題: 「München — ドイツ人に愛される街 その歴史と文化」
会費: 会員 1,500円 一般 2,000円
申し込みなど詳細については、ドイツ語圏文化セミナー12
のページをご覧下さい。
2008年5月13日 Vortrag von Prof. Tano über Göbbels und Reklamepsychologie, am 22.05.2008
2008年5月22日、田野大輔氏による講演「ゲッベルスの宣伝技術と広告心理学」迫る
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下記の要領で、講演会を行います。これは、ドイツ語圏文化学科の「言語・情報コースゼミナール(1)」
(テーマ:広告・政治宣伝の歴史と現在、担当 高田博行)の授業の一環で、ゲストスピーカーとしてお話
しをお願いしているものですが、上記ゼミナールの受講生でなくても、来聴大歓迎です。
演題: 「ゲッベルスの宣伝技術と広告心理学」
日時: 2008年5月22日(木)
午後2:40~4:10
場所: 西2号館 403教室
講師: 田野大輔先生(大阪経済大学准教授)
2008年5月10日 Anmeldungstermin zur Dokken-Prüfung im Frühling 2008 ist der 16. Mai.
2008年春の独検、締切日迫る(5月16日)
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2008年春のドイツ語検定試験(3、4級)の受験申し込み日が迫っています。
5月16日(金)消印有効で郵送するか、あるいは、書店・生協で払い込みまでするか(その場合は、5月15日(木)
が締切)どちらかです。
3級は「ドイツ語の初級文法全般にわたる知識を前提に,簡単な会話や文章が理解できる。
(ドイツ語授業を約120時間受講しているか,これと同じ程度の学習経験のある人)」、
4級は「ドイツ語の初歩的な文法規則を理解し,日常生活に必要な基本単語が運用できる。
(ドイツ語授業を約60時間受講しているか,これと同じ程度の学習経験のある人)」という基準です。
なお、すでに予告されているように、2008年秋から、準1級と5級が増設され、
2009年度春期試験より2級から5級の4つの級の受験が可能になります。
詳しくは、ドイツ語技能検定試験(独検) サイトの情報をご参照下さい。
2008年5月8日 Am 25.04.2008 ist in Japan ein Taschenbuch über Holocaust erschienen.
2008年4月25日、中公新書の「ホロコースト」発売される
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芝 健介著『ホロコースト:ナチスによるユダヤ人大量殺戮の全貌』が
中公新書(1943)で4月25日に発売になりました。
扉の言葉より一部引用「ヒトラーもナチ党幹部も、当初から大量殺戮を考えていたわけではなかった。
本書は、ナチスのユダヤ人政策が、戦争の進展によって『追放』からアウシュヴィッツ絶滅収容所に代表される巨大な『殺人工場』
に行き着く過程と、その惨劇の実態を描く。」
年表や参考文献も充実した良書です。ユダヤ人大量殺戮というショッキングな出来事は、一人の独裁者が決定して実行したというような
単純なものではありません。そのような悲惨な事態を招いた背景を知ることは、誤った短絡的知識を正す意味でも、また、
現代社会の危険性を理解する上でも重要なことです。
2008年5月5日 Laut einer DNA-Analyse gehört der Schädel in Weimar nicht Schiller
DNA鑑定の結果、ワイマールの頭蓋骨はシラーのものでないことが判明
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5月3日のdpaのニュースによると、2006年10月から始まったワイマール古典財団
(Klassik Stiftung Weimar)
と中部ドイツ放送(MDR)
によるプロジェクト Der Friedlich-Schiller-Code
のDNA鑑定の結果が発表されました。これまでドイツの文豪フリードリヒ・シラー(Friedlich Schiller, 1759 - 1805)
のものとして保存されていた、2つの頭蓋骨(Schädel)は両方とも「本物ではない」ことが判明したようです。
すでにさまざまなドイツ語圏の新聞に関連記事が出ていますが、MDR
のサイトでは、 詳細な Der Friedlich-Schiller-Code 動画報告が掲載されています。
お見逃しなく。
2008年4月30日 Gewinner der diesjährigen Verleihung des Deutschen Filmpreises ist „Auf der anderen Seite“ von Fatih Akin.
今年のドイツ映画賞は、Fatih Akin 監督の „Auf der anderen Seite“
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4月25日に発表された今年のドイツ映画賞は、ハンブルク(Hamburg)
生まれのトルコ系ドイツ人監督による作品„Auf der anderen Seite“
に贈られることになりました。2004年には、すでに、„Gegen die Wand“ で、
ベルリン映画祭で金熊賞(Goldener Bär) を取っている実力派です。
詳しくは、Deutsche Filmakademie
をご覧下さい。
2008年4月27日 &bdquo:Tollpatsch“ ist zum „besten eingewanderten Wort“ gekürt worden.
「Tollpatsch」が「最もすばらしい移民語」に選ばれる
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4月25日、ゲーテ・インスティテュート(Goethe-Institut)
とドイツ語協議会(Deutscher Sprachrat) が公募していた
「最もすばらしい移民語」(das beste eingewanderte Wort) は、
第1位にTollpatsch(不器用な人)
第2位にCurrywurst(カレー・ソーセージ)、
第3位に Engel(天使)を選んだことを発表しました。
Tollpatsch は(Tolpatsch
と綴ることもありますが)、もともとは、17世紀にハンガリー語のtalpas(扁平足の)
から来たそうで、この語は、「ハンガリーの歩兵」(ungarische Fußsoldaten)を表していたとか。
受賞した語は、その語そのものよりも、推薦理由が重視されているようです。
Tollpatschは、「はるばるハンガリーからドイツへやってきて靴底をすり減らしてしまい、
目的地についた時には、かつて扁平足で不器用な語だったものが、ただの不器用になっていた」とか、
Currywurst は、「理想的なカップル:極めてドイツ的な語と(タミール語の)カレーの幸せな結婚」、
Engel は、ギリシャから「微笑みながら国境と文化と時代を越えてきた」と推薦理由を説明しています。
歴史を越えて生き延びてきた「外来種」の言葉たち、他にもいろいろな「移民組」がいますが、 みなさんは何が好きですか?
2008年4月26日 Bauhaus-Dessau Ausstellung im Museum an der Tokyo Geijutsu Uni, 26.04. bis 21.07. 2008
「バウハウス・デッサウ展」,4月26日(土)〜7月21日(月) 東京藝術大学美術館にて
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世界の建築デザイン、あるいはデザイン一般に大きな影響を与えたバウハウス
(Bauhaus)。
バウハウスは1919年に、Walter Gropius (1883-1969) によってワイマール(Weimar) に設立された後、
デッサウ(Dessau)へ拠点を移しました。今回の展覧会では、
この時期のバウハウスに焦点をあてています。出品総数260点余りのうち241点はデッサウにて活動するバウハウス・デッサウ財団所蔵のコレクションで、
146点が日本初公開。
東京藝術大学美術館は、
東京都台東区上野公園にあります。
月曜日休館(ただし5月5日(月)、7月21日(月)は開館。5月7日(水)は閉館)、一般 1400円、高校生、大学生 800円、会館時間は午前10時〜午後5時です。
詳しくは、http://www.bauhaus-dessau.jp
をご参照下さい。
2008年4月21日 Taschenbuch über Weimarer Republik und Juden veröffentlicht
<ワイマール共和国とユダヤ人>に関する新書発売
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大澤武男著『ユダヤ人 最後の楽園:ワイマール共和国の光と影』講談社現代新書(1937)が発売になりました。
世界史では、理想の民主主義憲法を持ったとされるワイマール共和国が、ヒットラーの台頭を許してしまう背景には、
反ユダヤ感情があったと言われていますが、教科書的知識では分からないそのあたりの事情を手軽に知ることができます。
詳しくは、
講談社 Book 倶楽部(講談社現代新書)
をご覧下さい。
2008年4月19日 Artikel über Vormundschaft für Volljährige in Deutschland, Asahi-Zeitung am 16. u. 17.04.2008
ドイツの成年後見制度(朝日新聞2008年4月16日, 17日)
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朝日新聞に2日間に渡って「成年後見制度、ドイツでは」(論説委員:川名紀美)という記事がのりました。
あまり知られていない制度なので、介護問題に興味のある方は、参考にして下さい。
今回の記事は、ドイツでの取材に基づいているようですが、情報源がはっきりしません(例えば、
ドイツにおける「世話人」の数を23万人としていますが、この数字の出典は何か、また「世話人」とはドイツ語で何と言っているのか、など)。
この記事で取りあげられている「成年者世話法」というのは、
Gesetz zur Reform des Rechts der Vormundschaft und Pflegschaft für Volljährige (Betreuungsgesetz - BtG) のことです
(Betreuungsgesetz と短く呼ばれることもありますので、この語で検索することができます)。
若者が減って、お年寄りが増加する社会、という意味では、日本もドイツも同じような深刻な問題を抱えています。
「介護」関係のドイツの状況をまとめたhttp://www.pflege-deutschland.de/
というサイトもありますので、この方面の情報に関心のある方は、ぜひドイツ語で情報を得て下さい。
2008年4月8日 100 Jahre Herbert von Karajan und seine Jubiläumsveranstaltungen
2008年4月5日、指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンは生誕100年
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指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤン
(Herbert von Karajan (http://www.karajan.org/)(1908-1989))は、
今年で生誕100年を迎えます。そこで、世界各地でさまざまなコンサートや行事が行われています。
日本では、すでに4月6日から、サントリーホール
でカラヤン生誕100年記念
「サントリーホール カラヤン・フィルム・フェスティバル」
が行われていますし、同時に「カラヤン特別写真展示」も開催しています。
ユニヴァーサル・ミュージック(クラシック部門) や、
Deutsche Grammophonでは、
カラヤンの膨大な作品を特別仕立でリリースして行くようです。今年の8月15日には、ザルツブルク音楽祭
(Salzburger Festspiele)
でウィーンフィルがカラヤン生誕 100 年を祝うコンサートを行います。
カラヤン・ファンは、要注目の年です。
2008年4月7日 Merkel geht nicht zur Eröffnungsfeier bei Olympiade in China, warum?
メルケル首相、中国のオリンピックの開会式に出席せず。でもなぜ?
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3月28日に流れたニュースによると、メルケル首相(Bundeskanzlerin Angela Merkel)
とシュタインマイアー外相(Außenminister Frank-Walter Steinmeier)は、EU外相会議の際に、
北京で開かれるオリンピックの開会式に出席しないことを言明しました。JANJAN
<メディア>に投稿された竹森健夫氏による「ドイツマスコミスキャン〜チベット暴動と北京オリンピック」 (3/24,3/31)には、
チベット問題に対するドイツのマスコミ報道が手際よくまとめてありますが、基本的に、ドイツはこれまで首相がオリンピックの開会式
に出席しない慣例になっているようです。従って、これが特にドイツの北京オリンピックに対しての態度を象徴している訳ではありません。
ただし、中国国内の問題とはいえ、人権問題に対してはなんらかの形で抗議すべきであるとドイツ国内でも主張する人たちがいます。
IOCの会長ロゲ(Jacques Rogge)氏は、 4月5日にオリンピックは政治から中立であるべきだと主張しています。
さて、オリンピックの聖火リレー(der olympische Fackellauf)
が世界を駆け巡っている一方で、各地で抗議運動が起きている現在、みなさんはどう考えますか?
2008年4月3日 Das 36. Linguisten-Seminar der JGG, vom 5. bis 8. September in Hayama
日本独文学会第36回語学ゼミナール(9月5日から8日まで、葉山町にて開催)
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本年度の語学ゼミナールは、
Professor Dr. Angelika Redder
(Universität Hamburg)を迎え、以下の要領で行われます。
参加、並びに発表申し込みの期限は、6月15日(日)までです。定員40名ですので、参加・発表申し込みは早めにどうぞ。
1.総合テーマ „Grammatik und sprachliches Handeln“
2.招待講師 Professor Dr. Angelika Redder (Universität Hamburg)
3.期日 2008年9月5日(金)〜9月8日(月) 3泊4日
4.会場 IPC生産性国際交流センター
〒240-0115 神奈川県三浦郡葉山町湘南国際村
5.定員 40名
6.参加費 3万6千円(学生,非常勤講師の方には若干の旅費補助あり。学生参加費補助も検討中)
申し込み方や、その他の情報は、日本独文学会の
第36回語学ゼミナールのお知らせ をご参照下さい。
2008年3月27日 NHK Radio- und Fernsehprogramm Deutsch, ab April 2008
2008年4月からのNHKドイツ語講座(テレビ、ラジオ)の紹介
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すでに書店には、この4月からのNHKの語学番組テキストがうず高く積まれていますが、
ドイツ語番組の紹介をしておきましょう。
テレビ:「テレビでドイツ語」矢羽々崇 先生担当
放送時間:教育テレビ 木 午前0:00〜午前0:25 (水曜深夜)、教育テレビ 月 午前6:00〜午前6:25 再放送
コンテンツ:「ロマンチック街道自転車旅行」で学ぶふれあいの旅行会話。
4月号のテキストには、「長年ドイツでオーボエ奏者として活躍していた宮本文昭さんへのインタビュー、
最新スイス映画情報、児玉清さんによる話題のミステリー本紹介など」もあります。
ラジオ:「まいにちドイツ語」4〜9月 月・水・金 保阪良子先生担当、火・木 太田達也先生担当
放送時間:ラジオ第2 月・火・水・木・金 午前6:45〜午前7:00,
再放送:ラジオ第2 月・火・水・木・金 午後3:15〜午後3:30
コンテンツ:月・水・金:初めて学ぶ人の講座。日本人学生とドイツ人学生の交流を軸にしたストーリーで、ドイツ語の基礎とよく使う会話表現を学ぶ。
火・木:メール、手紙、告知広告、新聞記事などのドイツ語を学びながら、初〜中級の学習者が間違えやすい文法事項を学ぶ。
なお、NHK語学番組のテキストは、4月号が一番よく売れるので、早めに購入しましょう。
今では、NHK出版 でネット注文も可能です。
2008年3月21日 Da liegt der Osterhase im Pfeffer?
イースター・バニーがそこにいる?
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今年、2008年のイースター(Ostern)は、3月23日(日)です。
キリスト教間の移動祝日であるイースターは、3月22日から4月25日の間を移動しますが、「春分の日の後の最初の満月の後の日曜日」
という定義から決まります。今年は、2番目に早いイースターです。
ドイツ語圏のお店では、いろいろなイースター・バニー(Osterhase)
がお店の中を彩っています。今年は、こんな金ぴかのOsterhaseがやってきました。
色とりどりのイースターエッグ(Ostereier)
とともに、そろそろ春だな、と感じるこの頃です(今年はちょっと早すぎますが、そこが難しいところ)。
2008年3月11日 Vortrag von Prof. Dr. Peter Auer, an der Waseda (am 26.03.08) und Gakushuin Universität (am 27.03.08)
Peter Auer 教授講演会、3月26日早稲田大学、3月27日学習院大学
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学習院大学人文科学研究所共同プロジェクト「ドイツ語の話しことばに関する総合的研究」の一環として、
フライブルク大学(Universität Freiburg)のペーター・アウア教授
(Prof. Dr. Peter Auer)
が招待され、以下の要領で講演会が開催されます。
早稲田大学
演題: Rhythm and tempo as a contextualization cue in everyday conversation(講演言語:英語)
日時: 2008年3月26日(水) 17時から18時30分
場所:早稲田大学西早稲田キャンパス 8号館4階412室 (キャンパスマップ参照}
主催:早稲田大学「ことばの科学」プロジェクト研究所
学習院大学
14時〜15時45分:Code-switching: Kompetenz oder Inkompetenz?
16時15分〜18時:Elemente einer Theorie der Gesprochenen Syntax
場所:学習院大学 西5号館505室 (キャンパスマップ参照}
学習院大学人文科学研究所共同プロジェクトの一環として行われる講演会で、
講演言語はドイツ語です。なお、こちらの講演会に参加をご希望の方は、3月19日(水) までに、 プロジェクト代表者である高田博行氏まで、
事前にご連絡下さい。詳細はこちらをご覧下さい。
2008年3月8日 20. Kolloquium für Medien und Sprache, am 21. März 2008
第20回メディアとことば研究会(2008/3/21)
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第20回メディアとことば研究会が来る3月21日に、以下の要領で開かれます。奮ってご参加下さい。
日時:2008年3月21日(金)15時-18時
会場: 東京女子大学 9101番教室
発表者:濱口壽子(聖心女子大学 専任講師)
タイトル:Visual Persuasion(視覚的説得)の異文化研究
キーワード:Semiotics、レイアウト、新聞、広告、9.11
発表者:加藤恭子(東京経済大学大学院 コミュニケーション学研究科 博士後期課程)
タイトル:人はなぜブログを読むのか?知人ブログの閲覧行動?
キーワード:ブログ、インターネット、コミュニケーション
参加費:500円(会員は無料 ただし、会員年会費は普通会員2,000円 大学院生1000円)
発表の要旨など詳細は、ひつじ書房 の
新着情報をご参照下さい。
なお、3月22、23日に研究会会場と同様の東京女子大学に於いて
「社会言語科学会第21回大会」が同大学で開催されます。合わせて奮ってご参加ください。
2008年3月3日 Deutscher Theaterabend, an der Waseda Uni, am 4. März 2008
3月4日、早稲田大学「ドイツ語学生の会」によるドイツ語劇開催
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ぎりぎりの情報になってしまいましたが、3月4日(火)、早稲田大学「ドイツ語学生の会」によるドイツ語劇が上演されます。
時間:16時半より(16時開演)、終演後交流会の予定
場所:染谷記念国際会館(早稲田奉仕園隣り)〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2−3−4
演目:『山手線』(原作 森瑤子)、『Das Früstücksei』、
『Feierabend』(原作 Loriot)
学生劇ですが、笑いと不思議の3本立てということで、楽しめること請け合いです。ご都合のつく方は、是非どうぞ。
2008年2月29日 2. Versammlung von Abeitskreis für germanistische Linguistik, am 01.03.2008
復活「ドイツ言語理論研究会」第2回の集まり (2008/3/1)
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2008年3月1日(土)14時半から17時半の予定で、2007年12月に再生した
ドイツ言語理論研究会の第2回の集まりが開かれます。
言語研究に興味のあるドイツ語関係の大学院生の育成が1つの目的となっている会です。
修士課程、博士課程、あるいは、ポスドクの方の参加を歓迎します。 もちろん、
言語関係の研究者の方は、大歓迎です。
今回のプログラム
研究発表: 生駒 美喜(早稲田大学 Prosodische Eigenschaften der deutschen Modalpartikeln.(Hamburg大学博士論文をもとに)
読書報告: 宇佐美 千秋(学習院大学博士課程) Elsen, Hilke(2002) Neologismen in der Jugendsprache. In: Muttersprache 2/2002(Jahrgang 112), 136-154.
場所: 早稲田大学 西早稲田キャンパス8号館5階、501会議室
南門から入ってすぐ左手の背の高い新しい建物です。
早稲田大学キャンパスマップをご参照下さい。
2008年2月26日 „Die Fälscher“ von Stefan Ruzowitzky hat den OSCAR in der Kategorie „Bester fremdsprachiger Film“ gewonnen.
シュテファン・ルツォヴィツキー監督の 『ヒトラーの贋札』、 2008年アカデミー賞外国語映画賞受賞
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『ヒトラーの贋札』という日本語の名前がつけられたこの映画は、日本でもすでに1月19日からロードショウ中。ドイツ語では、
Die Fälscher というのは、fälschen(偽物を作る)という動詞の名詞化です。
「贋札」(がんさつ)というのはちょっと難しいことばですが「にせさつ」のこと。英語では、The Counterfeiters というタイトルになっています。
さて、オーストリアで初のオスカー外国語映画賞受賞作品となったこの作品、
シュテファン・ルツォヴィツキー(Stefan Ruzowitzky)監督によるもので、
第二次世界大戦下のナチスドイツが舞台。
実際に偽札作りの生き証人である Adolf Burger による
Des Teufels Werkstatt. Die Geldfälscherwerkstatt im KZ Sachsenhausen.、
<日本語訳は、アドルフ・ブルガー著『ヒトラーの贋札』(朝日新聞社、 2008)>にフィクションを加えて映画化した作品です。
ドイツ語の公式サイトは、 http://www.diefaelscher.de/ からたどり着くことができます。
シュテファン・ルツォヴィツキー監督(1961年、ウィーン生まれ)は、『アナトミー』でも話題をさらいました。 今回の作品に関しては、
オーストリアの映画紹介サイト http://filmnews.at/ が、
Interview mit Karl Markovics und Stefan Ruzowitzky
(主演俳優カール・マルコヴィクスとシュテファン・ルツォヴィツキー監督とのインタビュー)を掲載しています。
この作品に対しての2人の考え方などを知ることができます。
2008年2月22日 „Leben bis Männer“ von Thomas Brussig zum erstmal im Theater in Japan
トーマス・ブルスィヒ作『ピッチサイドの男』、日本の劇場で初演
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Thomas Brussig 作『ピッチサイドの男』(Leben bis Männer)が、
大正直劇団の串田杢弥氏によって上演されます。
「壁崩壊後のドイツ社会を嘆く、初老のサッカークラブ監督のモノローグ喜劇」です。書籍では、
Fischer Taschenbuch に2005年に収録され、
日本語訳は、粂川 麻里生氏により 『ピッチサイドの男』というタイトルで三修社から出ています。
★ 公演スケジュール:2008年3月13日(木)〜2008年3月16日(日)
開演時間
Flying Teapot(江古田): 3月13日 19:00〜 3月14日 19:00〜
Heaven's Door(下北沢): 3月15日 14:00〜 19:00〜 3月16日 15:00〜
★ チケット料金:江古田2300円(1ドリンク別)、下北沢2800円(1ドリンク付)
非常におもしろい作品なので、どのような劇に仕上がっているか、楽しみです。お時間のある方は是非どうぞ。
2008年2月20日 Berlinale 2008 und „Kabei“
2008年ベルリン国際映画祭と『母べい』
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今年のベルリン国際映画祭(Berlinale)も日本時間2月17日の授賞式で幕を閉じ、
今年度の金熊賞(Goldener Bär)は、ブラジルの映画『ジ・エリート・スクワッド』(Tropa de elite)
が受賞。コンペティション部門で参加していた『母べい』(山田洋次監督作品、主演:吉永小百合)は、ベルリンでは2月13日
に上演されましたが、受賞はなりませんでした。
東京新聞(2/14)によれば、上演時の舞台挨拶において、
山田監督は、「歴史に学ばない者は、ふたたび歴史を繰り返すという言葉を胸に刻みながらつくった。ドイツ人はその思いがよく分かると思う」と挨拶したそうです。
吉永小百合は、ドイツ語でメモをみながら「15年ぶりにベルリン映画祭に来られて光栄です。山田監督は役者とともに深い思いを『母べい』に結実させました。
映画を見てもらってうれしいです」と挨拶したそうです。さて、実際のドイツ語がどういう表現だったのか興味はつきませんが、和文独訳にチャレンジしてみてはいかがでしょう?
ちなみに、Berlinaleでは、„Kabei“ と表記されていたそうです。これでは、
dabei みたいなので、「カバイ」と発音されてしまいますね。
2008年2月18日 10. DaF-Workshop an Ryutsu-Kagaku Universität/Kobe, am 1. März
第10回流通科学大学ドイツ語教授法ワークショップ(3/1)
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きたる2008年3月1日、ドイツ語教授法ワークショップが流通科学大学で開かれます。
テーマは、「学習者の言語能力を伸ばす評価」(„Bewertung und Evaluation für die Erweiterung der Sprachfähigkeit der Lernenden“)
です。「本ワークショップは、実際に教室であつめたデータを分析しながら授業の効果検証方法を紹介することを目的とする。
学習者の能力や成果をテストするのではなく、教員自らの指導の効果検証の方法を探ることが主題である。」というのが、案内文の
最初にある説明です。 興味・関心のある方は、お誘い合わせの上、ご参加下さい。
日時:2008年3月1日(土)
第1部10. 30 ~13. 00、第2部14 : 30 ~17. 00
場所:流通科学大学 講義棟5、5212教室
交通アクセスについては、流通科学大学をご参照下さい。
研究発表者: 渡部良典氏(上智大学教授)
靜哲人氏(関西大学教授)
呼びかけ人: 板山眞由美、森田昌美
2008年2月14日 Videoaufführung im Goethe-Institut Tokyo: Goethes „Faust I“
ドイツ文化会館で「ファウスト第一部」 のビデオ上映会(2/21)
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2004年、ベルリン・ドイツ座(Deutsches Theater Berlin)制作のゲーテ(W. Goethe)
原作「ファウスト第一部」のビデオ上映会が2008年2月21日 19:00、ドイツ文化会館ホールで開かれます。
このビデオの注目点は、何と言ってもミヒャエル・タールハイマー(Michael Thalheimer)の演出にあります。
„Werktreue hat nichts mit Texttreue zu tun.“(「作品に忠実であることとテキストに忠実であることは関係ない」)
と言い切るタールハイマーの演出は、果たしてどのようなものなのでしょう。
詳しくは、ドイツ文化会館「ファウスト I」ビデオ上映会
のお知らせをご覧下さい。入場無料です。
2008年2月8日 Ein Vortrag über Radtour in Deutschland, am 14.03.2008 bei JDG
(財)日独協会 JG主催、講演「ドイツの楽しみ方:サイクリングで旅するドイツ」(3/14)
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ドイツ東洋文化研究協会(OAG)主事の Dr. Maike Roeder 氏による、「ドイツの楽しみ方:サイクリングで旅するドイツ」に関する
講演会が以下の要領で行われます。主催は、(財)日独協会JG(青壮年部)。
ドイツ語圏文化セミナーの一環として行われる今回のお話は、自転車旅行(Radtour)の経験豊かな
Dr. Maike Roeder 氏がルート、宿泊施設、車体ケアのポイント、楽しめる景観スポットなどを紹介してくれます。
日時:2008年3月14日(金) 19:00〜20:30
会場:(財)日独協会事務局内セミナールーム
申込方法:
1. 空き状況を日独協会事務局で確認。 (20名程度を先着順で受付)
2. 申込は、E-Mail, Fax, あるいは電話で。
3. 参加費入金(会員1500円、一般 2000円)、郵便振替口座へ
入金確認ができた時点で受付確定。
ちなみに、ドイツで自転車旅行を楽しみたい方は、 radreise.wiki からもさまざまな情報が得られます。
2008年2月5日 Neue Auflagen der zwei j.-d. Wörterbücher werden erscheinen.
2冊の独和辞典の新しい版が発売されます
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2008年2月10日、『クラウン独和辞典』 第4版(三省堂)発売されます。定価4,200円+税、収録語数6万語、最新「新正書法」対応、
音声CD付です。もう1冊は、『新アポロン独和辞典』 第9版(同学社)で、
2008年4月1日発売予定。定価4,000円+税、収録語数約5万3千、新旧両正書法対応です。『クラウン独和辞典』 は2年ぶりの改訂、
『新アポロン独和辞典』 は毎年の改訂です。
紙媒体の辞書は、ぱっと見開いて多くの情報が得られる点で、初心者には特におすすめです。電子辞書だと、基礎語彙に属する
簡単な単語の用法ですら見つけるのがたいへんですから。
2008年2月1日 Shinji nach Bochum, 30.01.2008
小野、ブンデスリーガのボッフムへ(1/30)
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ブンデスリーガ(Bundesliga)から、高原が日本に戻って來たので、ちょっとさびしい思いをしていた
ブンデスリーガのファンのみなさん、今度は、小野がボッフム(Bochum)
へ行くというニュースが飛び込んできましたね。 チームの名前は、VfL Bochum。
チームのホームページVfL Bochum 1848 Fußballgemeinschaft e.V.
にはさっそく Shinji Ono と、今回同時に移籍することになったウクライナから來たAleksey Belik
のインタビューが掲載されています。「どのチームからも3点取りたい」と言うのはShinji の言葉。
期待できそうです。
2008年1月30日 Vortrag von Prof. Dr. Wolfgang Sternefeld, am 27.02.08 an der Gakushuin Universität
2月27日、シュテルネフェルト教授講演会が学習院大学で開かれます
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ドイツでの生成文法研究家として世界的に有名なシュテルネフェルト教授
(Prof. Dr. Wolfgang Sternefeld)
が来日し、 来る2月27日、学習院大学で講演します。 奮ってご参加下さい。
講演者: Prof. Dr. Wolfgang Sternefeld
(Eberhard Karls Universität Tübingen;
Seminar für Sprachwissenschaft)
日時:2008年2月27日(水) 午後1時30分〜午後3時30分
場所: 学習院大学 西2号館503教室
タイトル: Complex Predicates in German
Zur Interpretierbarkeit der Merkmale von Pronomina
(講演はドイツ語で行われます。)
主催:学習院大学人文科学研究所
共催: 学習院大学ドイツ文学会、
ドイツ文法理論研究会
2008年1月24日 „Flocke“ im Tiergarten Nürnberg
二ュルンベルク動物園の「フロッケ」(Flocke)をよろしく
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日本のニュースでもすでに紹介されているように、二ュルンベルク動物園
(Tiergarten Nürnberg)で生まれた北極熊は、
Flocke (「薄片」、「フレーク」)という名前がつけられました。1月8日に、お母さんの
Vera から人工出産で生まれたばかりの女の子で、まだようやく目があいた程度。
Knut の時と同様に、注目が集まっています。二ュルンベルク動物園のサイトでは、
次々に写真が公開されています。また、二ュルンベルク市(Nürnberg)
のサイトでも、 Eisbaer のコーナーをもうけています。
次々とアップされる写真や動画をお楽しみ下さい。
2008年1月22日 Kulturprogramm in der Japanisch-Deutschen Gesellschaft, am 22.02.08: T. Satoh „Die Welt von Steiff.“
2月22日、日独協会でのドイツ語圏文化セミナー:佐藤豊彦氏「Steiff の世界」
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2008年2月22日、19時から20時30分頃まで、 財団法人 日独協会
事務所内セミナールームにて、日本玩具文化財団理事長である佐藤豊彦氏によるセミナーが開かれます。タイトルは、
「Steiff の世界」。テディ・ベアと言えば、ドイツで生まれたシュタイフ社(http://www.steiff.de/)が有名で、
「世界で一番子供達に抱かれたブランド」とも言われています。
今回の講演では、そんなテディ・ベア作りの内側を、
シュタイフ社の創業からの歴史をたどりながら、シュタイフ社のあるギンゲン(Giengen an der Brenz)
での体験を含めて話していただけるようです。なお、講演会は有料で、日独協会会員は、1500円、一般は2000円です。
参加希望者は、事前に日独協会事務局まで、 e-mail 、Fax あるいは電話で申し込んで下さい。
2008年1月20日 Der Produzentenpreis des Bayerischen Filmpreises 2008 ging an „Kirschblüten Hanami“.
2008年バイエルン映画賞の制作者賞は、「桜の花 花見」 (Kirschblüten Hanami)に決定
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2008年1月18日、バイエルン映画賞(Bayerischer Filmpreis)が発表になりました。その中で、
最高額の賞金を授与される制作者賞は、Olga Film - Molly von Fürstenberg/Harald Kügler に
与えられましたが、その作品は、 「桜の花 花見」 (Kirschblüten - Hanami)という
ドーリス・デリエ(Doris Dörrie)監督・脚本によるものです。
2008年2月28日からドイツでロードショウが始まるこの映画は、恋愛、家族関係、人生の意味を問うた美しい映画であるとの評判です。
ドーリス・デリエ監督というと、日本でも『メン』、『アム・アイ・ビューティフル? 』などで知られていますね。今回の作品、タイトルからも
分かるように、日本でのロケも入っています。詳しくは、BR-ONLINE(バイエルン放送局)
のKirschblüten - Hanami をご参照下さい。
日本でも早く見られるといいですね。春にドイツへ行く予定のある人、必見です。
2008年1月16日 Unwort des Jahres 2007 in Deutschland: 1. Herdprämie, 2. klimaneutral, 3. entartet
ドイツでの「粗悪な言葉」2007年は、1. Herdprämie, 2. klimaneutral, 3. entartet
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2008年1月15日、1991年以来、毎年恒例となっている「その年の粗悪な言葉」
(Unwort des Jahres)がフランクフルト大学の審査委員会によって発表されました。
1位が、Herdprämie。これは、「自宅教育報奨金」とでも和訳しましょうか。
自宅で母親が子供を教育するために支払われる、一種の教育費です。そもそもPrämie
という言葉が、東ドイツ的な香りのする「ノルマ以上の労働成果をあげた者への報奨金」というニュアンスがあり、
母親を侮辱する表現であると見なされました。第2位のklimaneutral
は、地球温暖化の1つの要因である二酸化炭素排出に影響を与えないという意味で使われたCO2-neutral
から派生したもの。「気候中立的」と訳してみると、確かに何の事を言っているのか分かりません。
第3位は、entartet。「堕落した」というこの過去分詞は、ケルンの
Joachim Kardinal Meisner大司教が「文化と芸術は堕落している(entarten)」と発言した
ところから来ているようで、ナチスドイツのentartete Kunst(堕落した芸術)
という名のもとに行われた、芸術や文化の迫害を想起させるものです。
今回の情報の出典は、WELT ONLINE と、
IDW-ONLINE によりました。まもなく、
本家のhttp://www.unwortdesjahres.org/
も更新されるはずです。
2008年1月14日 Wie wäre es mit Psychothriller? Sebastian Fitzek jetzt auch im Japanischen.
サイコスリラーはいかが? セバスティアン・フィツェック(Sebastian Fitzek)
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たまには、サイコスリラーなどはいかがでしょうか?
2007年12月にセバスティアン・フィツェック(Sebastian Fitzek)
のAmokspielが『ラジオ・キラー』という名前で翻訳されました(出版社は、
柏書房)。前作、Die Therapieも『治療島』
として同じ出版社から2007年6月に出ています。こちらの方は、2007年3月現在で、世界16カ国での翻訳刊行が決定済みだそうです。
ドイツでは、
Verlagsgruppe Droemer Knaur から原作が出版されています。
どきどきする怖い話に興味のある方にお薦めです。
2008年1月10日 Dokumentarfilme über Berliner Mauer im Kanal NHK BS-1, am 12.01. u. 19.01.2008
ベルリンの壁に関するドキュメンタリー、2008年1月12日、19日にNHK BS-1で放映
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2008年1月12(土) と1月19日(土) の 22時10分から23時の時間に、NHK衛星第1で
「証言でつづる現代史:こうしてベルリンの壁は崩壊した ~ 東ドイツ・民主革命の内幕」
が放映されます。1989年11月9日深夜に東西ベルリンを隔てていた壁の門が開いた歴史的瞬間、
そこに至るまで東ドイツでは何が起きていたのか、証言を元に作られたドキュメンタリーです。
お時間のある方は、是非ご覧下さい。
2008年1月6日 „Mutter Courage und ihre Kinder“ wird vom 18.1. bis 30.1. im Theater 1010 ausgeführt.
「肝っ玉おっ母とその子どもたち」Theatre 1010 で上演(1/18-1/30)
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2008年1月18日(金)から30日(水)まで、北千住のシアター1010にて、
ベルトルト ブレヒト(Bertolt Brecht)作の「肝っ玉おっ母とその子供たち」
(Mutter Courage und ihre Kinder)
が上演されます。「おっ母」は草笛光子、上演台本は岩淵達治先生、演出は西川信廣です。
あらかじめ読んでおきたい人は、『肝っ玉おっ母とその子どもたち』 (岩波文庫、赤 439-3) で岩淵先生の翻訳が読めます。
また、ドイツ語では、Suhrkamp Verlag (1998) が入手しやすいでしょう(ISBN-10: 351838516X, ISBN-13: 978-3518385166)。
2008年1月3日 Ausstellung von Albert Anker im Bunkamura (bis 20.Januar 2008)
アンカー展(Albert Anker) Bunkamura ザ・ミュージアムにて1月20日まで
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2007年12月1日から2008年1月20日まで、Bunkamura
ザ・ミュージアムで「アンカー展」
が開催されています。アルベール・アンカー
(Albert Anker, 1831-1910)
は、スイスの自然主義の画家で、日本初の回顧展です。日本ではあまり知られていませんが、
アンカーは、スイスでは大変な人気を誇る画家です。その人気の秘密は、村の子供や老人、
人々の日々の生活等が、「綿密で穏やかな色調で」描かれているところにあるとも言われています。
見る人の心を捉えて離さない、不思議なアンカーの魅力は、ぜひ自分の目で確かめて下さい。
ベルン美術館
(Kunstmuseum Bern)の協力により、
100余点が展示されています。1月20日(日)までです。
2007年12月27日 Neue übersetzungen von Kant, Kafka und Hesse erschienen.
カント、カフカ、ヘッセなどの新しい日本語訳あいついで登場
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すでに御存じの方も多いとは思いますが、近年、従来の名作が新たに翻訳されて多数出版されています。
カント(Immanuel Kant)の「永久平和のために」(Zum ewigen Frieden, 1795)は、
光文社古典新訳文庫で、中山 元 訳、2006年に出版され、
2007年になって池内 紀 訳 が綜合社から出ています。
どちらも、現代的な和訳で読みやすくなっています。光文社古典新訳文庫では、さらに、
カフカの『変身,掟の前で 他2編』 丘沢 静也 訳が2007年に出版され、「相手の流儀をまず尊重」
する和訳が注目されています。この他にも、同文庫では、ヘッセの『車輪の下で』松永美穂訳も登場しており、
注目です。和訳の仕方で作品の印象は大きく変わるものです。
この機会に、以前の別な翻訳や原文と比較してみるのも面白いでしょう。意外な発見があるかもしれません。
2007年12月17日 Prof. Dr. Elmar Holensteins Vortrag am 20.12.2007: „Von der Relativität des sprachlichen Relativismus“
12月20日、ホーレンシュタイン教授講演会:「言語相対主義の相対性について」
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立教大学文学部100 周年記念公開講演会で、チューリヒ大学名誉教授である
ホーレンシュタイン氏(Prof. Dr. Elmar Holenstein)
の講演会が開かれます。タイトルは、
„Von der Relativität des sprachlichen Relativismus“
(言語相対主義の相対性について)です。
日時:2007 年12月20 日(木)18時〜19時30分
場所:立教大学池袋キャンパス、太刀川記念館 1階 第1・2会議室
参照:立教大学アクセスマップ
2007年12月16日 „Jeremy Golden und der Meister der Schatten.“ ins Japanisch übersetzt.
『ジェレミーと灰色のドラゴン』発売
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アンゲラ・ゾマー・ボーデンブルク(
Angela Sommer-Bodenburg)
の„Jeremy Golden und der Meister der Schatten.“ が、
学習院大学独文科卒業生の石井寿子さん(現在も非常勤講師としてドイツ語圏文化学科で活躍中)
によって、日本語に翻訳されました。タイトルは、『ジェレミーと灰色のドラゴン』で、
小学館から12月1日に発売されました。
ファンタジー・ファンの方は、是非どうぞ。オリジナルのドイツ語版は、
Thienemann Verlag
から出版されています。
ドイツ語でも、読んでみてはいかがでしょうか(416ページ、14.90 €)。
2007年12月14日 Wort des Jahres 2007 in Deutschland ist „Klimakatastrophe“
ドイツの2007年「今年の語」は Klimakatastrophe(気候崩壊)
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日本では、今年の漢字が「偽」(いつわり)でしたが、12月7日に
die Gesellschaft für deutsche Sprache
が発表したドイツの「今年の語」のトップは、
Klimakatastrophe(気候崩壊)でした。以下、2位以下を順番に並べると、
2. Herdprämie (教育奨励金),
3. Raucherkneipe (喫煙者酒場),
4. arm durch Arbeit (働いても貧しい)
5. Dopingbeichte (ドーピング告白),
6. Lustreisen (遊覧旅行),
7. Second Life (セカンド・ライフ),
8. Bundestrojaner (連邦トロイの木馬),
9. spritdurstig (ガソリン渇望),
10. Alles wird Knut (なんでもクヌート)でした
(注意:和訳は定訳ではなく、試訳です)。
詳しくは、
die Gesellschaft für deutsche Sprache の
Pressemitteilung vom 7. Dezember 2007 Wort des Jahres 2007 をご覧下さい。
2007年12月12日 Die schönsten Bücher in Deutschland und Japan 2006
日本とドイツの美しい本展 2006
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昨年に引き続き、今年も印刷博物館で
「第41回造本装幀コンクール展」と「ドイツの最も美しい本2006」の入選図書を見ることができます。
ドイツ・エディトリアルデザイン財団により選出された「ドイツの最も美しい本」は、
応募図書943点のなかから選出された60冊が展示されています。
また、日本の「造本装幀コンクール」で選ばれた「より美しく、よりよい本づくり」を目指す本は、
363点の応募図書のなかから選ばれた、29点が紹介されています。美しい本をながめて、
しばし時を忘れてみるのもいいかもしれません。
会 期 : 2007年11月3日(土)〜2008年2月3日(日)
休館日 : 毎週月曜日(ただし、2008年1月14日は開館)
12月29(土)〜2008年1月3日(木)、1月15日(火)
開館時間 : 10:00〜18:00, 入場料 : 無 料
2007年12月6日 Vortrag von Herrn Hashiguchi über Ostdeutschland, am 20.12.07
12月20日:橋口昭八氏講演「体験と映像でたどる東ドイツ」
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2007年12月20日(木)17:30より、学習院大学西5号館302教室で、
橋口昭八氏による講演「体験と映像でたどる東ドイツ」が開催されます。
橋口昭八氏は、三井物産株式会社勤務(ベルリン駐在)、前デュッセルドルフ日本クラブ事務総長、千葉県日独協会理事で、
講演では、東ドイツ時代を舞台にした映画や写真を織りまぜながら、橋口氏が東ドイツ滞在時代の生活の体験エピソードを
紹介しつつ進行する予定です。
司会進行:渋谷哲也氏(東京国際大学)、学習院大学ドイツ文学会、ドイツ語圏文化学科、日独協会共催。
(学習院大学キャンパスマップをご参照下さい。)
2007年12月3日 Ab 15.12.07 läuft der Film „Das Haus der schlafenden Schönen“ in Tokyo.
川端康成原作「眠れる美女」がドイツ語の映画に
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川端康成原作の「眠れる美女」が、監督・脚本・主演:ヴァディム・グロウナ(Vadim Glowna)によって、
ドイツ語の映画になりました。2007年12月15日からユーロスペース
にてロードショー。また、大阪のシネヌーヴォでは、 2008年1月26日から公開されます。日本語の公式サイトは、
http://www.nemurerubijo.jp/、ドイツ語の
公式サイトは、
http://www.dashausderschlafendenschoenen.de/
です。2007年、アカデミー賞最優秀外国語映画賞部門ドイツ代表にノミネートされていますので、
これから注目度もアップしそうです。まだ、この川端康成の作品を読んだことがない人は、新潮文庫で簡単に
手に入りますので、映画を見る前に読んでおくのもいいかもしれません。
「眠れる森の美女」と混同しないように!
2007年11月28日 Weihnachtsmärkte in Deutschland und Japan
クリスマス・マーケット、ドイツと日本
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11月27日と12月3日の間の日曜日に最初の
Adventが始まります。今年は、12月2日です。
11月に入るとクリスマスを迎える準備が始まりますが、その中で欠かせないのが、
クリスマス・マーケットでした。ドイツ語圏だけに限らす、ヨーロッパの広い地域のクリスマス・マーケット
をネットで見れるのは、例えば、
http://www.weihnachtsmarkt-deutschland.de/
です。日本では、商業主義的ではありますが、クリスマス・マーケットという名称が定着してきて、あちこちで類似の
イベントが行われるようになりました。例えば、東京では、六本木ヒルズで
(クリスマスマーケット/レッツエンジョイ東京)、
大阪では、梅田で(ドイツクリスマスマーケット 2007
)開かれます。興味のある方は出かけてみてはいかがでしょうか。
イベントといえば、ドイツでも最近では、ナンバーワンのサンタクロースを選ぶ、という
Weihnachtsmann-Meisterschaft
などというものも行われています。スエーデンでも行われていますが、この手の行事は世界的に広まっています。
面白い企画ではありますが、本来のクリスマスの意味を取り違えているようで、ちょっと残念。
2007年11月23日 Veranstaltung vom DAAD zum Studium in Deutschland (am 11.12.2007)
DAADドイツ留学フェア (12月11日)
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2007年12月11日(火)15:30〜から、ドイツ文化会館
1階ホールにて、DAAD主催で、ドイツ留学フェアが開催
されます。
ドイツ留学について全般的なガイダンスの後、ブースに分かれての説明が行われます。また、18時からはパーティも企画されて
います。将来、ドイツへの留学を考えている方々には、絶対におすすめです。
参加申し込みは、氏名、電話番号、E-メールアドレス、参加予定人数を明記の上、
11月末日までに、daad-tokyo_AT_daadjp.com (_AT_ は、@ に置き換えて下さい)、または、03-3582-5554 まで。
2007年11月15日 Abeitskreis für deutsche Sprachforschung(Doitsu Gengoriron Kenkyukai) startet am 18.12.07 wieder.
ドイツ言語理論研究会、再出発(12月8日)
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ドイツ言語理論研究会が次の予定で再開されます。
語学に興味のある研究者の方、院生の方、学生の方是非お集まりください。
日時: 2007年12月8日(土) 14時半から17時(予定)まで。
場所: 学習院大学 北2号館 3階 ドイツ語圏文化学科学生閲覧室
10階、第4会議室(1098)に変更になりました!
(学習院大学キャンパスマップをご参照下さい。)
研究発表: 村上 右一(筑波大学大学院博士課程)
『中高ドイツ語におけるze不定詞と不定詞について −Nibelungenlied B写本を中心に−』
読書報告: 保阪 靖人(首都大学東京/東京都立大学)
Winfried Lechner(2004) Ellipsis in Comparatives, Mouton de Gruyter (Studies in generative grammar 72)
2007年11月10日 „Vitus“ aus der Schweiz läuft jetzt.
『僕のピアノコンチェルト』(Vitus) 上映中
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標準的なドイツ語と並んで、スイス・ドイツ語を聞くことができる映画が目下上映中です。
日本語のタイトルは『僕のピアノコンチェルト』(原題:Vitus)。
ピアノと数学の天才的才能に恵まれた少年ヴィトス(Vitus)が、天才ゆえに抱く苦悩と孤独を
味わいながら、自分の歩く道を見つけていく物語です。監督は、フレディ・M・ムーラー
(Fredi M. Murer)、
Vitus少年役はTeo Gheorghiu、おじいさん役には、
あのBruno Ganzが登場。詳しくは、
『僕のピアノコンチェルト』公式サイト、
及び、Vitus official siteをご覧下さい。
2007年11月8日 Glühbirne ade?
電球よ、さようなら?
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Neue Zürcher Zeitungの2007年11月7日の記事に、
環境保護のために電球(Glühbirne)を廃止しようとする動きが紹介されていました。
電球は、使用エネルギーの3%から5%しか光に変えることができない、と言われており、あまりに非効率です。
しかし、ドイツ語圏では、未だに電球のあかりの方が、「あたたかさ」を感じ、光の強度を変えられるところから
好まれています。それに対して、蛍光灯(Neonlampe,Neonröhren)のあかりは、
どことなく「事務的」とか「つめたい」感覚で受け止められてきました。
しかし、今では、一口に蛍光灯といっても、さまざまな光を放つものが登場していますし、エネルギー効率も高いところから、
オーストラリアが2010年までに電球を全廃しようと計画中です。スイスも、2008年までに2種類のエネルギー効率の悪い電球
を全廃しようとしています。さて、この動きは、世界的に広まるのでしょうか。注目したいところです。
2007年11月5日 Ist Ihnen die Website „Doitsu News Digest“ bekannt?
ドイツニュースダイジェストというサイト、ご存知ですか?
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たとえば、ドイツに行って帰ってくる時、おみやげは何にしよう、と迷ったことはありませんか?
doitsu news digest には、
さまざまな人達から寄せられた
人気のおみやげが、
写真と解説付きで掲載されています。
ドイツの生活情報満載のこのサイトには、もちろん、ドイツ関連のニュースの日本語による解説や、
ちょっと役立ちそうな広告もあります。日々チェックするお気に入りサイトに入れてみてはいかがでしょうか。
2007年11月1日 Am 1. November 2007 beginnt das Online-Quiz in Doitsu-Go 2007.
2007年11月1日から、「ドイツ?Go!」のオンライン懸賞付きクイズ始まる
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昨年行われたドイツに関するオンライン・クイズが今年も11月1日から始まりました。
http://www.doitsu-go.jp/にアクセスして、
ドイツに関するドイツ語のオンライン・クイズに答えて、すてきな賞をもらいませんか?
期間は2008年2月29日までです。一人で複数回チャレンジすることはできませんから、
あらかじめドイツの大学、勉学、学生の日常生活について知識を得ておくことをおすすめします。
もちろん、質問や答えが分かる程度のドイツ語力がないといけません。Viel Erfolg!
1等賞:
ゲーテ・インスティトゥート ミュンヘン校での4週間コース+滞在費+エコノミークラス航空券
2、3等賞:
ゲーテ・インスティトゥート ベルリン校またはハンブルク校での2週間コース+滞在費+エコノミークラス航空券
4,5等賞:
日本のゲーテ・インスティトゥート 語学コース一学期分(1カ所)
6,7等賞:
ゲーテ・インスティトゥートの通信講座
(ゲーテ・インスティトゥートの通信講座
講座の選択は要相談)一コース
8-12等賞
ドイツ語B1検定試験(ドイツ語基礎統一試験)の試験対策CD一枚
2007年10月29日 2 deutsche Filme ab 10.11.2007: Vier Minuten, Our Daily Bread
11月10日より2本のドイツ映画公開
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11月10日(土)から2本の話題のドイツ映画が公開されます。
1つは、「4分間のピアニスト」
(Vier Minuten)。
2007年ドイツアカデミー賞の作品賞、主演女優賞に輝いた作品。
シネスイッチ銀座などでロードショウ。
もう1つは、「いのちの食べかた」
(Our Daily Bread)。
シアター・イメージフォーラムなどでロードショウ。
オーストリアのニコラウス・ゲイハルター監督が「食」のドキュメンタリーとして製作したオーストリア・ドイツ共同製作
の作品です。上記のページでいろいろな牛の部位をクリックして、食の現実を考えてみましょう。
2007年10月23日 Der letzte Sonntag im Oktober kommt bald!
10月最後の日曜日が、まもなくやって来ます!
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2007年10月最後の日曜日は、10月28日ですが、この日、ドイツでは夜が一時間長くなります
(Die Nacht ist eine Stunde länger)。そう、
夏時間(Sommerzeit;
Day Light Saving Time) が終わるのです。正確に言うと、
2007年10月28日3時(Sonntag den 28.10.2007 um 3:00 Uhr)
に時計を一時間、戻すのです
(Die Uhr wird um eine Stunde zurückgestellt,)。
太陽のあたる時間を有効利用して、エネルギーの消費を押さえよう、というのが1つの狙いです。
現在の期間を使ったドイツの夏時間・冬時間の制度は、1980年に導入されました。
「(夏・冬時間の)時間合わせをする」ことをドイツ語では、Zeitumstellung
と呼びますが、http://www.zeitumstellung.de/
には、その歴史や「時間法」の解説、さまざまな影響に関しての情報がのっています。
「夜が一時間長くなる」と一時間長く寝れる(/勉強できる?)ので、うらやましい気がします。
現在の日本には、この制度はありませんが、ドイツにいる人とコンタクトを取る時には、
気をつけましょう。
2007年10月18日 Vortrag von Prof. Arnulf Deppermann am 10.11.07
Arnulf Deppermann教授による「ドイツ語の話しことば」に関する講演会
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2007年11月10日(土)に、学習院大学人文科学研究所における共同研究プロジェクト「ドイツ語の話しことばに関する総合的研究」の一環として、下記の要領でArnulf Deppermann教授(Mannheim大学;IDS, Leiter der Abteilung „Pragmatik“)を迎え、講演会が開催されます。
日時:2007年11月10日(土) 14時〜18時
場所:学習院大学(豊島区目白1-5-1)西1号館3階 314教室
プログラム:
14.00–15.45
Verstehen im Spannungsfeld von Mündlichkeit und Schriftlichkeit
16.15–18.00
Lexikalische Bedeutung oder Konstruktionsbedeutungen?
Ein Blick auf die construction grammar anhand von Konstruktionen mit verstehen
参加希望者は、10月31日(水)までに高田博行(hiroyuki.takada_AT_gakushuin.ac.jp _AT_は@マーク)までご連絡を。
詳細は、
日本独文学会新着情報をご覧下さい。
2007年10月11日 Albert Fert u. Peter Grünberg bekommen den Nobelpreis für Physik 2007.
アルベール・フェール教授(仏)とペーター・グリューンベルク教授(独)、ノーベル物理学賞受賞
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10月9日、スウェーデン王立科学アカデミー
(Royal Swedish Academy of Sciences)
は、2007年のノーベル物理学賞をパリ南大学のアルベール・フェール
(Albert Fert)教授と
ドイツのユーリヒ研究所
(Forschungszentrum Jülich in der Helmholtz Gemeinschaft)
のペーター・グリューンベルク(Peter Grünberg)教授に授与することを発表しました。
2人は、1988年、別々に「磁界を与えることで電気抵抗が大きく変化するGMR効果(giant magnetoresistance effect)」
を発見した功績が認められました。GMRは、ハードディスクの記録密度を飛躍的に高める基礎技術として、現在ほとんどの
ハードディスクで使われている技術です。
ちなみに、ドイツ語でGMRは、Riesenmagnetowiderstandと言います。
なお、10月10日にはノーベル化学賞が、ベルリンのFritz-Haber-Institut のゲアハルト・エルトル教授
(Gerhard Ertl)(独)に授与される
ことが発表されています。
今回のような科学関係のオンライン情報ドイツ語版は、
Informationsdienst Wissenschaftですばやく報道され解説されます。
2007年10月7日 Zengarten erstmals live in Sibuya, am 9.10.2007
Zengarten 初のライブコンサート、2007年10月9日
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サイケデリック・フォークをドイツ語で歌うバンド、Zengarten って知っていますか?
ベース/細谷紀彰、ギター/田中裕一、ドラムス/三島博行、ヴォーカル・アコースティックギター・作詞・作曲/
トニ・クラインレルヒャー(Toni Kleinlercher)で構成されたバンドです。
10月9日には渋谷で初ライブが行われる予定。現在は、http://www.zengarten.jp/
からのリンクをたどることで、http://www.myspace.com/にある4曲を聞いて
ダウンロードできます。Zengarten の曲のドイツ語の歌詞もZengartenのサイト
あります。ドイツ語の歌詞がクールで、しかも音作りも面白いのでこれからの活動が注目されています。
2007年10月3日 Vortrag von Adachi-Rabe Kayo: Filme und Paradox
足立-ラーべ 加代氏による講演「映画とパラドックスの思想」
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「黙って行かせて」や「私はヒットラーの秘書だった」の訳者としても知られ、またドイツでも活躍中の
足立-ラーべ 加代氏(映画研究家・日本文化研究家、立教大学文学部招聘研究員)による「映画とパラドックスの思想」
というタイトルの講演会が立教大学池袋キャンパス 太刀川記念館3階多目的ホールで
2007年10月11日(木)16:30〜19:00に行われます。
入場無料で一般の人の聴講も可能です。
詳しくは、
立教大学文学部100周年記念公開講演会のお知らせをご覧下さい。
映画に興味のある方は、是非どうぞ。
2007年10月1日 FIFA Frauen-Weltmeisterschaft: Deutschland hat das WM-Finale gegen Brasilien gewonnen.
女子ワールドカップサッカー2007、ドイツが優勝
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2007年9月10日〜30日に中国で開催されていた女子ワールドカップサッカー
(FIFA Women's World Cup China 2007)
の決勝戦は、ドイツ vs. ブラジルでしたが、2:0 でドイツが勝利。
2大会連続の優勝となりました。
ちなみに、「なでしこジャパン」は、グループAで、2007年9月17日にドイツとあたり、2:0 で負けてしまい、
上位2チームに残れず決勝トーナメントへは進めませんでした。
2007年9月25日 Workshop von Arbeitskreis für Deutsche Sprache, am 08.10.07 an der Osaka City University
ドイツ文法理論研究会,2007年10月8日,大阪市立大学
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2007年10月8日(月)に,以下の要領でドイツ文法理論研究会の研究会が開かれます。
会員でない方も参加可能です。奮ってご参加下さい。
日時:2007年10月8日(月)13時15分〜16時
場所:大阪市立大学(杉本キャンパス)
全学共通教育棟830教室
(JR阪和線杉本町駅下車。徒歩10分)
(1) 13:15〜14:45 講演 益岡隆志 (日本語学,神戸市立外国語大学教授)
「日本語における叙述の類型」
(2) 15:00〜16:00 研究発表 津山 朝子 (関西学院大学大学院文学研究科ドイツ文学・語学専攻)
「dochの意味機能と文法化(仮題)」
発表の概要に関しては,ドイツ文法理論研究会のサイト
をご覧下さい。
2007年9月24日 Japanische Germanistentagung am 07.10. u. 08.10 an der Osaka City University
秋の日本独文学会 -- 10月7日(日),8日(月)
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秋の日本独文学会は,大阪市立大学で開かれます。
学会のホームページで、すでに
プログラムの概要
および、発表内容のレジメ(PDF)
がアップロードされています。ご参照下さい。
2007年9月19日 Symposium über „Kulturelle Identität im Kulturkontrast.“ im Rahmen des Partnerschaftsprojektes der Universitäten Tsukuba, Gakushuin und Bayreuth
筑波大学,学習院大学,バイロイト大学協定プロジェクト・シンポジウム
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2007年9月30日に「文化の比較対照における文化的アイデンティティ」という総合テーマのもとで
<筑波大学,学習院大学,バイロイト大学協定プロジェクト・シンポジウム>が開かれます。
サブタイトル:「言語学、文学、文化学の視点に立った『日本、ドイツ、ヨーロッパに関するディスコース』
のコンセプト、形式、パースペクティヴ」
日 時: 2007年9月30日(日) 午後2時から6時半ごろ
場 所: 学習院大学 (JR目白駅下車)、北2号館3階ドイツ文学科・ドイツ語圏文化学科閲覧室
(学習院大学キャンパスマップをご参照下さい。)
プログラムの詳細は、
日本独文学会新着情報
をご参照下さい。
参加希望者は、9月23日までに、メールにてトーマス・ペーカー(thomas.pekar_AT_gakushuin.ac.jp)、あるいは渡辺学(manabu.watanabe_AT_ gakushuin.ac.jp)までにご連絡を。(_AT_は@)
2007年9月16日 Vortrag von Prof. Dr. Csaba Földes am 26.09.07 an der Gakushuin Uni
チャバ・フェルデシュ教授講演会,2007年9月26日
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学習院大学人文科学研究所主催にて下記の要領で講演会が開催されます。みなさま奮ってご参加ください。
講 師: Prof. Dr. Csaba Földes, チャバ・フェルデシュ教授
(ヴェスプレーム大学[University of Veszprém(University of Pannonia)]教授,
学習院大学客員研究員)
タイトル: „Grundzüge der Kontaktlinguistik und der Interkulturellen Linguistik“
(「言語接触研究と異文化間言語学の提要」)
〔ドイツ語による。日本語要旨配布予定。〕
日 時: 2007年9月26日(水)午後5時〜6時半
場 所: 学習院大学(目白駅下車)北2号館6階人文科学研究所会議室
主催:学習院大学人文科学研究所,共催:学習院大学文学会
講演内容の概要に関しては,独文学会新着情報
をご参照下さい。
2007年9月8日 Turn-Weltmeisterschaft in Stuttgart
Stuttgart で開かれている体操の世界選手権
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シュツットガルト(Stuttgart)で,9月1日から9日までの予定で開かれている
体操の世界選手権で,日本男子団体は2位になりましたが,ドイツチームは3位でした。団体でメダルを獲得したのは,16年ぶり。
今後の健闘を期待したいものです。
体操の世界選手権は,ドイツ語でTurn-Weltmeisterschaftと呼ばれています(略して,
Turn-WM)。Turn は,英語ではなく,動詞turnen
からきています。ちなみに,日本で開かれていた陸上の世界選手権は,Leichtathletik-WM
です。「陸上」という言葉から連想するとわけが分からなくなりますが,Schwerathletik
(重量あげ,レスリング,ボクシングなど)とペアにして覚えると納得がいきます。
公式サイトhttp://www.turn-wm.de/に流れるドイツ語の情報を読んで,
体操の世界選手権を楽しむのはいかがでしょうか。
2007年9月5日 Herbsttage im September
ドイツはもう秋,Jindra が原因?
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9月4日のYAHOO NACHRICHTENによれば,
ドイツでは,9月に入り急速に涼しい秋日よりになったようです(場所によっては霜がふる可能性もあるとか)。
その原因は,„Jindra“
という名前の高気圧がイギリスにいるからだそうです。ベルリン自由大学の
Institut für Meteorologieでは,実は,高気圧や低気圧につける名前
を公募しています(名付け親(Pate)になれます)。ハリケーンに名前がついているのは
知られていますが,普通の低気圧や高気圧に付いているというのは,ちょっと意外ですね。
過去の低気圧や高気圧の名前は,
Wetterpate(Institut für Meteorologie)
で見ることができます。
ちなみに台風9号にもFitow(フィートウ)という花の名前がついていますが,日本では昔から番号で呼ぶほうがポピュラーなようです。
2007年8月29日 Bundeskanzlerin Merkel kommt nach China und Japan zu Besuch.
メルケル首相,8月26日から9月1日の予定で中国と日本を訪問
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8月26日にメルケル首相は中国に到着。2度目の訪中となる今回は,人権(Menschenrechte)問題や
知的所有権保護(der Schutz geistigen Eigentums)問題などでさまざまな人々と話合いをしています。
日本では,目下,あまり報道されていませんが,ドイツ語圏の新聞では,
すでにメルケル首相の率直な発言とそれに対する中国側の反応が報道されています。
本日(8月29日)に日本到着,安倍首相と会談,8月30日には日独経済シンポジウムに出席,
8月31日には,毎日新聞社と稲盛財団による講演会が国立京都国際会館で開かれる予定です。
第一部のシンポジウムは「環境から社会をどう変えるか〜ジャパンモデルを目指して」というタイトルがつけられています。
第二部の講演会では,メルケル首相が「環境保護とグローバリズム(仮題)」というタイトルで話をする予定です。
果してどのような内容になるのか,またその内容がどのように日独で報道されるのかに注目しましょう。
2007年8月16日 Vortrag von Prof. Dr. Gert Rickheit an der Gakushuin-Uni.
G. Rickheit 教授による学習院大学での講演会のお知らせ
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日本独文学会第35回語学ゼミナールの招待講師で,心理言語学者である
Prof. Dr. Gert Rickheit
の講演会が9月10日(月)に学習院大学で行われます。講演はドイツ語で行われ,参加は自由,参加費は
無料です。
題目:Wissensvermittlung mit Texten vom Augen-Blick zur Kognition
日時: 9月10日(月)15:00 ~ 17:00
場所: 学習院大学・西5号館302号室
学習院大学へのアクセス
学習院大学ドイツ文学会・ドイツ文法理論研究会 共催
Prof. Dr. Gert Rickheit によるその他の講演の予定に関しては,
日本独文学会の
Prof. Gert Rickheit
(Universität Bielefeld) の講演予定をご覧下さい。
2007年8月9日 Japan-Deutschland Wirtschaftskongress, am 30.08.07
日独経済シンポジウム(日本経済新聞社主催)8月30日に開催
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日本経済新聞社
はドイツのAngela Merkel首相の来日を記念し
「日独経済シンポジウム」を2007年8月30日に開催します。「環境と成長の調和」が1つのテーマとなっています。
関心のある方は,日独経済シンポジウムをご覧下さい。
2007年8月7日 Documentar-Drama „Nürnberger Prozesse“ von BBC (NHK BS1, 08.08. bis 10.08)
BBC制作のドキュメンタリードラマ「ニュルンベルク裁判」
NHK BS1 で8月8日より3夜連続放映
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NHK BS1 のBS世界のドキュメンタリー では,
第二次世界大戦終結後,ドイツのナチス政権の幹部たちを戦争犯罪人として裁いた連合国による国際軍事法廷,
「ニュルンベルク裁判」の模様を「今も生存している当時の検察官,弁護人,通訳などの証言も交え」
再現ドラマとして作られたもののようです。
NHK BS1 で,以下のように3夜連続,午後11:05〜0:00の時間に放映予定。
8月8日(水) 第1回 軍需大臣 アルベルト・シュペーア
8月9日(木) 第2回 帝国元帥 へルマン・ゲーリング
8月10日(金)第3回 ナチ党副総統 ルドルフ・ヘス
2007年8月4日 „Das Leben der Anderen“ jetzt in DVD
8月3日,「善き人のためのソナタ」のDVD発売
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アカデミー賞外国語映画賞を受賞した「善き人のためのソナタ」
のDVD版が,8月3日にアルバトロス株式会社
から発売になりました。もちろん,日本語と共にドイツ語も聞けます。スタンダード版は,
税込で5,040円,特典映像のついたグランド・エディション【初回限定生産】は,7140円です。
主役を務めたウルリッヒ・ミューエ(Ulrich Mühe)は,残念なことに7月22日,
胃癌のため死去した(54歳)という訃報があったばかりです。
2007年8月2日 Diplom Deutsch in Japan (Dokken):Änderungen vorgesehen, im Jahre 2008
独検,2008秋から「級」の増設
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2007年秋の独検願書は9月1日から受付ですが,
独検の申込用紙と共に配布されているパンフレットの14ページには,
「独検『準1級』,『5級』の増設について」というお知らせのページがあります。それによると,2008秋から
従来の独検 | 新体制の独検 |
1級 | 1級 |
2級 | 準1級(名称変更) |
2級(新設) | |
3級 | 3級 |
4級 | 4級 |
5級(新設) |
新設の2級は,これまでの2級より易しくなるはずで,3級の次に2級をめざすことがこれまでよりも容易になると思われます。 5級は,これまでの4級よりも下ですから,初心者が容易に受験できる級になると想像できます。 詳しくは,独検パンフレット「2007年秋」をご覧下さい。
2007年7月26日 „Sophie Scholl - Die letzten Tage“ im Theater
劇団民藝による「白バラの祈り」,2007年10月12日〜24日
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昨年,日本でも映画で上演された「白バラの祈り ゾフィー・ショル,最期の日々」が,
今度は劇団民藝によって日本語で上演されます。場所は紀伊國屋サザンシアター,
期間は,2007年10月12日〜24日です。詳しくは,
劇団民藝をご覧下さい。前売開始は8月22日から。なお,ドイツ語版は,
Fischerverlagで出版されています。
2007年7月20日 Weg mit den typischen japanisch-deutschen Interferenzfehlern.
「ドイツ語レベルアップトレーニング:ミスを減らして一歩先へ」発売
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7月10日に三修社からダニエル・ケルン/渡辺学/福原美穂子(共著)
「ドイツ語レベルアップトレーニング」
(税込2,100-)が出版されました。
初級後期〜(主に)中・上級向けで,「日本語や英語からの言語干渉に起因するドイツ語のミスを少なくする」
ことができるような練習や解説を集めてあるのが特徴です。
2007年7月18日 SocioPragmatica Germanica: 11.Workshop am 1.August an der Gakushuin Uni.
「社会と行為から見たドイツ語」研究会,第11回研究会
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2007年8月1日(水)午後3時〜6時に,学習院大学 北2号館10階,第4会議室で,
第11回「社会と行為から見たドイツ語」研究会が開催されます。
発表者と演題は以下の通り。
1. Yo-Song Park (National-Universität Cheju/Universität Münster):
Synkretismen in der Küche. Ein Beitrag zur kulinarischen Semiotik.
2. 田村建一(愛知教育大学):
「ルクセンブルクにおける多言語使用の実態」(仮題)
詳しくは,
日本独文学会の新着情報をご参照下さい。
2007年7月13日 Y. Kawasaki: Einführung in die deutsche Sprachwissenschaft
河崎靖「ドイツ語学への誘い」発売
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6月25日に現代書館から,河崎靖氏による「ドイツ語学への誘い」
(2300円+税)が出版されました。大学で2年間位ドイツ語を学んだ人を対象に,
ヨーロッパの歴史の中でのドイツ語の歴史をやさしくひもといたものです。
中には,言語地理学の創始者であるG. Wenkerにより作成された言語地図が
ウエブ上で公開されているという情報もありました。次の
Digitaler Wenker-Atlas(http://www.diwa.info/)
を御覧下さい。使いこなすには,少し勉強せねばなりませんが,膨大な言語地図をウエブで参照できるというのは,
感動的です。
2007年7月9日 Online Übungen für Deutsch als Fremdsprache, aus Bukarest.
オンラインでドイツ語を練習できるポータルサイトの紹介
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7月になり,大学ではそろそろ試験の季節になってきました。
本日,ご紹介するのは,ルーマニアのブカレストの方が作成された,ドイツ語の練習ができる
ポータルサイトです。
http://www.deutschlern.net/
です。
Kurz & Leicht,
Grundstufe,
Fortgeschrittene,
Dossier と分かれています。最初に,Anmelden して,
ein kostenloses Nutzerkonto を作成し,ログインして利用するように
なっています。利用者は,是非,ご感想をお聞かせ下さい。
2007年7月4日 Vortrag von Prof. Andreas H. Jucker(Universität Zürich) an der Gakushuin
Andreas H. Jucker教授(Zürich大学)講演会
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来る7月20日,歴史語用論の分野の第一人者である言語学者・英語学者
Andreas H. Juckerチューリッヒ大学教授
(Universität Zürich)による講演会が開催されます。
(Andreas H. Jucker氏は,学習院大学で招聘した客員研究員です。)
日 時: 2007年7月20日(金) 午後5:00〜6:30
会 場: 学習院大学 (豊島区目白1-5-1)北2号館6階 人文科学研究所会議室
演 題: Höflichkeit in der Geschichte des Englischen
入場無料です。
事前申し込みは必須ではありませんが,会場準備のため,あらかじめご参加のご予定を高田(hiroyuki.takada(AT)gakushuin.ac.jp)までご連絡下さい。講演に関するより詳しい情報は,日本独文学会の新着情報を御覧下さい。
2007年6月30日 Comedy-Show auf Deutsch, 14.Juli 2007,@NHK
2007年7月14日(土),NHKでドイツ語・日本語のコメディーショーが開催
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テレビ「ドイツ語会話」では,
4月からお笑いコンビ「博多 華丸・大吉」が登場していますが,この2人とさらに,ドイツ人コメディアン
Till Weingärtner,獨協大学演劇グループPanoptikum
が登場するコメディーショーが,2007年7月14日(土)19時30からNHKで開かれます(開場は19時から)。
日本語とドイツ語を混ぜたコメディーということで,初めての試みです。参加希望者は,
deutsch(AT)nhk-ed.co.jp 宛に,7月9日までにご自身の名前とE-Mail アドレスを添えて,
申し込んで下さい。参加希望者多数の場合には,抽選になります。
2007年6月27日 Vom 16.6. bis 23.9.2007 findet documenta 12 in Kassel statt.
5年に一度のユニークな芸術祭 documenta がカッセルで始まる
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2007年で第12回を数えるので,今年は documenta 12
と呼ばれています。1955年に 芸術家Arnold Bode によって始められた,この現代芸術
の祭典は,毎回,その祭典の総指揮者が変わり,独特な「味付け」がされます。本年度は,
Roger M. Buergel と Ruth Noack がその役を引き受けます。
芸術祭の大展覧会を「ショールーム」ではなく,「オープンで,形がかわりうる」,「芸術と観衆が共有できる」
ような「メディア」としての空間作りをめざしているようです。
ヘッセン州北部の町,カッセル(Kassel) に,
この夏は足をのばしてみませんか? 9月23日までやっています!
2007年6月22日 Bewerbungstermine für StartDeutsch, ZD, und ZMP
ドイツ語の検定試験StartDeutsch, ZD, ZMP の申し込み期間は,6月11日から7月13日まで
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Goethe Institut(ドイツ文化センター)で行われるドイツ語検定試験,
StartDeutsch 1, StartDeutsch 2, ZD, ZMP の申し込み期間は,
6月11日から7月13日まで です。ドイツ語の実力を公式に証明してくれる
試験ですので,ぜひチャレンジして下さい。テストのレベル,試験日などは,ドイツ文化センターの
ドイツ語検定試験 で確認できます。
なお,学習院大学ドイツ語圏文化学科では,学科事務室でも申し込みができます。掲示を見て,
期日内に申し込んで下さい。
2007年6月16日 Im November 2007 kommt Sächsische Staatsoper Dresden nach Japan.
ドレスデン国立歌劇場,2007年11月に26年ぶり来日公演
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ドレスデン国立歌劇場(Sächsische Staatsoper Dresden;
http://www.semperoper.de/)が2007年11月
に26年ぶりに来日します.10日〜11月26日の期間に,
ワーグナーの「タンホイザー」(Richard Wagner, Tannhäuser),
R. シュトラウスの「ばらの騎士」(Richard Strauss, Der Rosenkavalier, Op.59),
「サロメ」(Richard Strauss, Salome, Op.54)の上演する予定です.
その他に,特別コンサート,マーラー「交響曲第2番<復活>」
(Gustav Mahler, Symphonie Nr.2 in C minor, „Auferstehung“)も企画されています。
詳しくは,ジャパン・アーツ,
あるいは,日本テレビ(オペラ)
をご参照下さい.
2007年6月12日 Vortrag von Prof. Dr. Gerhard Stickel. „Europäische Sprachpolitik“
Prof. Dr. Gerhard Stickel 講演会,6月14日(日本大学文理学部)
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2007年6月14日(木)13時〜14時30分に,
日本大学文理学部
オバールホール(図書館3階)にて,Gerhard Stickelマンハイム大学教授
による講演が行われます.タイトルは,„Europäische Sprachpolitik“
(ヨーロッパの言語政策)
講演はドイツ語で行われますが,通訳がつきます。
主催:日本大学文理学部ドイツ文学科
2007年6月11日 Vorträge im Ozawa-Folktale Institut, am 08.07.2007
昔ばなし大学創立15周年記念講演会,7月8日(日)
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小澤昔ばなし研究所は,
創立15周年記念講演会を来る7月8日(日)に開催します。
プログラム:
10:00〜11:30 ハーメルンの笛吹き男伝説 -- その成立と展開 --
Prof. Dr.Hans-Jörg Uther
(Universität Duisburg-Essen)
11:50〜13:20 ホレばあさんとその姉妹 -- ドイツの昔話における女性の魔的な力 --
Prof. Sabine Winker-Piepho
講演会会場:品川区総合区民会館 きゅりあん
参加費:4000円
申し込み:下記の郵便振替口座へ振り込むことで,領収書兼入場券が送付されます.人数に余裕がある場合は,
当日受付もあり(定員 1000人).
振り込み先と問い合わせ先に関しては,
昔ばなし大学創立15周年記念講演会をご参照下さい.
2007年6月6日 Workshop des Arbeitskreises für deutsche Grammatik am 10.06.2007
ドイツ文法理論研究会春の研究発表会+講演
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ドイツ文法理論研究会では,来る6月10日,
13時〜16時に東京大学(駒場)1号館2階 150教室にて春の研究発表会並びに講演会を開催します.
今回の講演は,著名な認知言語学者,西村義樹氏が登場します.講演の概要,及び,当日の研究発表2件の概要は,
こちらを参照して下さい.
2007年6月2日 Symposium über „Gender-Studies“ bei der Tagung der Japanischen Gesellschaft für Deutschstudien
日本ドイツ学会のシンポジウムのテーマは「ジェンダーで読むドイツ」
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来る2007年6月23日(土),日本ドイツ学会では,
「ジェンダーで読むドイツ」というシンポジウム(13時45分〜17時45分)が開催されます.ジェンダー問題に関心のある方は,
是非どうぞ.入場料500円,今回の開催場所は,明治大学駿河台校舎
リバティータワー14階です.
シンポジウムでの発表と発表者は:
・啓蒙期におけるジェンダーの構築 弓削尚子(早稲田大学法学部)
・ <ピアノを弾く女性>イメージの成立 玉川裕子(桐朋女子高等学校音楽科)
・ 近代教育をジェンダーから再考する 小玉亮子(横浜市立大学国際総合科学部)
・ 1970年代のドイツ連邦共和国における家族変動と男性 川越修(同志社大学経済学部)
コメンテーターは:
大貫敦子(学習院大学文学部), 本沢巳代子(筑波大学大学院人文社会科学研究科)となっています.
2007年5月30日 CONCERTO LIBERALE III, am 08.06.2007 in Gakushuin
ヨーロッパ世界 〜音楽における「時」と「場」〜,6月8日の無料のコンサート
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主催:学習院大学文学会,後援:豊島区で,来る6月8日に学習院百周年記念会館正堂で,
入場無料(事前申し込みは不要です),全席自由の解説つきコンサートが開かれます.
18時開演(17時30分開場),19時30分終演予定です.
詳しくは,
学習院大学史学科のサイト をご覧下さい.
2007年5月28日 Sprachkurse und Studium in Deutschland (für Gakushuin-StudentInnen)
ドイツ語圏文化学科・学習院大学ドイツ文学会の共催で,5月31日に
ドイツ留学報告会とバイロイト大学短期研修会説明会が開催されます
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バイロイト大学での語学研修と,学習院大学との協定校(マンハイム大学,バイロイト大学)での留学の
体験談,および,その概要の説明会が開かれます.ドイツ語圏文化学科以外の方も大歓迎です.語学留学,
協定留学を計画している方,是非おいで下さい.
日時:2007年5月31日(木)16:30〜
場所:西5号館 202教室
第1部 16:30〜 バイロイト短期研修報告会(+説明会)
第2部 18:00〜 長期留学報告会(マンハイム大学,バイロイト大学, ハイデルベルク大学)
2007年5月26日 G-8 Gipfel in Heiligendamm (06.06.07 - 08.06.07)
2007年主要国首脳会議(G-8)は,ドイツのハイリゲンダムで6月6日から6月8日まで開催
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5月19日, 安倍首相は2008年に開かれる主要国首脳会議(G8サミット)首脳会合の正式名称を「北海道洞爺湖サミット」とすることを
発表しましたが,本年度のサミットは,来月6日〜8日に,ドイツのハイリゲンダムで開かれます.
ハイリゲンダムは,Heiligendammが公式サイト.
さらに,サミット用のページhttp://www.g-8.de/もすでに準備されています.
日本ではあまり知られていない町ですが,ハンザ同盟都市ロストック
(Rostock)
の西15キロあたりに位置します.なぜ旧東ドイツのこの町が
抜擢されたのか,この町の歴史は,と興味はつきません.この機会にいろいろと調べてみてはいかがでしょうか.
2007年5月24日 Das Gesetz für Volksabstimmung in Japan
2007年5月14日,日本では国民投票法が成立.ドイツの基本法(憲法)は,これまで50回以上改正されていますが,
ドイツに国民投票法はありません.なぜ?
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その答えの中核的部分が,東京新聞(5月15日)の特集に紹介してありました.「ナチスの教訓 制度採用せず」というタイトル
です.1919年に成立した,かの有名な民主主義のお手本とされる「ワイマール憲法」(
Die Verfassung des Deutschen Reichs vom 11. August 1919)
を持っていたドイツがナチスの台頭を阻止できなかった,という反省に基づいているのです.ナチスは,
国民投票(Volksabstimmung)をたくみに利用しました.
独裁者が,メディアを利用したプロパガンダで国民の信任を得ることが可能であることを,ワイマール憲法の歴史が物語っています.
さて,みなさんはどう考えますか?
2007年5月22日 e-Wörterbuch EX-WORD (XD-GW7150) wird kostenlos repariert.
カシオの電子辞書EX-WORD (XD-GW7150) ,無料修理始まる
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以前ここで紹介した,
カシオの電子辞書EX-WORD (XD-GW7150) に含まれる「独和大辞典」に間違いがあるモデルがあることが分かり,
回収して修理されることになりました.購入者は,
http://casio.jp/support/exword/st3/info.html
で確認して,修理してもらいましょう.
2007年5月19日 deutsches filmfestival in tokio 2007: 08.06. bis 12.06.
「ドイツ映画祭2007」(6月8日〜6月12日)の前売り始まる
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「日本におけるドイツ年」から始まった「ドイツ映画祭」は,今年で3年目.場所は,
東京・有楽町朝日ホールで開かれます.5月12日からすでに前売りが始まっています.今年は,
2006年以降に発表された日本未公開のドイツ映画12本が一挙に公開されます.映画の紹介や詳しい日程に関しては,
ドイツ映画祭公式サイトをご覧ください.
2007年5月16日 Vom 12.Mai bis 20.Mai findet DESIGNMAI in Berlin statt.
ベルリンで,DESIGNMAI 2007 絶賛開催中!
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DESIGNMAI は,昨年度からベルリンで始まった「デザインの祭典」です.
さまざまな文化機関,大学,ショップ,プロダクションなどが参加し,製品や家具から始まり,
コミュニケーションやグラフィックスに至るまでのデザインを競っています.ベルリンの芸術家だけでなく,
チェコ,ポーランド,イタリア,ギリシャ,フィンランド,スェーデンなどからも著名なデザイナーや意欲的なグループが出品しています,
この期間におよそ100のさまざま
な催し物がベルリンのあちこちで行なわれています.
展覧会だけでなく,映画上映,プレゼンテーション,ワークショップ,ディスカッションもあります.
この5月12日から20日までの時期にBerlin へ行けない人も,
http://www.designmai.de/ や,
http://www.dmy-berlin.com/
のサイトへ行って,その雰囲気を感じ取ってください.
2007年5月14日 Das Programm der 61. Tagung der japanischen Gesellschaft für Germanistik
日本独文学会第61回春季研究発表会のプログラムがネット上でも公開
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2007年6月9日,10日の予定で,東京大学・駒場
I キャンパス で開催される
日本独文学会第61回春季研究発表会のプログラム
がネットでも公開されました(5/10).なお,蛇足ながら,駒場キャンパスは,「I」,「II」
と分かれています.
2007年5月9日 Neue Website von NHK-Fernsehsprachkursen
NHKのテレビ,語学番組の新しいサイトが誕生
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NHKのテレビで放映されている語学番組の新しいサイトがオープンしています.
http://gogakuru.com/ です.
Google で検索することを,日本語では,「ググル」とかいいますが,その感じで「語学る」という命名のようです.
ちなみに,ドイツ語では,googln という動詞が使われていますね.
今後のコンテンツの充実に期待できそうです.
2007年5月6日 Vortrag an der Dokkyo Uni: Japan und Europa - Eine kooperative Partnerschaft
獨協大学ドイツ語学科での駐日ドイツ公使 Dr. Bernd Fischer による講演会
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獨協大学では,駐日ドイツ公使 Dr. Bernd Fischer による講演会を,
来る2007年5月9日(水曜日) 13:15〜14:45に行ないます.タイトルは,
Japan und Europa - Eine kooperative Partnerschaft です.
詳しくは,獨協大学ドイツ語学科講演会のご案内
をご覧ください.
2007年5月4日 18. Kolloquium für Medien und Sprache
第18回「メディアとことば研究会」が,6月2日(土)15時〜18時半に開催されます
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関東と関西の2会場を結んで行なわれる研究会は,
東洋大学白山キャンパス3号館1階ナレッジスクウェア(関東会場)
武庫川女子大学日下記念マルチメディア館(通称MM館のMM-108)(関西会場)を利用します.
西尾純二 (大阪府立大学人間社会学部)
「ローカル情報番組にみる方言使用の地域差」
田村 紘(元新聞記者)
「社説の主張を文法形式から考える−朝日と読売の提言形式とモダ リティ比較−」
参加費:500円(会員は無料 ただし,会員年会費は普通会員2,000円 大学院生1000円)
★当日参加も歓迎のようですが,
「資料印刷や懇親会会場予約などの関係上,ご参加ご希望の方は,竹野谷みゆき takenoya**toyonet.toyo.ac.jp(**のところを@に変えてご送信ください)までご連絡いただければ幸いです。」となっています.タイムテーブルに関しては,
メディアとことば研究会
のサイトをご参照下さい.
2007年5月2日 Tanz in den Mai und Maibaum
いよいよ5月へ,こんにちは Maibaum
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5月1日は,ドイツでは,Tag der Arbeitでお休みでしたが,実は,ドイツ南部から,オーストリア,
スイスでは,春祭りの象徴的な五月柱(Maibaum)が立てられる日です.
たいていは白樺(Birken)
の木に地域色豊かな飾りつけがされますので,ネットでもさまざまな地域の五月柱が見れるはずです.地域によっては,4月30日から,
お祭り騒ぎとなり,広場に立てられる五月柱の回りは大変な騒ぎです(例えば,Tanz in den Mai
で検索してみましょう!).
2007年5月1日 Ergebnisse der IFAK Umfrage: 3/5 der Deutschen freuen sich jeden Tag auf ihre Arbeit.
IFAK 研究所のアンケート結果:5分の3のドイツ人は,毎日働きに行くのが楽しみ
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かつて,「ドイツ人と日本人は働き者」と言われていた時代がありました.
いつのまにか,労働意欲が下がり,ドイツ人は「長期休暇をとる」ことで有名になり,
日本人もかつてのように「働き蜂」ではなくなったようです.今回のニュースは,ドイツの雑誌フォーカスのウエブサイト
Focus onlineに4月29日付で載った記事が情報源です.
IFAK研究所(IFAK INSTITUT GmbH & Co. KG Markt- und Sozialforschung)
の2001人の人への電話アンケートの結果,5分の3のドイツ人は,毎日働きに行くのが好き,と答え,
4分の3のドイツ人は,自分の仕事が好きだ,と答えたそうです.失業率が高いことが影響しているのでしょうか?
それとも,再び働くことに対する価値観が変わってきているのでしょうか?
2007年4月28日 Die Debatte über den Mindestlohn in Japan und Deutschland
日本でもドイツでも,最低賃金に関する議論が活発化
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2007年4月22日の東京新聞では,最低賃金に関する国際比較,並びに,日本での地域格差が
「生活図鑑」のページに大きく取りあげられていました.2005年時点での法的に定められた最低賃金
を国際的に比較してみると,日本は,時給ベースで668円,カナダが837円,アメリカ・カリフォルニア州が995円,
英国(一般労働者)が1,111円,フランスが1,196円となり,日本がとても低いことが分かります.また,
日本の最低賃金は,生活保護を受けることのできる月額最低賃金を下回っているという矛盾をかかえている
ところから,最低賃金法の改正が検討されています.
ドイツでは,実は,最低賃金(Mindestlohn)の保障が法的にまだ
整備されていないところから,目下盛んに議論中です.
この問題の行方に関心のある方は,http://www.mindestlohn.de/
をご参照下さい.
2007年4月24日 Infos über TestDaF in Japan und den Vorbereitungskurs
日本で受験できるTestDaFの予定,並びにその準備講座のお知らせ
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世界規模で行なわれているドイツ語資格試験,TestDaF
が獨協大学で以下の日程で受験できます.
TestDaFで特定の成績を治めれば,ドイツ語圏の大学へ入学が許可されるドイツ語資格を得られます.
試験日: 6月14日(木)15:00~19:30
申 込: 4月20日(金)~5月11日(金)
試験日: 11月13日(火)15:00~19:30
申 込: 9月14日(金)~10月5日(金)
詳しくは,獨協大学のTestDaFの解説 をご覧下さい.
また,本年度から,TestDaFの準備講座(受講料1万円)が,5月11日(金)~6月8日(金)までの予定で開催されます(時間:16:45~18:15).
申込期間は,4月9日(月)~5月2日(水)の間です.
2007年4月21日 Wiener Parodieopern ins Japanische übersetzt
『オペラ・パロディの世界:もう一つのオペラの愉しみ』が刊行される
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オペラ(Oper) と言うと,日本では高尚なイメージがありますが,
実は,民衆の娯楽としての側面も持っていました.上演されるたびに脚色され,時にはパロディー化されていたのです.
『オペラ・パロディの世界:もう一つのオペラの愉しみ』は,ウィーン民衆劇研究会による翻訳で,「魔笛」,
「魔弾の射手」,「悪魔のロベール」,「タンホイザー」,「マルタもしくはミッシュモントの女奉公人市場」,「ローエングリン」
のパロディの翻訳を試みています.
本の帯からの引用:
「『もう一つのオペラ』が見えてくる!! オペラ・パロディ=民衆オペラは,特権階級に独占されていたオペラの持つ魅力を,わかりやすく
民衆に伝え,新しい世界を発見させてくれる『魔法の壷』である。民衆オペラの駄洒落,語呂合わせ,言葉遊び,替え歌などに
挑み,19世紀ウィーンの演劇的祝祭空間に迫った苦心の翻訳集。」
「駄洒落,語呂合わせ,言葉遊び,替え歌など」は,そもそも非常に翻訳が困難なところですが,原文と併せて読んでみたいものです.
立教大学出版会(発売 有斐閣),
ISBN978-4-901988-09-4,定価:本体3,800円+税.
2007年4月19日 Der Film „Dresden“ läuft vom 21.04. 2007 an.
映画「ドレスデン,運命の日」が4月21日から上映されます
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シャンテ シネ(日比谷)などで,
「ドレスデン,運命の日」 が全国で順次公開されます.
この映画の紹介とローランド・ズゾ・リヒター監督へのインタビューは,
先週のテレビドイツ語会話の文化コーナーでもとりあげられましたが,
インタビュー内容は再録という形で5月号のテキストにも載っています.
住田未歩 著『ドレスデン,運命の日』 として講談社から4月20日,本としても発売される予定です(定価:1,365 円,税込).
ドイツ語版の本は,ZDFのテレビ映画にもとづいたもので,
Aufbau Taschenbuch Verlag から,2006年,
Rainer Lunau著,
Dresden として発売されています.
(ISBN: 3-7466-2223-9, Preis: 8,95 €). 映画と合わせてどうぞ.
2007年4月17日 Am 16.04. hat Papst Benedikt XVI. seinen 80. Geburtstag.
4月16日,ローマ法王ベネディクト16世,80歳の誕生日をむかえる
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1927年生まれの現ローマ法王は,Joseph Ratzinger という名前で,Marktl で生まれました.
1927年生まれと言えば,ギュンター・グラス(Günter Grass) もそうですね.
マルクトゥルというのは,ここ→ Marktl です.
2007年4月13日 Linguistenseminar 2007
日本独文学会第35回語学ゼミナール(Linguistenseminar)のお知らせ
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今回はドイツを代表する心理言語学者である
Bielefeld大学の
Prof. Dr. Gert Rickheit を招待講師として迎え,
心理言語学的な見地から,特に「読解」というプロセスが中心的に扱われます.今回のテーマは,
言語学的興味を超え,文学研究者,教授法研究者にとっても非常に興味深いものです.
ドイツ語のできる言語心理学者(だだし独文学会員になる必要あり)も歓迎されるでしょう.ゼミではテーマへの一般的な導入も行われ,
さまざまな関心の研究者の交流の場となる予定です.
1.総合テーマ
„Psycholinguistik heute: Neue Erkenntnisse aus der Leseforschung“
2.招待講師
Professor Dr. Gert Rickheit (Universität Bielefeld, Klinische Linguistik)
3.期日 2007年8月28日(火)〜8月31日(金) 3泊4日
4.会場 コープイン京都(1人部屋) 〒604-8113 京都市中京区柳馬場蛸薬師上ル井筒屋町411
5.定員 40名
6.参加費 3万6千円
(学生,非常勤講師の方には若干の旅費補助あり)
参加申し込みの締め切りは,2007年6月15日,申し込み方法等の詳しい情報に関しては,
日本独文学会サイトの
第35回語学ゼミナール情報をご参照下さい.
2007年4月11日 Vereinigte Bühnen Wien: Elisabeth Gastspiel Japan
ウィーン版ミュージカル「エリザベート」ウィーン・コンサート・バージョン上演中
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ウィーン劇場協会Vereinigte Bühnen Wien
によるオリジナル・プロダクションのミュージカル「エリザベート」が
梅田芸術劇場メインホールで2007年3月28日から4月30日
で上演されています.今回のミュージカルは,約40名のオリジナルキャストを迎え,ドイツ語で上演されています(日本語字幕付き).
2007年5月7日から5月20日までは,舞台を東京に移し新宿コマ劇場
で上演されます.セットチェンジがないかわりに,オーケストラが舞台上に集結.お時間のある人は,是非どうぞ.
エリザベート(Elisabeth):マヤ・ハクフォートMaya Hakvoort ,
トート(Tod):マテ・カマラスMaté Kamarás,
ルドルフ(Rudolf):ルカス・ペルマンLukas Perman.
(蛇足ながら,Elisabethのドイツ語読みは,「li」の所にアクセントがあり,長音ですから,
「エリーザベト」のようになります.)
2007年4月9日 NHK Radiokurse für Fremdsprachen werden kürzer, mit Ausnahme von Englisch? 13 Organisationen schicken einen Brief an die NHK und bitten, das nicht zu wagen.
「NHKはラジオ外国語講座を,英語以外の言語について大幅に縮小する?」という情報に,日本独文学会は,
関係諸外国語の学術団体とともに現状維持を訴える要望書を送付.
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NHKは,ラジオ外国語講座を,英語以外の言語について大幅に縮小することを検討しているという情報が入り,
日本独文学会は,該当する諸言語(ドイツ語,フランス語,イタリア語,スペイン語,ロシア語,中国語,韓国朝鮮語)に関係する13の
学術団体代表者と連名で,NHKに対して今後とも現状維持を求める要望書を提出しました.詳しくは,
日本放送協会宛に出された要望書をご参照下さい.
2007年4月8日 Heute ist Ostersonntag.
今日(2007年4月8日)は,イースターの日曜日です.
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イースターの日曜日(Ostersonntag) は,
キリスト教のさまざまな移動祝日を計算する日の規準となっている日です.
イースター(Ostern) に関するさまざまな情報を提供するポータルとして,
今年は,
http://www.osterseiten.de/
を薦めておきます.本来の宗教的行事としての意味や歴史,
そしてさまざまな習慣にいたるまで解説されています.
2007年4月6日 Gakushuin Beiträge zur Germanistik 11
学習院大学ドイツ文学会「研究論集」第11号の目次公開
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学習院大学ドイツ文学会「研究論集」第11号の目次を公開しました.
第11号をご参照下さい.
2007年4月5日 Botho Strauß erhält den Schiller-Gedächtnis-Preis 2007 des Landes Baden-Württemberg.
ボート・シュトラウス,バーデン・ヴュルテンベルク州のシラー記念賞受賞
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2007年4月3日,ドイツの劇作家,ボート・シュトラウス[Botho Strauß(1944-)] が
バーデン・ヴュルテンベルク州の シラー記念賞(Schiller-Gedächtnis-Preis) を受賞しました.
日本では,『終合唱』(ISBN 978-4-8460-0613-6),『公園』(ISBN 978-4-8460-0605-1),
『マルレーネの姉』(ISBN 978-4-8102-0217-5),『始まりの喪失』(ISBN 978-4-588-00527-5)が和訳されています.
彼の作品は,時に物議を醸し出すほど過激であり,シニカルでアフォリズムに満ちていると言われるだけでなく,
哲学的で現代科学技術に直結した問題を含んでいるものもあります.関心のあるかたは,ご一読を.
2007年4月4日 Diplom Deutsch (Dokken)
2007年4月1日から春の独検(3,4級)の願書受付けが始まっています.
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2007年6月24日(日)に行なわれる春の独検(3,4級)の願書受付けが,4月1日から始まっています.
願書受付けの締切日は,5月18日(金)消印有効(書店・生協での払込は5月17日まで).
願書は,全国書店などで入手できます.
4級は,「 ドイツ語の初歩的な文法規則を理解し,日常生活に必要な基本単語が運用できる。
(ドイツ語授業を約60時間受講しているか,これと同じ程度の学習経験のある人)」,3級は,「ドイツ語の
初級文法全般にわたる知識を前提に,簡単な会話や文章が理解できる。
(ドイツ語授業を約120時間受講しているか,これと同じ程度の学習経験のある人)」という規準です.
一年ドイツ語をみっちりやった人は,3級にチャレンジ,それなりにやった人は4級にチャレンジしましょう.
学習院大学も試験場になっています.詳しくは,独検 online 次回試験実施要領
をご参照下さい.
2007年4月1日 Die Website wird erneuert.
2007年4月1日,学習院大学文学部ドイツ語圏文化学科がスタート.Webサイトもリニューアル.
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本日,サイト内容と概観を大幅に刷新しました.まだ未完成の部分もありますが,少しずつ補完して,誤りなどを修正していく予定です.
ご期待下さい.Google の検索窓は,一週間位しないと,学科内の検索はできませんので,ご注意下さい.
2007年3月28日 Eisbär-Baby Knut: So süß und knuddelig!
北極クマの赤ちゃん「クヌート」,大人気
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2007年3月23日にベルリン動物園(Zoologischer Garten Berlin)
でおよそ500人の報道陣に公開された
北極クマの赤ちゃん「クヌート」(Eisbär-Baby Knut) は,
一般公開され,週末には,3万人の観客を集めたほどの大人気です.ベルリンと言えばクマは象徴的な存在なので,なおさらです.
一方で, 2007年3月26日には,パンダのヤンヤン(Pandabärin Yan Yan) が急性腸閉塞(?)で亡くなるという
悲しい知らせも届いています.詳しくは,上記のベルリン動物園へのリンクや,検索エンジンで
KnutやYan Yan をキーワードにお調べ下さい.
2007年3月26日 SPG−SocioPragmatica Germanica: 10. Tagung
「社会と行為から見たドイツ語」研究会,第10回研究会のお知らせ.
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「社会と行為から見たドイツ語」研究会(SPG−SocioPragmatica Germanica)の
第10回研究会が下記の要領にて,開催されます.奮ってご参加下さい.
日時: 2007年4月7日(土),午後2:30〜5:30頃
場所: 学習院大学(JR目白駅下車徒歩1分)
北2号館3階 ドイツ文学科閲覧室
プログラム:
1 森澤万里子氏(福岡大学):
Zum Rückgang des Relativpronomens welcher im 19. Jahrhundert.
Eine Studie unter Berücksichtigung der verschiedenen Sozialschichten
2 Joachim Scharloth氏(チューリッヒ大学,
Universität Zürich):
1774 und 1968 als sprachgeschichtliche Wendepunkte?
Gegenkulturen aus sprachbewusstseinsgeschichtlicher und stilgeschichtlicher Perspektive
2007年3月22日 NHK Fernseh- und Radiokurs für Deutsch 2007
NHK の4月からのテレビ,ラジオのドイツ語番組の紹介
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NHKテレビ「ドイツ語会話」(NHK出版へのリンク)は,
前年度に引き続き,学習院大学の保阪良子先生の担当です.半年をスパンにドイツ語の基礎を学ぶことを目指し,
学習の素材は,「ゆうほ のベビーシッター日記」(Yohos Tagebuch)です.
(放送時間:木曜0:00〜0:25, 再放送:月曜6:00〜6:25).
NHKラジオ「ドイツ語講座」(NHK出版へのリンク)は,
初級が月曜〜木曜で,千葉大学の清野智昭先生が担当.「100のステップで基礎を学ぼう」をキャッチフレーズに,
「謎の女」(Die geheimnisvolle Frau)というお話です.
金曜,土曜が応用編で,国士舘大学の鷲巣由美子先生の担当です
(鷲巣先生は,学習院大学独文の出身).「『聴く』と『読む』を猛特訓」をキャッチフレーズに,
「ベルリン52の断片」をテーマにします.
(NHKラジオ第2放送:
放送時間:月〜土 午前6時45分〜7時05分,(再放送は同日)午後0時40分〜1時00分)
4月号のテキストはすでに各350円(税込み)で販売中です.別売りCDも活用しましょう.
2007年3月19日 Ästhetik des Häßlichen ins Japanische übersetzt
カール・ローゼンクランツ著『醜の美学』が鈴木芳子氏によって翻訳されました.
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朝日新聞の読書欄(3月18日)に,文芸評論家の野口武彦氏によって紹介されていますが,
Johann Karl Friedrich Rosenkranz (1805-1879)は,哲学者ヘーゲルの
弟子であり,今回翻訳されたÄsthetik des Häßlichen
によって,美学の分野で特に有名です.曰く,「芸術は醜を浄化して滑稽に転生させ,美の普遍的法則に服従させる」
(上記紹介文より).価格は,4200円(税別),未知谷
という出版社から発売中です.
2007年3月15日 Sprachstipendium vom Goethe-Institut
ゲーテ・インスティトゥート ドイツ語コース 奨学生募集のお知らせ.
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日本独文学会創立60周年にあたり,ドイツ学術交流会
(Deutscher Akademischer Austauschdienst)と
ゲーテ・インスティトゥート(Goethe-Institut)から共同で,
独文学会員へドイツ語コース提供してくれるそうです.大学院生であり,かつ学会員である方,チャンスです.
以下に,詳細と,応募資格を再録します.詳しくは,独文学会の
ゲーテ・インスティトゥート ドイツ語コース 奨学生募集のお知らせ
をご覧ください.
詳細
(1)国内ゲーテ・インスティトゥート(東京,京都,大阪)のドイツ語「スタンダードコース」
(16週間,総時間数64時限)の無料受講(71,000円相当)。
(2)人数は8名。
(3)上記(1)より受講料の高いコースを受講する場合,差額は本人の負担とする。
(4)上記(1)より受講料の安いコースあるいは総時間数の少ないコースを受講する場合は,
ゲーテ・インスティトゥートの了解を得たうえで,所定の受講料あるいは総時間数に達するまで受講をすることができる。
(5)受講はすべて2008年の夏学期までに行うこととする。
応募資格
日本独文学会会員(2007年4月1日からは正会員)のうち,2007年4月現在,大学院修士課程あるいは博士課程(前期および後期)に在学する者
2007年3月1日 Kongress fü Soliolinguistik 2007
社会言語科学会第19回大会のお知らせ
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社会言語科学会第19回大会が迫っています.
大会のプログラムは,こちらからご参照下さい.
日時 : 2007年3月3日(土),4日(日)
場所 : 日本大学文理学部 (アクセス方法)
〒156-8550 東京都世田谷区桜上水3-25-40
TEL: (03)3329-1151(代表)
交通 : 京王線「下高井戸」あるいは「桜上水」下車,徒歩8分
2007年2月26日 „Das Leben der anderen“ hat Oscar gewonnen.
「善き人のためのソナタ」が,オスカーの「最優秀外国語映画賞」に選ばれました.
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「善き人のためのソナタ」(Das Leben der anderen)が,オスカーの「最優秀外国語映画賞」に選ばれました.
oscarのサイトから,The Lives of Others
の受賞の模様を見ることができます.なお,受賞作品の一覧は,
winners index から確認できます.
2007年2月25日 Forschungsprojekt Gesprochenes Deutsch (Gakushuin Universität): Kolloquium mit Prof. Dr. Schwitalla
「ドイツ語の話しことばに関する総合的研究」の一環として,Johannes Schwitalla教授
(ヴュルツブルク大学)を迎え,コロキウムが開催されます.
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学習院大学人文科学研究所における共同研究プロジェクト,
「ドイツ語の話しことばに関する総合的研究」の一環として,
下記の要領で Johannes Schwitalla教授
(Würzburg大学)を迎え,コロキウムが開催されます.
参加ご希望の方は,3月7日(水)までに高田博行氏(hiroyuki.takada_AT_gakushuin.ac.jp _AT_は@マーク) までお申し出下さい.
日 時: 2007年3月17日(土) 11時 〜 18時
場 所:学習院大学(豊島区目白1-5-1) 西2号館5階 505教室
プログラム:
11.00 – 12.45: Johannes Schwitalla:
Zunahme mündlicher Formen in der Öffentlichkeit seit 1945.
14.00 – 14.45: 細川裕史 (学習院大学博士後期課程)
Das Zeitungsdeutsch in der Zeit von Schopenhauer:
Die Sprache des „Schnellschreibers“.
15.00 –15.45: 渡辺学 (学習院大学)
Zwischen Standard und Dialekt:
Eine soziolinguistische Problematisierung der Streitfrage.
16.15-17.45: Johannes Schwitalla:
"Tun" als Hilfsverb und seine pragmatischen Funktionen.
2007年2月23日 Liste der Diplomarbeiten 2006
2006年度卒業論文題目一覧を公開
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学習院大学ドイツ文学科の2006年度卒業論文題目一覧を公開しました.
2007年2月22日 Votrag von Prof. Ueda
上田浩二先生の講演会
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財団法人日独協会では,
JG企画セミナー ドイツ語圏文化シリーズ2007・第2回
として,以下の要領で上田浩二先生の「日独関係の今」を語る,という講演会を行ないます.
日 時: 2007年2月23日(金) 19:00〜21:00
会 場:ドイツ文化会館207号室
参加費: 会員1,500円 一般2,000円
定 員: 70名まで(先着順にて受付いたします。)
申し込みは,こちらから,
参加費用は,下記の振込み先まで。(振込みを持って正式参加受付となります)
郵便振替口座: 00150−8−55593
口座名義: 財団法人日独協会
通信欄に「2月のドイツセミナー」とお書き下さい。
2007年2月20日 Arbeitskreis Phraseologie: Ansage der Versammlung
慣用句研究会の例会が以下の要領で開催されます.
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日 時: 2007年2月23日(金)15:00〜17:00
場 所: 筑波大学総合研究棟A 205会議室
発表者: 中川純子氏
題 目: 「慣用句の変形タイプとコンテクスト効果」
− 身体部位名詞を含む慣用句のコーパス分析に基づいて −
筑波大学までのアクセスの仕方は,筑波大学へのアクセス,
会場へのアクセスは,筑波大学のキャンパス案内
をご参照下さい.
2007年2月19日 Rosenmontag 2007
今日は,「バラの月曜日」(Rosenmontag)です.
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「バラの月曜日」というと,南部のドイツ語圏の街では,カーニバルが最高潮に達し,
「バラの月曜日の仮装行列」(Rosenmontagszug) が行なわれる日でもあります.
ドイツ語圏で最大規模の仮装行列が見られるケルン(Köln)
では,仮装行列は11時11分前にChlodwigplatz をスタートし,
6.5キロの距離を4時間以上かけてねり歩きます(ケルン市のサイト(Köln)
では,上の方にある Die schönsten Fotos von Kölner Karneval をクリックすると,
「最もすばらしい写真」を見ることができます).
さて,昨年もカーニバルの解説をしましたが,今年は,「移動する祝日」について一言,
説明しておきましょう.起算日は,「イースターの日曜日」(Ostersonntag) で,2007年度は,
4月8日 です.「バラの月曜日」は,「イースターの日曜日」から48日前と決まっています.
「灰の水曜日」(Aschermittwoch) ,
「昇天の祝日」(Christi Himmelfahrt) ,
「聖霊降臨祭の日曜日」(Pfingstsonntag) なども,「イースターの日曜日」から数えて決まります.
さて,「バラの月曜日の仮装行列」 の模様は,今晩の日本のメディアでも流されるでしょうか?
ちょっと期待してしまいます.
2007年2月16日 Zusätzliche Infos
アフター・ケア3題
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◎第12回ドイツ語教授法ゼミナールへの追加募集は,
参加者が定数に達したため,10日程前に締め切られました.
◎つくばGLワークショップの本日の予定は,
学会ホームページ
をご覧ください.13:45 c.t. から,場所:筑波大学・人文社会科学研究棟5階 B516で行なわれます.
◎『身につく独和・和独辞典 CD付き』の訂正追加情報.
S.83. betrügen, betrügte, betrügt→
betrügen, betrag, betrogen;
S.4. gang ab→ging ab;
S.6. mass ab→maß ab
2007年2月15日 Ein neues praktisches Wörterbuch Deutsch-Japanisch
『身につく独和・和独辞典 CD付き』が2007年2月20日に刊行されます.
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筑波大学教授(学習院大学・文学博士)の伊藤眞氏の監修,三省堂編修所(編)
の『身につく独和・和独辞典 CD付き』が2007年2月20日に刊行されます.
独和見出し1万語強,和独見出し二千五百語.
独検3・4級をめざす人にも役立つよう,そしてドイツ語の基本が身につくように編集されています.
慣用句が多数掲載されていることも特徴のひとつで,音声CDによりドイツ語の発音を確認しながら学習ができます。
定価(本体2, 600円+税)
詳しくは,三省堂出版のサイト内,
http://www.sanseido-publ.co.jp/minituku.html
をご参照下さい.
(訂正:S.480. schwärz →
schwarz; S.662. das Fenster(der Tür) zumachen →
das Fenster(die Tür) zumachen)
2007年2月13日 17. Kolloquium für Medien und Sprache
「メディアとことば研究会」が,3月2日(金)15時〜18時に開催されます.
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第17回メディアとことば研究会が,3月2日(金)15時〜18時に
日本大学文理学部,図書館3階メディアラボ1(ML1)で開催されます.
研究発表:
田中弥生氏(松蔭大学非常勤講師) --- ブログの文体的特徴 −書籍,音声メディアとの比較から−
Dr. Jürgen Spitzmüller(チューリヒ大学文学部)---
Visible by Design: the Significance of Typography in Media Communication
発表内容,会場への案内など詳しくは,こちら
をご覧ください.
2007年2月12日 Berlinale 2007
ベルリン国際映画祭の季節です.
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2月8日から2月18日まで,今年もベルリン国際映画祭Berlinale
の季節となりました.数多くの作品が,いろいろな劇場で上演されています.今回,日本の作品としては,
監督:山田洋次,原作:藤沢周平,主演:木村拓哉の「武士の一分」や,
蜷川実花監督作品の「さくらん」
などを見ることができます.また,選考の対象外ですがForum
で岡本喜八監督(1924〜2005)の作品が数多く上映されるのも今回の特徴です.
さて,今回の金熊賞(Goldener Bär)
は,果たしてどの映画に与えられるでしょうか?
2007年2月7日 Skandal: Gammelfleisch
賞味期限がごまかされた食肉スキャンダル
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食品の「賞味期限」をドイツ語では,Mindesthaltbarkeitsdatum と言います
(「最小保存可能期日」というのが直訳).では,「賞味期限を過ぎた肉」をドイツ語で近ごろ何と言うか知っていますか?
Gammelfleischと言います.日本でも,賞味期限がごまかされたさまざまな食品
が問題になっていますが,ドイツでは,2005年11月頃の食品スキャンダルをきっかけに使われるようになりました.
昨年も何度か,ドイツの新聞をにぎわしましたが,その中でも2006年12月16日に報道された「ベルリンのクリスマス・マーケット
で,一万本のソーセージがGammelfleischの疑いで押収された」というニュースは,
ショッキングでした.
最新版の Duden: Die deutsche Rechtschreibung には,
Gammelfleisch (ugs. für verdorbenes Fleisch) としてすでに収録されていますが,
食品スキャンダルは,ヨーロッパ全体に広がりつつあり,この単語は,今後も生き続けていきそうな単語です.
Gammel は,独和辞典でたいてい「がらくた」
と訳されています.ネット上では,Gammelfleisch
という歌の歌詞も公開されています.
http://www.freiheit-fuer-tiere.de/
の中にあります.興味のある人は,探して(googln) みましょう!
それにしても,「ごまかし」がはびこる困った世の中になったもんです.
2007年2月3日 Vortrag: Jürgen Spitzmüller
学習院大学で,ユルゲン・シュピッツミュラー 氏(チューリヒ大学助手)
による講演が行なわれます。奮ってご参加下さい。
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題 目 Textdesign als sozialer Stil : am Beispiel der
Internetkommunikation Jugendlicher
( 社会的な文体としてのテクストデザイン―若者のインターネットコミュニケーションを例に―)
講 師 ユルゲン・シュピッツミュラー 氏(チューリヒ大学助手)
日 時 2007年3月1日(木) 16:00〜
会 場 北2号館6階人文科学研究所会議室
備 考 参加費無料・ご予約不要です。
講演はドイツ語でおこなわれます。(日本語要旨配布予定)
2007年2月2日 Tsukuba Linguistik Symposium
「対話する言語学―日本語と諸外国語の対照的分析による発見と創出―」
というシンポジウムが 2007年2月17日(土),18日(日)に筑波大学で開催されます
(Professor Dr. Sebastian Löbner氏は英語ですが,その他の講演,発表は日本語で行なわれます).
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日 時: 平成19年2月17日(土)・18日(日)
場 所: 筑波大学 総合研究棟A会議室(1F)
主 催: 筑波大学対照言語研究プロジェクトチーム
9:30 受付,9:55 開会
基調講演「対照言語学の視点」
10:15 彭 広陸(中国 北京大学)
10:55 セバスチャン・レープナー(ドイツ デュッセルドルフ大学)
11:35 李 漢燮 (韓国 高麗大学)
午後のプログラム,及び2日目のプログラムに関しては,
日本独文学会の
「対話する言語学―日本語と諸外国語の対照的分析による発見と創出―」 をご覧ください.
なお,前日の,2月16日午後には,
Professor Dr. Sebastian Löbner
( Heinrich-Heine-Universität Düsseldorf )氏
を囲んで,つくばGLワークショップが開かれ,ドイツ語での発表と議論が行なわれる予定です.
2007年1月30日 Didaktik Seminar
第12回ドイツ語教授法ゼミナール への参加者及び,発表者が追加募集されています.
言語教育や言語政策に関心のある方は,今からでも間に合いますので,是非どうぞ!
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期 間: 2007年3月22日(木)?26日(月)
場 所: IPC 生産性国際交流センター 〒240-0115 神奈川県三浦郡葉山町湘南国際村
テーマ: 言語政策から考えるカリキュラム —— ドイツ語教育の社会的存在理由は現場でどう活かせるか?
講 師: Prof. em. Dr. Albert Raasch (Saarbrücken)
参加費: 48,000円 (ただし常勤職を持たない方,学部生,大学院生は38,000円)
参加・発表申込方法: 以下のURL で簡単に申し込めます.
http://web.hc.keio.ac.jp/~skazumi/daf/anmeldung.htm
詳細は独文学会の
このページ もご参照下さい
2007年1月28日 Ein neues e-Wörterbuch
新しいドイツ語電子辞書が発売になります.
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2007年2月23日3月2日,カシオ XD-GW7150 [EX-word 26コンテンツ収録電子辞書
JIS配列ドイツ語モデル]が発売される予定です.
定価は,60,900円.何がこれまでのドイツ語の電子辞典と違うか,というと,
小学館の独和大辞典第2版(収録数:約160,000語)と
オックスフォード独英・英独辞典 (収録数:約320,000語)が入っている,ということです.
もちろん,これだけではなく,国語系なら,デジタル大辞泉 <小学館>
(収録数:約230,000項目),英語系なら,ジーニアス英和大辞典
<大修館書店>(収録数:約255,000語)など盛りだくさん.ドイツ語の中級者以上の方にお薦めです.
詳しくは, カシオ の
新XDシリーズ のページをご参照下さい.
2007年1月26日 „Das Leben der anderen“ als Oscar nominiert.
「善き人のためのソナタ」 が,オスカーの「最優秀外国語映画賞」にノミネートされました.
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「善き人のためのソナタ」の英語でのタイトルは,
The Lives of Others. オリジナルのドイツ語のタイトルは,
Das Leben der anderen です.結果をネットでいち早く知りたい人は,
http://www.oscar.com/ をチェック.
生放送がFlash で見れるようです.
2007年1月23日 Donnersmarck im Interview
ドナースマルク監督,テレビ「ドイツ語会話」に登場!
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すでに,ここの新着情報で「善き人のためのソナタ」は予告していましたが,
2月10日からシネマライズ他で全国順次ロードショーで公開される「善き人のためのソナタ」.
「芸術は人間の思想を変えると信じている」(東京新聞2007/1/9)
と語る監督のドナースマルク(Florian Henckel von Donnersmarck)氏が,
テレビ「ドイツ語会話」にもインタビューで登場します.
2月7日(水)(再放送2月12日(月)),2月14日(水)(再放送2月19日(月))の「ドイツ語会話」
をお見逃しなく.
2007年1月20日 Eine unbequeme Wahrheit
本日,1月20日より,ドキュメンタリー映画「不都合な真実」
(An Inconvenient Truth)が日本でも公開されます.
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UIP映画が配給するこの映画は,昨年アメリカで(ドイツでもEine Unbequeme Wahrheit
というタイトルで)公開されたもの.前アメリカ副大統領のアル・ゴアが出演して地球温暖化現象に関して熱く語っている
映画ですが,ドキュメンタリーとして非常によく作られていると評判の作品です.
もともと,Albert Gore氏自身が書いた
An Inconvenient Truth: The Planetary Emergency of Global Warming and
What We Can Do About It.(Rodale Pr, 2006: ISBN-13: 978-1594865671)が元になっていますが,今では,
アル・ゴア (著), 枝廣 淳子 (翻訳) 『不都合な真実』(ランダムハウス講談社,2007:ISBN-13: 978-4270001813)として,
日本版も手に入ります.地球温暖化問題に関心のある方にお薦めです.
ドイツでの同映画の紹介は,http://www.moviemaze.de/
から,unbequeme Wahrheitをキーワードにして,ご検索下さい.
2007年1月15日 Glitter and Doom: German Portraits from the 1920s
ニューヨークのMetropolitan Museumでは,
昨年の11月14日から今年の2月19日までの予定で,「きらめきと悲運--1920年代のドイツの肖像画」
(Glitter and Doom: German Portraits from the 1920s)展をやっています.
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第一次世界大戦後のドイツを象徴するような肖像画だけを集めた非常に興味深い展覧会です.
ニューヨークへ行かれる予定の人は,是非どうぞ.
ネットでは,メトロポリタン博物館のサイトから,
Special Exhibitions
からのリンクをたどることで,その衝撃的な多くの絵を見ることができます.また,
1/17号の『ニューズウィーク』日本語版,P.60-61.に,今回の展覧会の紹介記事
『内蔵をえぐり取る肖像画の迫力』が掲載されています.
2007年1月12日 Georg-Eckert-Institut für internationale Schulbuchforschung berichtet: „Stasi“ kommt selten vor.
ブラウンシュヴァイク大学教科書研究所の調査:Stasi が81点のドイツの歴史教科書にほとんど取りあげられていない?
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(シュターズィ)という単語を知っていますか?
Staatssicherheitsdienstの略語で,「国家保安局」=「東ドイツの秘密警察」のことです.
今はもう存在しない「東ドイツ」の正式名称は,「ドイツ民主主義共和国」(Deutsche Demokratische Republik)
でした.この国には,一説には,当時25万5000人のシュターズィの職員と情報提供者がいて,市民を日々観察し,
反体制派と思われる人々を次々に投獄し,体制を維持していたと言われています.この過去の事実が,
81点のドイツの歴史教科書にほとんど取りあげられていない,というショッキングな調査報告が,
ブラウンシュヴァイク大学教科書研究所
(Georg-Eckert-Institut für internationale Schulbuchforschung)
の調査ExpertiseMaetzing.pdf
で明らかになりました,
今週号(1/17)の『ニューズウィーク』日本語版,P.30-31.に,「教科書から消えた秘密警察」
というタイトルでその概要が説明されています.この記事によると,東ドイツの存在についてすら,
調査された歴史教科書の半数は取りあげていなかったそうです.これから,どのような議論がおき,
歴史教科書がどう変わっていくか,注目したいところです.
2007年1月8日 Der Spiegel hat den 60. Geburtstag.
ドイツのニュース雑誌Der Spiegelが60歳の誕生日をむかえました.
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2007年のHeft 2がその特集になっています.Der Spiegelというと,
かつては,発売日の月曜日に,ドイツに激震を引き起こすほどの影響力を誇っていた雑誌で,日本に関して
も手厳しい記事が多く掲載されてきました(2007年のHeft 1
には安部首相に関する記事Japan : Schwindende Gunstも掲載されています).
しかし,近年は,かなり「おとなしく」なったという声も.
例えば,2007年1月6日Die Weltには,
Wie wichtig ist der "Spiegel" noch?
(シュピーゲルは,まだどれくらい重要か?)という記事が掲載されています.
http://www.pr-journal.de/に掲載された,
ドイツの2006年度のメディア分析の結果によると,
ニュース雑誌部門のランキングは,1位がBild am Sonntag(17,3%),
2位がStern(12,4%), 3位がFocus(9,1%),
4位(?)がDer Spiegel(8,8%)だったそうです.
もっとも,ネット上のSPIEGEL ONLINE
は,ニュースサイトとして非常に人気があるようです.メディア界の今後の動向にも目が離せません.
2007年1月4日 Infos zum Studieren in Deutschland
ドイツ留学をめざしている方へのお薦めサイトの紹介.
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今年はドイツ留学をめざしている方,ドイツの大学の学費導入の噂や,大学生活にかかる費用などが
気になるところです.そんな人にお薦めなのが,
UNICUM Verlag GmbH - Portal für Studenten, Abiturienten und Absolventen mit Infos zu Studieren ...
のポータル・サイトです.ドイツでの学生生活に関するさまざまな情報満載です.
このサイトでの情報によれば,2007年夏学期からバーデン・ヴュルテンベルク州と
ニーダーザクセン州ではすでに一学期につき500ユーロ(1ユーロ150円の換算で7万5000円)の学費導入が決まっているとか.
一方で,ベルリン,メクレンブルク・フォアポメルン,ラインラント・プファルツ,テューリンゲンでは,学費導入の議論はまだ起きて
いない様子(その他の地域は,検討中).
学生生活にどれだけトータルでお金がかかるかというランキングで,一番お金がかかる順番から都市名をあげると,
デュセルドルフ,フランクフルト・アム・マイン,ハンブルク,ケルン,ミュンヘン,逆に一番生活費がかからない都市のランキングは,
イルメナウ,エアフルト,イェーナ,ヴァイマル,ケムニッツとなっています.もちろん,これらは一つの目安でしかありません.
詳しくは,上記のサイトをご覧ください.
- [2006年12月31日]
今日は大晦日(おおみそか).晦日というのは,「つごもり」とも読み,本来は,陰暦で月の最後の日のこと. ドイツ語では,Silvesterです. 実は,Silvesterという名前の教皇がいて,335年12月31日に没したことから, 12月31日をこのように呼ぶようになった,との説があります.さて,伝統的には,鯉(コイ, Karpfen) とか,魚料理を食べることになっていますが,フォンデュ(Fondue) やラクレット(Raclette)を食べることもよくあるとか. 昔は,「鉛占い」(Bleigießen)も行なわれたそうです. 0時には,シャンペン(Sekt)で乾杯して,「新年に乾杯」(Prost Neujahr!)し, 外にくり出して,さまざまな花火(Silvesterraketen, Feuerwerk, Böller)を見物したりします.
あなたは,どんな大晦日を過ごしますか? ブランデンブルクでの大晦日パーティの様子は, http://www.berlin.de/の, Silvesterparty am Brandenburger Tor でかいま見ることができます. - [2006年12月27日]
年末のこの時期に話題になるものとして,流行語大賞があります.日本では,先日, 現代用語の基礎知識選『ユーキャン流行語大賞』が発表され,「イナバウアー」,「品格」が大賞に 選ばれました(詳しくは,自由国民社のサイトを参照). ドイツ語圏では,Wort des Jahresという「その年の言葉」が選出されます. ドイツでは,WiesbadenのGesellschaft für deutsche Sprache (GfdS) が発表しますが,今年は,1位 Fanmeile, 2位 Generation Praktikum, 3位 Karikaturenstreit, 4位 Rechtschreibfrieden, 5位 Prekariatとなりました. http://www.doitsujapan.jp/の ブログに簡単な解説があります.
みに,スイスでは,http://www.chwort.ch/ で発表され,2006年度は, Rauchverbotが1位, Migrationshintergrundが2位, Köbiが3位になりました.オーストリアでは, http://www-oedt.kfunigraz.ac.at/oewort/から発表され, Penthousesozialismusが1位, arschknappが2位, Schmollwinkerlparteiが3位でした.この一年に起こったさまざまな出来事や社会現象を象徴して います.また,Unwort des Jahresというのも発表されますが,スイスやオーストリアと違って, ドイツでは,フランクフルト大学で発表されます.これも楽しみですが,2006年版は,まだのようです. (Unwortとは,unschönes, unerwünschtes Wort のこと) - [2006年12月22日]
サッカーJ1・G大阪のDF宮本恒靖が,オーストリアリーグ1部のレッドブル・ザルツブルクへ完全移籍というニュースが 流れていました.三都主アレサンドロも移籍が決定的になったとか.
ーストリアのサッカーというと, Österreichische Fußball-Bundesligaから情報を得ることができます.12月21日付けの最新ニュース(Liga Aktuell)の中に, Red Bull Salzburg will Brasilianer aus Japan. という記事があります. レッドブル・ザルツブルクのサイトは, Red Bull Salzburgです. - [2006年12月21日]
2006年12月13日の東京新聞に,飲酒運転に関するアメリカ,ドイツ,タイ,中国の事情が紹介されていました. ドイツ事情ですが,呼気1リットル中,0.5ミリグラム未満のアルコールならおとがめなし. 初回は,250 ユーロの罰金と免許停止1ヶ月,常習者は最高750 ユーロと免許停止3ヶ月. 呼気1リットル中,1.1ミリグラム以上では,罰金以外に5年以下の懲役,最高5年の免許停止となるそうです. さてこれをあなたは,厳しいと見ますか,それとも手ぬるいと見ますか?
ちなみに,この部分,正確には,道路交通法(Straßenverkehrsgesetz (StVG)) によって定められています.原文は,例えばhttp://www.fahrtipps.de/ の§ 24a 0,5 Promille-Grenze で読むことができます. - [2006年12月19日]
学内の4年生卒論執筆者のみなさんへ
卒論の締切日は,明日12月20日(水)です.以下の3点にはくれぐれも気をつけて下さい.
. 締切日締切時間は厳守です.12月20日16時が締切時間ですので,遅れないように. 正は,教務課提出ですが,時間間際になると大変混雑しますので,早めに出せるようにしましょう.
自分の論文のデータは,必ずフロッピーやUSBフラッシュメモリ・スティックなどでバックアップをとっておきましょう. ぎりぎりになると,よくコンピュータが故障したり,プリンタが動かなくなります. パソコンやプリンタの故障は,論文を遅れて出す言い訳としては通用しません.
. 健康には十分注意しましょう.あと一息のところで,風邪をひいて寝込んでしまわないように. - [2006年12月14日]
ミヤエル・エンデ(Michael Ende, 1929-1995) のDie Schattennähmaschine (1982) が邦訳され出版されました(12/11).翻訳者は酒寄 進一,出版社は, 長崎出版 で,定価は,2500円(+税).ビネッテ・シュレーダーによるモノクロのさし絵が収録された詩集で, 原著の雰囲気を伝えています.本のタイトルは,「影の縫製機」,
- [2006年12月13日]
同学社から, ドイツ文法用語独和小辞典が出版されました.同学社小辞典シリーズの1つで, 学習院大学名誉教授・川口洋 編著,執筆者の多くが学習院大学ドイツ文学科卒業の方々です. 以下は,同学社のサイトの説明より一部引用:
「独和辞典ではこれまでその訳語のみ、 または僅かな説明しかなされてない文法用語1150語を見出し語(ドイツ語)として選択し、わかりやすい例文とやや詳しい説明を付した。」<
◆価格:2,625円 (本体2,500円) ◆ISBN4-8102-0063-9 - [2006年12月12日]
クリスマス(Weihnachten)までもう2週間を切ってしまいました. 昨年に続き,ドイツのクリスマス市(Weihnachtsmarkt)を ネットで楽しむというのはいかがでしょう. Informations-Plattform fürs Internet で提供している Großes Verzeichnis aller großen und bekannten Weihnachtsmärkte in Deutschlandで,各地のクリスマス市の様子を知ることができます. この時期,例年ですとかなり寒くなるのですが,今年はヨーロッパも温暖な気候のところが多く, 12月に入っても気温が15度以上になる所もありました. http://www.wetteronline.de/ で,あわせてドイツ語圏の天気をチェックしてみましょう.
- [2006年12月11日]
12月6日に共同通信から流れた「ドイツ、人口の13%が貧困 富裕層との『格差』拡大」というニュースは, 日本だけでなく,多くの国で,いわゆる格差社会化が進行していることをうかがわせるものでした. この報道では,ドイツでは「『貧困の危機』にさらされている国民が人口の13%に当たる約1060万人」 いるという書き方でしたが,情報源は,ドイツ連邦統計局 (Statistisches Bundesamt)の, Publikation "Armut und Lebensbedingungen – Ergebnisse aus LEBEN IN EUROPA 2005 für Deutschland" というプレス発表(12/5)での資料にあります.タイトルで分かるように,実は,2005年ヨーロッパ全体での貧困層を 初めて比較できるようなデータが提供されたというところに主眼があり,ここで使われたデータは,2004年のものです. 詳しくは,PDFデータをお読み下さい.
- [2006年12月10日]
オーストリアがオーストリーにというお知らせを書いたその日(11月23日)に, オーストリア大使館は, 「オーストリアの公式日本語表記変わらず」という タイトルのプレス発表を行なっていることを先日知りました. 「オーストリア大使館は日本国外務省に対し日本語におけるオーストリア国名の公式表記の変更を要請していない」 という点が,強調されているようです.これまで通り,公式には「オーストリア」という名称を使うようですが, これを期に「オーストリー」と呼ぶことを妨げるものでもないようです.
- [2006年12月07日]
獨協大学で12月2日に開かれた天野杯ドイツ語弁論大会で, 学習院大学ドイツ文学科の,出場者は優秀な成績を修めました.<
第2部 ドイツ語コント部門<
11組出場中,4年生の宇佐美さん・佐多さんチームは,準優勝
第3部 スピーチ部門<
12名出場中,4年の日比野さんは,特別賞として獨協大学同窓会長杯を受賞
おめでとうございます.今回は,初心者でも出場できる第1部の出場者がいませんでしたが, 1・2年生でも十分出場できますので,来年もチャレンジしましょう. - [2006年12月05日]
トッパン印刷博物館では, 10月27日(土)〜2007年1月28日(日)までの予定で,「P&Pギャラリー」にて 日本とドイツの美しい本2005 を開催しています.「ドイツの最も美しい本コンクール」の入選図書が日本で紹介されるようになってから今年で10年. 同時に,日本の「造本装幀コンクール」の開催が40回目.これを記念して、両コンクールの入選図書を見ることができます. 入選作品であるドイツの図書60点と日本の図書34点が揃っています.
日: 毎週月曜日(ただし1月8日は開館),12月29日(金)〜2007年1月3日(水)、1月9日(火)<
開館時間: 10:00〜18:00
入場料: 無料
MDR(DER MITTELDEUTSCHE RUNDFUNK)の過去の記事 "Schönste Bücher aus aller Welt 2006" in Leipzig が参考になります. - [2006年12月04日]
11月25日に,京都国際マンガミュージアム がオープンしました.「国際」と名前がついているだけあって,世界各国のマンガ(もちろんドイツ語圏のComicもあります)だけでなく, 日本のマンガの各国語版まで取り揃えているようです.館長は,東大名誉教授の養老孟司氏. 展示だけではなく,近世思想史や美術史などを専攻する研究員4人が研究にあたっているそうです.
- [2006年11月30日]
世界経済フォーラム(WEF)は11月21日に 世界115か国を対象とした男女間の社会的な「格差」のランキングを発表しました. 格差の少ない順でのランキングは, 1位:スウェーデン,2位:ノルウェー,3位:フィンランド,4位:アイスランド,5位:ドイツ. 日本は,79位でした.(読売新聞11月21日)<
同新聞のネットニュースによると「 ランキングは、<1>男女間の給与格差や管理職登用など経済活動への参加程度 <2>政界への進出<3>教育機会の均等<4>平均寿命など健康の達成――の4項目を指数化して順位をつけた。」 そうです.<
ちなみに,2005年5月16日に発表された前年度のランキングでは,ドイツは,9位,オーストリー28位,スイス34位,日本は,38位でした. さて,この結果を皆さんはどう評価しますか? - [2006年11月29日]
本日,11月29日のテレビドイツ語会話(NHK教育)では, 後半部分(午後11時45分あたりから)に,三島憲一氏が出演し, ギュンター・グラスの告白問題についてインタビューを受けたものが放送されます。 また,今日の分の再放送は12月4日(月)の午前6時からです.お見逃しなく.
- [2006年11月28日]
2007年正月第一弾,シネカノンで, 「見えない雲」という作品が上映されます.この作品の原作は, グードルン パウゼヴァング(Gudrun Pausewang)による, Die Wolke. という作品で,日本でも小学館から文庫本で,「みえない雲」 というタイトルで翻訳出版されています.原子力発電所の恐怖を描いたこの映画は,グレゴール・シュニッツラー (Gregor Schnitzler)監督(42歳)によるもので,原子力発電所の事故現場や爆発シーンは 登場しないながらも,事故後どのように生きていくかというところにスポットをあてた作品で,ドイツでも評判になりました. Kinokritik Mpex.netには, この映画作品に対してのコメントが紹介されています.今からなら,原作を最初にドイツ語で読んでおくことができますので, お薦めです.
- [2006年11月27日]
東京ドイツ文化センター(Goethe-Institut, Tokyo) では,2006年11月30日(木)19:00から,ドイツ現代演劇 ヴィデオ上映シリーズ 「ヴァレンシュタイン」(シラー原作,リミニ・プロトコル演出,参考字幕付)を上映します. 現在,注目のリミニ・プロトコル (Rimini Protokol)による昨年の舞台作品です.<
詳しくは,ドイツ現代演劇 ヴィデオ上映シリーズ をご参照下さい. このサイトのリミニ・プロトコルに関する紹介文を一部,引用します.<
「リミニ・プロトコルはヘルガルト・ハウクとダニエル・ヴェツェルおよびシュテファ ン・ケーギの3人による劇作家・演出家集団。解雇された航空会社の社員を舞台に上げたり、 インドのコールセンターからベルリンの観客一人一人にケイタイを通して散歩の 指示を出したりといった、斬新な発想で知られています。」 - [2006年11月23日]
オーストリアとオーストラリア,あなたは間違えたことがありませんか? 2006年10月,オーストリアの駐日大使館が 「オーストリアではなくオーストリー と呼んでください」と発表したことは,大きな反響を呼んでいます. 日本では,第二次世界大戦後に,英語式の「オーストリア」という表記が広まったそうで, それ以前は,「オウストリ」と呼ばれていたようです.現在の呼称は,あまりにも多くの間違いを生むので, 日本語では,「オーストリー」と呼んで下さいという表明になった.日本の外務省は,まだ対応を決めかねているようで, ネットでもまだオーストリアという表記を使っている政府関係のサイトも残っています.これから, 変わるのでしょう.<
今回の声明は,ドイツ語と日本語で書かれたもので, Umbenennung_von_Oesterreich_im_Japanischen.doc.pdfという PDF文書として発表されたものです. では,これからは,オーストリーで行きましょうか. - [2006年11月21日]
「欧州ワイン”南北戦争”」という記事が10月25日の東京新聞の紙面をにぎわしていました. ドイツでは,ビールの「純粋法」(Reinheitsgebot) が有名ですが,ドイツワインの場合,「プレディカート」(Prädikat)という格付けは「糖分無添加」 を保証しています.ただし,日照不足の地域でワインを作る場合,サッカリンなどで風味を損なわずにワインを生産する製法(「補糖製法」)が, フランス北部,ドイツ,オーストリアなどの中級以下のワインで用いられているのだそうです.それに対して,スペイン,ポルトガル, イタリア,ギリシャなどの日照に恵まれた地域(ヨーロッパ「南部」)がEU産のワインを純粋に保つべきだという提案をしていて, そこで対立が生じているとのこと(もちろん,ドイツ語圏でも,人工的に砂糖を加えることなしに,すべてのワインを生産している業者もいますが).
ワインに関して,勉強したい方は,http://www.wein-aktuell.info/を, ドイツワインに特化したサイトは,http://www.germanwine.de/を ご覧ください. - [2006年11月20日]
オーストリアというと,首都ウィーンに象徴されるように歴史と音楽の国というイメージが強いようです. でも,「教育に割く予算は,対国内総生産(GDP)比では,日本の約1.6倍,労働者の質が高く, 1994年から10年間の製造業の生産量伸び率は,日本の1.7倍,米国の1.3倍」(東京新聞10/6)だそうです. 詳しくは, オーストリア政府経済労働省(Bundesministerium für Wirtschaft u. Arbeit)をご参照下さい.ついでに, オーストリア政府観光局(日本語サイト)も紹介しておきます.
- [2006年11月16日]
気がつくとすでに11月も中旬.もうクリスマスが駆け足で迫ってくる感じです. 年末にかけて,ちょっとドイツへ,と思っている方は,ドイツ観光局 のリニューアルしたサイトをご存じですか? 情報満載です.ちなみに,ドイツ語のサイトは, deutschland-tourismusです.
- [2006年11月13日]
ドイツでは,第13回 「ショッピングの長い夜」 (Lange Nacht des Shoppings)が,去る10月28日(土) に開かれました.特に有名なのが首都のベルリンで,今年は,およそ60万人が殺到したとのことです(東京新聞11/5). 深夜0時までお店が開いているというのは,ドイツでは普段あり得ない話.それは, 閉店法(Gesetz über den Ladenschluss) という法律があるからで,ある意味でお店の間の平等な競争を保障しているからです.
とはいっても,夜のショッピングというのは,別な雰囲気があって人々を魅了しているのも事実. Lange Nacht des Shoppings によれば,次回は,2007年3月24日.また,2007年10月27日にも予定されています.これらの日にドイツへ 行かれる予定の方は,是非,「ショッピングの長い夜」をお楽しみ下さい. - [2006年11月11日]
- [2006年11月9日]
平成18年12月26日(火) 午後3時〜6時に,斎藤 衛氏(南山大学大学院人間科学研究科教授) による講演「日英語の虚辞---虚項と虚動詞の共通性」があります. 場所は,首都大学東京南大沢キャンパス 6号棟101教室.(京王相模原線 南大沢下車 徒歩5分) 虚辞(ドイツ語では,es)に興味のある方,生成文法に興味のある方は,是非どうぞ.
- [2006年11月8日]
Goと書くと,英語の動詞かと思ってしまいますが,囲碁の碁(ご)のことを, ドイツ語では,Go(中性名詞,単数2格の語尾なし,複数形なし)と言います.ドイツ語正書法辞典では, ein japanisches Brettspielという説明が付いているように,日本人がドイツへ 持っていったようです(碁そのものの発祥地は,中国だと思われますが).現在では,碁のブンデスリーガ もあり,その対戦の模様は,Deutscher Go-Bund e. V. で垣間見ることができます.あなたも,ドイツ人と碁をうってみてはいかがでしょうか? 碁を知らない人は,Wikipedia: GO の説明や,上のリンクの説明を読んで,ドイツ語で勉強してみてはいかがでしょう.「静かに碁盤の前で考える」ことは, 思考を忘れがちな現代人にとって,象徴的に必要なもののように思われます.
- [2006年11月7日]
2006年10月24日の東京新聞科学欄に,「バイオベンチャー スイスが元気」という記事が出ていました. スイス(die Schweiz)というと,永世中立国,直接民主制,多言語社会(ドイツ語, フランス語,イタリア語,レトロマン語),EUに加盟していない小国(人口,約740万人,面積はおよそ九州程度), というイメージと並んで,かつては精密機械(特に,時計)で有名でした.しかし,近年は,14,000人もの人達がバイオテクノロジー (Biotechnologie)分野で働いているそうです. スイスの産業の状況に関する情報は,Location Schwitzerland や,Standort Schweizのサイトで得られます. 研究開発型企業に対する税制優遇,外国人研究者の積極的受け入れ,大学とバイオベンチャーとの垣根の低さ, などいくつかの特徴があり,小さな国を支える産業になっているとのことです.
- [2006年11月6日]
11月19日(日)18時から,シアターχ(カイ)で, ベルリン在住のジャズピアニスト,高瀬アキのピアノ演奏付きで 多和田葉子の朗読会が開かれます. チケットは,前売:3,500円,当日:4,000円,学生:2,500円,18歳以下:2,000円. 「詩の通路」というシアターχ(カイ)の自主企画 です.劇場は,東京・両国の両国シティーコア内です.詳しくは,上記のリンクをご覧ください.
- [2006年11月3日]
フーベルト・ザウパー(Hubert Sauper)監督の ドキュメンタリー映画「ダーウィンの悪夢」 (Darwin's Nightmare, Darwins Alptraum) が12月,渋谷のシネマライズで上映開始. 全国で順次公開される予定です. この映画の説明を東京新聞10月28日の記事から一部引用:
「映画は,生物多様性の宝庫で『ダーウィンの箱庭』と呼ばれるアフリカのヴィクトリア湖に,巨大な外来魚 ナイルパーチが放たれたことから始まる地域の変化をとらえる. 輸出のための漁業で潤う一方で,貧困などの社会問題が起きているグローバリズムの現実をカメラが追う.」
トリア生まれのザウパー監督による2004年の作品で,多くの国際映画祭で賞をとった作品です. 映画の配給は,ビターズ・エンド. 11月7日には試写会と同監督を交えたシンポジウムが開かれます. - [2006年11月2日]
「東京デザイナーズウィーク2006」の開催に併せて, ウィーンのモダンデザイン展 が,10月31日から11月5日の予定で,新宿パークタワー(1F ギャラリー1)で開催されています. 時間は,11:00〜19:00(最終日は17:00まで),入場無料です. 主催は,ウィーン代表部(ウィーンプロダクツ), 協力は,リビングデザインセンターOZONE.
- [2006年10月31日]
「ヨーロッパ統合と境界地域の可能性−ドイツ語圏の国境地域における言語とアイデンティティ」 というシンポジウムが,11月20日 17時〜19時に,上智大学 2号館1702会議室で開かれます. 発題者は,「ベルギー、アルザス」 泉邦寿(上智大学), 「ルクセンブルク」 ジャン=クロード・オロリッシュ(上智大学), 「南チロル」 山川和彦(麗澤大学), 「オーデル・ナイセ線」 木村護郎クリストフ(上智大学)です.
以下は,シンポジウムの趣旨からの一部引用:
本シンポジウムでは、拡大したEUの中心部に位置するドイツ語圏の境界地域に焦点をあてて、 ヨーロッパ統合の動きのなかで、これらの地域にどのような課題や展望がみられるのかをとりあげ、 諸地域の異同を比較検討する。」
公開シンポジウムで,使用言語は日本語です.ヨーロッパの中におけるドイツ語圏を考えるよいきっかけとなる と思います.詳しくは,主催の 上智大学ドイツ語圏文化研究所のサイトをご覧ください. - [2006年10月30日]
2007年のお正月第2弾,シネマライズ他で全国順次ロードショー予定の「善き人のためのソナタ」 (Das Leben der anderen) が公開前から話題になっています.ドイツでは,2006年3月23日より公開された映画で, 監督は,フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク(Florian Henckel von Donnersmarck).
パンフレットから最初の部分を引用.「1984年,東西冷戦下の東ベルリン.壁の向こうで,何が起こっていたのか? ようやく明かされた”監視国家”の真実ー.」「この曲を本気で聴いた者は,悪人になれない」
特別試写会は終わってしまいましたが(10/5),11月中旬には監督が来日する予定.マスコミにも登場するかも. なお,作品は,Suhrkampから,本となって出ていますので,来年の公開前に, ドイツ語で読んでおくというのもいいかもしれません.2ヶ月ありますから,読めますね.
Florian Henckel von Donnersmarck: Das Leben der anderen. Suhrkamp, Frankfurt am Main 2006, ISBN 3-518-45786-1
2007年1月23日へ戻る - [2006年10月27日]
パラダイス一座旗揚げ公演「オールド・バンチ 男たちの挽歌」 のパンフレットが届いています.2006年12月6日〜12月13日までの期間, 下北沢ザ・スズナリで上演されます. パンフレットの裏面から一部引用:
「人が生まれ、生き、老いて、そして死んでいく様はステキで、まさに『演劇』であった。 であるならば、芝居を生きる為に選んだわたしたち『芝居者』 の老いの在りざまをきちんと見る=魅せるのもいいじゃない、である。 『人間』がソコに『いる』だけで芝居は成立するのだ。」
〇代から九〇代の『七人の侍』たちの白日夢のような銀行強盗ドラマ 『オールド・バンチ』!いよいよ始まります。見逃したら一生の損です!! 待ってます。」
パラダイス一座旗揚げ公演の詳細については,こちらをご参照下さい.岩淵先生もご出演されます! - [2006年10月26日]
ドイツ東部,ハルツ地方(Harz)から有名な 「ヴェルニゲローデ合唱団」 (Rundfunk-Jugendchor Wernigerode) の演奏会がつくば市であります. なつかしいドイツ民謡やドイツ・オーストリアの合唱曲を,普通よりもお得なお値段でお楽しめます.
:2006年10月28日(土) 15時開演(14:30開場)
場所:つくばノバホール(029-852-5881)
主催:つくばコンサート実行委員会
料金:2000円
東京からは,つくばエクスプレス(TX)でどうぞ.
チケットの詳しい情報は:http://www.tins.ne.jp/~tsukuba-concert/ - [2006年10月25日]
フランツォーベル朗読会が, 11月9日(木)15:00ー17:00(東京都立大学・首都大学東京,5号館大会議室)で開かれます. Franzobel(1967-) は,オーストリアの著名な現代作家の1人です.11月10日からは,オーストリア文学会でのセミナー で3日間の合宿形式でのセミナーが野沢温泉で開かれます.こちらの情報に関しては, Seminar zur österreichischen Gegenwartsliteratur, Nozawa Onsen をご覧ください.
- [2006年10月24日]
2006年10月28日(土)13:00〜17:30に,東京大学(本郷キャンパス)理学部1号館 小柴ホール で,「ヒトの成長パターンと言語能力の進化」という国際コロキウム・公開講演会 が行なわれます.同時通訳付き、入場無料です. 興味のある方は,evolution2006.pdf をご覧ください.
- [2006年10月20日]
このところ,世界的に日本食ブームが起きていますが,寿司(Sushi)と並んで,しばらく前から 豆腐(Tofu)もかなりの人気ものです.東京新聞(2006年10月12日)朝刊には, 「健康,安全で消費拡大,ドイツ発:爆発的人気の『トーフ』」 という記事が経済欄に出ていました.
およそ20年前にドイツにもTofuが入ってきたとのことで, 試しに最新版のDuden: Die deutsche Rechtschreibung を調べてみると,der Tofuと男性名詞. (jap.) aus Sojabohnenmilch gewonnenes quarkähnliches Produkt(大豆ミルクから作られたクヴァークに似た製品)という説明が載っていました(ドイツ的で納得!).
しかし,日本と同じような食べ方だけかというと,そうではありません. 「トーフ・ソーセージ」,「トーフ・ロッソ」,「トーフ・バジリコ」,「トーフ・スモーク」などなど, さまざまな商品がある模様.ちなみに, フライブルク(Freiburg)にある,ドイツの大手トーフ会社 Taifun Tofuでの昨年度の生産量は, 600トンだそうです. Tofu --- Was ist das eigentlich? の説明は,ドイツ語で「豆腐」を説明する時に使えますね. さて,トーフ台風は,いつまで勢力を拡大していくのでしょうか? - [2006年10月13日]
日本独文学会秋季研究発表会が目前に迫ってきました. 学会2日目の午後に,ドイツ文法理論研究会では, 招待講演,並びに会員の研究発表が行なわれます.会員でない方も参加できますので, 学会に参加される方は,是非お立ち寄りください.<
日時:2006年10月15日(日)
場所:九州産業大学 1号館N301教室
13:00 開場
13:15-14:45 講演(質疑応答込み)
上山あゆみ( 九州大学大学院人文科学研究院言語学講座助教授)
タイトル:生成文法の実証的研究を目指して
14:50-15:50 研究発表(質疑応答込み)
筒井友弥(広島大学大学院社会科学研究科)
タイトル:schon の対照性に基づく心態詞 mal との結合形について - [2006年10月12日]
今日は何の日でしょう? 今日は,
(1) チューリヒ大学(Universität Zürich) 教授/学習院大学客員研究員 クリスタ・デュルシャイト(Christa Dürscheid) 氏 による講演会が 16時20分から学習院大学 人文科学研究所会議室(北2号館621室)で開かれる日です.
2) 秋の独検の書店・生協での申し込み最後の日です. ただし郵送による申し込みは,10月13日(金)消印有効です. ◆秋の独検(2006年11月23日(祝))は,すべての級(1,2,3,4級)の試験があります. 1級,2級受験希望者は,この機会を逃すと,一年待ちになりますので,要注意! - [2006年10月11日]
2006年12月2日午後12時30分より,第37回天野杯ドイツ語弁論大会が開かれます. 弁論大会には,3つの部があり,
第一部(D.U.K.杯)は,制限時間3分以内に指定したテキストによる暗唱を 行なう(ドイツ語学習歴2年以内,ドイツ語圏滞在歴半年以内)
二部(獨協大学学長杯)は,2人1組で指定テキストを暗唱,演劇調で披露する (ドイツ語学習歴4年以内,ドイツ語圏滞在歴1年未満)
三部(天野杯)下記のテーマから1つを選択してオリジナルのドイツ語スピーチを5分以内で 発表する.発表後は,内容に関して審査員からの質問にドイツ語で答える (ドイツ語を日本で学ぶ大学生,ドイツ語学習歴上限なし)
:Deutsch, Sport, Umweltfrage
というものです.さまざまな懸賞が用意されています.あなたもチャレンジしてみませんか? 詳しくは,獨協大学ドイツ語会話研究会のサイトをご覧ください. - [2006年10月5日]
10月1日から11月26日までの予定で,MOA美術館 では,「華麗なるマイセン磁器:シノワズリー,ロココからアール・ヌーヴォーまで」 という展覧会を開催しています. 今回の展覧会では,マイセン磁器の収集に後半生を捧げた故・伊藤直子さんのコレクションを初公開しています. 今回の展示品は,食器だけでなく彫像,装飾鏡,シャンデリアなど,198点にのぼります.
600円,大高生800円,中学生以下. - [2006年10月3日]
「ギャルリーMMG」にて10月2日より10月26日までの予定で、ベルリンで創作活動を行っている ローター・ベーメ (Lothar Böhme, 1938 --)の展覧会が開かれます。
ローター・べーメは,その独特の作風から,時には <人間存在のメランコリーの深淵>を描き続けていると言われたりします. 詳しくはギャルリーMMG「ローター・ベーメ展」 をご参照下さい.
場所:港区東麻布1-5-8 麻布保阪ビル1F 最寄り駅は大江戸線赤羽橋、または日比谷線神谷町 (2番出口) - [2006年10月2日]
フランクフルト大学(Johann Wolfgang Goethe Universität) の生成文法(および発話行為論)で著名な Günther Grewendorf 教授が来日し, 以下のような予定で講演会を行ないます.奮ってご参加ください.
1回講演
日時:10月3日(火)18:00〜
場所:慶応大学三田東館6階 G-SEC Lab
演題:Fronting remnant categories
主催・共催:慶応大言語文化研究所主催、東京大学21世紀COEプログラム「心とことば−進化認知科学的展開」共催
2回講演
日時:10月4日(水)18:00〜
場所:東京大学駒場キャンパス10号館3階会議室<
演題:The biological perspective on language
主催: 東京大学21世紀COEプログラム「心とことば−進化認知科学的展開」
3回講演
日時:10月5日(木)18:00〜
場所:東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム3
演題: Complementizer inflection in Germanic languages
主催: 東京大学21世紀COEプログラム「心とことば−進化認知科学的展開」
,各講演のアブストラクトは,こちらから 参照できます. - [2006年9月30日]
横浜赤レンガ倉庫 では,目下, 10月9日(月)までの予定で,YOKOHAMA OKTOBERFEST を開催中です.日本で,「十月祭」(Oktoberfest)の気分を満喫できるようにと, ビールは樽で輸入され,手作りの本場のソーセージも食べれるとか.ちょっと行ってみたいですね.
- [2006年9月29日]
チューリヒ大学(Universität Zürich)教授/学習院大学客員研究員である クリスタ・デュルシャイト(Christa Dürscheid) 氏 による講演会が 2006年10月12日(木) 16時20分から 人文科学研究所会議室(北2号館621室)で開かれます. 講演のテーマは,「ニューメディアにおける公的コミュニケーションと私的コミュニケーション」 (Nicht öffentliche und öffentliche Kommunikation über E-Mail) で,電子メールでのコミュニケーションを中心的に扱う予定です. 講演はドイツ語で行なわれ,日本語の要旨も配布予定です. 興味のある方は,ぜひどうぞ.
,学習院大学人文科学研究所では,さまざまな講演会を行なっています. 興味のあるかたは, 人文科学研究所からのお知らせ のページをチェックしてください. - [2006年9月28日]
BL出版から, 「リナとちいさなドラゴン」という絵本が出版されました. Hildegart Müllerによる,ドイツ語の Lina und der Drache という絵本の翻訳です. 学習院大学独文科の卒業生,小森香折さんの翻訳です.鮮やかな色彩の中で繰り広げられる お話の世界にあなたもちょっとひたってみませんか?
- [2006年9月22日]
神奈川県立音楽堂 では,9月30日14:00から,ウィーン-音楽堂2006 Vol.1 巨匠たちのミューズ アルマ・マーラーとウィーン世紀末の芸術家たちというトークコンサートが 行なわれます.アルマ・マーラー(Alma Mahler)は, 作曲家グスタフ・マーラー【 Gustav Mahler(1860-1911)】の妻でしたが,自らも一流の音楽教育を受けながら, グスタフ・マーラーとの結婚とともに芸術家としての人生をあきらめたと言われている美貌の女性でした. 夫の死後も,周囲にはさまざまな芸術家が集まっていたようです.
のトークコンサートは,樋口隆一氏(明治学院大学教授)と水沢勉氏(神奈川県立近代美術館企画課長) の話を交え,以下の曲が演奏される予定です(アルマ・マーラーの曲もあります!).
奏曲目:アルマ・マーラー 5つのリート(1910年)
アルバン・ベルク 抒情組曲
ヨハン・シュトラウス 皇帝円舞曲(シェーンベルク編曲版)<
グスタフ・マーラー リュッケルトの詩による5つの歌曲より<
(チケットは,一般,5000円,学生・シルバー,4500円です) - [2006年9月21日]
ドイツ語検定の締め切りが迫っています. すでに,9月1日から受付が始まっていますが,10月13日(金)締切(消印有効)ですのでお忘れなく.
試験日程: 全級一次試験 2006年11月23日(祝)
1級2級二次試験: 2007年 1月28日(日)
願書受付期間:9月1日〜10月13日(金)消印有効
◆書店・生協での払込は10月12日(木)まで.
難聴,車椅子を使用する方などで,受験にさいして特に要望のある場合には, 願書の「特記」欄にその旨を記入し,9月15日必着で出願. - [2006年9月20日]
(財)日独協会主催 特別講座 第3回 独検セミナー 〜独検2,3級を目指す方々のために〜 が開かれます.定 員: 50名(定員に達し次第受付終了) 参加費: 500円です.(1) 2,3級を中心に各級の特色 合格の水準や受験のメリットについて、(2) 最新の過去問題を 引用・解説しながら実際の傾向と対策、試験に向けた学習方法 について、「ドイツ語技能検定試験」実行委員の 光野正幸先生が解説される予定です. 日独協会のページからも参加申し込みが可能です.
日 時: 2005年9月26日(火) 19:00 開場 19:10〜20:30 講演 及び Q&A
場 所: 上智大学・四谷キャンパス内「ソフィアンズクラブ」にて - [2006年9月19日]
損保ジャパン東郷青児美術館では, 2006年9月16日から「ウィーン美術アカデミー名作展」を11月12日までの予定で 開催しています.レンブラント,ルーベンスなど約80点の名画が勢ぞろいしていますので,お見逃し無く.
ウィーン美術アカデミー(Akademie der bildenden Künste Wien) は,ウィーンに行ったら見逃せない美術館の1つです. - [2006年9月5日]
来日中のVeronika Ehrich教授 (Tübingen大学, Deutsches Seminar) は,以下の予定で講演会を行ないます.夏休み中で知らない人も多いかと思いますので, 学会ホームページで載っている情報ですが,ここにも再度掲載します. 奮ってご参加下さい.
演題:Modalität und Modalverbengrammatik im Deutschen
日時: 9月7日(木)16:00〜18:00
場所: 広島大学東広島キャンパス・総合科学部 J307教室<
連絡先: 広島大学・総合科学研究科・人間科学人間文化研究講座
演題:First language acquisition of modal verbs
日時: 9月12日(火)15:00〜17:00
場所: 東京大学駒場Iキャンパス 18号館4階・コラボレーションルーム1
絡先: 東京大学・総合文化研究科・言語情報科学専攻
演題:Die semantische Struktur und Anpassungen: Verben und deverbale Nominalisierungen
日時: 9月13日(水)15:30〜17:00
場所: 上智大学・中央図書館 L−912 会議室
主催: 上智大学・ドイツ語圏文化研究所 - [2006年8月29日]
8月ももう終わろうとしていますが,今月ドイツのマスコミを騒がせた話題を2つ紹介します. 1つは,「ベルリンの壁による犠牲者(死者)は125人だった」というプロジェクト報告で, おおかたの予想を下回る数字に驚きの声があがりました.日本のインターネット新聞 JANJAN に8月14日投稿された記事(TOP > 世界 > ドイツ 歴史)をご覧ください.
1つは,ノーベル賞作家のギュンター・グラース( Günter Grass:1927 - )が,ナチスの親衛隊メンバー(Mitglied der Waffen-SS) だった, という告白がフランクフルター・アルゲマイネ新聞でのインタビューで明らかになったことです. なぜ今頃になって告白したのか,その真相はどうだったのか,ドイツのマスコミはどう反応しているのか, 興味はつきませんが,ネット上でも多くの新聞や雑誌の記事が読めます.日本のマスコミは,まだ結論がでないこの話題に ほとんどフォローしていません.
9月にGrassの,Beim Häuten der Zwiebel という追憶を語った本が出るようで,その本に言及して次のように語ったそうです.
"Mein Schweigen über all die Jahre zählt zu den Gründen, warum ich dieses Buch geschrieben habe. Das musste raus, endlich." しかし,不明な部分があまりにも多く,マスコミの論調も辛口です. - [2006年8月15日]
2006年7月22日に,Duden: Die deutsche Rechtschreibung. (24.Auflage) がDudenverlagから発売されました. 第23版が2004年でしたから,2年目で大幅改訂となったのは,この新着情報でも正書法協議会の答申 としてお知らせした結果を反映させねばならなかったからです.今回の新正書法の改訂は, 2006年8月1日から正式に発効されたのですが,その前になんとしても,この正書法辞典を出さねばならなかったからです. 価格は,20 Euro, CD-ROM付きが25,50 Euroです. これによって,2004年版の第23版正書法辞典はほとんど意味のない辞典となってしまいました.
見出し語数は,13万語,4色刷りで,複数の書き方が許容される場合には,黄色の網掛け表示の形が Dudenverlagの推薦する書き方を示しています.新正書法に対するさまざまな批判を受けての今回の 改訂で,以前の書き方が復活した部分も見受けられますので,確認のためにも一冊近くにあるとよい辞典です.
ちなみに,http://www.duden.de/newsletter から Duden-newsletter を無料定期購読できます. - [2006年8月07日]
9月2日(土)22時 からNHK-FMの 「FMシアター」 で「ドイツの現代文学」が 5週間連続で放送されます. 今回のラジオドラマで取りあげられるのは,ヘルガ・シュナイダー(Helga Schneider)の, LASCIAMI ANDARE, MANDRE(2001年)という作品で, 日本語訳は,新潮社 から2004年に 「黙って行かせて」 というタイトルで出版されています.
ヘルガ・シュナイダーは,1937年,現在はポーランドのシュレジエン地方の町シュタインベルクで生まれ, 幼少期をベルリンで過ごし,その後,1948年にオーストリアに移住.1968年イタリア人と結婚し,ボローニャ に移り住み,以後,イタリア語で執筆活動をしている作家です.
今回の作品は,シュナイダーの自伝的色彩の濃いもので,アウシュビッツの女性看守だった母と, 母の気持ちを知ろうとする娘の心の葛藤を描いたもので,フランス,オランダ,スペイン,ポルトガル, ブラジル,アメリカなどで翻訳され,世界的なベストセラーになりました. ドイツ語版は,2003年にPiper-Verlag(ピーパー社)から Laß mich gehen というタイトルで出版され, 日本語版は,ドイツ語版からの翻訳です.ラジオドラマが始まるまで,まだ一ヶ月弱の時間がありますので, それまでに読んでおくと違った楽しみ方ができるかも知れません. - [2006年8月04日]
8月2日の朝日新聞に,飯吉光夫氏によるフェーリクス・ハルトラウプ (Felix Hartlaub; 1913-1945)の紹介文が掲載されました. ハルトラウプは,第2次世界大戦終了直前に行方不明になったドイツ人作家で, ナチの大本営内に勤務し,戦争日誌を書いていたという特異な経歴の持ち主です. ドイツ語のWikipediaでの解説は, http://de.wikipedia.org/wiki/Felix_Hartlaubにあります.
さて,今回,「見直されるハルトラウプ:ドイツで伝記,作品集人気」という記事の元になった のは,Transit Verlag, Berlin によって昨年12月に発行されたMonika Marose による Unter der Tarnkappe: Felix Hartlaub - Eine Biographie という伝記本がきっかけです. suhrkamp社は, 今回のブームで各地で品切れになった彼の作品集 »In den eigenen Umriss gebannt« Kriegsaufzeichnungen, literarische Fragmente und Briefe aus den Jahren 1939 bis 1945 を改訂して新版を2006年10月に出す予定です.それに備えて,まずは,話題となった伝記を一読してみてはいかがでしょう. - [2006年7月28日]
2日前に九州,四国で梅雨明けしましたが,関東地方は相変わらず,梅雨. 一時的に暑い日もありましたが,ほとんどはじめじめした薄ら寒い気候です. 一方,ヨーロッパは,猛暑が続いています.ワールドカップサッカーのあたりから, 夏になってしまい,しかも35度以上の日もめずらしくありません.お出かけになる 方は,覚悟してどうぞ.ドイツのお天気情報は,例えば, http://wetter.rtl.de/ や, http://www.wetteronline.de/ で確認できます. Gute Reise!
- [2006年7月24日]
7月15日にドイツで3年ぶりに復活したものをご存じですか?
マスコミには,ほとんど登場しなかったのですが(東京新聞7/16は例外), それは,Berlin で開かれた Loveprade です.ラブ・パレード (Loveparade) は,世界最大級のテクノ・ポップスの祭典です. 本年度は,およそ120万人が参加したと言われるLoveparade ですが, 1989年7月1日,Dr. Motte の誕生日を祝うために 「政治的デモ」としてはじまった時は,およそ150人の参加者だったそうです.「平和,喜び,パンケーキ」 (Friede, Freude, Eierkuchen)をモットーにしたこのパレードは, その後,どんどん参加者の数を増やし,環境問題,資金問題,安全問題など数多くの問題を引き起こすことになり, 2004年からは開催されないことになりました(2001年以降,政治的デモとは見なされなくなったことも背景にあります). 今年,復活した背景は,これらの問題をある程度,乗り越えたということです.
ゴミ問題に関して掲げられたモットーは,„Wer in einem fremden Wohnzimmer feiert, muss auch wieder aufräumen“
です.当然と言えば当然のことですが,「自分はいいや」とか「私はやらないよ」という気持ちを持たずに, やり抜くことがゴミ問題解決には必要なことを考えさせられたモットーでした.
- [2006年7月20日]
2006年8月11日(金)〜27日(日)の期間,北二号館が工事のため閉鎖され, 立ち入り禁止となります. お気をつけ下さい.なお,夏休み中の,ドイツ文学科の事務室の開室予定を 研究室からのお知らせ に載せました.
- [2006年7月18日]
Fußballweltmeisterschaft も終わり,NHKテレビ 「ドイツ語会話」 では,「みなみの乗馬留学」 が始まりました.ロケ地は, http://www.hotel-pferdeschulze.de/ です.乗馬というと日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが,ドイツでは日本よりずっと人気のあるものです.
「ドイツ語会話」 では,8月2日/7日に ドイツ語と日本語の両方で作家として活躍している多和田葉子氏が登場 します.また,8月号のテキストには, 学習院大学ドイツ文学科でも非常勤で教えて下さっている飯田道子さんによる 朝日新聞社文化事業部ドイツ映画祭2006 で登場した作品紹介,ジェンダーの授業をされている高砂美樹氏による「ドイツのポップミュージック」の紹介もあります. 注目です. - [2006年7月13日]
- [2006年7月12日]
東京オペラシティアートギャラリーでは, 光の魔術師 インゴ・マウラー展 (Ingo Maurer)を 7月8日(土)〜9月18日(月・祝)までの予定で開催しています.今回の回顧展は, 「光の詩人」とか「光の魔術師」と呼ばれるインゴ・マウラー(1932〜)の初期作品から 今年の新作までを展示し,彼の40年にわたる創作活動の足跡をたどることができます. 詳しくは,東京オペラシティアートギャラリー, インゴ・マウラー展をご参照下さい.
- [2006年7月11日]
ドイツ語教員養成・再研修講座Aufbaukurs (日本独文学会主催、ドイツ語教育部会、東京ドイツ文化センター共催)が以下の要領で開講されます. 「導入コース」を既に受講された方だけでなく、教授法に関心を持ち、 その知見を教場で更に生かしたいという方だけでなく,特に大学院後期課程の方にもお勧めです. 講座は,モジュール化されており,(1) オンライン授業,(2) ワークショップ,(3) 授業参観 実習で構成されています. 詳しくは,JGGドイツ語教員養成・再研修講座をご覧ください.
講座の概要
参加資格:日本独文学会会員
期間:1年(2006年10月より2007年9月)
開講:2006年10月
申込み受付:2006年7月1日?8月31日
申込み先および方法:上記(4)の期間中に、 申込みフォーム に必要事項を書き込み、お申し込みください.
講座参加費:31,000円(一括払い)(含ワークショップ参加費;教材費別)
募集参加者数:15名程度
教材/参考書:吉島茂・境一三(著)『ドイツ語教授法入門』(三修社 2003年)、
Common European Framework of Reference for Languages (日本語訳は本講座のホームページにも掲載)、 Profile Deutsch; Fernstudienangebot Fernstudieneinheitほか
修了証明書:講座修了後に日本独文学会とドイツ語教育部会、ゲーテ・インスティトゥートとの連名で発行。
問い合わせ先:日本独文学会ドイツ語教員養成講座運営委員会 dt-lakurs@hc.cc.keio.ac.jp
- [2006年7月8日]
ドイツ文学科4年生(卒論提出予定者)のみなさんへ
卒論の中間発表7月15日(土) が迫ってきました. レジメ締切は,7月12日(水)16時30分 です(時間厳守). 指導教員との最終的な打ち合わせは終わっていますか? 中間発表では,完全なものが求められているわけではありません. 自分のこれまで調べた結果やこれからの方向性を分かりやすい形でまとめましょう.
当日は,いろいろな人から意見が聞ける絶好の機会です. 分かりやすく話すことを心がけましょう.ドイツ文学科のみなさんへ
卒論中間発表会は,オープンなので,興味がある人はぜひ参加してください. 特に,4年生になったら卒論を書きたいと思っている人は,必見です. また,卒論の題目は,事務室の前に貼りだしてありますので, 自分の興味のあるテーマを見つけたら,行って話を聞いてみましょう. 質問もできます!- [2006年7月4日]
FIFA World Cup Socceerも,いよいよ次は準決勝. ドイツは,大方の予想を上回る強さを発揮していますが,さてどうなるでしょう.
ところで,日本チームの次期監督に,オシム氏 【Ivica Osim(de.wikipedia.org)>】 が決まったようですが,オシム氏は,オーストリアのグラーツ(Graz) に自宅があり,ドイツ語も話せます.これからも時々,インタビューでドイツ語を話しているのが聞けるはずです. 6月27日には,日本サッカー協会の田嶋委員長とオシム氏は,クロアチア語通訳を介さず,直接「お互いができるドイツ語」 で話し合ったそうです(スポニチ6/28). もともとオシム氏は,旧ユーゴスラビアのサライェヴォ出身で,千葉ではクロアチア語の通訳を通して色々語り, 「オシム語録」ができあがっているというのは有名な話(木村元彦著「オシムの言葉」 集英社インターナショナル, 2005/12/5, 集英社新刊情報). オシム氏のこれからの発言(名言,苦言)にも,注目したいですね.- [2006年7月3日]
夏期ドイツ語教育研修会が,ドイツ文化センター(Goethe Institut)と 日本独文学会との共催で9月7日(木)~9月11日(月) の期間に, 国立オリンピック記念青少年総合センター (東京都渋谷区代々木神園町3-1)で開かれます. 参加資格は,大学、短期大学、高等専門学校および高等学校においてドイツ語の授業を担当している方 (助手、非常勤講師を含む) です. テーマは, „Unterrichtsplanung. Unterrichtsbeobachtung. Evaluation“ Wie kann man kommunikativen Deutschunterricht organisieren? で,募集人数は25名程度,締切は,7月20日(木).なお, 本研修会を修了した方の中から選考のうえ,2007年夏のドイツ派遣者が決定されます. 詳しくは,東京ドイツ文化センターのサイト をご覧ください.
- [2006年6月29日]
第28回 夏のインターウニ(ドイツ語ドイツ文化ゼミナール) のお知らせが 届いています。今回のテーマは、「Unrecht und Betroffenheit —— 他者の痛みを共有することは可能か」 となっています。詳しくは、 28. interuniversitäres Sommerseminar für deutsche und japanische Kulturのサイトをご覧ください。
日 時: 2006年7月29日(土)〜8月2日(水)
場 所: 〒389-1303 長野県上水内郡信濃町野尻湖 ほとり荘
参 加 費: 39,000円(4泊5日の宿泊・食事、テクストを含む。交通費は含みません。)
応募資格: 大学の専門課程(原則として3年生以上、一定のドイツ語力があればそれ以下も可)、または大学院で、ドイツの文化・社会に関心を持ってドイツ語を勉強している(または勉強した)学生。専攻は問いません。
募集人数: 25名程度
申込締切: 2006年7月15日(土)(それ以降は問い合わせてください。それ以前でも募集人員に達し次第、締め切ります。)
申込先 :こちら- [2006年6月26日]
6月10日(土)〜10月29日(日)の期間, メルシャン軽井沢美術館 で フンデルトヴァッサー展(人と自然:ある芸術家の理想と挑戦) が開かれています.京都近代美術館(4/11~5/21)についで軽井沢での開催となります. フンデルトヴァッサー(Friedensreich Hundertwasser: 1928 - 2000) は,オーストリア生まれの「画家」であり、「人と自然の共存を訴え続けたエコロジスト」として有名です.
以下は,上記ウエブサイトよりの引用:
「絵画作品を中心に、フンデルトヴァッサーが理想とした自然との共生と調和を雄弁に語る建築模型、 環境保護活動の過程で制作されたポスター、版画、タペストリーなど約100点の作品を紹介し、 美術を通じて自分の理想を実現しようと挑戦し続けてきたフンデルトヴァッサーの軌跡に迫ります。 」
夏休みにでも是非足をお運び下さい.ドイツ語のサイトは,本来, http://www.hundertwasserhaus.at/ なのですが,サイト再構築中の ようなので,ここでは,Kunsthaus Wien を紹介しておきます.- [2006年6月24日]
„Berlin, Berlin, wir fahren nach Berlin“ というのは, サッカーの応援歌です.日本は決勝トーナメントへ進めませんでしたが,ドイツはこれから決勝トーナメント, どこまで進めるでしょうか.「ベルリンへ行こう」(Wir fahren nach Berlin.) というのが合い言葉のようになっているようです.ちなみに,もう1つの応援歌は,
54, 74, 90, 2006
ja, so stimmen wir alle ein.
mit dem Herz in der Hand und der Leidenschaft im Bein
werden WIR Weltmeister sein!
というようです.誰か歌えますか?(変な新着ですいません;-)- [2006年6月22日]
第34回語学ゼミナール の参加者,発表者の追加募集が行なわれています.
語学ゼミナール(Linguistenseminar)は,参加者側の研究発表も含め, 「ゼミ」と「ワークショップ」の性格を兼ね備えたもので,全国の院生,研究者との交流,国際的な討議の絶好の機会です. 参加者の新たな締切日は,6月30日,発表希望者の締切日は,6月25日です.
今回は,招待講師として, Professor Dr. Veronika Ehrich (Universität Tübingen) を迎え,以下のような予定で開催されます.奮ってご参加ください.
総合テーマ: „Nomen und Verben in der deutschen Grammatik “
期日: 2006年9月1日(金)~9月4日(月) 3泊4日
会場: 湘南国際村センター(1人~2人部屋), 〒240-0198 神奈川県三浦郡葉山町上山口 1560-39
定員: 40名
参加費: 3万6千円 (学生,非常勤講師の方には若干の旅費補助があり.学生の方には若干の参加費補助も検討)
詳しくは,独文学会ホームページ新着情報 をご参照ください.- [2006年6月17日]
FIFA Worldcup Soccerが始まり,ドイツは順調に2勝しましたが, 日本はちょっと苦しい状況です.
そんな中, http://www.socceringermany.info/ は,なかなか優れた情報源です. 連日の試合の様子だけでなく,街の紹介,クイズ,動画など情報満載.言語もトップページで選べます. 日本語のページからもいろいろな情報が得られますが,やはりドイツ語のページを見て,ドイツ語の勉強もしてしまいましょう. ドイツ語のサッカー用語解説も面白いですよ.(ドイツ外務省作成のサイトです!)- [2006年6月15日]
6月7日の読売新聞によると,社団法人「日本カール・デュイスベルク協会」(本部は, Carl Duisberg Gesellschaft e.V.) が2007年1月末からの「日本人職人プログラム」の参加者を募集 している(応募締切は,9月25日). 職場で実習しながら公立の職業学校で理論を学ぶというシステムで,ドイツでの国家公認の「職人」 になれる(その後の「マイスター」(Meister)資格を取得するための第一歩).
今回の募集は,製パン,製菓,製靴,家具製作,フローリスト,食肉加工の6分野で,合計20人. 参加者は,2007年1月末に渡独し,半年語学の勉強をし,職業別に1年半から3年の職業訓練を受ける. 研修中は,職場で月に4万〜6万円程度の手当ても支給される.参加条件は,高校卒業以上の30歳以下の男女. 渡航費や滞在費,生活費は自己負担だが,ドイツ語の成績優秀者4人には50万円の奨学金も支給されるとか. 詳しくは,社団法人「日本カール・デュイスベルク協会」(港区南青山)03-3797-3387まで.- [2006年6月12日]
6月24日〜8月20日,川村記念美術館 にて「パウル・クレー 創造の物語 展」 (Paul Klee: Erzählung und Schöpfung) (主催: 東京新聞、川村記念美術館)が催されます. パウル・クレー(Paul Klee, 1879 -- 1940)は,ご存じのように 20世紀を代表するスイス生まれの芸術家です.ドイツ語での解説は, http://www.paulkleezentrum.ch/ が圧巻です.もちろん,実際の作品を自分の目で見るという意味では, 美術館に出かけて時間をかけて鑑賞するのが一番です.川村記念美術館(千葉県佐倉市)の後, 2006年8月29日(火)−10月9日(月・祝)は北海道立近代美術館, 2006年10月17日(火)−12月10日(日)は宮城県美術館へと巡回予定です. この機会に是非どうぞ.
- [2006年6月9日]
第14回メディアとことば研究会が,明日,6月10日15時〜18時半に 場所:〈関東会場〉東洋大学, 〈関西会場〉武庫川女子大学で行なわれます. なんと関東、関西会場をTV会議で結んでの開催です。 発表内容など詳しくは, こちらをご覧ください.
- [2006年6月9日]
いよいよ今日,FIFA World Cup が開幕です.6月8日の東京新聞には,「環境W杯」キックオフ:ゴールは温室効果ガスゼロ という大きな記事が載りました.1997年に京都で「気候変動枠組み条約第3回締約国会議」(COP3) が開かれてからすでに8年.この時から世界で温室効果(Treibhauseffekt)を緩和すべく, 二酸化炭素の削減の試みが世界中でより活発になりました.今回のサッカー・ワールドカップ開催国であるドイツは, 環境保護の面でも<ゴールを目指す>ということで,Green Goalを設定し, さまざまな取り組み(太陽光発電パネル設置,車ではなく公共交通機関の利用を促進するための交通改善など)を行なっています. 詳しくは,http://www.greeengoal.de/ をご覧ください. また,Das Öko-Institut e.V. でも今回のGreen Goal をバックアップしています. Tageszeitung (12.05.06)は,Green Goal に対して批判的な記事を書いていますが,Das Öko-Institutは,それに反論しています. 詳しくは,Das Öko-Institut e.V. へどうぞ.
- [2006年6月8日]
東京大学21世紀COEプログラム「心とことば−進化認知科学的展開」 では、 2006年6月10日(土)14時30分〜18時 に、 「ドイツ語の構文認知」第1回研究発表会を催します。 場所は、 東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム3。 発表は4件で、 1. 「コンピュータによる構文解析と認知」、2. 「文目的語と補文標識の位置についての類型論的一考察」 、 3. 「HAVEについての英独対照」、4. 「ドイツ語の所有動詞と語彙概念構造」 という題目です。発表者や発表要旨に関しての詳しいことは、 こちら をご参照下さい。
- [2006年6月5日]
学会アルバイト学生のみなさんへ
準備日を含めて3日間,合計31名の学部生,院生のサポートのおかげで, 独文学会春期研究発表会は無事に昨日をもって終了しました. ありがとうございました.最終的に公式参加者は,629 名でした.- [2006年6月1日]
ワールドカップサッカー目前ですが,Goethe-Institut のサイトでは, Internationaler Weblog zur Fußball-Weltmeisterschaft というイベントが行われることになりました.
これは,サッカー・ワールドカップ出場国から各1名づつ「ブログ」の書き手が登場し、 ワールドカップ期間中, とりわけ自国のナショナルチームの試合が行われている際に, できるだけリアルタイムの「観戦日記」をつけていく、というものです.>
相手国の Blogger 同士が熱いやりとりをするのが見れるかもしれません. 日本からは,Kumekawa さんがエントリーしています. すでに参加者予定者のメッセージ を読むことができます. ドイツ語ができると,今回のワールドカップサッカーを何倍も楽しむことができますね.- [2006年5月29日]
7月10日(日)〜7月20日(木)にかけて,東京・有楽町朝日ホールで「ドイツ映画祭」が開かれます. 今回注目の作品は,ミシェル・ウエルベック(Michel Houellebecq) の小説を映画化した「素粒子」 (Elementarteilchen)(2006年/113分/監督: Oskar Roehler)でしょう. 映画化にはつきものの賛否両論がありますが, http://www.moviereporter.net/から,その評判の一端を知ることができます. この他にも,Werner Herzogの The Wild Blue Yonderなど,日本未公開の作品が10点上映されます. 詳しくは,朝日新聞社文化事業部ドイツ映画祭 のサイトをご覧ください.
- [2006年5月26日]
5月27日(土)に,学習院大学人文科学研究所で,鷲尾龍一氏(筑波大学教授)による講演が行なわれます. 参加費無料,予約不要です.
講演者:鷲尾龍一
タイトル:「多言語比較の方法と課題」
日時:2006年5月27日(土)15:30〜17:30
場所:学習院大学北2号館,6階,人文科学研究所会議室- [2006年5月25日]
独文学会が目前に迫ってきました.独文学会のサイトでは, 春季発表会研究発表要旨が発表されました.PDFファイルは, こちらからダウンロード できます.今回の学習院大学で開催される学会では, 学習院大学ドイツ文学科所属教員である,Thomas Pekar, ならびに渡辺 学の発表があります.
- [2006年5月21,22日]
時事通信社:2006年05月20日 07時10分発信【ベルリン19日時事】のニュースによれば,
サッカー・ワールドカップ(W杯)で日本代表が合宿を行うドイツ西部ボンの独日協会が、『多くの日本人サポーターにドイツ文化を知ってもらいたい』 (ディーター・ボルン会長)と、若い日本人を中心にドイツ人家庭でのホームステイ希望者を募っている。」そうで, 「ホームステイは会員約100人が受け入れを表明」しているようです.詳しくは,ボンの独日協会 Homepage der Deutsch-Japanischen Gesellschaft (DJG) Bonn e.V. に情報が載っています(真ん中の解説の下の方にあるweiterをクリックすると, 連絡先のメールアドレスがあります).- [2006年5月20日]
ドイツ文法理論研究会は, 2006年6月4日(日)に総会ならびに講演会を開きます. 講演会は,会員でない方も参加できます.
日時:2006年6月4日(日)13時45分〜16時15分
場所:学習院大学西1号館3階 302教室
(1) 午後1:45〜2:15 総会
(2) 午後2:15〜4:15 講演会
講演者:井上逸兵氏 (慶応義塾大学教授:英語学・社会言語学・認知言語学)
演題:「コンテクスト化の資源とコミュニケーションの生態系」
要旨:相互行為の社会言語学の発展型としての「コミュニケーションの生態学」 の試みとして、言語的、非言語的な資源がいかに用いられて、 言語的メッセージへの制約や付加に寄与するかを、主として日本語と英語を材料に考えます。- [2006年5月15日]
第22回 日本ドイツ学会シンポジウムが、 2006年6月10日に 立命館大学(京都市)で行われます。テーマは、 「他者との関係 — ドイツの場合 」です。 詳細は、「日本ドイツ学会」のサイトをご覧ください。
- [2006年5月13日]
2006年5月17日(水)に,東京大学(駒場)で,「ヨーロッパとドイツへの挑戦としてのグローバル化」 というタイトルの講演会が開かれます.東京大学ドイツ・ヨーロッパ研究センター(DESK) 主催で行なわれるこのシンポジウムは,ヘルムート・シュミット(Helmut Schmidt)元ドイツ連邦共和国首相 による『ヨーロッパの自己主張』 という著書の日本語版出版を記念して行なわれるものです.
日時: 2006年5月17日(水) 14:40~16:10
場所: 東京大学・駒場キャンパス18号館ホール
講演: 「世界経済と政治」 宮崎勇(インターアクション・カウンシル事務局長、元経済企画庁長官)
「シュミットを語る -過去から未来へ」 石田勇治(東京大学)
詳細は,こちらへ- [2006年5月10日]
すでにトップページからリンク を張ってあるように,2006年5月18日(木)に 学習院大学ドイツ文学会の春季講演会・総会が南3号館201教室 で開かれます.総会は,16時20分からですが, それに続く講演会は,17時からで,外部からの参加も自由です.
講師は,石井学氏 (日独スポーツ・文化コーディネーター) で講演題目は 「ドイツサッカーの歴史とW杯ドイツ大会の展望」 となっていますが,実は講演者の石井さん,直前までドイツに行っているようで, 本当に最新情報が聞けそうです.会場では,いろいろな工夫がされる予定.普通の講演ではなく, インタビュー形式になるとの噂も流れています.期待できそうです.
学習院大学キャンパス内の地図はこちら- [2006年5月6日]
ゴールデンウィークもあとわずか.天気のよい日の夜に東北東の空のベガ近くに, ひょっとしたら肉眼でも見えるかもしれない彗星が大接近中です. その名は,シュヴァスマン・ヴァハマン第3彗星(Schwassmann-Wachmann 3). 1930年5月2日にドイツ・ハンブルク天文台(Hamburger Sternwarte) のArnold Schwassmann と Arno Arthur Bachmann が発見した彗星で, 16年ごとに地球に接近します.今年は,その16年目にあたり,5月12日に大接近します. 一次は消息不明(?)になったこともある不思議な彗星,あなたも見つけてみませんか? ちょっとどんな感じかを知りたい人は,とりあえず http://www.astronomische-reisen.de/ で写真を見ることができます.
- [2006年5月4日]
武蔵大学では、『欧米のポスター100』の展覧会、 並びに、講演会を2006年5月13日(土)〜2006年5月22日(月) の期間に行います。この展覧会では、1945年から1990年までの戦後45年間に、 ヨーロッパとアメリカで制作された100点のポスターが紹介される予定です。ふだんなにげなく見ている 「ポスター」の歴史を、およそ一世紀前にヨーロッパで誕生したポスターとともに振り返ってみませんか?
会期: 2006年5月13日(土)〜2006年5月22日(月)
会場: 武蔵大学50周年記念ホール 東京都練馬区豊玉上1-26-1 武蔵大学8号館8階 武蔵大学のキャンパスマップ
開館時間 : 【月〜木】12:00〜18:00 【金】12:00〜20:00 【土・日】10:00〜18:00
主催 : 武蔵大学
記念講演会: 定員:各200名 会場:8号館8702教室 お問合せ:03-5984-3713
【第1部】5月13日(土)14:00〜16:30
・ 「欧米ポスターの復刻」 樋澤明(凸版印刷株式会社総合研究所部長/武蔵大学社会学部客員教授)
・ 「街角の藝術——ポスターの世界」 竹内次男(京都工芸繊維大学美術工芸資料館長)
【第2部】5月21日(日)14:00〜16:00
・ 「メッセージするデザイン——広告ポスターを読み解く技法」 大屋幸恵(武蔵大学社会学部教授)
・ 「都市空間の〈閃光〉——20世紀美術のなかのポスター」 香川檀(武蔵大学人文学部助教授)
- [2006年5月1日]
Goethe Institut では,ケータイでのドイツ語勉強もサポートしている,というのを知っていますか? その名もPeraPera Doitsugo. ゴールデンウィークでドイツ語を忘れないように,時々アクセスしてみてはいかがでしょうか? ウムラウトは出ませんので,äの代わりにae のように,eを後に付けた形で表示されますので,注意しましょう (ßは,すべてssとなります). 初級用と中級用がありますが,違いは今のところ,カタカナ発音がついているか否かです (携帯電話でなくても,もちろんアクセスはできます). Viel Spaß!
- [2006年4月29日]
ウィーン少年合唱団(Die Wiener Sängerknaben) が再び日本にやってきます. ケレム・ゼツェン(Kerem Sezen)指揮のもとで,以下の日程となります. あの「天使の歌声」をもう一度,と思っておられる方は,お見逃しなく.
【公演日程】
5月 3日(祝) 2:00 p.m. サントリーホール
5月 4日(休) 2:00 p.m. サントリーホール
5月 7日(日) 2:00 p.m. 東京オペラシティコンサートホール
6月 4日(日) 2:00 p.m. サントリーホール
6月 9日(金) 7:00 p.m. 東京オペラシティコンサートホール
詳しくは, ジャパン・アーツの 「ウィーン少年合唱団」のページをご参照下さい.- [2006年4月27日]
学習院大学で6月3日,6月4日に開かれる 日本独文学会のプログラム が公式に学会サイトに発表されました.
- [2006年4月26日]
ドイツで『サッカー言葉の辞典』 (Wörterbuch der Fußballsprache) が4月に発売になりました.この辞典を書いたのは,言語学者のアルミン・ブルクハルト氏 (Armin Burkhardt)で, 単にサッカー用語だけではなく, サッカー選手やインタビューア,新聞記者,解説者たちがどのようなメタファーを使って, おもしろおかしくサッカーを語っているかが書かれています.
「ある場所で,abziehen する」と言ったら, 普通は「引き下がる,退却する」という意味にとられますが,サッカー用語では,「シュートする」 の意味になるとか. putzen(「掃除をする」)や abstauben(「ちりをはらう」)という言葉も, サッカーの「業界用語」(ジャルゴン)では,どうやら違う意味のようです.詳しくは,著者ブルクハルト教授(マグデブルク大学) の解説を読みましょう.
著者:Armin Burkhardt
書名:Wörterbuch der Fußballsprache
360 Seiten, ISBN-10: 3-89533-530-4, ISBN-13: 978-3-89533-530-3
価格:Euro 14,90 / sFr 26,80
詳しくは,Werkstatt-Verlagの Wörterbuch der Fußballsprache 紹介ページをご参照下さい.- [2006年4月24日]
エルンスト・バルラハ(Ernst Barlach, 1870-1938)の回顧展が, 2006年4月12日(水)〜5月28日(日)開催されています. 日本では初めての公開です. エルンスト・バルラハは,画家(Zeichner), 彫刻家(Bildhauer),作家(Schriftsteller) として知られる20世紀を代表する芸術家の一人です.ドイツには2つの博物館がありますが, ハンブルクにあるエルンスト・バルラハ協会 Ernst Barlach Gesellschaft Hamburg からバルラハの足跡とその博物館の様子を知ることができます.
今回の日本での回顧展は:<
「ドイツ・表現主義の彫刻家 エルンスト・バルラハ展」
会期: 2006年4月12日(水)-5月28日(日)
月曜休館 午前10時〜午後5時(入館は閉館の30分前まで)
会場: 東京藝術大学大学美術館 3F
主催: 東京藝術大学、朝日新聞社
後援: ドイツ連邦共和国大使館、東京ドイツ文化センター
観覧料:当日券 一般1300円 大学生1000円 高校生700円 前売券 一般1100円 大学生800円 高校生500円*中学生以下は無料
詳しくは, エルンスト・バルラッハ展(東京芸術大学美術館)をご参照ください.- [2006年4月21日]
4月15日(土)〜5月28日(日)までの期間, 世田谷文学館で,「画家と詩人:ヘルマン・ヘッセ展」 が公開されています.ヘルマン・ヘッセ(Hermann Hesse, 1877-1962) は,日本でも広く愛読されている作家ですが,ドイツ語のサイトとしてお勧めなのは, Alles über Hermann Hesse と, Das Hermann-Hesse Portal でしょうか.日本語では手に入らないさまざまな情報,満載です.
「画家と詩人:ヘルマン・ヘッセ展」ですが,もう一度場所と時間を確認しておきます.
【会場】 世田谷文学館 1階企画展示室交通案内 〒157-0062 東京都世田谷区南烏山1−10−10 京王線「芦花公園」駅徒歩5分
【会期】 2006年4月15日(土)−5月28日(日) *月曜休館
【開館時間】 午前10時−午後6時(入館は5時半まで)
【観覧料】 一般600(480)円/大学・高校生350(280)円/中学・小学生250(200)円/65歳以上300(240)円 *( )内は20名以上の団体料金、障害者割引あり- [2006年4月18日]
今,新聞やテレビを騒がしつつある近日公開の映画と言えば,「バルトの楽園(がくえん)」です. 「バルト」と聞いたとき,みなさんは何を想像されるでしょうか? 「バルト海」を想像する人も少なくないはず. 実は,この映画のタイトル,どなたが考えたのか知りませんが,二重の意味を持たせています. テレビCMでは,「バルトはドイツ語で『森』」という声が流れますが, この場合は,Waldで,発音は [valt].しかし,実はもう1つあって,それは, Bart(発音は, [bart]),こちらは「髭(ひげ)」です.よく見てみると, タイトルの「楽園」にもわざわざ振り仮名がふってあって「がくえん」となっていますが, 普通に読むと「らくえん」(=パラダイス)です.なぜ,このように言葉をかけあわせているのでしょうか? この6月17日からロードショーの映画の内容を理解すると,その謎は解けます.
この映画は,「第一次世界大戦中の徳島県鳴門市の板東俘虜収容所でのドイツ人捕虜達が, 収容所員や地元民と文化的・技術的な交流を深め,ベートーベン作曲の『交響曲第九番 歓喜の歌』を日本で初めて演奏したという奇跡的な実話」を扱っていて,しかもあの 「ヒトラー 〜最後の12日間〜」 (Der Untergang)でヒトラー役を演じた ブルーノ・ガンツ(Bruno Gantz)も出演しています. 松江豊寿所長を演じる松平健もドイツ語をしゃべります(注目!).
さて,ハインリッヒ少将と松江捕虜収容所所長は,二人とも立派なヒゲをはやしています. 舞台は,徳島県鳴門市の板東の山の中(「森」と言えなくもない). そして,松江所長は, ハーグ条約にのっとりト捕虜の人権を遵守し,ドイツ人俘虜達を寛容に待遇したので,この地は,パラダイス(楽園) であったと同時に,ベートーベンの第九を演奏した音楽の園(楽園)でもあった,というわけです。
をクリックしてご覧ください.
- [2006年4月16日]
Frohe Ostern! 2006年のイースター(Ostern)は、今日、4月16日です。 イースター(=復活祭)というのは、日本ではなじみのないキリスト教の習慣ですが、その日にちに関する定義によると 「春分の日の後の最初の満月の後の日曜日」 (der erste Sonntag nach dem ersten Frühlingsvollmond) です。「復活祭」という言葉が示すように、キリスト教にとって最も重要な日で、イエス・キリストの復活を祝う日のこと。 その背景と共に、この移動する祝日(毎年変わる祝日)は、ドイツ語のWikipedia のOsternで確認して下さい。 なお、 http://www.ostern-im-web.de/では、 復活祭のうさぎ(Osterhase), 復活祭の卵(Osterei)など、さまざまな風習に関する説明や贈り物が説明されています。 (うさぎ君が、画面を横切るまで待って下さいね。)
- [2006年4月15日]
女性版画家ケーテ・コルヴィッツ(Käthe Kollwitz: 1867-1945) の回顧展が 本日4月15日(土)から6月11日(日)の期間,町田市立国際版画美術館で開かれています.ケーテ・コルヴィッツは, ナチスに抵抗し戦争に対する憤りと苦悩を表現した画家として知られています. 今回は,版画だけでなく,素描や彫刻を含め,およそ1600点が展示されます. また,4月29日14時からは,千足伸行氏(成城大学教授)による「愛の画家ケーテ・コルヴィッツ " 社会的芸術" の視点から」という講演も計画されています. 「ケーテ・コルヴィッツの日記 : 種子を粉にひくな」 も2003年にアートダイジェストから出版されています(税込み2,520円)ので興味のある方は,お読み下さい. また,Käthe Kollwitz Museum Kölnも是非ご覧ください.
ケーテ・コルヴィッツ展
場所: 町田市立国際版画美術館
時間:4月15日(土)から6月11日(日) 10時〜17時(土日,祝日は17時30分まで)
休館:月曜日
入場無料日:4月15日(土), 4月19日(水)
休館:一般 600円,大高生 400円, 65歳以上 300円,中学生以下 無料
問い合わせ先: 町田市立国際版画美術館 042-726-2771- [2006年4月13日]
春の独検の申し込みが4月1日から始まっています。 受付期間は、4月1日〜5月19日(金)(消印有効)です。今回の試験は、3級と4級のみ。 学習院大学も、今年度から会場校として復活しています。本屋さんの受付は、5月18日までですから注意しましょう。 今回の試験実施要領はこちらを参考にして下さい。
- [2006年4月12日]
ドイツ語の実力を認定してもらえるテストはいろいろありますが,2006年から TestDaF(=Test Deutsch als Fremdsprache) を日本でも受験できるようになりました. まずは,このTestDaFの簡単な説明から.
(1) テストの性格:TestDaFを受け一定の成績をとれば, ドイツ連邦共和国の大学で認可される語学能力証明書を得ることができます.
受験地: ドイツを含め,世界中で受験できますが,2006年現在,日本では,獨協大学と佐賀大学の2か所です.
試験の回数: 年に4回行なわれます.何度でも,受けることは可能です(ただし,日本では, 目下年に2回のようです).
(4) テストの内容: (a) 読解力(Leseverstehen), (b) 聴解力(Hörverstehen), (c) 文章表現力(Schriftlicher Ausdruck), (d) 口述力(Mündlicher Ausdruck)の4技能が試されます.
(5) 評価: それぞれの技能は,3段階で評価されます.TDN 3, TDN 4, TDN 5 のように呼ばれます(TDNとは,TestDaF-Niveaustufe の略).TDN 5が一番よい成績です.
日本語の説明(informationen_jap.pdf)によれば,「 4項目のうちTDN 4を2つ以上取れば,ドイツの大学で専攻生として認められますが, その場合は,余分なドイツ語コースを受けなければなりません. 4項目のうちTDN 5を2つ以上取り,他の出願書類が受理されれば,学部専攻生となることができます」 となっていますが,ドイツ語での説明と若干内容が異なっています.
国内受験地情報:獨協大学では,受験の受け付けが4月24日〜5月30日(6月27日(火)試験), 9月28日〜10月10日(試験日11月14日(火))です.
(7) 受験料: 110 ユーロ.(およそ1万6000円くらい)
過去の試験の情報など,詳しいことは, TestDaFのサイトをご覧になり,
Prof. Dr. Angelika Werner (angelikaATdokkyo.ac.jp)か Prof. Dr. Takashi Yahaba (tyahabaATdokkyo.ac.jp) まで お問い合わせ下さい.(スパム防止のため,@をATに変えてありますのでご注意.)- [2006年4月10日]
気がつくとドイツの新聞 Die Welt, Frankfurter Rundschau, Der Tagesspiegel や,オーストリアの新聞 Der Standard, Kronen Zeitung にも,Sudoku が掲載されています. 日本では,ナンプレとも呼ばれる数独(すうどく)は, 「正方形の枠内に1~9までの数字を入れる」ゲームで, 目下,欧米で大流行です.
ドイツのウィキペディアの Sudokuを見ると, その起源はスイスの数学者 Leonhard Euler が18世紀に, Carré latin(ラテン方陣)と呼んでいたものに遡れるようです.
その後,アメリカの雑誌Math Puzzles & Logic Problems で取りあげられたことがあったようですがブームにはならず,日本のパズル雑誌『パズル通信ニコリ』 での連載を,偶然に旅行中に発見したニュージーランドのWayne Gould氏が, 6年かけてソフトウエア化し,その後,ロンドンのTimes社にパズルを提供したところから, 欧米でのブレイクにつながったそうです (現在,「数独」はパズル出版社「ニコリ」の登録商標です).
ちなみに,ドイツのWikipediaでは,Sudokuは, 中性名詞で,複数形は,Sudokus,2格では語尾が付かない使われ方が されています.2005年11月29日に, ドイツで初代の「数独マイスター」(Sudoku-Meisterin) になったのは,シュパンダウ出身の Kerstin Wögeさんだったそうです.
数独のルールを知りたい人は「ニコリ」による解説ページ を,Sudokuの解き方を数学的に考えてみたい人で, ドイツ語が読める人は(誰だ?), http://de.wikipedia.org/wiki/Sudokuをご覧ください. それにしても,不思議な日本の輸出品ですね (「数字は独身に限る」= 数独なんて誰が考えたのでしょうか?).- [2006年4月9日](スペリングミス修正)
高田博行・渡辺学(編訳)の『ライプニッツの国語論:ドイツ語改良への提言』 (本体2000円+税)が 法政大学出版局(3月の新刊) から出版されました.ライプニッツ (Gottfried Wilhelm Leibniz 1646-1716) と言えば, ドイツのライプツィヒ (Leipzig) 生まれの天才数学者・ 哲学者・政治家・外交官として有名ですが,当時,まだ学問の言語はラテン語でした. そこでライプニッツは,ドイツ語を学問をやるに耐える言語として確立しようと,「ドイツ語改良への提言」を行なっていたのです. その文書が学習院大学研究成果刊行助成金を受け,今回初めて日本語になりました.
さて,クイズです.
ライプニッツは,本当に多方面に才能のある恐るべき天才科学者でしたが, 彼の業績ではないものを以下の選択肢 から選んで下さい.
a. 微積分法, b. 二進法による論理計算, c. 法典改革, d. 正書法制定, e. モナド論, f. ベルリン科学アカデミー創設
解答はこちら- [2006年4月8日]
「鳥インフルエンザ ドイツからも鶏輸入停止」というニュースが4月7日に (http://www.news24.jp/55883.html) で流れました. 「日本がほぼすべてを輸入に頼っている鶏のヒナは、これまでドイツ産が14%を占めていた」そうですが, これが輸入禁止になったとのこと.
「鳥インフルエンザ」問題は,急速に全世界に拡大していますが, Miki Reisen GmbH では, 2006年 ヨーロッパ鳥インフルエンザ情報を提供していて,概観を得るのに参考になります. 異種の生物へ感染するように変化を遂げる「H5N1ウイルス」,非常に怖い存在ですが, 現在のところ「70度の熱を加えることでウィルスは消滅」という情報もあり,少し安堵します. ただ,鳥だけでなく,ネコ,ムナジロテン,気がついたら人間にまで感染しているという報告があり, 今後,この種のウイルスがどのように「突然変異」(Mutation)を繰り返して変貌していくのか, 目を離せない状況です.
ところで,「鳥インフルエンザ」,ドイツ語では何と言うかというと,「鳥」=Vogel ,「インフルエンザ」=Grippe なので,つなげて Vogelgrippe と言います. Vogelgrippe-Erreger H5N1 あるいは, Influenza H5N1 と呼ばれることもありますが, 今回のウイルス(das H5N1-Virus),今後の状況に注意していかねばなりません. 日本も決して安全ではありません.
ドイツ語の情報は,例えば VOGELGRIPPE(Spiegel-Online, 28. Februar 2006) が参考になります.- [2006年4月4日]
立教映画人特別上映会シリーズ 特別企画 映画上映会・講演会のお知らせが来ています. なんと,あのドイツの映画作家であり監督であるヴィム・ヴェンダース(Wim Wenders)氏【参照: (The Official Site of Wim Wenders)】 の作品を見て,本人に講演をしてもらう企画です.
日時:2006年5月1日(月) 18:00〜20:30
場所:立教大学 池袋キャンパス タッカーホール
上映作品: 『10ミニッツ・オールダー (Ten Minutes Older)』 (監督:ヴィム・ヴェンダース) (予定)
講演・講師: 「センス・オブ・プレイス(Sense of place)」 ヴィム・ヴェンダース(Wim Wenders)氏 (映画作家)
通訳:関口 千亜紀氏
主催:立教大学文学部(主管:文学科ドイツ文学専修,協力:文学科英米文学専修)
詳しくは, 立教大学広報課のページをご覧下さい.- [2006年3月31日]
荻野蔵平、保阪靖人、保阪良子著「ドイツを楽しもう!」が3月に小学館から発売になりました. 小学館ランゲージワールドの中で,すでに 「ドイツを楽しもう!」は紹介されています.使いやすい基本会話構文とともに, サッカーワールドカップ開催都市中心の観光情報が掲載されているのが特長です。 さて,ドイツへサッカーのワールドカップを見に行こうというとき, 持っていきたい本が増えてしまい困ってしまいますね.上の「小学館ランゲージワールド」 では,「立ち読み」ができますので,のぞいてみて考えて下さい.それでも分からない人は, 本屋さんで実際に手にとって確かめてみることを勧めます.
■出版社: 小学館
■著者名: 著/荻野蔵平、保阪靖人、保阪良子
■ISBN: 4095043512
■判型/頁: 新書判 /192頁
■定価: 1,575円(税込)- [2006年3月30日]
2006年4月5日(水)に,ベルンハルト・シュリンク教授(Prof. Bernhard Schlink)による講演が行なわれます. ベルンハルト・シュリンク教授というと,日本では, (新潮社で出版されている 「朗読者」 で有名ですが,現在は,フンボルト大学の法学部教授でノルトライン・ヴェストファーレン州の憲法裁判所判事でもあります. 専門は法学でありながら,「朗読者」のような小説以外にも,ミステリー小説も書くという多才ぶり.今回の講演も非常に楽しみです.
日時: 2006年4月5日(水)15:00−17:00
場所: 東京都新宿区戸山1−24−1
早稲田大学文学部 33号館2階 第一会議室(入場無料)
演題:「書くことへの道─学問的に書くことと文学的に書くことについて」 (通訳あり)
司会: 松永美穂(早稲田大学教授)
お問い合わせ: 早稲田大学文学部ドイツ文学専修(主任:高橋透) 03(5286)3645
「朗読者」という作品をまだ読んでいない人は,是非,この機会に読んでみて下さい.中盤からのどんでん返し,その後はどんどん作品の中に 引き寄せられて最後までいってしまうという<読者を引き込む力>を持った作品です.ドイツ語では, Diogenes Verlag から文庫本でDer Vorleserとして1997年に出版されています. 日本語で読んだ後は,是非ドイツ語でもチャレンジしてください.- [2006年3月26日]
渡辺 学先生が監修された 「デイリー日独英3か国語会話辞典」が3月24日に発売されています。 小型で持ち運びが苦にならない大きさ、しかも旅行先のさまざまな場面を想定していますので、 英語ではこういうんだけど、ドイツ語では何ていうんだろう、というように、ちょっと詰まった時に旅先で役立ちそうです。 「ブンデスリーガ観戦」、「修道院とワイン」の解説などは、旅先で時間があまった時の読み物にもなります。 税込みで1,575円、B7変形サイズ、384ページ、ISBN 4-385-12252-0です。
- [2006年3月24日]
3月23日の読売新聞に「村上春樹にチェコのフランツ・カフカ協会( Společnost Franze Kafky)からカフカ賞」を授与されることになった記事が掲載されていました. 実は,村上春樹(Haruki Murakami)は, ドイツ語圏でも翻訳が多数でており,かなり人気のある作家です. チェコのラジオニュース(ドイツ語版)では,<フランツ・カフカ協会の カフカ賞は,2001年に始まったばかりだが,過去に受賞した作家の内,2名が,その後にノーベル文学賞を受賞している>ことを伝えています. また,<「海辺のカフカ」という作品があることは偶然である>とフランツ・カフカ協会の理事長はこの作品と今回の受賞の 関連性を否定しています.この機会にあなたもドイツ語で村上春樹の作品を読んでみませんか? (ちなみに「海辺のカフカ」は,Kafka am Strandというタイトルで, DuMont Literatur und Kunst Verlagから出版されています.)
さて,クイズです. フランツ・カフカ(Franz Kafka, 1883-1924)というとドイツ文学の中に位置づけられますが, 生まれたのも没したところも,実はドイツではありません. そこで問題.
フランツ・カフカの生まれたところはどこでしょう?
a. Wien, b. Zürich, c. Prag, d. Straßburg, e. Antwerpen, f. Amsterdam 解答はこちら- [2006年3月22日]
2006年4月5日(水), 立教大学文学部ドイツ文学科主催で,多和田 葉子氏 (作家)の公開講演会が行なわれます. タイトルは,「日本語とドイツ語の間で」.
多和田 葉子氏は,ドイツ語と日本語で執筆活動をしている作家で, 非常に注目されています.すでに日本では,1993年、「犬婿入り」で芥川賞を受賞。ドイツでは, 1996年、バイエルン芸術アカデミーの、ドイツ語が母語でない作家におくられる「シャミッソー賞」を受賞しています.
講演会の詳しい情報は, 立教大学広報課の講演会のお知らせをご覧下さい.- [2006年3月19日]
日独スポーツコーディネーターとして活躍されている石井 学氏(学習院大学ドイツ文学科卒業生)の講演会が 学習院大学で4月,5月と相次いで行なわれます.
4月16日(日)ドイツクラブ講演会 (於 第20回オール学習院の集い)
演題 「ドイツサッカー史と今ワールドカップの展望」
場所:西1号館 106教室
時間:午前11時〜
5月18日(木)学習院大学ドイツ文学会講演会
演題未定
会場:西2号館 402教室
時間:午後5時〜
学習院大学ドイツ文学会での演題は,決まり次第,再びアナウンスします.
新着情報では,以前に石井学さんの新刊本の紹介をしましたが, サッカーだけでなく,ドイツの社会・文化に関する広い知識をお持ちの方です.4月からの NHKテレビ「ドイツ語会話」 にも登場するようです.楽しみですね.- [2006年3月17日]
学内の皆様,卒業生の皆様へ
学習院大学ドイツ文学会で出版している『研究論集』 第10号が完成しました. 内容は,『研究論集』 目次をご覧ください. また,3月20日発行予定の,『めじろだより』 第20号も印刷が完了しています. 近々配布予定ですが,内容は,『めじろだより』 目次で知ることができます.- [2006年3月16日]
日本であまり知られていないヨーロッパの作品を積極的に上演してきた,ドイツ人演出家ペーター・ゲスナー率いるうずめ劇場が,ハンガリー生まれのユダヤ人劇作家ジョージ・タボリによる ”笑劇(ファース)” 『我が闘争』を本邦初演します(アドルフ・ヒトラーの同名の自伝からとった名前で, 「若きヒトラーの姿を皮肉と矛盾に満ちた笑いで描いたもの」だそうです)。
詳しくは, うずめ劇場のサイトで.
九州公演公演は,すでに終了してしまいましたが, 東京公演は以下のように3日間行なわれます(その後は,大阪公演もあり).
【会場】 森下スタジオ(東京都江東区) (都営地下鉄新宿線/大江戸線「森下駅」A6出口より徒歩5分)
【日時】2006年3月24日(金)19時,3月25日(土)13時・19時,3月26日(日)13時
【料金】一般前売3000円、学生2000円 (当日は500円増し),ペア券5000円<
【チケット取扱い先】チケットぴあ (Pコード366-505)- [2006年3月13日]
第13回メディアとことば研究会のお知らせが届いています.
場所:東洋大学
日時: 2006年3月17日(金)午後3〜6時
利用会場:東洋大学白山キャンパス6号館6201教室
場所に関しては,東洋大学白山キャンパス をご参照ください.
当日ご参加も歓迎ですが、資料印刷や懇親会会場予約などの関係上、ご参加ご希望の方は、 岡本能里子(onoriko AT tiu.ac.jp)まで(AT は,アットマークに変換のこと)。
発表者: 宮副ウォン裕子(桜美林大学大学院国際学研究科教授)
タイトル: ジャンルとしての対談にみられる説得ストラテジー
発表者:渡辺学(学習院大学文学部教授)
タイトル:日独携帯メールテクスト比較対照 ー ドイツにおけるメディア言語学の現況を視野に入れて ー
詳しくは,ひつじ書房の案内板 をご覧ください.- [2006年3月10日]
ドイツの障害者が描いた絵画展「ベーテルから愛をこめて」が現在, パレスホテルで催されています. ドイツ北西部の都市,ビーレフェルト(Bielefeld)の ベーテル(Bethel)には, 「芸術家の家リュッダ」(Künstlerhaus Lydda)があり,そこで活動している28人の作品が展示されています. ネット上では,ビーレフェルト大学(Universität Bielefeld)の 学際領域研究センターで開かれた展覧会( Zentrum für interdisziplinäre Forschung)の一部を見ることができますが,非常に優れたものです. 東京での開催期間が3月13日まで(午前10時〜午後17時)と限られていますが,お時間のある方は是非どうぞ.
東京での展覧会の後,宇都宮,静岡,京都市などを巡回するそうです.- [2006年3月6,9日]
2月27日からドイツ語圏の新聞をにぎわしているトピックの1つに、「新正書法」の修正があります。文部大臣会議(Kultusministerkonferenz)がベルリンで開かれ、 この問題を一年間議論してきた正書法協議会 (Rechtschreibrat) が答申を出し、それを文部大臣会議(KMK)は受け入れました。 その答申内容は、
1. 規則編: Regeln(PDF-Datei, aufgrund zahlreicher eingebundener Lautschrift-Sonderzeichen, ca. 3 MB)
2. 語彙索引編: Wörterverzeichnis (PDF-Datei, ca. 1,1 MB)
3. 概要説明:Bericht des Rats(PDF, ca. 550kB) に分かれています.
(2006年3月8日に規則編と語彙索引編に分離されました.)
概要だけを知りたい人は,Bericht des Ratsをご覧ください.
中でも大きな修正点は、Pleite gehenと 新正書法で分かち書きされたものが、 再び分離動詞として一語としてpleitegehenのように書かれるようになる、という部分です。 部分的に、「旧」正書法へ戻ることになるわけですが、しばらく混乱しそうです。- [2006年3月4日]
Bunkamura ザ・ミュージアムでは, 2006年3月4日(土)〜4月9日(日) の期間 スイス・スピリッツ〜山に魅せられた画家たちという絵画展を開催します. スイスの山をテーマに,カスパー・ヴォルフ,セガンティー,ジャコメッティ,ホドラーからキルヒナー,クレー,アミエの作品のみならず, 写真,CGアート,オブジェ、インスタレーションを含め合計約120点に及ぶ作品が展示されます.詳細は,上記のサイトをご覧ください.
【会 期】2006年3月4日(土)〜4月9日(日) 開催期間中無休
【開館時間】10:00〜19:00(入館は18:30まで),毎週金・土曜日21:00まで(入館は20:30まで)
【会 場】Bunkamuraザ・ミュージアム
【主 催】Bunkamura,アールガウ州立美術館、,売新聞東京本社<
【入館料】 入館料(税込) 一般(当日1,200円,前売り1,100円), 大学・高校生(当日800円,前売り700円), 中学・小学生(当日 500円,前売り400円)- [2006年3月3日]
NHKラジオ「ドイツ語講座」の, 2006年4月から10月までの新プログラムのお知らせ.
NHKラジオ第2放送:<
放送時間:月〜土 午前6時45分〜7時05分,(再放送は同日)午後0時40分〜1時00分入門編:月曜日〜木曜日
Das Geheimnis der Geige(ゲンのバイオリン)
師:太田達也(慶応義塾大学専任講師)
バイオリニストをめざす少年「弦」(ゲン)と謎のバイオリンをめぐるちょっと不思議なストーリー. 丁寧な解説とバラエティ豊かな練習問題で,初級ドイツ語を学ぶ.
応用編:金曜日,土曜日
講師:浜崎桂子(神戸市外国語大学助教授)
ドイツの社会・文化をテーマにしたテキストを読み,中級レベルの文法を学ぶ. 旅行技術として身につけたい現地の情報を読み解くノウハウも伝授.なお,応用編の浜崎先生は,学習院大学ドイツ文学科の出身です.頑張れ!
- [2006年3月1日]
3月1日、大修館書店から、「新マイスター独和辞典」 が発売になりました。定価: 4,410 円(B6変型判・上製・函入・1620頁)で、小型辞典で最大の80,000語収録したこと、 情報・経済・環境を中心に新語多数採用、2005年完全実施の新正書法に対応、日本語索引 8,000語(和独辞典)などが 売りのようです。もうちょっと詳しい情報は、こちらをどうぞ。 初級から上級まで使える辞書ということです。すでに書店には並んでいます。
- [2006年2月28日]
トリノ・オリンピックが終了し,日本では荒川静香の金メダルとともに,「イナバウアー」という技が有名になりました. すでに報道されているように,Ina Bauerという技の名前は, その技で有名になったIna Bauerという実在のフィギュアスケート (Eiskunstlauf)の選手の名前から来ています. 彼女は,今年の1月で65歳になり,Krefeldでは今でも最も有名なフィギュアスケート選手のようです.
さて,トリノ・オリンピック,幕を閉じてみるとドイツ,オーストリアは圧倒的な強さでした. 詳しくは,ドイツオリンピック委員会の「メダル順位表」(Medaillenspiegel)をご覧ください. こちら→ http://www.nok.de/ergebnisse.php.ドイツは,<金11,銀12,銅6>,オーストリアは,<金9,銀7,銅7>. 上記のサイトでは,各国の入賞者(8位まで)の人数と名前が出ています.
さて,クイズです.ドイツ語でも,名前からいろいろなことが分かります. Ina Bauerの場合は, 名字のBauerは,ドイツ語で「農民」という意味の普通名詞です.また,名前の語尾が<母音> の時は,大抵,女性の名前です.でも時には例外もあります.そこで問題.
今回のドイツのオリンピック参加選手の母音で終わる名前を集めてみました.いろいろな言語の名前が混じっていますが, 以下の名前で,女性の名前でないものはどれでしょうか?
a. Martina, b. Claudia, c. Anni, d. Kati, e. Sylke, f. Ricco 解答はこちら- [2006年2月27日]
イヴォンヌ・シュピールマン教授(Yvonne Spielmann)の公開講演会 が、立教大学で行われます。ヨーロッパのメディア学に興味のある方は是非どうぞ。
場所: 池袋キャンパス 太刀川記念館3階多目的ホール<
日時:2006年3月2日(木) 16:30〜19:30
詳細は、立教大学のサイト情報をご参照下さい。- [2006年2月25日]
2月21日に岩波新書(新赤版,994)で 三島憲一著「現代ドイツ ー 統一後の知的軌跡 ー」(780円+税) が発売されました. これまでもドイツの統一に関した本は出版されていますが,統一後のドイツがどのように変遷してきたか, それ以前のドイツ語圏の歴史も振り返りながら,さまざまな「知識人」の言葉や行動を織り交ぜて書かれている 現代史,現代思想史を扱った本です. 以下は,この本の帯にも採用された筆者の「あとがき」からの引用:
本書のテーマは,統一に伴うナショナリズムの再燃を克服し,コスモポリタン・デモクラシーへの道を少しずつ 踏み出しつつあるドイツにおける知的・文化的論争の変遷である.同時に,そうした論争と実際の政治的アウトプット との錯綜した相互影響のありようを描こうともしてみた.問題は思想的な次元と深く関わる.その意味で,本書は 現代思想の一局面への小さな入門書という副次的な役割も持っている.
手軽な価格と大きさで,これだけの内容を読めるのですから,もちろんお薦めです.
- [2006年2月24日]
「赤ちゃんポスト」という言葉を聞いたことがありますか?ドイツ語では,Babynest とかBabyklappeと言い,この場合のNestとか Klappeというのは,口語で「赤ちゃんのベッド」のこと.
出産したけれども育てられない女性が,誰にも知られずに赤ちゃんを託すことができる施設で,ドイツにはおよそ70箇所あるそうです.
NPO法人「円ブリオ基金センター」(03-5211-8778)では, 3月19日10:00〜午後3:30,東京品川区のアワーズイン阪急 で,「赤ちゃんポストー ドイツと日本の取り組み」というビデオ上映会を行ないます.参加費3,500円.
Babynestに関しては,参議院の議員団が視察に行った時の 報告 にドイツの現状に関する部分があります.また,この時視察した,シュバービング病院 (Krankenhaus München-Schwabing)での Babynestに関するドイツ語の説明は,こちらの Babynestをクリックしてください.- [2006年2月21日]
日本では,連日冬季オリンピックや暗いニュースが報道されていますが,ドイツで2006年2月9日から2月19日まで開催されていたもの, といえばベルリン映画祭(Berliner Filmfestspiele 06)です. 金熊賞(Goldener Bär)という賞の名前を聞いたことがある人も多いはず. この映画祭,ドイツ語では,簡単にBerlinaleと呼び, http://www.berlinale.de/からその様子を知ることができます.この2〜3日,日本の新聞もその結果について, 多少報道していますが, ドイツ語の入口から入って, いろいろな作品の反響や評価を読んでみるのも面白いですね.また, videostreaming もやっていますので,Media Player などで一部の作品を見たり, 「46億年の恋」(46 oku nen no koi)の三池崇史監督と俳優の安藤政信さんのインタビュー を見ることもできます(日本語からドイツ語への同時通訳付き).大画面,大音響で迫力満点,というわけにはいきませんが, 2月18日の授賞式の雰囲気をちょっとだけストリーミングで味わうこともできます(青い髪の毛のNina Hagenが登場して歌を歌っていたりします. おっ!).
- [2006年2月19日]
日本独文学会のリニューアルホームページが正式運用を開始しました. これに伴い,http://wwwsoc.nii.ac.jp/jgg/は,2006年3月31日をもって終了します. 新規の日本独文学会ホームページは,http://www.jgg.jp/となりました. リンクをされている方,「お気に入り」に追加されている方は,urlの変更をしましょう.
- [2006年2月18日]
NHKテレビ「ドイツ語会話」は, 2006年4月から一年間,学習院大学ドイツ文学科の保阪良子先生が担当になります.
映時間:水曜午後11時30分〜11時55分,(再放送)月曜午前6時〜6時25分
4月から6月までは,<旅とサッカー>が中心. サッカー・ワールドカップドイツ大会直前ということで,4月号から6月号までの3冊を持ってドイツへ行こう, という企画です.Unterwegs mit Deutsch(ドイツ語で旅しよう!)
初心者が一言から始める「サバイバル会話」から,レベルに合わせてステップアップした表現を紹介.
ドイツ・サッカーを知ろう!
・その背景や,サッカーに関する名言,応援の言葉を覚えて,ドイツ・サッカー通になろう!
ワールドカップ開催都市案内
試合の行なわれる12都市とその周辺の観光情報保阪良子先生の他に,出演者は:中山エミリ,土屋礼央,クリスティアン・トリーベル,リーザなど
4月〜9月は,「乗馬留学」がテーマになるようです.どうそお楽しみに!さてクイズです.ドイツで行なわれるワールドカップ・サッカー大会.12の都市で行なわれますが, 12の都市の名前を全部言ってください.
ヒント:http://fifaworldcup.yahoo.com/ のサイトから,ドイツへ行こう(Auf nach Deutschland) をクリックすると...
解答はこちら- [2006年2月15日]
ドイツ文学科のトップページに2007年度からスタートする 「ドイツ語圏文化学科」 の紹介ページをリンクしました.少しづつ解説を加えていく予定です.お楽しみに.
- [2006年2月14日]
ドイツの雑誌,Der Spiegel の1月23日号は,「復讐のモラル:民主主義国家はテロリストを殺害してよいのか?」 Die Moral der Rache: Dürfen Demokratien Terroristen töten?がタイトルで, 目下日本でも上映中の「ミュンヘン」(スティーブン・スピルバーグ監督)が特集されています. 正味18ページに及ぶので全部読むのは大変ですが,最初の「復讐への権利」 (Das Recht auf Rache)と,「私はイスラエルのために死ぬだろう」 (Ich würde sterben für Israel)というタイトルの インタビュー記事は,なかなか考えさせられるものです.昨年, アメリカの雑誌Timeでもインタビューが掲載されましたが, それと比べてみるのも面白そうです. 「テロリズム」というアクチュアルなテーマで,評価も分かれる映画ですので,自分なりの立場で考えることが求められる作品だと思います. 時間がある方は,Der Spiegelの特集記事と, 上映中の「ミュンヘン」,両方お試し下さい. (http://www.allcinema.net/で, ある程度の評判を知ることができます.)
- [2006年2月11日]
いよいよ冬季オリンピックが幕を開け,お祭りムードが高まっていますが,お祭りといえばカーニバル. カーニバルと言えば,リオのカーニバルを連想する人も多いでしょうが,2月初旬から3月にかけて, ドイツ語圏でも実はカーニバル(謝肉祭,Karneval)のお祭りが, 盛大に行なわれる地域があります.それは, カトリック信者が多い南部ドイツ,オーストリア,スイス地域です(Fasching, Fas(t)nachtとも呼ばれます).
すでに13世紀にカーニバルが行なわれていた記録があるようですが, 「(辛くてて厳しい)冬を吹き飛ばす」(den Winter vertreiben) という意味合いが強かったようです.そんなドイツ語圏のカーニバルを知るサイトとして, Webseite für Deutschlernende --- Der Weg (ドイツ語学習者のためのサイト)の中の説明, karneval,karneval2 をまずお薦めします(簡単なドイツ語の説明と写真があります). ドイツでは,ラインランド地方(Rheinland)の都市, ケルン(Köln)のカーニバルが最も有名です. 専門のサイトもあり, ケルン・カーニバル博物館 (http://www.koelnerkarnevalsmuseum.de/)には,さまざまな情報が詰まっています. 今年は2月27日が「バラの月曜日」(Rosenmontag =「狂騒の月曜日」)ですが,この日にお祭りは最高潮に達し,さまざまな仮装や「馬鹿騒ぎ」を見ることができます.ネット上でも, いろいろな写真が公開されていますので,日本にいてもこの「第5の季節」の雰囲気をちょっぴり味わうことができます.
さて,クイズです.
ドイツでのカーニバルの期間は,いつから始まるでしょうか? (上のサイトを見れば,解答は分かります.)
1月1日, b. 2月2日, c. 10月10日, d. 11月11日, e. 12月12日 解答はこちら- [2006年2月9日]
トリノ(Torino)で開催される冬季オリンピックまであとわずかになりました. 意中の日本人選手を応援するのもいいですが,ドイツ,オーストリア,スイスといったドイツ語圏の選手を応援してみませんか? テレビ・インタヴィユーでドイツ語が聞けるチャンスでもあります. 各国が,どんな選手を出しているのかは,ドイツ語のwikipedia(http://de.wikipedia.org/)の Olympische_Spiele_2006で調べることができます.ドイツのオリンピック委員会のサイトは, http://www.nok.de/, オーストリアのオリンピック委員会のサイトは,http://www.oeoc.at/ です.いずれも冬季オリンピックには,優秀な選手を送り込んでいます(オーストリアのサイトは, ドイツのサイトより燃えている感じが伝わってくるような気がしますが,みなさんはどう思いますか?).
さて,クイズです.ヨーロッパの地名には,言語によって呼び方が違うものがあります. 例えば,今,スピルバーグ(Steven Spielberg)監督の作品, ミュンヘンが上映されていますが,ドイツ語の Münchenは,英語にするとMunichですね.
それでは, 冬季オリンピック開催地である「トリノ」(Torino)はドイツ語で何と言うでしょう? (これは選択問題ではありません.上で紹介したドイツ語のサイトを見ると,分かってしまいます)
解答はこちら- [2006年2月7日]
財団法人ドイツ語学文学振興会による独検 春の案内が届いています.春は,3級と4級のみです.
受験日:6月25日(日)
願書受付:4月1日〜5月19日(金)消印有効(書店・生協での払込みは5月18日(木)まで)
験定料:3級 6,000円,4級 4,000円
受験資格:制限なし
昨年度,受験しそこなってしまった人は,是非チャレンジして,自分の実力を確かめましょう.
ちなみに,検定基準のレベルは,パンフレットに以下のように説明されています:
4級:ドイツ語の初歩的な文法規則を理解し,日常生活に必要な基本単語が運用できる. (ドイツ語授業を約60時間受講しているか,これと同じ程度の学習経験のある人)
3級:ドイツ語の初級文法全般にわたる知識を前提に,簡単な会話や文章が理解できる. (ドイツ語授業を約120時間受講しているか,これと同じ程度の学習経験のある人)- [2006年2月4日]
2006年1月31日の読売新聞(夕刊)の「手帳」のコラムに,パウラ・モーダーゾーン=ベッカー (Paula Modersohn-Becker)(1876-1907)の展覧会が 紹介されていました.展覧会は, 神奈川県立近代美術館の葉山館で行なわれています(2006年1月7日〜3月26日). 講演会も3つ企画されており,すでに1つは終わってしまいましたが,2月5日締切,3月12日締切の講演会は, まだ申し込みが間に合います.ドイツ人女性画家であるパウラ・モーダーゾーン=ベッカーは, 「時代を先駆けた女性画家」として注目を集めています.短命だった彼女の生前に売れた絵は, ごく僅かでした.表現主義の先駆けといわれる作品を残したパウラ・モーダーゾーン=ベッカーは, 北ドイツの町,ヴォルプスヴェーデ(Worpswede) に22歳にして移り住みましたが,この町は,当時,さまざまな芸術家が集まった町としても有名です. 絵画に興味のある方は,この機会にパウラ・モーダーゾーン=ベッカーの展覧会を訪れてはいかがでしょうか. これだけ一度に彼女の作品が見られる展覧会は,ドイツ以外では初めてということです.
- [2006年1月31日][2月1日修正][2月3日クイズ追加]
2006年1月28日の朝日新聞に,「言葉違えば考え方も…独・仏語圏スイスを二分」という記事が載っていました. そこからの引用
「多言語国家のスイスでは,ドイツ語圏とフランス語圏の考え方の隔たりが「レシュティの溝」と呼ばれる. レシュティはドイツ語圏を代表するジャガイモ料理.「溝」の深さは,国民投票で二つの言語圏の結果が分かれた 時に際だつ.仏語圏は独語圏に比べ人口が少なく,国民投票で意見が通りにくい.そのため不満がくすぶりがちだが, 違いを正面から受け止め,溝を埋めようとする試みも見られる.」(ローザンヌ=郷富佐子)
ここで話題になった「レシュティ」について質問がありましたので,答えておきます. これは,ジャガイモ料理と言われてピンときた人もいると思いますが,ドイツ語のRösti のこと.日本語書きをすれば「レスティ」の方が近いのですが,ちょっと地域色を出して発音すれば, Röschti「レシュティ」のような発音になることもあります. では,「レシュティの溝」とは,何と言うのでしょうか?答えは,Röstigrabenです.
言葉が違い,文化が違う,と単純に言って「お互いに理解しあえない」のは不幸なことです. 違いを認識して歩み寄る,そんな重要な動きがスイスでも見られます.( ちなみに,輸入食品を置く店では,最近,フライパンで焼くだけになったRösti も購入可能です.なかなかおいしいですよ.)
さて,クイズです.ドイツ語圏のスイスでは,「レスティ」が代表的な料理として知られていますが, フランス語圏のスイスの代表的な料理は次の内のどれでしょうか?
a. ポトフ, b. ポンフリ, c. エスカルゴ, d. チーズフォンデュ, e. クルスタドオマール
この新聞記事を読んだ人は簡単です. 解答はこちら- [2006年1月28日][29日、2月1日修正]
日本におけるドイツ年(2005/6年)のためのオンライン懸賞を[2005年12月31日]新着情報でお伝えしましたが、 学習院大学ドイツ文学科では、3年生の鵜沢さん(一等賞)、荒井さん(一等賞)、 4年生の池田さん(二等賞)、合計3名が入賞しました。 ドイツ語のクイズに見事正解した3人、おめでとう! 今後も、いろいろな事にチャレンジして下さい。
- [2006年1月26日][1月27日解答追加]
1月27日という日は、何の日か知っていますか? 新聞などにも紹介されていると思いますが、1756年1月27日に、モーツァルト (Wolfgang Amadeus Mozart)が、オーストリアのザルツブルク Salzburg (リンク先:Stadt: Salzburg online)に生まれました。そして、 2006年1月27日は、モーツァルト生誕250年にあたるわけです。数あるモーツァルトに関連する サイトで、お勧めは、http://www.mozart.at でしょう。DAS MOZART HEUTE MAGAZINのサイトで、 ドイツ語でさまざまな情報を提供しています。PCのボリュームを上げておけば、 モーツァルトの音楽と映像をちょっとだけ楽しめます。
さて、クイズです。以下の指揮者の内で、
Wolfgang Amadeus Mozart gehört meine große Liebe."
(「私の大きな愛情はモーツァルトのものだ」→「私はモーツァルトを大いに愛している」), と言った人は誰でしょう?<
a. ヘルベルト・フォン・カラヤン, b. ズービン・メータ, c. カール・ベーム, d. 小沢征爾, e. ヴィルヘルム・フルトベングラー
簡単すぎましたか? 解答はこちら- [2006年1月24日]
学内の学生のみなさんへ
北2号館の近くに住むネコに関する掲示が出ているのをご存じでしょうか? ドイツ文学科ホームページにも「謎のネコ」としてその姿が紹介されていますが, 実は,謎が解けてきただけでなく,ちょっと大変なことになっています.
「謎のネコ」と呼んでいたのは,実は5歳の雄猫.「ペンちゃん」,「ニャン太」 などと呼ばれていたようです.昨年12月に足の肉球に怪我をして,哲学科の方が病院に連れていったところ, やっかいな病気にかかっていることが判明.目下,哲学科の方がめんどうをみて下さっていますが, 病気療養のための里親を募集しています.詳しくは,写真付きの掲示をご覧ください. 最近姿を見せないと思っていたら,こんなことになっていたんですね.
- [2006年1月21日]
German Rockは,日本であまり知られていないようですが, ヨーロッパでは1つの大きな勢力になっています.昨年は,実は,TOKIO HOTEL という16歳から18歳の4人組のグループが大ブレークしていました.「東京のホテルがどうした?」なんて聞くと, 恥をかいてしまいます.
メンバーは,リードシンガー兼ソングライター(Leadsänger/Songwriter)の Bill (16), その双子の兄弟でギタリスト(Gitarrist)の Tom (16), バス(Bassist)の Georg (18), ドラマー(Schlagzeuger)の Gustav (17) . シングルでヒットしたDurch den Monsun とアルバムのSchreiがGoldstatusに なりました.ホームページは,http://www.tokiohotel.de です.このサイトにアクセスして, Schreiにいきなりノックダウンされないように気をつけましょう!- [2006年1月18日]
NHK BS-1で, 1月18日,19日21時10分〜に「メディア操作の天才ゲッペルス」(前編,後編) および,1月20日21時10分〜に「証言・ヒトラーの最期」が放送されます. どちらも大変よくできたもののようですので,お見逃しなく!
- [2006年1月17日]
学内の学生のみなさんへ
本年度の卒論がでそろいました.論文のテーマを見て,これから卒論を書こうとしている方は, 本年度卒論題目のリストを参考にしてください.- [2006年1月15日]
以下の要領で、1月28日(土)に慣用句研究会が開催されます。 今回は、読書報告が1件。場所は、筑波大学になります。つくばエクスプレスに乗って、 ドイツ語の慣用句の話に参加する、というのはいかがでしょうか。
日時: 2006年1月28日(土) 15:00から17:00ごろまで
場所: 筑波大学総合研究棟A 108号室
読書報告:川口眞理氏
Eismann,Wolfgang: Gibt es phraseologische Weltbilder? Nationales und Universales in der Phraseologie
In: Hartmann, Dietrich/ Wirrer, Jan(Hgg.): Wer A sägt, muss auch B sägen. Hohengehren: Schneider, 2002, S.107-124.
会場への行き方:つくばエクスプレス(TX)で終点の「つくば駅」下車。改札(一カ所) をでて右手に進み、エスカレータ-か 階段で地上で出てバスセンターの1番乗り場で 「筑波大学中央」あるいは「筑波大学循環(右回り)か(左回り)」に乗り、 「筑波大学中央」で下車(バスセンターから10分ぐらい(260円)です)。 レンガ色と銀色の混在した新しい建物です。 筑波大学マップでも位置をご確認ください。
TXには「快速」、「区間快速」、「普通」がありますが、快速だと秋葉原 からつくば駅まで45分です。快速は秋葉原では原則、各時間00分と30分発があります。 区間快速は各時間15分と45分発です。秋葉原以外でも、北千住駅(JR常磐線、 東京メトロ千代田線、日比谷線接続)からTXに乗ることも出来ます。 北千住駅には、快速、区間快速どちらも停車します。 北千住の発車時刻は秋葉原の発車時刻のおおよそ10分遅れになります。 料金は、秋葉原−つくば(1150円)、北千住−つくば(1000円)です。 詳しくは、つくばエクスプレス でご確認ください。- [2006年1月12日]
六本木ヒルズ森タワーで, ドイツ・デザイン展「メイド・イン・ジャーマニーの80年」 と「東京-ベルリン/ベルリン-東京展」の2つが今月末から始まります. デザインに興味のある人,ベルリンに興味のある人,六本木ヒルズに興味のある人(?)は是非どうぞ.
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ドイツ・デザイン展「メイド・イン・ジャーマニーの80年」
アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52F)
期間:2006年1月28日(土)〜3月12日(日)会期中無休
時間:午前10:00〜午後8:00
入館料:一般¥1,500 / 学生¥1,000, 子ども(4歳〜中学生)¥500 3歳以下 無料
問合せ先:03-5777-8600
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東京-ベルリン/ベルリン-東京展
場所:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)
期間:2006年1月28日(土)〜5月7日(日)会期中無休
時間:午前10:00〜午後8:00(火曜日:午後5時まで)<
入館料:一般¥1,500 / 学生¥1,000, 子ども(4歳〜中学生)¥500
このチケットで、上で紹介した「ドイツ・デザイン展」にも入館できます.
問い合わせ先:03-5777-8600
http://www.mori.art.museum/- [2006年1月07日]
1月新春映画第2弾として,第55回ベルリン国際映画祭三冠受賞,銀熊賞(最優秀監督賞,最優秀女優賞)作品である 『白バラの祈り:ゾフィー・ショル,最後の日々』 (Sophie Scholl -- Die letzten Tage.)が シャンテ シネ(1月28日より)などでロードショーされます.その紹介文章を 引用します:
「数多くの映画賞に輝き,ドイツで観客動員100万人を突破!ゾフィーの壮絶な勇気に,世界がすすり泣いた。」
シューベルトを愛し,恋人に生きる喜びを語る女学生,ゾフィー.青春のただ中で人生を謳歌していた彼女に, なぜ命をかけた選択が出来たのか!?」
ヒトラー政権に立ち向かった21歳の女性ゾフィーの勇気に世界中の観客がすすり泣いた感動の実話」
なお,64年以来の超ロングセラーとなっている『白バラは散らず』 (未来社)と, 緊急復刊される『白バラの声 ショル兄妹の手紙』(新曜社) で予習しておくこともできます.なお,この作品は,第78回アカデミー賞外国語映画賞ドイツ代表作品となっていて, 受賞が期待されているものです.- [2006年1月06日]
日本におけるドイツ年2005/2006の一環として,昨年12月1日に記念切手が発売されていました. 図柄は,ルートヴィッヒ・ヴァン・ベートーベン(Ludwig van Beethoven)の肖像画(x1枚)と, ベンツ・パテントモーターワーゲンの絵(x1枚)とマイセン磁器の写真柄(x8枚)です.80円切手で10枚ですから,1シート800円です. ノイシュヴァンシュタイン(Neuschwannstein)城も,シート上に印刷されていますが, これは切手の図柄ではありません.なくならないうちに,1シートいかがでしょうか.
- [2006年1月05日]
昨年の夏に日本でも公開された「ヒトラー 〜最後の12日間〜」 (Der Untergang)のDVDが1月14日に発売になります(2004年,ドイツ,155分,税込み4,935円). 期間限定2枚組で,約3時間におよぶ特典映像付き,DTS音声です.2005年度アカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品で, 究極の「タブー」に挑んだこの問題作,ブルーノ・ガンツ(Bruno Gantz) の真に迫る演技,昨年見逃してしまった人はこの際にDVDでどうぞ.
なお,ヨアヒム・フェスト著の「ヒトラー 〜最後の12日間〜」(岩波書店1,995円,税込み)と, トラウデル・ユンゲ著「私はヒトラーの秘書だった」(草思社,2,100円,税込み)の2冊の本が,この映画の原作となっていると 言われています.映画の案内は,日活株式会社のサイトの、 Hitler のDVD紹介をご覧ください。- [2005年12月31日]
日本におけるドイツ年(2005/6年)のためのオンライン懸賞を知っていますか? http://www.doitsu-go.jp/で2005年10月1日から 2006年1月15日までやっています(終了が間近に迫っています!). 上記のサイトの簡単な説明を引用します.
このクイズはドイツ語、それもとっても簡単なドイツ語で行われます。 クイズの問題は初心者レベルのドイツ語知識でも簡単に理解できます。 正しい答えとほんのちょっとの幸運で、 あなたはすてきなドイツ語研修やその他の賞品を手に入れることができるのです!
例えば,「 ベートーベンってどこで生まれたの?」 「ブランデンブルク門ってどこにあるの?」 「どうしてドイツの国旗って黒・赤・金の三色なの?」 みたいな質問のようです.簡単ですね! さあ,残る時間はもうわずか.1月15日までにあなたのドイツ語力を使ってオンライン懸賞に あなたもチャレンジしてみませんか.「さあやってみよう!」
(画面の解像度を1024 x 768ピクセル, Internet Explorer 6 を使うのがお薦めだそうです.)- [2005年12月29日]
12月29日の朝日新聞に、ドイツの人気バンドWir sind Helden の紹介が載っていました。Von hier an blind.という第2作のアルバムが今年大ヒットして、 その中からシングルカットされたCDのB面(?)に"Saa Itte Miyô" (さあ行ってみよう)という日本語の歌詞で Von hier an blind.が歌われているそうです。
朝日新聞の引用ですが、歌詞の一部を紹介すると:「悲しくないから/泣きたくないから/きっと/止めたくないから/・・・行ってみよう」
ネットで日本語版を配信しているところもあるかも。まだ、このグループ、日本では知名度が低いですね。 上のサイトではアニメ化された4人(男性3人,女性1人)の姿を見たり,実際の曲を聞いたりできます。日本ではまだ ドイツの人気バンドWir sind HeldenのCDが発売される予定はないようですが, 歌詞や音楽など,日本でも十分にヒットする可能性がありますね.- [2005年12月27日]
今日は,Hさんからの2冊の本のお薦めです.
1冊目は,岩淵達治著 『水晶の夜、タカラヅカ』(青土社,税込み2,310円).
『水晶の夜 タカラヅカ』についての田村志津枝のコメント(東京新聞2005年12月25日): 「…されどなおこの世は不条理に満ちている、という思いから、 昨年末刊行の3.(この本)をあえてあげた。宝塚の第一回訪欧公演は、 「水晶の夜」と呼ばれるユダヤ人へのナチスによる大暴虐事件とぶつかっていた。 華やかな舞台は、そんな現実などつゆ知らぬげだ。」
2つ目は,W.G.ゼーバルト(鈴木仁子 訳) 『移民たち』 (白水社,税込み2,310円)
短い紹介文として, 「哀切を込めて描かれる4人の男たちの生と死. 異郷に暮らし、過去の記憶に苛まれる4人の男たち…… 医師、教師、大叔父、画家の生と死を辿る。蝶を追う『ナコフ』に導かれ、哀切を込めて描く。」 となっていますが,新しい小説の可能性を予感させるとかいった高い評価を受けている作品でもあります. ゼーバルトの作品としては,他に『目眩まし』, 『アウステルリッツ』という作品が,日本語で読めます. Winfried Georg Sebald (1944-2001)のこの作品のドイツ語版は, Die Ausgewanderten. Vier lange Erzählungen.というタイトルで, Fischer から2000年に出版されています.- [2005年12月24日]
Frohe Weihnachten!
- [2005年12月22日]
ジュディス・バトラー講演会が以下の日時に行なわれます. ジェンダー問題に関心のある方,現代の社会問題に関心のある方,大注目です.是非どうぞ.
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【ジュディス・バトラー講演会】
講演題目: "Undoing Gender"
講演者:Judith Butler (Univ. of California, Berkeley) 司会: 竹村 和子(本COE事業推進者)
日時:1月14日(土)14:00-17:30(開場は正午)。
参加自由(当日受付のみで、予約はいたしません。 講堂を用意しておりますが、満員になり次第、 申し訳ありませんが、入場を締め切らせていただきます。)
場所: お茶の水女子大学講堂(徽音堂) 交通機関の地図, 建物配置図をご参照ください. (24番の建物です。当日は正門=東門のみ開いています)。
※通訳あり。
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- [2005年12月21日]
クリスマス(Weihnachten)がもう直前という時期になりました。 商業主義に毒されている日本のクリスマスとは違い、キリスト教圏では、 この時期、聖なる祝祭を迎える準備が行われています。
「しかし、教会の一ばん美しい祝祭の一つは、冬のさなかまぢかにおこなわれる。それは、夜が一とう長く、 昼が一とう短いと言っていい時期で、太陽は、私たちの畑地に一ばん斜めにさし、 雪は野原を残りなくおおっている。つまり、クリスマスの祭なのである。」
シュティフター『水晶』S.8, 手塚富雄・藤村宏訳、岩波文庫,【ドイツ語の原作は,グーテンベルクプロジェクト の中のBergkristallで読めます.】
クリスマスマーケット(Weihnachtsmarkt)は、クリスマスを迎えるにあたって、さまざまな飾りつけや、 贈り物、食品などを購入できる場です。ドイツのさまざまな都市で目下行われている市場(いちば)を紹介しているサイト、 Die größten, schönsten und bekanntesten Weihnachtsmärkte in Deutschland 2005 がそんな中でもお勧めです。80以上のクリスマスの市場を写真付きで紹介しています。あなたも、ドイツのクリスマスマーケットを体験してみませんか?- [2005年12月19日]
国際子ども図書館では, 「もじゃもじゃペーターとドイツの子どもの本」 の展示会を以下の期間催します.「もじゃもじゃぺーター」と訳されているのは, もちろんあの有名なDer Struwwelpeterのことです. 知らない人は,あらかじめフランクフルトにある Struwwelpeter-Museum (Struwwelpeter博物館)で確認してから出かけましょう.
期間:2006年1月28日(土)〜7月2日(日) 午前9時30分〜午後5時 (月曜、日曜祝日、毎月第3水曜休館、5月5日は開館)
場所:国際子ども図書館3階 本のミュージアム
国立国会図書館国際子ども図書館 〒110-0007 台東区上野公園12−49- [2005月12月16日]
第25回ドイツ語ドイツ文化ゼミナールのお知らせが届いています. 今回のテーマは, ドイツの「魅力」--ドイツ語を使ってできること (Deutsch -- Möglichkeiten einer Sprache) です. さまざまな大学から,いろいろなドイツ語学習者が集まってくる合宿形式の会です.是非,この機会を利用して ドイツ語を学んでいるいろいろな人たちと知り合いになり,ドイツ語の力を磨きましょう. ドイツ語ネイティブスピーカーも多数参加します!
日時:2006年3月12日(日)〜16日(木)
場所:獨協大学新甲子研修所(最寄り駅は,東北新幹線白河駅)
〒961-8071 福島県西白河郡西郷村大字真船字馬立 1-8 tel. 0248-36-2131
費用:30,000円(4泊5日宿泊代,食事代,テキスト代,通信費,保険料を含む)
募集人員:90名程度(申し込み順)
申し込み締切: 2006年2月3日(金).応募者が定員を満たした時点で締切.逆に空きがあれば,締切後でも受付.
申し込み方法: 申し込みはこちら から,フォームに入力してください.
過去のゼミナールの様子は,こちら.- [2005年12月14日]
慶応義塾大学の大津由紀雄研究室では,来る2006年3月4日 に入門講義 ことばから心を探る --- 言語の認知科学(生成文法) を企画しています.以下,配布資料からの抜粋です.
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日時: 2006年3月4日(土曜日)午前10時から午後6時(ごろまで)
場所:慶応義塾大学三田キャンパス
趣旨: ことばに関心を持つ若い人々を主な対象として,ことばの研究が心の研究(認知科学)や脳の研究(脳科学) にも重要な意味をもちうることをできるだけわかりやすく説明し,この領域へ誘います.言語学や心理学の知識は必要ありません. 必要なのは知的好奇心だけです.
講師: 大津由紀雄(慶応義塾大学教授,言語科学会会長,東京言語研究所運営委員長,Ph.D)
磯部美和(明治学院大学非常勤講師,教育学博士)
対象:高校生,大学生,大学院生,社会人(教員を含む)
今回が初めての試みなので申し込み数を予測できませんが,多数申し込みの場合には,年齢の低いかたを 優先させていただきます.)
定員:50名
参加費(資料代などを含む): 高校生 3000円,大学生 4000円,大学院生 5000円,社会人 6000円
申し込み先: nyumon @ otsu.icl.keio.ac.jp に,
1. 氏名(ふりがな),2. 電子メールアドレス,3. 所属,4. 高校生,大学生,大学院生,社会人の別,5. 受講希望の理由
記入して,メールで.(上のメールアドレスには,SPAM 防止のために,2つのスペースが入っていますのでご注意)- [2005年12月13日]
学内の学生のみなさんへ
卒論の締切日,12月20日(火)が近づいています.卒論を書いている4年生は, 最後の追い込みに入っていますが,以下の3点にくれぐれも気をつけて下さい.
. 締切日締切時間は厳守です.12月20日16時が締切時間ですので,遅れないように. 正は,教務課提出ですが,時間間際になると大変混雑しますので,早めに出せるようにしましょう.
自分の論文のデータは,必ずバックアップをとっておきましょう. ぎりぎりになると,よくコンピュータが故障したり,プリンタが動かなくなったりします. パソコンやプリンタの故障は,論文を遅れて出す言い訳としては通用しません.
. 健康には十分注意しましょう.あと一息のところで,風邪をひいて寝込んでしまわないように.- [2005年12月10日]
昨日(2005年12月9日),サッカーワールドカップ ドイツ大会の抽選Auslosung が行われました。 FIFA-Weltmeisterschaft 2006公式ページ にもあるように、ドイツは、 Gruppe A(Deutschland, Costa Rica, Polen, Ecuador) に入り、Deutschland hoch zufrieden mit WM-Auslosung と伝えています。
日本は、すでに報道されているように、 Gruppe F(Brasilien, Kroatien, Australien, Japan) に入りました。 2006年6月12日に日本は、 KaiserslauternでAustralienと対戦, 6月18日、Nürnbergで、Kroatienと、 6月22日には、Dortmundで、Brasilienと対戦します。
サッカー・ワールドカップ、ドイツ大会を機会に、ドイツの地図を広げ、 直接ドイツ語のサイトのニュースを読めるように、ドイツ語やドイツ事情を学んで下さい。
FIFA-Weltmeisterschaft 2006(Official site)
Wikipedia -- Fußball-Weltmeisterschaft 2006
RP ONLINE NACHRICHTEN FUSSBALL NATIONALTEAM WM2006(ちょっと重い)
もお勧めです。- [2005年12月08日]
立教大学では、12月14日(水)に、 「ドイツ系企業で働く -バイエル社の事例を中心に」 という公開講演会が開かれます。ドイツ系企業内部の方が講師となっています。 関心のある方は、是非どうぞ。
日時:2005年12月14日(水) 18:00〜20:00
場所:立教大学池袋キャンパス 8号館8304教室
講師:岡 美保氏(バイエル株式会社コーポレートコミュニケーションズ室長)
受講料: 無料
申込: 不要
主催: 立教大学ドイツ文学科
共催: 立教大学キャリアセンター
問い合わせ先: 立教大学人文科学系事務室 TEL03−3985−2521- [2005年12月06日]
学習院ドイツ文学科の 冬休みの事務室開室時間のお知らせを掲載しました。
- [2005年12月05日]
学習院大学大学院ドイツ文学専攻博士後期課程出身の青木敦子さんが,哲学書房から 『シラーの「非」劇 ーアナロギアのアポリアと認識論的切断』という著書を出しました.
神の模写から自律する主体への構造変動を解析しつくした 本書は,21世紀思想のデュナミスの場だ」 という紹介からも分かるように,相当な力作です.前期シラーの「悲劇」(「非」劇)の謎に迫る本です. 学科でも購入予定ですので,関心のある方は是非ご一読ください.- [2005年12月04日]
11月26日にお伝えした,第36回天野杯ドイツ語弁論大会 ですが,12月3日(土)に行なわれ, 学習院大学ドイツ文学科から、「第2部 〜獨協大学学長杯〜」に参加した 佐多さんと安斉さんが(出場7組中)みごと準優勝を勝ち取りました.おめでとうございます! Gratuliere!
- [2005年12月03日]
日本独文学会の新しいサイトが試験的にスタートしています。 これまでのサイトと、新しいサイトを比較してみて下さい。 新しいサイトでは、xoops(ズープス)というコンテンツ管理ソフトが使われています。まだ完成している訳ではないので、部分的に情報が欠けていたりしますが、 これから充実していくと思いますので、新しいサイトも使ってみましょう。
- [2005年12月01日]
ドイツのアニメーション・フィルム展が以下のように開かれます。
日時:2005年12月9日(金)〜18日(日) 11:00〜19:00(最終日17:30まで)
会場:世田谷文化生活情報センター 生活工房 ワークショップAB (三軒茶屋キャロットタワー4階)
入場無料オープニングにあわせて、12月9日19時より、ドイツのアニメーション作家 Jochen Ehmann氏を迎えての交流会があります。 参加希望者はメールまたはファックスにて連絡してください。
→『ドイツのアニメーション・フィルム展:オープニング交流会』係
世田谷文化生活情報センター 生活工房 担当:黛・天野
Fax 03-5432-1559 問い合わせ:生活工房 ℡03-5432-1543- [2005年11月30日]
学内の学生のみなさんへ
学習院大学ドイツ文学科では、 日本独文学会のお知らせに公示されているように、2006年6月3日(土)〜4日(日)に日本独文学会2006年春季研究発表会を開催 します。目下、研究発表の受付をしていますので、興味のある大学院生はどんどん申し込んで下さい。また、学会当日には、学生のアルバイト がかなり必要になります。みなさんのご協力をあてにしていますので、よろしくお願いします。- [2005年11月28日]
「社会と行為から見たドイツ語」研究会(第8回)が、 2005年12月18日(日)に以下の要領で開催されます。興味のある方は、是非どうぞ。
日時: 2005年12月18日(日)、午後2時〜5時半頃
場所:慶應義塾大学三田キャンパス ・ 三田研究室棟地下1階第1会議室<
(JR田町駅、都営地下鉄三田駅下車)
研究発表:
①横山由広氏(慶應義塾大学):「ハルトマン・フォン・アウエにおける押韻語形の変遷についての一考察」(仮題)
②安井綾氏(学習院中等科):「『国際化』に対応する学校教育とは —外国籍児童生徒の増加を契機とする包括的教育政策の試み—」- [2005年11月26日]
12月3日(土)12:30〜から、 第36回天野杯ドイツ語弁論大会が開かれます。さまざまな大学からドイツ語を学んでいる人たちが参加します。 学習院大学ドイツ文学科からは、第2部 〜獨協大学学長杯〜(2人1組で、指定されたテキストを演劇調の演出で暗唱する。) に佐多さんと安斉さんが出場予定です。みんなで応援に行きましょう!>学内の方
- [2005年11月22日]
「ヒトラーの建築家 アルベルト・シュペーア」という映画の 一般,およびマスコミ向け試写会が行なわれます(DVD-BOX発売は12月23日). そして, このサイト から応募すれば,その試写会で観覧できます(ただし人数制限あり).
★場所 メルシャン品川IMAXシアター (品川プリンスホテル)
〒108-8611 東京都港区高輪4-10-30
★人数 (一般)計200名
★時間 2005年11月25日(金)
午前 9時30分 (開場),9時45分〜 解説,10時〜11時30分 (上映)そのふれこみの一部:
「ドイツTV界がヒトラーの側近にして、最期の友人であった軍需大臣アルベルト・シュペーアの栄光から終戦、 戦犯として裁判にかけられ、20年の禁固刑を終えたその後までを製作費17億円以上を費やし、 長い歳月をかけて制作。 真実のドラマが今、そのベールを脱ぐ!」
アルベルト・シュペーアに関しては,ドイツ歴史博物館(Deutsches Historisches Museum)のサイトの, Albert Speer(1905-1981)にドイツ語の解説がありますので,事前に勉強しておくといいでしょう.- [2005年11月20日]
東京新聞2005年11月19日(土)に、 ドイツ語復権じわりの記事が掲載されました。 ドイツ語学習熱が再燃している根拠として、以下の3つをあげています。
1. 2006年ドイツでのサッカー・ワールドカップ開催、日本代表出場.
ワールドカップや「日本におけるドイツ年」の影響で、 2.「NHKドイツ語会話」のテキスト販売が10月から好調。
3. 12月7日日本発売予定の「ぼくはシュナッピー」がブレイクの兆し。子ワニのシュナッピー(Schnappi)は、インターネットを 通じて人気が急上昇したキャラクターで、「ぼくはシュナッピー」(Schnappi, das Kleine Krokodil)はドイツだけでなく、 ヨーロッパ各国のCDランキングで軒並み首位を独占しています。 Schnappiのサイトでは、 シュナッピーのキャラクターを見たり,声を聞いたりできます。
東京新聞の記事は、最後に慶応大学総合政策学部藁谷郁美助教授による以下のコメントでむすばれています。
「ドイツ語の発音は、日本語の母音の読みに近く、規則性をある程度覚えれば発音はきちんどできる」
日本人はドイツ語を東欧諸国や中近東で話せる人が多いことを知らない。 今、日本は英語メディアからの情報に偏りがち。広い視野を持つためにもドイツ語は必要」- [2005年11月17日]
ことわざフォーラムのお知らせを11月10日付で流しましたが、 2005年12月16日(金)、17日(土)の両日、学習院大学では、 以下の研究会もあわせて開催されます。ことわざ研究会会員でない方の参加も可能です。
学生・留学生・若手研究者のためのことわざワークショップ
12月16日(金)18:00〜20:00 西2号館504号室
(ことわざ研究の現状を直視し、問題点を率直に話し合い、 研究の新たな可能性を探る初めての試みです。年齢制限はなく、 学生のことわざ研究を指導される先生方の参加も歓迎いたします。)
ゲスト:朴丹香氏(韓国協成大学校兼任教授)
アドバイザー:武田勝昭会員(和歌山大学教授)個別研究発表
12月17日(土)9:30〜12:00 南3号館201号室
・山本祐介会員(中央大学大学院)「ことわざ理解のメカニズム−認知言語学からのアプローチ−」
・ケイト・オカラハン会員(常葉学園大学講師)「ゲーリックのことわざに見る"神"」
北村孝一会員「"犬も歩けば"再考−その意味・用法と修辞の構造−」<
[司会=永野恒雄会員]- [2005年11月12日]
11月3日、秋の叙勲で、元学習院大学学長(元ドイツ文学科教授、学習院大学名誉教授)の 早川東三先生が、瑞宝中綬章を受賞されました。 10日には代表で勲記を受け取られたそうです。おめでとうございます。
- [2005年11月10日]
2005年12月17日(土)13時〜17時に <学習院大学ドイツ文学科、学習院大学ドイツ文学会>主催、学習院大学文学部文学会共催 による ことわざフォーラム(ポスターはこちら) が開催されます。 柳家 喬太郎(やなぎや きょうたろう) 師匠の落語に始まり、吉田 敦彦氏の「古代ギリシャの謎々」 と長谷川 啓三氏の「ことわざと身体」という2つの講演が続きます。さまざまな角度から、 「ことわざ」を考える催し物となっています。入場無料、ことばに興味のある方なら、 どなたでも大歓迎です。
日時:2005年12月17日(土)
13時〜 落語 柳家 喬太郎師匠
14時〜 講演:吉田 敦彦氏(学習院大学名誉教授)「古代ギリシャの謎々」
15時〜 講演:長谷川 啓三氏(東北大学教授)「ことわざと身体」
場所:学習院大学南3号館 201号室 学習院大学キャンパス内の地図はこちらで確かめられます。 主催:学習院大学ドイツ文学科、学習院大学ドイツ文学会、共催:学習院大学文学部文学会- [2005年11月05日]
学習院大学では、11月3日〜6日まで大学祭をやっています。 ドイツ文学科1年生Aクラスが本場のドイツソーセージが食べられる「ソーセージ販売」をやっていますが(北グランド脇の出店9番)、 11月4日は、午後2時ごろには売り切れてしまいました。5日、6日も朝からお店が開くそうですから、 ドイツのソーセージを味わいたい人は、早い時間にでかけましょう。
Die Würste ausverkauft? Das ist mir ganz Wurst." なんて言わないで!- [2005年10月29日]
11月10日から11月29日にかけて新宿パークタワーで 「日独サッカー交流展」が開催されます。日独のサッカー交流を写真で振り返るだけでなく、FIFAワールドカップ2006ドイツ大会 に関する情報、「Jリーグ百年構想」とドイツ、などの展示もあり、あわせて関連DVDの上映も行われます。ユニフォームやボール、 プログラムなどの関連グッズの展示もあり、サッカーファン必見かも。
11月13日(日)には、3階ホールにて、シンポジウムも企画されています。第一部が、 日独交流と「Jリーグ百年構想」の着想、 第二部が「Jリーグ百年構想」の取組&未来です。一般参加もできるレセプションもあります。
企画担当は、東京ドイツ文化センター・ドイツ年スポーツ担当プロジェクトです。- [2005年10月19日]
2005年10月27日(木)に、「言語政策研究の新しい可能性」 というタイトルで、 麗澤大学言語研究センター講演会が開催されます。
◇日時:2005年10月27日(木) 15:00〜18:00
◇会場:麗澤大学校舎1号棟6階 1603教室 麗澤大学へのアクセスはこちら
(千葉県柏市光ヶ丘 2-1-1 常磐線各駅停車「南柏」駅下車バス5分)
◇講演者:
平高史也氏 (慶応大学総合政策学部教授) 「総合政策学から見た言語政策研究」
木村護郎クリストフ氏 (上智大学外国語学部専任講師) 「言語政策研究における人間疎外をこえるために」
司会: 山川和彦(麗澤大学外国語学部助教授)
◇参加費:無料
◇主催: 麗澤大学言語研究センター(LinC)
◇問い合わせ先:研究センター事務室 TEL: 04-7173-3761- [2005年10月16日]
ドイツ大使館の隣、有栖川宮記念公園前で「日本にいながら"ドイツ文化の今" が五感にビンビン伝わってくるドイツ体感スクエア D-HAUS」 が出現しました。マイセン・ミュージアム・カフェ、ビール証券市場、「東ちづる ドイツ平和村」、 Dialog im Dunkeln、 ゼニア アート&ファッションギャラリー und mehr とにかくドイツを体感できる出し物がいっぱいです。
10月4日〜11月23日まで、月曜日〜金曜日は12時〜22時、土曜日は10時〜22時、日曜祝日は10時〜20時。 当日券は大人1300円、小中学生700円(チケットは1ドリンク付き)
チケットはいろいろな所で購入可能です。また、D-HAUSのちらしを手に入れると、100円引き、 来場者の中から抽選で5組10名にドイツ・ワールドカップのチケットが抽選で当たるそうです。- [2005年10月15日]
同学社から『ドイツ語史小辞典』が発売になりました。 著者は、いずれもドイツ語史の専門家である荻野蔵平氏(熊本大学)と斉藤治之氏(京都大学)です。 同学社小辞典シリーズのひとつとして発売になったもので、価格は3,000円(税別)です。 アルファベット順の項目説明のほか、附録として古高ドイツ語と中高ドイツ語の語形変化表や、 原典資料、入門案内書、字体一覧なども載っています。手元に一冊あると便利な辞書です。 (ISBN 4-8102-0062-0)
- [2005年10月7日]
2005年10月29日(土)に「ドイツ語キャラバン」が学習院大学に やってきます。
今年は、「日本におけるドイツ年」にあたり、全国でさまざまな催し物が行なわれています。 「ドイツ語キャラバン」も、その中の1つ。 東京ドイツ文化センター (Goethe-Institut, Tokyo)のスタッフであるドイツ人クルーが、 黒、赤、黄の3台のフォルクスワーゲン (Volkswagen-NewBeetle)に乗って全国の大学などを回っています。
そして、ついに、 10月29日 (学習院大学<イベント>のオープンキャンパスの日)に「ドイツ語キャラバン」が学習院大学キャンパスにもやって来ることになりました。 この機会に、ドイツの文化やドイツ語と触れ合ってみませんか? 日本語も堪能なネイティブスピーカも同乗しています。日時:2005年10月29日(土)12時〜13時
場所:学習院大学中央教室(銀色のピラミッド型校舎)前
内容:ドイツ語のラップを歌う、神経衰弱、クイズ、ことばあそび、ドイツ語教室、などなど盛りだくさん
主催:学習院大学ドイツ文学科、東京ドイツ文化センター
学習院大学の地図はここで
当日の学習院大学でのポスターはこちら- [2005年10月6日]
2005年10月10日(月)に、ドイツ文法理論研究会発表会 が開催されます。
日時:2005年10月10日(月)13時30分〜16時
場所:同志社大学新町キャンパス臨光館(2階)R212
(1) 講演:東郷雄二氏 (京都大学人間環境学研究科教授、言語学・仏語学)
題目:冠詞は何を表しているか -- 意味論と語用論のはざまで
(2) 研究発表:増田将伸氏(京都大学大学院)
題目:質問表現についての一考察 -- 質問の目的と対話文脈に注目して
* 会員でない方も参加できます。
** 東郷雄二氏が講演で扱うデータの中心は、英語の予定です。- [2005年10月2日]
ハーバード大学名誉教授、久野 暲氏による講演会 が10月7日(金)に以下の要領で開催されます。
講演者: 久野 暲氏 (ハーバード大学名誉教授)
題目: ことばの形と意味−統語的説明と意味的・機能的説明−
日時: 2005年10月7日(金) 16時30分〜18時
場所: 学習院大学西5号館201教室
入場無料です。- [2005年10月1日]
フランツ・ジムラー教授(ベルリン自由大学) による講演会が10月7日(金)に, 以下の要領で開催されます。
講演者:Prof. Dr. Franz Simmler
題目:Tendenzen deutscher Gegenwartssprache.
日時:2005年10月7日(金)17時から
場所:東京大学本郷キャンパス、独文研究室(文学部3号館4階)<
内容:「現代ドイツ語の傾向」というタイトルのもとに、1945年以降のドイツ語の発展傾向をさまざまな観点から扱う予定。- [2005年09月22日]
第2回独検セミナーが10月6日に以下の要領で開催されます。
今回のセミナーは、「独険2、3級を目指す方々のために」というタイトルが ついており、「2回目の開催となるこのセミナーでは2,3級の各級の特色や、合 格の水準、最新の過去問題を引用して実際の傾向と対策、試験に向けた学習方 法や、独検を受けることのメリットなどに関してわかりやすく、「ドイツ語技 能検定試験」実行委員の光野正幸先生からお話いだきます。」という説明がさ れています。2級、3級にチャレンジする人にとって、有益なセミナーかと思 われます。ただし、50名限定なので、申し込みは早めに。
日時:2005年10月6日(木)18:30 開場、19:00〜20:30 講演 及び Q&A<
場所:上智大学四谷キャンパス内ソフィアンズクラブ
講師: 光野 正幸先生(武蔵大学教授 財団法人ドイツ語学文学振興会理事長)
定員: 50名 (定員に達し次第受付を終了させていただきます。)
会費: 500円 (ソフトドリンク付)
詳細掲載ホームページ: 詳細お問い合わせ:財団法人 日独協会- [2005年09月21日]
ディートマール・ゴルトシュニッグ教授(Graz大学) による講演会が立教大学(9/28), 上智大学(10/3)に開催されます。
立教大学:
日時:2005年9月28日(水) 16:30〜18:30
場所:立教大学池袋キャンパス 12号館 第3・4会議室<
タイトル:『詩とその歌曲 -- メーリケとヴォルフ』(ドイツ語・通訳付き)
受講料:無料
問い合わせ先:立教大学人文科学系事務室 TEL(03−3985−2521)
上智大学
日時:2005年10月3日(月)15時30分〜17時
場所:上智大学中央図書館 L-812会議室
タイトル:亡命地アメリカでの古きオーストリアへの回顧 -- ヘルマン・ブロッホ『ホフマンスタールとその時代』 --
入場無料・ドイツ語
問い合わせ先:Tel./Fax 03-3238-3902- [2005年09月20日]
[学内ドイツ文学科学生の皆さんへ]<
経営学科専門科目『外国書講読・ドイツ語(小山)』 では、9月22日(木)4時間目に東2号館103室で、 チューリヒ大学経営学科教授、 ヘルムート・ディートル氏による講演会を行います。 この授業の履修者に限らず、興味のある方は自由に御参加下さい。 テーマは 「ドイツの大学での経営学教育」及び 「ドイツでの経営学の人気について」、 「ドイツ語による経営学の勉強」 などの予定です。ドイツ語でゆっくりと討論する予定ですので、 ドイツ文学科の学生にとっても、得られるものが多いのではないかと思います。
また、この日3時間目には、 西5201でディートル教授による、ドイツ語での経営学の授業 (通訳付)が行われます。ドイツ文学科学生にも有意義なものにしたいと思っています。ぜひ御参加下さい。- [2005年09月11日]
[学内ドイツ文学科の方々へ]
学習院大学ドイツ文学科のホームページを改装中です。 アイデアがあったら、どしどし事務室へ伝言してください (メモ用紙先頭に「ホームページに関する意見」と書いて、 助手さん oder 副手さんに渡してもらうのが確実です)。 リンクなども古いものが多数あるので、リンク切れの報告も歓迎です。- 2005年09月09日
10月9日(日)、10日(月、体育の日) に同志社大学で日本独文学会秋季研究発表会が開かれます。 当日のプログラムは、すでに 学会ホームページ に発表されています。 10月9日(日)の(14時30分〜17時30分の)シンポジウムV では、 「ニューメディアに映じたドイツ語の最前線」 があり、 高田先生、渡辺先生、院生の細川さんも登場します。
学会発表のタイトルを見るだけでも、いろいろと勉強になります。- [2005年09月08日]
第1回リテラシーズ国際研究集会が、以下の日時に開催されます。
時間:2005年9月17日(土),18日(日)
場所:井深記念ホール 早稲田大学国際会議場
タイトル:「ことば・文化・社会の言語教育」
詳しくは、 リテラシーズ国際研究集会のサイト で、 どのような講演や発表があるかご覧いただけます。 ヨーロッパの気鋭の研究者を迎えてのパネルディスカッションもあります。 言語教育に関心のある方は、是非どうぞ。- [2005年09月06日]
学習院大学ドイツ文学科卒業生の石井 学さんによる本が出版されました。
石井 学著 『ドイツへ行こう』(同学社) 2005年9月 価格(税込) 1,680円
ドイツサッカーのことはもちろんのこと、ドイツの文化、社会、 歴史について書かれているもので、よくできている本です。 70年代からのサッカーファン(複数)に言わせると、 「サッカーについての本や雑誌は山ほどあるが、これほど、 ドイツの文化、社会、歴史にも触れられている本はない」、 ということでかなり高く評価していました。- [2005年09月05日]
Ludwig Eichinger 教授 (Institut für Deutsche Sprache所長)による講演会。
時間:16時30分〜18時
場所:学習院大学 西2号館503教室
題目: Nach allen Seiten offen? Die Struktur der deutschen Nominalphrase in dependentieller Sicht.
(「あらゆる側に開かれているか?依存文法から見たドイツ語名詞句の構造」)
使用言語:ドイツ語(通訳付)
学習院大学文学会,学習院大学ドイツ文学科、ドイツ文法理論研究会 共催
[2006年4月9日]クイズ解答
d. 正書法制定が正解です.
ドイツ語の正書法は,もっと後の時代(18世紀〜19世紀)になって,「標準的」なドイツ語の確立と共に,ようやく整備されました.[2006年3月24日]クイズ解答
c. Prag(プラハ)が正解です.
当時はプラハは,ボヘミヤ(Böhmen)の首都で,オーストリア・ハンガリー帝国の支配下にありました. 現在は,チェコ共和国の首都です.
[2006年2月28日]クイズ解答
f. Riccoが正解で男性の名前です.
イタリア語では,-oで終わる名前は,男性名ですね. Claudiaは女性で, Claudioは男性です.[2006年2月18日]クイズ解答
ハンブルク(Hamburg), ベルリン(Berlin), ハノーファ(Hannover), ドルトムント(Dortmund), ゲルゼンキルヒェン(Gelsenkirchen), ケルン(Köln), フランクフルト(Frankfurt a.M.), ライプツィヒ(Leipzig), カイザースラウテルン(Kaiserslautern), ニュルンベルク(Nürnberg), シュトゥットガルト(Stuttgart), ミュンヘン(München) です.いくつ言えましたか?[2006年2月11日]クイズ解答
[ d ] 11月11日11時11分から始まります.この期間が終わるのは,
翌年の「灰の水曜日」(Aschermittwoch)です.[2006年2月9日]クイズ解答
Turinが正解.発音は, [turí:n]となり, 後ろの i がアクセントの置かれる長音です.[2006年1月31日]クイズ解答
[ d ] チーズフォンデュ(fondue)と言うと, スイス料理として有名ですね.[2006年1月26日]クイズ解答
[ c ] カール・ベーム(Karl Böhm,1894-1981)は,オーストリア (Österreich)のグラーツ (Graz)生まれ. モーツァルトを愛した指揮者として有名です.
- [2006年7月4日]