号数 | 題目 | 執筆者 | 備考 |
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50号 19年3月 |
『萬葉集』の歌と続紀宣命の表現 ―連体形準体句・ク語法― |
佐佐木 隆 | |
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『源氏物語』の「女」呼称と浮舟 | 内藤 愛理 | ||
『夜の寝覚』の中宮試論 ―胸の隙はあけしものを― |
勝亦 志織 | ||
香炉から往生へ ―『栄花物語』道長往生の夢告譚と源信浄土教の身体感覚― |
吉村 晶子 | ||
『潤一郎訳源氏物語』(「旧訳」)の表現特質 | 岩崎 美穂 |
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読者からの手紙/作者からの手紙 ―太宰治『水仙』を中心に― |
滝口 明祥 | ||
小学生新聞に見る「言い換え」 | 湯浅 千映子 |
51号 20年3月 |
十川信介先生を送る | 佐々木 隆 | ★十川信介先生古稀記念特輯号 |
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村上浪六と『太平新聞』 | 関 肇 | ||
露伴と一葉―〈お力〉登場まで― | 関谷 博 | ||
中島敦「弟子」論―師弟愛について― | 松村 良 | ||
「二者択一」の論理に抗する ―目取真俊「水滴」論― |
大原 祐治 |
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『風の歌を聴け』論―「自己療養」の可能性― | 加賀 喬 | ||
蜻蛉日記の研究 ―下巻の執筆がもたらした地平― |
和田 峰明 | ||
勝川春章「雪月花図」の考察 ―「花」が表す平安才媛― |
栫 佳奈子 | ||
無生物主語の所属関係の文 | 熊 鶯 |
52号 21年3月 |
『伊勢物語』における「友」・「友だち」 | 近藤 さやか | |
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雉と燕 ―夫婦愛から親子愛へ― |
宮下友里 | ||
『今昔物語集』におけるイヅク・イヅコ・イドコ話 | 上原 和実 | ||
平安中期・後期和文に見る「あたり」「わたり」「ほとり」の意味・用法 | 吉田 早織 | ||
〔永禄十一年頃〕写『盂蘭盆経私』翻刻 | 牧野 和夫 有賀 夏紀 安藤 慶子 宇野 瑞木 黒崎 良英 酒寄 さやか 陶山 裕有子 竹内 千智 山方 遥 |
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終助詞化した「し」 | 栗原 さよ子 |
53号 22年3月 |
『恋路ゆかしき大将』論―人形達が紡ぐ報いの系譜― | 毛利 香奈子 | |
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徳大寺家と説話の生成 ―徳大寺実定の左大将就任をめぐって― |
鈴木 啓子 | ||
『あらくれ』への道―女性/労働/搾取/自立― | 倉持 亜希子 | ||
良妻賢母の強迫―吉屋信子「良人の貞操」論 | 竹田 志保 | ||
< 破砕語彙 > コボル・コボツ・ヤブル(下二・四)・クダク(下二・四)の語義と『今昔物語集』における「壊」の訓釈小考 | 禹 旲穎 |
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「恋愛」にまつわる慣用的表現 ― < 恋愛 > の概念的特性の日本語・アラビア語の対照研究― |
アルモーメン・ アブドーラ |
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感情動詞の補語についての一考察 ―「ニ」と「デ」について― |
村上 佳恵 | ||
日本語母語話者による使役やりもらい文 |
瀬戸 彩子 |
54号 23年3月 |
長嶋先生のこと | 兵藤 裕己 | ★長嶋善郎先生古稀記念特輯号 |
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追悼・中村生雄先生 | 兵藤 裕己 | ||
宇治十帖大君考察 ― < 音 > < 声 > をキーワードにして― |
喜屋武 翔太 | ||
南朝歌壇の研究 ―耕雲の歌風をめぐっての一考察― |
神長 亜友美 | ||
『宝蔵』考―「徳利」をめぐって― | 中島 真理 |
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チュワン語の指示代名詞における3語形による二分法と日本語
―「近称・遠称・他称」による三語用法(壮語=僮語:チワン語北方方言)― |
安部 清哉・ 黄 于榕(協力) |
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韓国のウェブトーン(webtoon)に見られる新しい漫画表現に関する考察 | 権 敬珉 | ||
「そして・そうして・それから」の意味機能―置き換えから見た機能の相違― | 竹内 直也 | ||
「時間」にまつわる慣用的表現― < 時間 > の概念的特性の日本語・アラビア語の対照研究― | アルモーメン・アブドーラ | ||
『今昔物語集』の「飲」の訓釈「すする」「のむ」について | 南波 千春 |
55号 24年3月 |
『源氏物語』篝火巻における死者の影 | 塩見 優 | |
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笛が形成する平敦盛―篳篥・横笛から青葉の笛へ― | 田代 幸子 | ||
『抛入狂花園』考 | 黒澤 愛子 | ||
< 心境小説 > のメカニズム―尾崎一雄「芳兵衛もの」の場合― | 山中 知子 | ||
新聞折り込みチラシにみられる体験談における「半信半疑」の存在意義 | 大谷 鉄平 |
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「消息」「会話」に於ける係助詞の相違―平安前期・『落窪物語』を中心として― | 松岡 千賀子 | ||
福井方言におけるアスペクトの研究―「~ツンタ」「~テンタ」「~テモタ」を中心に― | 佐々木 秀仁 |
56号 25年3月 |
光源氏を絶対化する四つの表現 | 吉村 研一 | |
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黄表紙『荏土自慢名産杖』研究 | 猪俣 貴寛 | ||
吉屋信子『花物語』論―中原淳一の挿絵との関連について― | 森山 祐子 | ||
御伽草子25作品における人称詞「殿」の用法 | 田澤 志人 | ||
感情形容詞の使用実態―属性形容詞との対比を通して― | 村上 佳恵 |
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小学校配布物から情報を得るために必要な語彙の探索―使用頻度の高い語彙に注目して― | 地引 愛 |
57号 26年3月 |
古代語体系から近代語体系への移行期における和漢対立語の意味変化 ―「のがる」「まぬかる」を例として― |
久保 香珠 | |
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中国詩詩語「敧枕」(枕をそばだつ)用法変遷論 ―宋詩篇― |
中山 大輔 | ||
聞き手知識を前提とする「ナニ」の機能について―ナンダカラ、ナンダッタラ、ナンナラ、ナンダガを例に― | 竹内 直也 | ||
連体修飾用法の感情形容詞と非修飾名詞の意味関係 ―うれしい人、うれしい話、うれしい悲鳴― |
村上 佳恵 | ||
比較・選択の陳述副詞「ドチラカトイエバ」―中立・非中立の2つの用法― | 申 在景 |
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動詞・副詞・形容語の「和語対非和語語種比率」(RJF)による現代日本語文体の計量的比較考察 | 蓮井 理恵 |
58号 27年3月 |
学習院大学日本語日本文学科蔵『源氏物語』「藤袴」巻 翻刻 | 武藤 那賀子 富澤 萌未 竹田 由花子 橋本 裕香子 |
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「花たちばなの香り」考 | 田邊 留美子 | ||
『太平記』における『史記』受容の一側面―項羽の垓下歌を中心に― | 田中 靖子 | ||
『心学早染草』善玉悪玉の影響 ―寛政から文化・文政まで― |
関原 彩 | ||
東アジア諸語における〈数〉に関する発想と表現―名詞の単数と複数をめぐって― | 禹 旲穎 |
59号 28年3月 |
武蔵野の屋敷林 | 山本 采香 | |
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山本有三『路傍の石』序説 ―吾一の立身出世主義― |
吉田 和佳子 | ||
武田麟太郎「苛める」論―〈自虐〉せずにはいられない人々―― | 森安 惟澄 | ||
『源氏物語』英訳研究 ―〈言語的差異による物語の体裁〉Edward G.Seidensticker訳を中心に― |
元島 淳志 | ||
男が泣く日本文学の系譜を探って―男主人公が最も泣く『夜の寝覚』― | 安部 清哉 |
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コロケーション情報による連体詞型接辞性字音形態素「当」の考察 | 張 明 |
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「生活者」としての中国人の日本語学習に対するビリーフ | 王 丹 |
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ピア・リーディングにおける学習者間の互恵性 | 康 継文 |
61号 30年3月 |
宮内卿の研究 | 鈴木 和泉 | |
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伝中院通躬筆『狭衣物語』巻一翻刻(下) | 青木 祐子 鈴木 幹生 勝亦 志織 近藤さやか 千野裕子 |
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『親敵討腹鞁』―兎のキャラクターについて―― | 古庄 るい | ||
はじまりの地としての渋谷 ―国木田独歩「武蔵野」― |
伊東 弘樹 | ||
月の神話的表象―消された月を巡る一考察― | 狩野 萌 |
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「生活者としての外国人」に対するオノマトペ指導 | 山内 裕美子 |
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「生活者」としての中国人の日本語学習に対するビリーフ | 王 丹 |