学習院大学の就職力
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21てバランスよく配置するようにしています。講師の数が増えてきているので、課題も多くて、特に大変なのが、質や思いを統一することですね。そこで、対策として5、6年前にグループ淡野 それでは、最後にみんなのメンタイの未来への展望、そして、私はこれがやりたいという思いを教えてください。森本 より一体感を醸成するために、それぞれの講師の意志を尊重できるような仕組み作りをしたいです。班の中で密な議論や話し合いがあって、それが全体に反映されるのがベストだと思います。講師はそれぞれの思いを持っているので、それがいろいろなところから湧き上がって、全体に影響を及ぼすようなシステムを構築するのが目標です。早川 メンタイのような制度が他の大学にも広がってほしいですね。また、視野を広げて、海外企業への就職希望の学生を集めた班を作るのもぜひ実現させたいです。重内 実行委員会に入って、より学生のためになる試みを企画したいですね。具体的には、メンタイの数日間だけで終わるのではなく、その後も続けて会ったり、話し合いができるような仕組み作りですね。まずは自分ではじめようと今年受け持った班の学生と年に3回会うことを決めました。川瀬 今はツールや情報ばかり多くて、悩んでしまっている学生が多いと思うので、学生に自ら考える力をつけさせたいですね。そのためにはまず、仕事に興味を持ってもらうことが必要です。興味が湧けば、自ら調べようという思いも芽生えるでしょうから、とにかく、質問を担当制を導入して、リーダー講師への指導をグ※4ループ担当講師に任せるようにしました。このように、よりよくするためにメンタイのシステム自体を考えられるのが醍だい醐ご味だと思いますね。ぶつけて考えさせるようにしたいです。奥田 現在はプロジェクトマネージャーとして運営面を見ていますが、メンタイが始まった頃は私も淡野さんも26、27歳でした。それを考えると、今のその世代でも必ずできるはずですから、思いきって任せていこうと考えています。メンタイを活性化するという意志を若い世代の中に育てることが大切だと思います。淡野 若い人はパワーもあるし、熱い思いもありますから、どーんと任せたい。世代交代は外に向けてもアピールしなければいけないことで、目に見える違いも必要ですから、たとえば、個人的な考えではありますが、1月のメンタイでは遅いという意見もありますから、規模を縮小したミニメンタイとして、夏の陣、秋の陣であったり、その他、10月に行うメンタイガイダンスで模擬面接を徹底的にやって、学生に自分たちの現状を知ってもらう機会にしようかなとも思っています。厳しい就活戦線を一人では走りきれない学生を自力で走れるようにするのが、私がつなげていきたい思いです。そのためには、講師陣へのサポートは惜しみませんから、若手も要望があればなんでも言いにきてください。今日は、後輩たちの熱い胸の内を知ることができて、メンタイの未来は明るいなと実感しました。これからも「私がやります」の精神で頑張っていきましょう。本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございました。これからもよろしくお願いします。第1回 1991年3月30日~31日参加学生45人 講師6人 人事関係の仕事をしている卒業生に限定して口コミで講師を集めて開催した。第3回 1993年2月27日~28日参加学生197人 講師19人 申し込み時に履歴書、自己PRの提出が始まり、女性の講師も登場。第14回 2004年2月7日~8日参加学生541人 講師82人 女性講師が1班に1人に増え、班と講師をシャッフルして面接を行う交流戦が始まった。第17回 2007年2月17日~18日参加学生607人 講師137人 学生数が600人を超え、講師だけでは追いつかないということでサポーター制度を導入した。第19回 2009年1月31日~2月1日参加学生1030人 講師184人 希望者の全員受け入れを開始した結果、参加学生は1000人を超え、スケジュールは分刻みになった。第20回 2009年12月26日~27日参加学生1133人 講師204人 留学生と理学部及び大学院の班を新設。理学部の学生には、研究内容を簡潔にわかりやすく説明することを重点的に指導。第23回 2013年1月5日~6日参加学生1303人 講師255人メンタイ23年の歩みを振り返る!メンタイ講師座談会淡野健さん早川陽介さんメンタイの未来に向けて決意表明※4 グループ担当講師:複数班を1グループとして、運営進捗や各班の指導内容を管理する、さらに個別指導担当と役割は広域となる(毎年役割は変化する)

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