学習院大学の就職力
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3うです。――大学本来の教育である専門教育の取り組みは。 実習を重視しています。少ない人数で教員と学生、あるいは学生同士が議論できる体験は非常に重要です。また最近は、「コメントペーパー」を使った双方向型の授業を行う先生が増えてきました。昔は先生が一方的に話すケースが多かったのですが、学生に授業の感想やわからないことを書いてもらい、次の授業で質問に答えたり、いいコメントを紹介したりして、授業に生かしています。――グローバル化が進み、語学教育の重要性が叫ばれています。 英語力のある学生向けに集中的な学習を行うプログラムを設けています。全体の底上げとしては、国際的なビジネスで必要な英語力を測るテスト「TOEIC」の受験機会を増やし、得点をクラス編成の参考にするとか、留学の際に必要となることの多い英語力テスト「TOEFL」の受験機会を提供することもはじめています。また、第2、第3外国語を学びたい学生がさまざまな語学を選択できる体制もとっています。――ボランティア活動をする学生を支援する仕組みもあるそうですね。 他の学生への刺激になるので、海外でボランティア活動する学生をサポートする奨励金制度を作りました。また、東日本大震災で自主的に活動
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