学習院大学の就職力
30/71
30を多角的にサポートしているほか、日々、就職活動や進路に関する学生のさまざまな相談に応じている。たとえば、「企業に提出するエントリーシートを書いてみたが、これでいいのか不安」という学生が訪れると、その場で添削してアドバイスしたり、「今日これから面接に行くのだけれど、自信がない」という学生が訪れたならば、その場で職員が面接官となり、面接のシミュレーションを行ったりもする。もっとじっくり話を聞いてほしいという学生には、キャリアカウンセラーの資格を持つ職員が時間をかけてアドバイスする個別相談の体制も敷いている。 また、キャリアセンターは、就職活動に関する情報が集まる場所でもある。学習院大学に寄せられる求人情報が集約されるのはもちろん、先輩たちの就職活動体験記や業界研究リポートも閲覧できる。なんといっても貴重なのはOB・OGの名簿だろう。業界別、企業別にファイリングされた名簿を見て、学生は志望業界・企業の先輩たちを探し出し、その先輩たちに連絡をとって、OB・OG訪問に有効に活用している。 受験生や保護者にとって、「キャリアセンター」と聞いても、いまひとつピンとこないかもしれない。大学の「入り口」を扱う部署が「アドミッションセンター」なら、学生の就職支援など、卒業後の進路、いわゆる大学の「出口」を扱う部署が「キャリアセンター」である。かつては、就職部・就職課といった名称が一般的だったが、最近では「キャリアセンター」という名称で時代に即した幅広い役割を担っている大学が増えている。学習院大学キャリアセンターでは、職員が学生の4年間に積極的に関わり、それぞれの学生の特性を把握した上で就職や進路についてアドバイスしている。キャリアカウンセラーによるアドバイス就職に関する情報の宝庫 キャリアセンターでは、多種多様な就職支援プログラムを企画・運営して、学生の就職活動キャリアセンターの窓口には、ひっきりなしに学生が訪れる。気軽な会話が交わされ、温かい雰囲気。キャリアカウンセラーがマンツーマンで相談にのってくれる「キャリア相談室」。予約制だが、空いていれば、すぐにも話を聞いてくれる。求人情報やOB・OGの名簿、先輩たちの就職活動リポートなど、キャリアセンターは情報の宝庫。そもそもキャリアセンターとは?学生一人ひとりの就職や進路を強力にサポート
元のページ