学習院大学の就職力
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32コーヒーやランチをしながら就職相談できる「キャリアセンターカフェ」オープン!TOPICS 学習院大学キャリアセンターでは、平日の11時30分〜13時の間、会議室を開放し、「キャリアセンターカフェ」をオープンしている。この時間帯の出入りは自由で、学生同士の就職活動に関する情報交換の場として利用できる。「カフェ」と称しているのは飲食自由ということ。飲み物や軽食持参で、あるいは、お弁当を食べながら、和気あいあいと学生たちが集える場所となっている。「自己分析やエントリーシートを一人で考えると行き詰まってしまったりするのですが、他の学生はどのように書いているのかいろいろな意見が聞けるので参考になります。ここで顔見知りになって情報交換するようになった友人もいますし、頑張っている学生を見ると、自分も頑張ろうという気持ちになります」(文学部日本語日本文学科の女子学生) また、キャリアセンターカフェにはキャリアセンター職員も参加し、ともにランチタイムを過ごしながら学生の相談に応じている。相談といっても、〝いかにも〞という雰囲気はなく、「世間話」の延長で就職相談ができる気軽さがあり、学生にも好評だ。「もう4回ぐらい来ています。就活の報告だけでなく、人生の悩みとかいろんな相談にのってもらっています。金融を志望していましたが、ここで話しているうちに、いまひとつ志望動機があやふやだということに気づかされました。もう一度、自己分析をし直して、なぜ金融なのか? なぜこの業界を選んだのか? と振り返っているところです」(文学部日本語日本文学科の男子学生) キャリアセンターに併設された場所だけに、職員はこまめに顔を出して学生たちの会話に加わるし、学生のほうから隣の部屋の職員に声をかけたり質問もできる。さらに、キャリアセンターを訪ねてくるOB・OGが学生の相談に応じたり、エントリーシートの添削や面接指導を行うこともあるなど、キャリアセンターカフェは、いわば学生同士、学生とキャリアセンター職員、そして、学生とOB・OGとのつながりが持てる場となっている。「突然、キャリアセンターの窓口を訪ねるのは、なんだか敷居が高いという学生もいるので、もっと気軽に利用してもらおうという発想で『カフェ』をはじめました。ここで就職活動に対して同じような悩みを持っている学生に出会うこともあるでしょうし、中には、自分と同じ業界、同じ企業を志望している学生と出会うこともあるようです。お互いに悩んでいることや情報を共有したり、同じ目標を持つ仲間を見つけることで、就職活動がつらいものから楽しいものに変わっていくようです」(同・淡野さん)

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