学習院大学の就職力
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43なり、世界最大のコンテンツ企業であるワーナーエンターテイメントに転職を果たしました。「学生らしい学生生活」が学習院に受け継がれるDNA 学生時代に力を入れたのは中学から続けてきたテニスです。 当時は「将来のため」「就職のため」という意識は全くなく、リーグ戦昇格という目標にひたむきに打ち込む毎日でした。これって学生らしいですよね。 運動部における推薦入学が行われていない環境下で、たとえ個人の力が及ばずとも、代々受け継がれる厳しい練習や部則で培われた「チーム力」で団体戦に勝利できた経験は、スポーツのみならず社会の中で直面するさまざまな事態にも生かされていると実感します。けがが理由で選手として出場できなかった最終戦、悔しさはありましたが、チーム全員で勝ち得た勝利とリーグ戦昇格に心から感動できた経験は、学生時代最大の財産です。 これは信頼関係がものをいう形のない商品を扱う業界に在籍する今の私の大きな武器となっています。 当時、ベンチャー企業が新卒の社員を広く募集しはじめた時期でもあり、自分にも開拓のチャンスがあるのではと、新興の映画配給会社に就職しました。 そこで5年過ごすと視野が広がり、映画だけでなくコンテンツ全体として多彩なビジネス経験を積みたい、語学面でもチャレンジしたいという思いが強く社会に出て初めて気づく学習院の特別なつながり 今でも、当時の仲間とテニスをしたり、飲んだりの付き合いは健在です。大学にもちょくちょく顔を出しますが、社会に出て周りを見ると、ここまで大学と密接なつながりを持っている人はめったにいないということに気づきます。初等科から学習院にいるので、学校とのつながりが当たり前になっていましたが、実は恵まれた環境であることを最近特に実感しています。今でも仕事で顔を合わせる人もいますし、直接知らなくても共通の知り合いがいたりするので親近感を覚えます。卒業してもなお学習院の輪は広がっています。やりたいことを見つけられた。振り返ると学習院の環境ってすごく恵まれているQ.学生時代の目標は何でしたか?サークルのチームのリーグ戦昇格と大会出場のレギュラー入りです。1・2年は個人の上達が主でしたが、学年が上がるごとに「チームのため」という目標にシフトしましたね。Q.現在、学習院とのつながりは?業界セミナーやメンタイで関わっています。学生と話すのは初心に帰れる貴重な時間です。はしづめ ともあき2003年・法学部法学科卒業ゼミ/刑法 部活・サークル/硬式庭球部

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