学習院大学の就職力
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46先輩方の熱意に救われました 私が就職について意識しはじめたのは3年の秋。当たり前の話ですが、唐突に自分の1年後をイメージしなさいと言われてもそう簡単なことではありません。私自身、自分の1年後に思いをはせてみたのですが、全く何も浮かびませんでした。それで、不安になって、まずは仕事について知ろうとOB・OG訪問をはじめました。 学習院には後輩思いの先輩が多いと聞いてはいましたが、お会いする前はやはり不安でした。しかし、最初にお会いした先輩が評判通りに優しく、ずいぶん親身になってご自身の仕事についてだけでなく、面接での社会の第一線で活躍するOB・OGとの出会いが進路を決めた野村リビングサポートプロパティマネジメント部春日 倫さん態度やわかりやすい話し方など、丁寧に教えてくださり、不安はなくなり、以来、不動産からホテル業や金融までいろいろな職種のOB・OGを訪ねました。中には、忙しい合間、電車での移動中ならといって話をしてくださった方もいらっしゃいましたし、プライベートで終電を逃して困っていた私をご自宅に泊めてくれたOBもいらっしゃいました。 OB・OG訪問で、たくさんの情報を収集できましたが、自分自身が何をしたいかはなかなかはっきりさせられないでいました。そのきっかけを与えてくれたのが不動産業界で活躍する先輩でした。動かしている金額、事業の規模の大きさに衝撃を受けると同時に、その世界に身を置く自分が明確にイメージできたのです。関われることすべてに首を突っ込んでほしい 就活の中で最も難関と思われた面接は、OB・OG訪問のおかげで社会人との会話を楽しめるようになっていたこともあって、つまずくことなく無事、希望していた企業から内定を頂けました。 現在は、投資用賃貸マンションの運営管理が主な仕事です。その物件の価値を上げるためにどうすればいいか多角的な視点から考えています。学生時代に自ら動いて、さまざまな人と接した経験が役立っています。 メンタイの講師をしていて、サークルにも部活にも所属してQ.学生時代に熱中していたことは?先輩の紹介ではじめたテニスインストラクターです。社会に出て、お客様に満足していただけるような態度や言葉遣いなどたくさんのことが学べましたし、責任感をもって仕事に臨むという社会人としての基礎を身につけられたと思います。Q.後輩に伝えたい面接の心得は?ずばり、案ずるより産むが易し。考えるのではなく、行動することが大切です。手始めにOB・OG訪問をして、社会人と接することに慣れてください。かすが ひとし1992年・経済学部経営学科卒業ゼミ/経営戦略について研究 部活・サークル/テニスサークル 学生時代の座右の銘/迷ったら進め
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