学習院大学の就職力
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5今年4月、新設しました。――就職活動の解禁時期が「大学3年生の3月」に繰り下げられることになりました。 3年間は学業にウエートを置けるという意味では、いいことだと思います。でも学生はそれまで何も考えなくてもいいかといったらそうではありません。それまでに社会や業界のあり方などを学習しないといけないし、各自のキャリアについても1年生のうちから意識させる指導が必要な時代だと思います。2013年、教育学科を新設。国際社会学部新設の構想も――「新しい学習院大学」の未来像をどう描いていますか。 新設した教育学科では、将来教員になろうとする若者たちの質を高めることが重要になります。次代を担う中心となる小学生を教えるのが教員です。世界に目を向け、多様性を理解できる教員を育てる学科にしていきたい。そして今、国際系の学部である「国際社会学部」を新設する準備を進めています。構想中の新学部だけでなく既存の4学部を含め、グローバル化の流れに対応した要素を拡充していくことは当然のこと。社会状況の変化に応じて、教育システムを対応させていくのは非常に重要だと思っています。 (構成 学事支援部・名倉透浩)木村 透読売新聞東京本社学事支援部長きむら とおる社会部、読売ウイークリー編集部などを経て2010年から現職。
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